ペアガラスの結露

ペアガラスの結露

今回も輸入樹脂サッシのペアガラスの内部結露についてご相談を頂きました。

窓メーカーは、Viceroy(ヴァイスロイ、又はバイスロイ)社。カナダで建材を広く取扱いしている会社です。このメーカーの窓は、上げ下げ窓のダブルハングのバランサーが切れたというお宅の交換メンテナンスの際に見させて頂いたことがあります。

ガラスの内部結露を起したのは、横に開くケースメントと呼ばれるサッシです。写真のように、左右に開くダブル・ウインドウの向かって右側の窓が、水滴で曇っているのが分かります。

ご存知の通り、ペアガラスですからガラスは内と外に1枚ずつ。実は、結露は季節によって変わります。夏場は、クーラーによって冷やされる内側のガラスに水滴が付着します。逆に冬場は外側のガラスに水滴が付着するのです。

勿論、結露はガラスとガラスとの間の空間でですよ。こうして結露と蒸発を何度も繰り返すことで、そのうちガラス内に藻のようなものが付いてきますし、ガラス内の気密を保持する為のスペーサー(金属製やゴム製)も錆びたり、劣化したりしてきます。

また、高性能な断熱ガラスを使っている輸入サッシでは、Low-Eコーティングの被膜が劣化で剥がれてくるなんてこともありますね。

そうならない為にも早めにガラスを交換するようにして下さいね。但し、輸入サッシを扱ったことがない普通のサッシ屋さんでは、出来ないと断られるかも知れません。その際は、お問い合わせ下さいね。

輸入住宅の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 窓のメンテナンスは、どうするんだろう? (2011年11月29日)

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