お知らせ : ページ 374

どうして違う電気代?

先日、家のメンテナンスで愛知県名古屋市守山区にあるレンガ積み輸入住宅のC邸にお邪魔した。玄関ロックのトラブルだったが、比較的簡単に直すことが出来ました。

玄関ドアには大きなステンド・グラスと強化ガラスが入っているので、相当重量があるんです。それで、ドアが重さで少し下がってきて、デッドロックのカンヌキがドア枠側のストライク(受け金物)に当たってきた。

まあ、少し調整してあげれば、スムースにロック出来るようになるんだが、やったことない人にとっては、ハードルが高いトラブルなんでしょうね。

さて、その時、お客さんから友人が家を建てたというお話が出て、そこの空調の電気代が月8万円も掛かっているらしい。そのお客さんの家は、月3万円程度し掛かっていないのにどうしてなのかという質問がありました。

どちらも全館空調のシステムを採用していて、尚且つ空調機も同じダイキン製とのこと。ご友人の家は、C邸と比べて多少大きいということだが、広さが倍もある訳ではない。

皆さん、どうしてか分かりますか?

それは、機械の性能が同じでも、それに接続するダクト配管の断熱性能や経路の長さ、給排気効率を考えたプランニング、熱効率を考えた間取り(プラン)等に差があれば、自ずと電力消費にも差が出てくるものだからです。

また、C邸の1階部分は外壁が分厚いレンガ積み外壁で覆われていて、内部の木造部分のセルロース断熱材と合せて、ダブル断熱になっている点や、吹き抜けの屋根天井にもダブル断熱となるような工夫を採用しているのです。

勿論、直射日光を窓に当てない工夫や窓自体もLOW-E断熱ペアガラスの高性能輸入樹脂サッシにしたり、空調の機械をも断熱材で覆って、熱損失を極力少なくするといった細かな工夫や仕様の違いが数多くあるのです。

一見同じように見えても、材料や技術、手間の掛け方が変われば、その差は暮らしに反映されるのです。家づくりは、総合的な芸術だと以前お話ししましたが、単に機械を同じにしただけでは、家の性能が同じになるなんてことはありません。

プランから素材選び・施工まで、システム作りの全てが、高い次元で出来上がらなければ、心臓部だけよくしても意味はないのです。これこそ、我々ビルダー(造り手)のデザインや力量次第と言えますね。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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今年の書初めは、これ

年初から朝一番で現場へ出掛けたり、お休みで全員が揃わなかったりして、なかなか書けませんでしたが、ようやく書初めが完成!

スタッフ全員、何を思って書いたのかは不明ですが、それぞれ思うところがあって、書き上げたのでしょう。

今年も一年この言葉を胸に、一生懸命頑張ります!2014年も、ホームメイドを宜敷くお願いします。

因みに、うちの会社に来て頂くと、皆さんに座って頂く正面にこの半紙が貼ってありますから、実物を見たい方は是非いらして下さい。

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写真は、奥が深い

昨日、経営の勉強会の集まりをサボって、CanonのEOS学園に行きました。実は、新しいカメラを買った時のキャンペーンに応募したら、何と見事にデジタル一眼の撮影講座に当たってしまったのです。

講座の日程に合わないようなら、3万円くらいするレンズを差し上げますというオプションもあったのですが、迷わず講座への参加を希望しました。だって、カメラのことを何ら勉強したこともないんですから、いいレンズをもらったって馬に念仏ですからね。

でも、中級者向けの講座と書いてあったので、付いていけるか少々ビビッておりました。実際には初心者でも分かる内容で、予め本など読んで勉強していった私にとっては、少し物足りないくらいでしたが・・・。(なんちゃってね・・・)

これから、4月まで2週間に一度程度勉強させて頂きますが、必ずや仕事に役立つようなスキルを身に付けてきますよ。私のテーマは、建物と室内撮りです。

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色は、性能

家の性能を評価・PRする住宅メーカーやビルダーが、多くなってきたような気がする昨今。やれ、Q値だC値だ、スマートハウスだ、太陽光発電やオール電化だ、熱交換型24時間換気や全館空調だ、長期優良住宅だ、なんてね。

勿論、ホームメイドだって、そういう住宅設備や数値を使ってお客さんの輸入住宅を建てているんだから、お互い様なんじゃないの?なんて思ったりもするんだが、それだけが本当に家の性能と言えるのだろうか。

性能とは、そこに暮らす人たちが、長く快適に暮らす為に必要とされるものの価値であるはずだ。性能を高めることが目的ではなく、それによって建物の価値を上げることを消費者に提案しているとも言えるかも知れない。だから、家を長く愛着が持てる素敵な空間(価値ある豊かな暮らし)にする為には、計算上の数値や設備ばかりが立派だって意味はない。

実際には、そこに使われる色やデザインこそが、やすらぎや落ち着きといったものを人々に与えているのではないだろうか。人間は、感覚で物事を判断しているのだから、視覚や嗅覚、聴覚などで判断される雰囲気やイメージといったものも性能と考えるべきであろう。

ところで、最近、街中でも外壁を塗り替えしている住宅が多く見受けられるようになった。アベノミクスの為か、増税前に急いでやってしまおうということなんだろう。でも、その殆どが以前の状態よりも格好悪くなってしまっている感じがする。

恐らくお客さんは金額や商品にばかり捉われていて、肝心な塗装の色や全体的なデザイン・バランスまで目が行っていないのだろう。確かに安いことは大切かも知れない。でも、価格よりももっと美しく家を再生させることの方が重要じゃないだろうか。

街の塗装屋さんやビルダーで、デザインや色を勉強している人間は何人いるだろうか?素人のあなたが選んだ色をいい色だなんて言って、そのまま施工しているだけじゃないですか?

そんな状況で、色を提案したり、隣家とのバランスを考えたりして、地域的な価値を向上させるなんてことは不可能に近い。

新築でもリフォーム(リノベーション)でも、外装やインテリアの色やデザインは、最重要項目であるべきだと私は思う。そこが、そのおうちの寿命を決めると言っても過言ではない。皆さん、色は性能なんですよ。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: デザインにこそ価値があります (2014年6月17日)
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バイフォールド・ドア(折れ戸)の脱落メンテナンス

輸入住宅の造り付け収納によく用いられるのが、バイフォールド・ドア(Bifold Door)。

開閉する為のドアのガイドレール(Track)が、ドアの上枠に付いているので、床にレールや敷居もなくバリア・フリーを実現出来るのも魅力です。

ただ、長い間使っていると、写真のようにドアを吊り込んでいる部品が緩んで、ドアの位置がずれてきて調整しなければいけなくなります。放っておくと、ドアや枠、その他の部品を傷つけたり、破損させたりしますが、メンテナンスの方法が分からない、施工してもらった建築屋さんが対応してくれない、事業を止めてしまった、というユーザーも多いと思います。

そんな方の為に、NET講座を行いたいと思います。いろいろなメーカーが、様々なデザインの部品を使ってバイフォールド・ドアのセットを作っていますが、基本構成はどこもほぼ同じと考えていいでしょう。

そこで、まずは標準的な部品構成の図をご覧下さい。

トラブルの多くは、Trackと呼ばれるトップ・レールに差し込まれる2種類のTop Pivotと吊元の床に取り付けられるBottom Pivotの辺りで起こります。

今回は、一番最初に紹介した写真のトラブルの解決方法について解説することと致しましょう。まず、下記写真の中央に写っている部品を、top pivot bracketと呼びます。

この部品にあるボルトを回して、折れ戸の上の端(上吊元)の位置を調整したり、固定したりします。この部品を上枠のガイド・レールに差し込んで取り付けます。

写真を見て頂くと分かりますが、固定用ボルトには固定用ナットが付いており、このナットをレールの中にかませてボルトを締めれば、top pivot bracketが自由な位置で固定出来る仕組みです。

そこに、写真のtop pivot bracketの右に写っているピボット(白いプラスチックが付いた棒状の部品)をtop pivot bracketに開いた穴に差し込めば、折れ戸の上部が固定されます。

今回のトラブルは、ボルトが緩んで折れ戸が自由に動く状態となり、ドアが正しい位置で固定されなくなったのが原因です。

つまり、top pivot bracketの位置を元の場所に戻してやれば、簡単に解決する問題です。

同様のことは、下吊元のBottom Pivotが差し込まれているJamb Bracketでも起こります。但し、この場合は、Jamb Bracketを触るのではなく、Bottom Pivotの差し込み位置を調整します。

簡単な仕組みですので、部品を確認して固定をしてみましょう。pivotを固定する位置は、折れ戸のもう片側のpivotの位置や別の部屋のバイフォールド・ドアを参考にして調整してみて下さいね。(部品をなくしてしまうと、メンテナンスは出来ませんよ)

不明な点は、ご質問下さい。また、部品の調達やメンテナンスのご依頼は、お問い合わせ願います。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 折れ戸用ピボットの今の主流は、こちら (2013年10月28日)
<関連記事>: 古いローラー・ピボットも手に入ります (2018年1月15日)

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今回は、少し華のある記事を

最近、施工や工事についてのお話が多かったので、春らしい輸入の照明器具に焦点を当てましょう。

こちらの照明器具は、一般にペンダントと呼ばれているタイプで、天井から吊るす形で使います。多くの場合、ダイニング・テーブルやバー・カウンター、アイランド・キッチンの上に複数取り付けるのが一般的。

ステムと呼ばれる細長い棒で吊っているのですが、このステムはネジが切ってあるので、つないで長くしたり、逆に短くすることも可能です。だから、吹き抜けのような高い天井であっても取り付けられるんですね。

但し、天井に傾斜のあるようなスロープ天井では、ちょっと無理がありますから、そういう場合はチェーン・タイプのペンダント照明を選ぶときれいに納まります。

薄いベージュの膜が張ったようなガラス・シェードの筒の上に小さなお花が咲いたようなデザインは、なかなか可愛らしいですよね。

今回、豊川市のレンガの家、N邸でこちらを使おうと思ったのですが、納期が掛かるということで採用出来なくなりそうです。(別のもので素敵なものがありましたから、大丈夫ですが・・・)

輸入の照明器具は、欠品、長納期、廃番といったことが問題となるケースが多々ありますが、それでも美しいものは使いたいですよね。

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この基礎の上に、レンガを積みます

建物の周囲のコンクリートが、ひな壇のようになっていますね。幅がおおよそ150mmあるのですが、ここに厚さ90mmのレンガが外壁(外装材)として積まれていきます。このひな壇は、実は建物の下全体に敷かれたベタ基礎がそのまま張り出したものなんです。

このコンクリートの厚みからも分かるように、屋根までレンガを積んでもビクともしない基礎強度を持っています。構造が木造の輸入住宅本体とレンガ積みの外壁とが、こうして別々に基礎の上に載ってきますから、いくらレンガが重くても構造体には何ら負担は掛からないという訳です。

また、同じベースの上に構造体とレンガの外壁(外装)とが載っていますから、地震の揺れも同じように対応します。これって、耐震性においては結構重要なことなんですよ。

それに対して、スライス・ブリックのようなレンガ・タイルを張った建物は、写真の青い部分(構造体)に全て張り付くこととなります。建物にしてみれば、コバンザメのようなタイルが体中にくっつくのですから、重さで建物が少しずつ圧縮されるリスクを背負ってしまうんですね。

まあ、それはサイディング張りでも同じですから、外装材としてはレンガ積みが一番軽い構造体を実現出来る建材と言えるのです。

でも、建物の長い外周全体にレンガを積む訳ですから、大変な労力と時間が掛かります。今の日本には、こういう面倒な仕事をしようという職人は殆どいません。だから技術も途絶えてしまいました。

私たち、ホームメイドは、レンガ積みのプロをカナダから招聘して施工します。わざわざ呼ぶのは、その技術の高さに於いては、日本人では敵わないからです。

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天井にも自然な断熱材

セルロースを2階の天井に入れて、屋根裏との断熱を図るというのは結構大変な作業です。

それは、上を向きながら長時間吹き込み作業をしなければならないということの他に、セルロース自体の重さに耐えられるようにしっかり不織布を張る必要があるからです。

セルロースを入れる場合、壁の厚さは約90mmですが、天井の場合は200mm以上になりますから、その重さも尋常ではありません。空気を含んでいるとは言え、元々、紙を粉砕した木の繊維ですから、重いんです。

ただ、壁と同様に天井においてもセルロースを吹き込みしにくい場所がありますので、そういった場所には少々値段が高くても天然ウールの断熱材を入れるのです。

この写真は、天井にセルロースと羊毛の2種類の自然な断熱材を同時に施工した豊川市N邸の様子です。

天然ウールは、比較的軽いですしホチキスでも簡単に留まりますから、重さで下がることはありません。それに引き換え、セルロースの断熱材は不織布を押すように、こんもりと膨れているのが分かります。

輸入住宅の外周面が全てお布団のような断熱材で覆われているなんて、素敵だと思いませんか?いずれにしてもこれらの自然な断熱材が、皆さんの生活空間を快適にしてくれるのは間違いないですね。この上に石膏ボードを張ってドライウォールで仕上げれば、呼吸する壁は完成です。

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全館空調もひとつの術

私たちが、全館冷暖房(空調)システムを導入する場合、その多くが屋根裏に設置される。

24時間換気の機械と大型エアコンとは別々の装置であり、そこに各部屋へ空気を送り込む太い断熱配管(ダクト)が接続される。

機械類だけでもおおよそ1.5坪程度のスペースが必要となるし、各部屋へ縦横無尽にダクトを延ばす為には、生活空間ではない屋根裏が最も適している場所と言える。ただ、屋根のすぐ下という特性上、屋根から受ける外部からの熱や部屋空間から上がってくる湿気や生活熱を如何に遮るかということを考える必要がある。

そういう点で、断熱と換気という2つの相反する機能を同時に叶えてやらなければならないから、吸放湿作用のあるセルロースや天然羊毛といった断熱材を的確に施工し、外壁から屋根、室内から屋根、そしてその2つの空気を棟へと抜けさせる換気通路を上手に確保することも大切です。

この断熱と換気に於いては、機械的・人工的なシステムは一切介在せず、自然素材と自然の摂理をうまく利用しています。

全館空調や24時間換気というものは、あくまで補助システムであって、電力が期待出来ない非常時でも、住宅そのものの基本機能だけで十分生活出来る状況を作り出すことを家づくりでは目指すべきだと思います。

ただ、この全館空調ってやつが、非常な快適空間を生み出すことは否定出来ません。また、一定温度で静かに運転する状況では、個別エアコンやファン・ヒーターよりも遥かに省エネ・光熱費節減につながります。

春や秋の爽やかな季節では、窓を開けて出来るだけ自然の状態で暮らすべきですし、真夏や真冬ではこうした便利なシステムを上手に利用して、環境に配慮した省エネな暮らしをすることが最も合理的な生き方かも知れません。

浅い人間の知恵だからといって全てを排除せず、しかし乍ら自然と出来るだけ共生するといった建物が、ホームメイドの輸入住宅だと思います。

自然の摂理に基づいた仕掛けや施工、自然素材を用いた優しい空間、全館空調などの新しい技術、レンガ積み外壁といった耐久性を実現する素材、色彩豊かなドライウォールなどによるインテリアデザイン。

これらの全てが絶妙に相互作用することで、家づくりという素晴らしい芸術作品が生み出されるのです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 外壁にレンガを積むということ (2014年3月9日)
<関連記事>: 熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(1) (2012年11月13日)

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この外壁用防水紙が、すごいんだ

防火構造面材モイスを張った外壁の上に施工した青い防水紙。これが北米で開発された特殊な防水紙、ウェザーメイト・プラス。

この防水紙は、夏場にエアコンで冷たくなった建物の外壁に発生する結露を防ぐ機能を持っている。

こうした機能は国産の透湿性防水シートにはないので、防水紙の内側になっている外壁面(構造体)では結露による木材や合板の劣化、カビの発生が問題となる。

(実際にアメリカではこれが大きな問題となって、この特殊な防水シートが開発されたという経緯がある)

どうしてウェザーメイト・プラスだけが、結露を防げるのかということの詳細は、以前私が書いた記事をお読み頂きたいが、日本でもこの製品が普及することを切に願っている。

こういうノウハウを公開すれば、競争相手に塩を送るようなものではあるが、そんな小さな欲に縛られて、日本の家づくりをよりよいものにしようという大きな理想を見失うとしたら、馬鹿げていると私は思う。

だから、情報を出来るだけ多くの人に提供出来るように、私たちはこうした記事をNETに掲載し、希望する方には材料の販売や施工も行う。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工や購入を希望される方は、ご相談下さい。

関連記事: ホームメイドの透湿性防水シートは、全然違う! (2007年5月10日)

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