成功の為には、準備が大切

成功の為には、準備が大切

昨日、20年以上前に取り付けられたトステムのアルミサッシを修理してきました。

輸入住宅ビルダーの私がどうして国産サッシのメンテナンスに行くのかと思われた方もいると思いますが、当時の上げ下げ窓には輸入のパーツが一部使われていたのです。

それが、スパイラルバランサーと呼ばれる建具の吊り金物。金属の棒状のものがそれなんですが、実は古いバランサーはこの形状のものとは少し違うものが付いていました。

勿論、古いバランサーと同じものは、今でも手に入れることは可能なんですが、その先に取り付ける樹脂製のバランス・シューの形状から考えると、既存のものと同じでは取付けが難しいと考えました。

そこで、このサッシの溝の中に入る大きさのバランス・シューとそれに適合するスパイラルバランサーを、ダメ元でいくつかピックアップして輸入しました。それらを持ち込んで、実際にサッシに合わせてみると、既存のものと組み合わせて使う部品類はことごとく使えませんでした。

そこで、全く違う部品類を使って、既存のサッシ枠や建具に装着出来るか試行錯誤を繰り返してみた処、このようにうまくバランサーを交換し、窓を復旧することが出来ました。

トステムは、既にこのタイプの窓のアフターサービスをしていませんし、部品類の在庫もありません。国産サッシに輸入の窓部品。こんな組み合わせでサッシを直せる人間は、恐らく日本でも私だけかも知れませんね。

でも、この組み合わせを思い付くに当たって、その他多くの部品を調達していましたから、それらの調達費は勉強代ですね。まあ、何かに使える時も、そのうち来るかも知れませんし・・・。

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