お知らせ : ページ 345

中古住宅、購入しやすく リフォーム融資優遇へ 政府が検討

政府は中古住宅を購入しやすくするため、低利融資と税制の優遇措置を拡大する方針だ。中古住宅を取得した際、個人には内装などの改修費を低利融資する新制度をつくる。耐震工事などを施せば住宅事業者も税減免する方向で検討する。割安な中古住宅を求める消費者は多いが、地震対策やバリアフリー化など改修が必要なケースが大半だ。資金支援を拡充して、増える空き家の解消にもつなげる。

政府が検討するのは、住宅金融支援機構が民間金融機関と組んで貸し出す35年の長期住宅ローン「フラット35」の拡充だ。現在は最低金利が年1.69%と民間金融機関に比べて低い。これまでも新築だけでなく中古住宅の購入時に利用できたが、来年度には中古物件の取得時の改修費用にも充てられるようにする。

日本の中古住宅の流通量は住宅市場全体の1割強にとどまっており、英米の8~9割に比べて大幅に低い。官民団体の調査では中古住宅のリフォーム費用は約600万円(中央値)と高額だ。中古住宅を購入しても改修費用は民間銀行から別枠で借りる必要があり、増改築して中古住宅に住みたい消費者が二の足を踏む理由となっていた。

新制度では個人が中古住宅を買ってリフォームする場合、購入費と改修費をフラット35で一括借り入れできるようにする。一体型ローンを提供するために国土交通省が年度内にも政令を改正する。フラット35の利用が増えると見込まれるため、国交省は2015年度予算の概算要求に機構への出資金の積み増しを盛り込む方針だ。

住宅メーカーや改修事業者には、税制優遇を拡大する方向で検討する。中古住宅を買い取って耐震などの改修工事をする再販事業が対象だ。中古住宅の再販では、事業者が物件を取得する際と個人が住宅を購入する際に、不動産取得税と登録免許税が二重にかかる。

税負担を引き下げるため、政府は今年4月から2年間に限って個人にかかる登録免許税の税率を従来の0.3%から0.1%に引き下げた。国交省はさらに来年度の税制改正要望で、住宅事業者にかかる不動産取得税を免除する特例措置を盛り込む方針だ。税負担がさらに軽くなるため、販売価格も下がって個人が中古住宅を安く買えるようになる。

政府は中古住宅とリフォーム市場の拡大を成長戦略の一つと位置づけており、20年までに市場規模を合計20兆円と10年比で倍増する目標を掲げる。また高齢化で日本は空き家の比率が1割を超えており、防災や治安面からも中古住宅の取得を促して増大する空き家対策につなげる。

2014/8/12 日本経済新聞 電子版より

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そろそろ考え始めて下さいね

昨日、政府は第2次安倍改造内閣の発足を発表した。経済再生を推し進め、2015年10月に消費税を8%から10%へ上げる為の布陣であるという見方をする人も多いだろう。

8%への増税後、景気の下振れは思ったよりも少なかったというが、自身のまわりは然程変わり映えしていない感じがする。とは言え、地元名古屋のグローバル企業 トヨタは、過去最高の利益水準にあるのだから、私の知らないところで景気はそこそこよくなっているのかも知れない。

さて、家づくりという観点からこのニュースはどう考えたらいいのだろうか。まず、本当に増税を実施するかだが、財政状況や世界からの注目等を考えるとほぼ確実に実行されると考えられる。

過去の状況から考えると、10%に上がることによって増税前に建築需要が喚起されるのも必至です。8%に上がった時と同じですね。でも、その時は需要過多になって建築資材や職人の不足、価格の高騰が起りました。

現在でも復興需要等で建築業界の人材難が取り沙汰されている現状からすると、増税前の状況は更に深刻かも知れません。そういった点でも増税ギリギリに建てるという計画は、あまりお勧め出来ませんね。

また、駆け込み需要というやつは、いい仕事をしたいビルダーにとっては百害あって一利なし。

早めに話をつけて、契約から4ヶ月で完成してお金にしてしまおうなんていう住宅会社と違い、良心的なビルダーなら希望に沿ったプランニングには2ヶ月程度掛かりますし、その後の詳細設計図作成や行政への建築申請にも1~2ヶ月必要です。

その後着工となる訳ですが、100年に亘る美しさや耐久性、愛着を得る為には手間・暇掛けた施工が欠かせません。レンガ積み外壁しかり、北米式の塗り壁であるドライウォールのインテリアしかり、いいものは時間が掛かるものなのです。

そういったことを行っていくと、着工から完成まで6ヶ月以上の期間を要します。つまり、プランニングから完成までのトータル期間は、10ヶ月以上となるのですから、今計画をスタートしても来年の7月以降でないと竣工しないのが現実です。

増税まではもう少し先とお考えだった方も多いでしょうが、それ程残された時間がないということを心しておいて下さいね。慌てることはありませんが、のんびりし過ぎることもチャンスを逃すこととなるかも知れません。

新築・リフォーム、修理を計画しようとお考えの方は、そろそろご相談下さいね。

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戸締りは、大丈夫?

この写真は、輸入の樹脂サッシ Insulate社のロック部品、サッシュ(サッシ)ロックです。上げ下げ窓のシングル・ハングやダブル・ハングの建具(サッシュ)の鍵を掛けるものですが、これが破損してしまうことがあるんです。

まあ、それ程頻繁に起こることではないんですが、建物の構造が自重によって下がってしまったり、地震によって歪んでしまったりすると、窓の枠や建具にもその影響を与えます。

そうなってしまうと、ロックの開閉が固くなって無理に鍵を掛けたりしなければいけなくなるなんてことが起こる訳です。そんなことを繰り返しているうちに、ロック部品が破損したり、ロック部品を固定しているネジがバカになってきたりします。

そうなってしまうとサッシュ・ロック(クレセントとも言う)やロック・キーパー(ロック受け金物)の交換等が必要となりますので、そうなる前にサッシュ・ロックの位置調整をして下さい。

但し、ネジが効かなくなってしまった場合は、サッシュ・ロックの位置を全く違う場所にしなければならないこともありますので、その点はご理解下さい。

何れにしても無理は禁物。一旦壊れてしまったら、防犯上問題となってしまいます。病気と一緒で、何事も早期発見・早期治療が大切ですよ。だって、すぐに新しい部品が手に入るとは限りませんから・・・。

輸入サッシのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ペアガラスの結露

今回も輸入樹脂サッシのペアガラスの内部結露についてご相談を頂きました。

窓メーカーは、Viceroy(ヴァイスロイ、又はバイスロイ)社。カナダで建材を広く取扱いしている会社です。このメーカーの窓は、上げ下げ窓のダブルハングのバランサーが切れたというお宅の交換メンテナンスの際に見させて頂いたことがあります。

ガラスの内部結露を起したのは、横に開くケースメントと呼ばれるサッシです。写真のように、左右に開くダブル・ウインドウの向かって右側の窓が、水滴で曇っているのが分かります。

ご存知の通り、ペアガラスですからガラスは内と外に1枚ずつ。実は、結露は季節によって変わります。夏場は、クーラーによって冷やされる内側のガラスに水滴が付着します。逆に冬場は外側のガラスに水滴が付着するのです。

勿論、結露はガラスとガラスとの間の空間でですよ。こうして結露と蒸発を何度も繰り返すことで、そのうちガラス内に藻のようなものが付いてきますし、ガラス内の気密を保持する為のスペーサー(金属製やゴム製)も錆びたり、劣化したりしてきます。

また、高性能な断熱ガラスを使っている輸入サッシでは、Low-Eコーティングの被膜が劣化で剥がれてくるなんてこともありますね。

そうならない為にも早めにガラスを交換するようにして下さいね。但し、輸入サッシを扱ったことがない普通のサッシ屋さんでは、出来ないと断られるかも知れません。その際は、お問い合わせ下さいね。

輸入住宅の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 窓のメンテナンスは、どうするんだろう? (2011年11月29日)

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Alside(アルサイド)/Alpine(アルパイン)社製 掃出しサッシの網戸

名古屋にある不動産屋さんから、管理しているアパートの網戸を交換したいので相談に乗って欲しいというご依頼を頂きました。10年程前に施工された輸入サッシらしいのだが、建築会社は倒産してしまい相談先がないらしい。

輸入窓メーカーは、アメリカ・オハイオ州に本社を置くアルサイド/アルパイン社らしいのだが、私自身は名前を初めて聞く会社だ。建築会社は、賃貸アパートや建売り分譲を得意としている会社でしたから、よくこんなメーカーの窓を探して取付けしたものだと逆に感心しきりだ。

そしてよくよく調べてみると、アメリカではメジャーな樹脂サッシメーカーで、西海岸にも工場があるらしい。だから、安くて仕入れも比較的しやすいというメリットがあって、調達を決めたのだろう。

ただ、多分、この窓を取り扱っているところは、既に日本にはないでしょうね。品番は分からないが、ラフオープンの寸法も分かっているし、何とか網戸の交換品を手に入れられるようにアメリカ・サイドと交渉してみようと思います。

それにしても、いろいろと相談がありますねぇ。それも全国からですから、私たちのような小さな会社だとほんと大変です。まあ、頼りにされるというのは、有り難いことですけどね(笑)

そうそう話は変わりますが、今日は関東大震災が起った「防災の日」。当時竣工した帝国ホテルのレンガ積み外壁や東京駅の赤レンガは全く被害がありませんでした。

地震に強いレンガ積み外壁って、素晴らしいですよね。でも、過信は禁物。地震などの災害には十分気を付けましょう。

輸入サッシのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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釣った魚にエサはやらない?

昨日、今日と春日井市の輸入住宅 H邸で、リノベーションした状況をお見せするオープンハウスを行いました。結構新聞折り込みでチラシを撒いたのですが、今一反応がよくありません。

ここのおうちの周囲には、輸入住宅といった類の住宅が少ないこともあるでしょうが、日本人自体がリノベーションやリフォームに慣れていないということも関係しているのかも知れません。

このおうちも築17年ということで、修理すべき部分も多くあったのだが、私たちの提案はリノベーションであった。つまり、単に壊れた部分を直すのではなく、以前の状態以上に家の価値を上げ、エレガントに仕上げるということが、主目的でした。

普通の白っぽいビニール・クロスをブルーのパラペイントで塗り、輸入の鏡やクリスタルの付いた照明器具で全く違う雰囲気を作り出したりした。こういうことって、アメリカやヨーロッパでは一般的に行われていることですが、どうも日本人には馴染みがない。

建てたら建てっぱなし。ガスレンジや給湯器、クーラーが壊れたら新しいものに交換するくらいで、内装を一新しようなんてまず考えないですよね。

また、外装についても、以前と全く同じ色を塗ったり、隣近所と然程変わらない無難な色で塗装する。確かにそうすれば、防水や耐久性はよくなるかも知れないが、デザインを美しくしようというものではありませんね。

こういうことを何故か日本ではリフォームと呼ぶんです。それは、修理の域を出るものではないんです。私たちのリフォーム・リノベーションは、お客様が色やインテリアの分かる人間と一緒に計画を進めるべきものであると考えます。

皆さんのおうちは、10年、20年でデザインを一新していますか。新築時には出来なかったことを実現させようと思っていますか。まさか、釣った魚にエサはやらないなんてことを考えてはいないですよね。エサをやり、水を換えてやることで、魚も家もイキイキとしますし、その価値も上がるんです。

そういう家が増えれば、街が美しくなり、日本の資産価値も大きくなる。そういうことでしか、生活の豊かさはアップしないと思いませんか?修理・補修なんていくらしても、楽しくないでしょ!

こうした私たちの考えや建築に共感され、新築・リフォームを希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: これが、ホームメイドのリノベーションだ! (2014年9月25日)

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スタッコ・フレックスの外壁でも割れる

柔軟性があって割れにくい。耐久性も他の塗り壁材と比べるとはるかに長持ちするはずのスタッコ・フレックス。

その為、USJやTDLなんかの建物でも使われているということなんだけど、私たちが4年前くらいに建てさせて頂いたおうちでは、屋根の棟(一番高いところ)に向かって一直線に割れが入ってしまっている。

通気胴縁を入れた上で、コンクリート・サイディングを張ってその上からスタッコ・フレックスを塗っているんだから、施工的にはメーカーの指示通りに正しくやっている。作業を担当した職人さんも、メーカーで施工研修を受けた人にやってもらっているのだから、問題点が不明なんだよね。

特に、輸入住宅の2x4工法というやつは、垂直方向に縮むことはあっても、水平方向に引っ張られることはないと言っても過言ではない。だから縦にクラックが入るなんて、信じられない。でも、こうやって実際に割れが入っている訳だから、そこは真摯に受け止めなければいけません。

どんな素材であっても、絶対大丈夫ということがないといういい例です。そう、原発も絶対安全ではなかったのと同じですね。何れにしても、こうやってちゃんと割れを埋めて、壁の防水が切れないようにしておくことが大切です。

壁の伸縮が落ち着いてきたら、跡が残らないようにきれいに塗り直すこともやらなきゃいけませんね。外壁の補修でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: クラックの入らない塗り壁 スタッコフレックス (2011年1月25日)
<関連記事>: 塗り壁の外壁クラック (2018年10月24日)

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外壁のコーキング目地の劣化

先回、サイディングの塗装の劣化について書きましたが、今回はサイディングとサイディングとがぶつかる部分、ジョイントについて書かせて頂きます。

通常のパネル・サイディングでも使う場合がありますが、横長の板を張っているように見える横張りサイディングのジョイントには必ず防水コーキングを施します。ただ、コーキングだけだと、何年かするとこのように縮んで劣化してしまい、防水することが出来なくなります。

ですから、このジョイント部分には、下地材として水切りの金物を仕込んでおきます。こうすることで、コーキングが切れてきても雨が壁の中まで入り込まないように施工してあります。

ただ、そのままでは見た目が悪いですから、10年に一度の外装の塗り替えの際には、この部分も一緒に新しいコーキングを入れることをしなければいけません。自然の素材だって経年劣化でメンテナンスが必要ですから、外部の厳しい環境にある人工的な素材だって同じように補修・メンテナンスは大切です。

どうぞ、いつまでも大切に家をしていって下さいね。補修やリフォームを希望される方は、ご相談下さい。

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劣化したサイディングの塗装

家の外壁として使われるコンクリート・サイディング。コンクリートで出来た素材ですから、塗装をしないと雨が染みてボロボロになってしまいます。そう、コンクリート自体には、防水性・耐水性はありません。

そこが、焼きレンガを積んだレンガ積み外壁と違うところです。そういった理由でサイディングに塗装を施す訳ですが、おおよそ10年で塗り替えが必要になります。

20年程前には、塗り替え時期は15年なんて言っていたんですが、気候・環境のせいか、有害物質をあまり含まないように塗料自体を改良したせいか、その耐久性は少し悪くなってきているような気がします。

この写真のサイディングは築10年前後のお客様の家ですが、指で触ると塗装が白い粉になって指先に付いてきます。これを塗料の白化現象なんて言うんですが、塗装が劣化して機能しなくなってきている証拠です。

こうなると塗装がサイディングの表面をコーティングしていない状況ですので、早めに塗り替えを実施することをお勧めします。こんな時、お使い頂くのがパラペイントのウルトラセミグロス エクステリア。カナダの美しい色と優れた耐候性を実現します。

勿論、こんな時は劣化した塗装を除去するケレンという作業をしなければなりません。劣化した塗料の粉などが表面に残っていると、新しい塗料が外壁に固着せず剥がれてしまいますからね。

塗り替えや外壁のメンテナンスでご相談のある方は、お問い合わせ下さい。

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自分は大丈夫って、その自信はどこからなの?

新建ハウジングという住宅雑誌のサイトからメールが来た。そこには、「マンション・ラボ」というところがマンションに住んでいる方に地震についてアンケートを実施したと書いてあった。

2778人の人から回答があったそうで、そのうち7割の人が巨大地震は必ずやってくると思っているらしい。まあ、これだけニュースやTV番組で報道されている訳だから、7割というのは少ないくらいかも知れない。

だが、このアンケートで私が驚いたのは、このことではない。巨大地震で自分は無事だと思うかという質問に対し、何と4割の人が無事だと答えているらしい。そう、怪我すらしないというのだ。

これにはさすがにビックリしました。その理由の1位、2位は「家にはものが少ない」とか、「何となく大丈夫な気がする」なんて呑気な回答なのだ。東日本大震災や神戸の震災であれだけ大変な状況を見てきたのに、マンション住まいの日本人ってどんだけ危機感が薄いんでしょう。

まさに、喉元過ぎれば熱さ忘るるというやつですね。

今回の広島の土石流災害でも、地主や建設業者のリスク管理やモラルのなさが言われていますが、以前被害があっても時間と共にそれを忘れてしまうのは同じ心理なのかも知れない。

過剰に反応する必要はないと思うが、客観的に現状を把握し、あらゆる災害にどう対処すべきかというシミュレーションを考えておくくらいは、やらなきゃダメでしょ。

それにしても、高層マンションの長周期地震動は嫌ですねぇ。だって、場合によっては10分以上ゆっくりと大きく揺れるらしいですから・・・。建物が壊れるかどうかの話の前に、精神的なストレスはすごいでしょうね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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