お知らせ : ページ 384

京都の3階建て木造建築

京都研修旅行の第2弾。今回は、鴨川沿いにある高級料亭「鶴清」(つるせと呼びます)をご紹介します。

この料亭は、護岸からせりだす形で、床(ゆか)と呼ばれる大きなウッドデッキが備え付けられています。昼間も利用可能なのですが、やはり夏の日差しが強く夕涼みを楽しみながらの料理とお酒が最高です。(川床は夏季限定なので、9月末で終了ですが・・・)

この川床は、先日の台風の大雨や洪水の被害もなく普段通り営業されていましたから、川上の壊滅的なダメージとは無縁でした。

この建物で驚きなのは、高級料亭というだけでなくご覧頂いた通り、巨大な3階建ての木造建物だということです。今の建築基準法からすれば、きっと建てることが出来なかったでしょうが、昔の大工の技術と国産木材の粋を集めて造られたのでしょう。

内部は宴会の出来る大広間などがありますから大きな地震など来たら、きっと大きな被害を受けると思いますが、木造建築独特の柔軟性を生かして、壊れても倒壊しない状況を創り出してくれるような気がします。

実は、この倒壊しないというのは非常に大切なことなんです。つまり、地震や火災の際に人に逃げ道を与えたり、押し潰したりしない状況を少しでも長く生み出してくれるのです。勿論、何のダメージも受けないでくれれば、素晴らしいですが・・・。(鉄骨は、高温の火に当たると、短時間で強度を失い一気に崩壊してしまいます)

私たち ホームメイドも、古くなっても価値ある輸入住宅を造っていきたいものですね。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

次回は、鶴清の大広間にある床の間の風情をご紹介したいと思います。

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昨日までの3日間、京都に研修旅行へ行ってきました。

3日共、絶好の観光日和でどこに行っても暑い。でも、抜けるような青空。気の置けない仲間との素晴らしい旅行でした。

写真奥は、京都御所内の紫宸殿。天皇陛下の玉座のある建物です。巨大な檜皮葺きの屋根の寝殿造りがそれです。扉が解放されているので、その玉座も見ることが出来ました。

普通こういった場所は、隠しておくところでしょうし、写真撮影なんかも禁止っていうところが多いのですが、全てオープン。こんなところからも開かれた皇室を目指す姿が窺えます。

今上天皇の即位の際には、この玉座を自衛隊のヘリで皇居まで運んで儀式を行ったそうな。相当デカイものですから、結構な費用も掛かったでしょうね。

それにしても、何度か京都を訪れていますが、京都御所の中に入るのは初めてでした。(どうも昔から権威というやつが苦手なんでしょうね)

誰も住んでいない広大で豪華な御所を維持管理していくだけでも相当な国費を使っているのでしょうが、これも国の威信や文化を世界に表すのに必要なんでしょう。

予約がないと入れないようですが、どうぞ機会がありましたら行ってみて下さい。欧米人、アジア人問わず、外人さんも結構いますよ。何人も排除しないお上の精神を、料簡の狭い日本人がいたら見習うべきでしょうね。

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こういう施工でも大丈夫なんだぁ

以前、輸入サッシであるマーヴィンのダブルハング用網戸ピンを購入頂いた方から、窓のロックが壊れたので部品の調達をして欲しいという依頼を頂いた。

マーヴィンの窓ならメンテナンス用部品はしっかり在庫があるので大丈夫だろうと思っていたのだが、メールで送られてきた写真を見てビックリ。

普通の横開き(竪滑り出し)のケースメント・サッシかと思いきや、通常下が開くように施工するオーニング窓を90度回転させて施工している。

だから、窓を開閉するオペレーター・ハンドルの位置とロックの位置が、あべこべの逆の位置になっているのだ。また、いつものMarvinの窓とは部品の形状が違うので、同じ住宅でメーカーが違うものを使っているようだ。

こういう使い方もあるんだなぁと感心したが、でも雨仕舞や見た目という点ではリスクがある施工方法には
間違いない。だから、真似しちゃダメですよ!

伺ったカナダのサッシ・メーカーは、全然知らないローカルな会社だったが、取り敢えずホームページから問い合わせを入れてみた。まだメーカーから返事がないのでどうなるか不明だが、いろんな案件が舞い込んできますねぇ。お困りの方は、お問い合わせ下さい。

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輸入サッシのバランサーは、消耗品です

週末にアメリカの樹脂サッシメーカーであるミルガード社のシングルハング(上げ下げ窓)を上げ下げする為のバランサー(バランス)と呼ばれる部品を調達出来ないかという相談を九州から頂いた。

樹脂サッシは、アルミや木製よりも断熱性が高く、価格も安いのが魅力ですが、使われるバランサーも種類が豊富なので、どの部品が適合するか建築のプロでも見極めるのが大変だろうに、それが一般のお客様ならそれこそどうしていいか分からないだろう。

因みに、このバランサーは、糸でサッシを吊るタイプ。おおよそ10年で交換が必要となる部品ですが、17年も持ったというから大したもんだ。

バランサーは、サッシの建具を吊っている大切な部品ですからこれが機能しなくなると開け閉めするのが困難となる。だから、お客さんは不安だったでしょうね。

Milgardという窓会社も輸入住宅ブームの際にはたくさん施工されたと思うが、そのメンテナンスの面倒まで引き受ける住宅メーカーは本当に少ないのが現実だ。

ホームメイドでは、ミルガード社の窓を施工したことはないが、このまま放っておく訳にはいきません。直接北米のメーカーに問い合わせした処、日本の輸入代理店経由連絡して欲しい旨返信があった。

でも、こういう手間が掛かってお金にならない仕事をちゃんとやってくれるだろうか。だって、その代理店だってその窓を実際にそこに売った訳じゃないんだろうから、面倒を引き受けたくないのが本音だよね。

とにかく私共は、やれるところまでやりますよ。尚、窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。お困りの方は、お問い合わせ下さい。

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強い風雨の時は、窓からの侵入に気を付けて!

今朝、会社に来る際、車のところまで行くのに傘を差していったのですが、風が強くて傘の骨が折れそうでした。きっとビニール傘なら、使えなくなっていたかも知れないですね。

写真は、先程撮影した会社付近の風景です。意外と静かなように見えますが、今は結構風雨が強くなっています。台風18号は、既に豊橋付近に上陸して、名古屋からは遠ざかっていっているはずですが、この台風は西側の雨雲もしっかりしているみたいです。

さて、こういう風の強い雨の時は、輸入住宅の窓は気密がいいが故のトラブルが発生します。

それが、雨漏り。国産の引き違い窓のように下にレールが走っていて、構造的にあまり気密性がよくない窓は、水が少し入ってきても逃げ道が多く存在するので、自然と外に排出されるのですが、気密性が高い窓では、少しでも水が抜けるような部分を突いて侵入してきます。

(何ヶ所もあると、一方から入って、一方から抜けていくのですが、たった1ヶ所しかない場合は、入る方向しかなくなるという訳です)

特にこうしたトラブルが多いのは、掃出しサッシと呼ばれるスライディング・パティオ・ドア。台風の時は、屋外側のレール付近にテーピングをしたり、タオルのような布で隙間を覆ってしまうと風による雨の侵入を防げますから、試して下さいね。

あと、こうした雨の後には、窓を開けてサッシを乾かしてあげることをお願いします。特にアルミクラッドという外側だけにアルミが被覆された木製サッシは、木部に付いた水分や湿気が抜けにくいですから、窓を開けて十分に乾燥させることが長持ちさせる秘訣です。

台風の影響がこれからという地域の皆さんも多いと思いますが、どうぞそういったことに気を付けて対応して下さいね。また、秋にはもっと多くの台風が来ますから、このことを常に忘れずにいて下さい。

輸入サッシはデリケートですが、手入れを間違えなければ長く愛して頂ける素晴らしい窓ですから・・・。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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収納用には、いいドアですよ

私たちが、収納用によく使う木製ドアがこちらです。材質は、ヘムロック(米ツガ)の無垢材。

元々は、白木の無塗装品なんですが、自然オイル等で着色するとこんな感じになるんですね。だから、もっと白木っぽくしたり、真っ白で塗装することも可能です。

そして、2枚で1つとなっている折れ戸(バイフォールド・ドア)を、2組使って広い開口の収納を実現しています。勿論、そんなに大きな壁がないような場所では、この片側の1組だけでも使うことが可能です。

このドアは、5フィートの幅がありますから、約1.5mの幅、高さは2mの開口の造り付け両開き収納となっています。

また、折れ戸の特性上、コンパクトに開くことが可能ですからベッドや机が近い場所に設置したり、狭い廊下に施工したりするには持って来いという訳です。

デザインは、片側1組をご覧頂くと分かりますが、ドアの框(かまち)が6つ付いていることから、6パネル・ドアとか、コロニアル・ドアとか言われています。框とは、ドアの表面に付けられた四角い凹みの部分のことです。

コロニアルと呼ばれるのは、アメリカの植民地時代に一般化したデザインだからだと思われます。ですから、北米の家にあるものやホームセンターで売っているドアでは、このデザインを非常に多く見かけます。

また、1組の折れ戸のデザインで、通常の洋間ドアもメーカーが作っていますから、これらを同時に施工すると全てのドアのデザインが統一されるのです。だから、インテリアが非常に美しく見えるんですね。

私たち ホームメイドの輸入住宅をご覧頂く機会がありましたら、是非そういった部分も見て下さいね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ホーチキ 火災警報器一部 電池容量あるのに故障警報

2008/01~2008/03までに製造した住宅用火災警報器「SS-2LIA-10HC」で、通常使用状態で約10年間動作が可能なところ、内部タイマーによって使用開始後5年6ヶ月で電池切れ検知機能が働き自動的に警報を発することから、メーカーが無償交換する。

電池切れ検知機能が働き自動的に警報を発した場合でも、電池電圧が低下するまでは火災検知を行っている。

商品:住宅用火災警報器
商品記号:SS-2LIA-10HC
製造時期:2008/01~2008/03
対象数量:計3,000台
製造番号:
2008.01.200001~201000 1,000台
2008.02.200001~201000 1,000台
2008.03.200001~201000 1,000台

※商品記号は本体裏面に記載
※製品梱包箱には「SS-2LIA-10HCB」と記載
※商品記号「SS-2LI-05HC」は対象外

連絡先窓口: ホーチキ
0120-998-882(携帯・PHS可)
03-4588-6721(IP電話等つながらない場合)
受付時間:9:00~17:00(土日祝、7月第1月曜・年末年始・会社指定休業日除)

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高級感を出すなら、チェリー・カラー

昔から高級家具に使われていた色、それはチェリー・ブラウン。赤みを帯びた茶色には、何故か深みを感じるようです。愛知県半田市のレンガ積み輸入住宅、K邸に施工したカナダの輸入キッチンもこのチェリー・ブラウンのオーク・ドアを採用しました。

黒いキッチン・カウンターと相まって、更に重厚なイメージになっています。また、オークの男性的な力強い木目と高級感のある色目がピッタリ合いますね。キャビネットの取っ手も、クラシックなものを選びましたよ。

写真右のトール・キャビネットの中段に大きく口が開いているスペースは、電子オーブンレンジを入れる場所。勿論、事前に大きさを確認して、レンジが丁度入るように計算して発注したものです。

ガスレンジやレンジ・フードは、国産のものを組み込みました。輸入キッチンだからって言って、輸入の設備しか入らないなんてことはないんですよ。

あと、このキャビネットのどこかに4つに分別出来るゴミ箱も仕込まれています。また、シンクの下には、生ごみ用の蓋付きゴミ箱(自動開閉)も付いていますから至れり尽くせり。

輸入のキッチン・アクセサリには、たくさんの種類がありますから楽しくなりますよね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ステップ・フロアって、知ってますか?

最近の安全志向で、あまりお目に掛かれなくなったステップ・フロア。土地の高低差などを利用して、同一階で高さの違う床をわざと作る仕掛けのことを言います。

そういう手法は、建物に特別な印象を与えたり、広さや奥行き感を持たせることが可能となります。北米では、こうしたフロア・デザインをよく見かけますが、床のリズミカルな雰囲気が支持されているからなのでしょう。

ここ愛知県半田市のK邸も斜面の上に建っていますからその高低差を使って、玄関まわりとリビング・ダイニングとで高さの違う1階フロアを実現しています。通常は、2~3段程度ですが、ここはもっとありますね。

ですから、玄関を入ってすぐのホールの天井の高さは、4m。そんなに広くない場所ですが、吹き抜けのように広さを感じさせてくれる空間を生み出しています。

でも、こうしてステップ(階段)をいくつか作るということは、段差が生じるということですから、お年寄りに優しくないという意見の方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、私たちはこう考えます。わざと階段の上り下りをすることで、普段から足腰を鍛え、老化を防止するという習慣付けが出来るのではないでしょうか。

勿論、既に足腰に問題を抱えてしまった方にそれを強制するつもりはありませんが、運動が不足するバリアフリーの弊害をちゃんと家づくりでも意識する必要があると思います。

こんな美しいオークの階段手摺が付いたステップ・フロアなら、きっと上り下りも楽しんで頂けるはずです。そういう楽しさや愛着こそが、長く健康を保ち、家を長く維持して頂く仕掛けではないでしょうか。

因みに、こちらのフローリングや階段材は、オークの無垢材です。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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本日、無事K邸のお引渡しをさせて頂きました

まだ外構工事や小さなメンテナンス工事は残っていますが、お日柄などを考慮して、半田市のレンガの家を本日お施主様へ引き渡しさせて頂きました。

いろいろな設備機器のマニュアルや保証書、家に関する注意事項や手入れに仕方などを書いた手引書、当面の鍵といったものを一式一緒にお渡ししました。

儀式的なものは何もないのですが、施主のご夫婦やお父様もいらして頂き、本当に嬉しそうなお顔でした。こういう瞬間を見る為に家づくりをしてきたような気がします。もう1週間もしたら、本格的なお引越しとなりますが、きっと待ちきれない想いでいらっしゃるでしょうね。

そうそう、お祝いのプレゼントに「1」と書かれたスパークリング・ワインを差し上げました。シャンパーニュ地方が作り始める前に最初に作ったという地域のものなんですよ。

何でも最初にやるということは、大変な困難を伴いますが、パイオニアには切り開いていく勇気と熱意を感じますよね。

ホームメイドも日本の住宅産業を常にリードしていく名古屋のビルダーでありたいものです。目指すは、重要文化財クオリティの輸入住宅です。この家の大きなシャンデリアと円形窓が、古い洋館を思わせてくれますね。

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