京都の3階建て木造建築

京都の3階建て木造建築

京都研修旅行の第2弾。今回は、鴨川沿いにある高級料亭「鶴清」(つるせと呼びます)をご紹介します。

この料亭は、護岸からせりだす形で、床(ゆか)と呼ばれる大きなウッドデッキが備え付けられています。昼間も利用可能なのですが、やはり夏の日差しが強く夕涼みを楽しみながらの料理とお酒が最高です。(川床は夏季限定なので、9月末で終了ですが・・・)

この川床は、先日の台風の大雨や洪水の被害もなく普段通り営業されていましたから、川上の壊滅的なダメージとは無縁でした。

この建物で驚きなのは、高級料亭というだけでなくご覧頂いた通り、巨大な3階建ての木造建物だということです。今の建築基準法からすれば、きっと建てることが出来なかったでしょうが、昔の大工の技術と国産木材の粋を集めて造られたのでしょう。

内部は宴会の出来る大広間などがありますから大きな地震など来たら、きっと大きな被害を受けると思いますが、木造建築独特の柔軟性を生かして、壊れても倒壊しない状況を創り出してくれるような気がします。

実は、この倒壊しないというのは非常に大切なことなんです。つまり、地震や火災の際に人に逃げ道を与えたり、押し潰したりしない状況を少しでも長く生み出してくれるのです。勿論、何のダメージも受けないでくれれば、素晴らしいですが・・・。(鉄骨は、高温の火に当たると、短時間で強度を失い一気に崩壊してしまいます)

私たち ホームメイドも、古くなっても価値ある輸入住宅を造っていきたいものですね。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

次回は、鶴清の大広間にある床の間の風情をご紹介したいと思います。

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