お知らせ : ページ 229

結局、ヴァイスロイからは返事はありません

ヴァイスロイの掃出しサッシ用ハンドルセット

1ヶ月前くらいに掃出しサッシ等の交換用ハンドルを供給してもらえないかという問い合わせをヴァイスロイ(Viceroy)社にしていましたが、何度メールをしても返事なし。

何年か前にはダブルハング用のコイル・バランサーを供給してくれたのにお金にならない面倒なアフターサービスはしてくれなくなってしまったのでしょうか。

それとも、サッシを直接購入したビルダー以外からの問い合わせは受け付けない、という姿勢に変わってしまったのでしょうか。(昔は、親身に対応してくれたんですけどね・・・)

何れにしても、窓メーカーからの協力をして頂けない以上、部品メーカー等に問い合わせるしかありません。そういうことで、別ルートで破損した部品の調達を模索した処、ハンドル部品を供給してくれる会社を見つけました。

本来であればサッシ・メーカーから部品を調達した方が間違いもなく簡単ですが、大した取引がない日本の中小ビルダーの私たちはこういう変化球も投げなきゃいけません。

面倒で時間が掛かる補修部品の調達ですから、それなりの費用が掛かってしまうことをお客様にもご理解頂きたいと思います。でなければ、輸入住宅を造るという文化は、日本からなくなってしまうかも知れません。

<関連記事>: 同じものがなくても代替えは手に入るかも・・・ (2017年11月8日)

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取り付けるのには、工夫が要ります

ヴァイスロイ・サッシのウィンドウ・ヒンジ

こちらは、カナダ ヴァイスロイ(Viceroy)社製ケースメント樹脂サッシ用のウィンドウ・ヒンジ。

この輸入サッシは、セルコホームさんなどで多く使われているようですが、使われている金物は逐次変わってきているようです。

この古いウィンドウ・ヒンジも例外ではなく、現在のヴァイスロイの辷り出し窓(横方向に開いていく窓)には使われておりません。

今は形状が若干異なったものが使用されていますから、古いウィンドウ・ヒンジを交換する場合、微妙にサイズが合わない状況となっています。

ですから、新しいヒンジを古いサッシに取り付ける場合、建具やサッシ枠に加工などを施すなどして工夫が要求されるのです。

一般的にこの部品は取付けさえすればそれで終わりであり、開閉にも何ら支障は出ないものですが、古いサッシに形状の違う金物を取り付けるとなれば、そうはいきません。

こういう仕事をお願いされるのであれば、経験豊かな慣れた業者を見付けないと、何度も作業を繰り返さなければならなくなりますから、気を付けて下さいね。

北米の輸入建材の多くは、長く同じ部品を製造していますから、何年経っても同じものが手に入るのが一般的ですが、今回のように製造されなくなるものがあることを忘れてはいけません。まあ、それでも輸入資材に慣れたビルダーであれば、何とかなるはずですけどね。

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木のものには向かない塗装です

劣化した木部塗装

こちらは、先日塗り直しを行った木製玄関ドアの塗り替え前の状況です。

紙ヤスリでサンディングしたので、玄関ドアに黄色い木の粉が付着していますが、黒いドア枠の方はヘビのウロコのように劣化して細かく塗装が剥がれています。

こうした状況では、新たな塗装をしても残った古い塗装が徐々に下地から剥がれてきますから、あまりよくありません。

これは、枠材の木が呼吸作用をしようとして、塗装を破ろうとした結果なんですが、元々通気性のない油性の塗料を使用したことが問題です。

そういう知識のない塗装業者さんが、雨を弾く油性塗料を使えばいいだろうと考えたのでしょうが、こうした間違いは頻繁に見受けられます。

ですから、私たちはパラペイントのような通気性のある安全な水性塗料を使い、木の呼吸作用を妨げないようにします。また、パラペイントはミクロの小さな穴が塗装面に明いていて通気を促すのですが、大きな分子の水分は通しませんから、雨に対する防水性もいいのです。

どんなものに何を塗るか、そういった知識と経験は今の建築屋さんでは分からない人が多いかも知れません。だって、建築部材の殆どは、住宅に取付ける前に工場で塗装された状態で出荷されますから、現場でのペンキ屋さんの仕事はなくなってきていますからね。

因みに私は、アメリカやカナダのようにペンキ工事の多い家が大好きです。

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下塗りするとこうなります

プライマーで下塗りした玄関ドア

先日、岐阜県山県市で塗り替えを行った輸入の木製玄関ドア。

このドアの塗装についてビフォーアフターの記事を書きましたが、その途中の様子もご案内したいと思います。

よく見えないかも知れませんが、タイルの床や外壁にビニール・シートを張って養生していますが、ドアハンドルやドアヒンジにもテーピングして塗料が付かないようにしてあります。

そうした前準備をした上で行ったのが、上塗り塗装の前の下塗り作業。パラペイントのリフォーム用水性プライマーを使い、下地の色や汚れが浮いて見えないようにするのが目的です。

プライマー(シーラーとも言います)は、着色を目的としていませんので白い色も然程濃い感じではありません。ですから、少しムラがある見た目に仕上がります。

でも、下地の浮きを止めるだけですから、これで十分。ただ、古い木製ドアの場合、木のアクがひどいことがありますから、いくら強力な水性プライマーであってもアクを止められないこともあります。

そういう場合は、プライマーを再度上に塗るか、別の材料を使うことが必要かも知れません。(私たちは、下地の状況によって種類や施工を変えて対応します)

この塗料が乾いたら、上塗りの着色塗料を二度塗りする工程に移りますが、仕事が早くて安い塗装業者さんではこの3回の塗装のいくつかを省略して作業をするかも知れません。

きっと、ぱっと見は変わりませんが、やっつけ仕事では時間が経つと塗装の耐久性や色の褪色、剥がれといったトラブルが早く起きてくるはずです。

この玄関ドアの場合、実は下塗り1回、上塗り3回を行いました。それはペンキ屋さんがどうしても下地が透けて見えるような気がするという判断から、上塗りをもう1回行ったからです。こういう手間を惜しまない仕事が、プロと言えるのではないでしょうか。

<関連記事>: 玄関ドアのビフォーアフター (2017年12月7日)

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ペアガラスが割れた

ウィンテック社サッシのガラス割れ

こちらは、2004年に施工された輸入のウィンテック(WinTech)社製オーニング樹脂サッシ。

この輸入サッシの目隠し用型ガラスに突然ヒビが入ったとのこと。

温度変化による熱割れといったペアガラスの構造的な問題によって発生した可能性がありますが、それは私では分かりません。

ペアガラスの内部結露やヒビは、ガラス交換以外に修理の方法はありませんが、輸入サッシのガラスの外し方・取付け方が、分からないという業者さんが殆どです。

ですから、今回も私たちがお客様の処にお邪魔して、窓ガラスの採寸を行いました。ただ、窓が2階の高い位置に施工されていましたから、建具(障子)を一旦外すという作業が結構大変でした。

こういうサッシは、建具を外して安全な状態でガラスのサイズ計測をしないと正確な寸法が取れないのです。もし窓から外さないで中途半端な状態で作業しようものなら、ガラスが破損したり、建具を落下させてしまったりしますから非常に危険です。

手間や時間が掛かっても、やりやすい状況にしてから作業を行うべきだと思います。ハメ殺しの固定サッシなどどうしても中から外せない窓の場合は、最悪外部足場が必要となりますが、その点はご理解下さいね。

<関連記事>: 交換用ペアガラス、入荷! (2018年4月3日)

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フローリングの上に付ける戸当りって、気になりませんか?

スプリング式戸当り

ドアを開く時にドアやドアノブが壁にぶつからないようにする為に取り付ける戸当り。

国産のものは、おおよそ床の上にビスで固定するタイプのものが多いのですが、足の指先が当たったり戸当りと壁との間にホコリが溜まってしまったりと、結構問題がありますよね。

昨日記事を書かせて頂いたペットクリニックでも床に設置された戸当りが折れてしまったり、犬や猫ちゃんの毛が絡まったりしてどうにかしたいと相談されました。

丁度その時在庫のスプリング式戸当りを持っていましたので、試しに1個取り付けて差し上げました。床ではなく、壁の巾木の上に取り付けますから、床に落ちたゴミも簡単に掃除が可能ですし、バネで出来ていますから足を引っ掛けてもグニャグニャ曲がるので痛くありません。

また、このバネの部分は回せば簡単に取り外せますから、掃除の邪魔になるような時でも面倒はありません。スプリング式戸当りは、正面からドアがぶつかる時は、曲がることなくしっかりとドアを受け止めてくれるスグレモノ。

但し、頭の白いキャップはそのうち劣化してきますから、その時は戸当りごと交換です。

価格も1個330円(税別、送料別)ですから、輸入の戸当りに交換されては如何でしょうか。きっと、その便利さや合理性には驚くと思いますよ。

<関連記事>: ドアストップ(戸当り)~幅木取付タイプ~ (2010年1月24日)

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玄関ドアのビフォーアフター

木製玄関ドアの塗り替え

岐阜県山県市で行った玄関ドアの塗り直し。

以前、アルミクラッドサッシのノードなどのバランサー・メンテナンスをさせて頂いた「やまがたペットクリニック」さんのご自宅入口用の玄関ドアなんですが、2004年に新築して以来初めての塗り換えです。

塗装の色褪せが随分ありますが、木の表面にも細かな割れが入っていて、そういうところも今回埋めていきました。塗料は、カナダ製のパラペイント。色は、ジャングル・グリーンという色でクリスマスの時期には持ってこいかも知れません。

100%のツヤではなく、80%程度にツヤを抑えた屋外用セミグロスを使っていますから、耐候性も高く見た目も上品に仕上がっています。

因みに、下塗り1回、上塗り3回していますから、塗膜は相当しっかりしています。(通常は上塗り2回ですが、下地が透けるというので余分にもう1回塗りました)

塗装だけでなく、ドアの調整や防犯対策も実施。ドア・ヒンジを全て新しいものに交換し、錆びたハンドル・セットも外側だけ交換。気密パッキンのウェザーストリップも随分ヘタっていましたから、それらも全て交換しました。

また、鍵をディンプルキー・タイプの防犯強化型シリンダーに付け替えしたばかりか、デッドロック・バーを隠す為のガードプレートも装着。

勿論、ステンドグラスの周囲には、防水コーキングを打ち直していますから、内部結露でガラスが曇るリスクも少なくなるはずです。ドアの下がりや傾きといった問題も調整していますから、開け閉めもスムースになりました。

ペンキの塗り直しリフォームですが、きっとここまでやる輸入住宅業者はいないかも知れません。まあ、塗装が新しくなった以外は、言われなければ誰も分からないかもしれないですけどね。

<関連記事>: 下塗りするとこうなります (2017年12月10日)

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<お客様からのメッセージ>
こんばんは。今日は寒い中、有難うございました。玄関、見違えるよう綺麗になりました。
(スタッフからも歓声が上がっていました。)
やはり手入れは大事ですね。直して頂いたトイレのポケットドアも好評です。
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30年も前の玄関ドアでも、これだけ蘇るのです

蘇った30年前の木製ドア

2015年にお問い合わせ頂いた玄関ドアの塗り直し。

その時はバタバタしていた為か、また近いうちにということで長い時間が経ってしまいましたが、ようやく施工させて頂くことになりました。

現場は、名古屋市千種区。閑静な住宅街にある大きなおうちで、当時としては高級なヤマハの木製親子ドアをお使いでした。

30年も前のドアですから、木の塗装は全て剥げてしまい、木の下地がむき出しとなった状態で地肌は真っ白。ただ、表面の木の割れや化粧単板の剥がれといったトラブルはなく、木目を活かした塗装をすることに問題はありませんでした。ものがよいとはこういうことですね。

飾りの框(かまち)がたくさんデザインされた玄関ドアでしたから、汚れて古くなった表面を紙ヤスリで落とすのは大変な手間が必要です。二人掛かりで2時間の手作業。ようやくきれいになった頃には、既にお昼。

昼食後に作業を再開し、調色したステインで框一つひとつ塗っていきます。その後全体を塗ったのですが、お客様にはまだ薄い感じがしたようです。色を濃くする為に再度調色した塗料を塗ったのですが、油の塗料は二度塗りすると乾きが悪くなります。

ですから、お天道様が高くてもその日の塗装作業は終了し、後日上塗りのトップコートを塗ることにしました。きっと、安いペンキ屋さんなら、半乾きでそのまま上塗りをしてしまうのでしょうが、施工の良し悪しを考えたらそんなことは出来ません。

もう1日作業に時間が必要ですが、それが正しい判断だと思います。最近は建築も早さが優先される世の中のようですが、それでいいものが出来ると考えている住宅メーカーや下請け業者は大間違いです。

<関連記事>: 30年前の木製玄関ドア (2015年8月18日)

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<お客様からのメッセージ>
こんにちは。玄関ドアの塗り直し、ありがとうございました。
イメージ通りの、たいへん良い仕上がりになりました。
今後とも、メンテナンスの際には、よろしくお願いいたします。
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これでは、開けられない!

危険なマーヴィンのケースマスター

名古屋市天白区にある、とある輸入住宅のケースマスター・サッシ。

こちらは、屋根裏部屋のドーマーに設置されたマーヴィン社製の窓ですが、ご覧のように建具(障子)の木枠がボロボロになっています。

開閉金物のアーム・トラックやブラケット、ウィンドウ・ヒンジも完全に脱落してしまっています。

こうなってしまうとこの建具を支えるものは、サッシュ上部にあるもう1本のウィンドウ・ヒンジだけという状態ですから、ご自身で窓を開け閉めするのはほぼ不可能と考えていいでしょう。

私共は、ガラスを引き込む為の特殊な道具を持っていますから、こうして窓を開けた後に、また閉めてロックすることが可能ですが、恐らく何年も窓は開けられなかったのではないでしょうか。

屋根裏部屋は通常あまり利用する機会が少なかったり、物置きとして使われたりしているケースがありますから、サッシがこうなる迄開け閉めしたことがなかったという人も多いはず。

そういう状況の中、窓がいつも風雨に曝されていれば、雨が枠に入り込んで木を腐らせてしまうことはよくあります。また、屋根裏は家中の湿気や暖かな空気が上がってきますから、サッシ周りの結露によって腐食が発生する可能性が高くなります。

アルミクラッドの輸入木製サッシなどは、木枠を乾燥させることが一番大切です。雨が降った後に窓を開放しておくだけでも、不具合を防ぐことが可能のはずですから、是非皆さんもやってみて下さい。

あと、新築時には木部用の防水塗料が使われていないことが殆どですから、5年後にはパラペイントのような専用塗料で一度塗り直しをすることをお勧めします。放ったらかしで何のケアも必要ないというものは、家づくりではあり得ないということを心しておくべきですよ。

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波打った外壁パネル

反って波打った外壁パネル

これは、とあるお客様の輸入住宅(2x4構造)の外壁です。

普通は平らな面であるはずの外壁が、ウネウネ波打っているように見えませんか?

そうなんです、コンクリート製のパネル・サイディングが何故か押し合っているような状況なんです。

こうなってしまうと外壁のつなぎ目が割れてきたり、押されたパネルが逃げ場を失って外側に押し出されたり、欠けたりしてきます。

そうなれば、当然外壁の防水性や強度が失われてしまいますから、外壁を修復する必要に迫られますが、単に表面的な補修をするだけでは何ら問題解決にはなりません。

つまり、対処療法では、また同じことが将来起きてしまうのです。何故こうなったかは、表からは見えません。お金や手間は掛かりますが、一旦外壁材を外して中がどのように施工されているかをチェックする必要があると思います。

はっきりした原因は中を開けるまで分かりませんが、外部通気層を設ける為の胴縁材の留め方が悪かったり、その位置や数量、間隔が少なかったりしている可能性も捨てきれません。

また、パネル・サイディングのつなぎ目に設ける遊びが少なくて壁材が動いた際に逃げ場が全くなかったということも考えられます。勿論、釘やビスの長さや強度、打ち込む位置や下地材の状態も気になる処です。

こうした外壁のうねりは、通常は起こらないものですが、何らかの問題が単独又は複合的に作用して、不具合を発生させているはずです。多分こうだろうという予断を持たずに調査を行い、正しい復旧修理を行わなければなりません。

こういう状況に目を瞑って、単純に外壁の塗り直しをするだけというのは、一番やってはいけないメンテナンス(補修)工事です。

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