お知らせ : ページ 341

何を比べるかが、大切

私たちは、欲しいものを購入しようとする際、まずは自分が欲しい商品を特定します。そうした上で、どこでどのような価格で売っているかを調べ、注文するというのが一般的ですね。

では、自分たちの家を新築したり、何年か経った輸入住宅に使われている輸入サッシやドア、水栓金具といった輸入材のメンテナンスが必要になったりした際は、どのように購入先を決めるでしょうか。殆どの人は、価格で決めると言うかも知れません。

ただ、家の新築といった一品ものをどこに頼むかという話の場合、ビルダーのデザイン・センスや使っている資材、施工方法や精度までを知らなければ、本来の価格は比べようがありません。(建築なんてどこでも同じでしょ?と考える人は、論外ですが・・・)

高ければものがいいだろうという考えは、ある程度は正解に近いかも知れませんが、絶対そうとは言えませんし、安いものでもいい家が出来るというのも安易なように思います。

自然の摂理を考えた施工や素材で、如何に長く愛せる家づくりをするかというのは、ビルダーの永遠の課題ですし、それに真摯に取り組む姿勢が大切です。

また、お客様との関係を一人の人間同士という観点で接することも必要です。お互いが自分の利益を搾取することばかり考えるような関係ではいい家は出来ません。お互いが相手のことを思いやって与え合うことが出来れば、それが理想です。

そういう意味では、家づくりは人が肝心であると言えませんか?

最近、修理・メンテナンスの問い合わせを頂くケースが増えていますが、その際お客様自身では到底調べることが出来ない詳しい情報を提供頂いて、輸入の商品を調達して欲しいというご依頼を頂いたりします。そういう場合、恐らく他の業者さんに既に問い合わせをされて、いろいろな情報をそこから入手していることが多いと思います。

私たちも相談されれば商品を探し、その調達可否を確認してから価格を調べ、見積を作成します。そこでは、間にいろいろな人の協力や手間や時間が掛かっています。一般の商品が決まったルートや流通によって販売されるのと違い、困っている人の手助けになれるようにという思いで、修理や交換部品の調査や手配をしている人が、そこにはいます。

価格ばかりで勝負してきた結果が、低品質な家づくりやメンテナンスサービスをしない住宅業界を生み出し、30年で建て替えをしなければいけなくなるような日本社会を作り出しました。また、輸入住宅ブームが去ってしまって、ビルダーが倒産したり事業を止めてしまったのも、心より利益を優先したのが原因だと思います。

輸入住宅という特殊な文化を支えていくには、そこに精通した人間の情熱や技術、商品手配が必要ということを忘れてはいけません。それらが揃ってこそ、あなたの家を長く維持していけるのです。

資本主義には、心はありません。多くの人の努力を感じることで、そこから買いたいという衝動が生まれます。今の日本には、義理や人情が必要ではないでしょうか。この人しかいないと思える人間を探すことが、家づくりと言えるのです。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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ゆりかごのようなバスタブ

かぐや姫が竹から生まれた時の様子や赤ちゃんのゆりかごを連想させるデザインのバスタブ。

日本人向きにはピッタリの深めの浴槽の感じもいいですね。ただ、エッジも高めな気がしますから、お年寄りうあ子供さんなどは、ちょっとした台があった方がいいかも知れません。

全長は、おおよそ1.7mありますから、体の大きな方でもゆったりと入ることが出来ますね。

このバスタブの名前は、「Wish」。日本語に訳すと、願いとか希望です。朝の目覚めのお風呂には、もってこいのデザインと名前だと思いませんか?

勿論、明かりを少し薄暗くして、静かでムーディーな曲を流しながら入るお風呂もいいですね。

包まれているような感じを味わえるこのバスタブ。私たち ホームメイドなら、皆さんのおうちにご用意しますよ。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ドアが床に擦ったら、ヒンジを交換しよう

輸入の古い木製ドアに取り付けられたヒンジ(蝶番)。もうこの輸入住宅も築15年以上経ちました。

このドアは、リビングの入口のドアなので、人の出入りも頻繁。だから、開け閉めでヒンジも徐々に消耗し、そろそろドアがフローリングに擦れそうな感じになってきました。

特に、夏場などの湿気が多い季節には、木のドアが膨張する傾向にありますから、注意が必要です。

この原因は、ヒンジの消耗だけでなく、ドアの重みでドアが倒れてきているということもありますので、ヒンジを新しいものに交換する際には、建て起しも調整するのが理想です。

さて、皆さんの家では、ドアの調整をしていますか?調子が悪い状態でそのまま使い続けると、ドア調整だけでは終わらないことがありますから、早めに対処して下さいね。

家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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生産中止でも、修理はまだまだ大丈夫

私たちの輸入住宅でもよく使わせて頂いたロジェール社のガスレンジ。

その多くは、オーブンと一体型のフリースタンディング・タイプの可愛らしいフレンチ・デザインのレンジでした。でも、消防法の関係から加熱センサーの付いていないものが使えなくなり、ロジェール社のガスレンジは生産中止に追い込まれました。

安全性向上の為とは言え、フランスではOKのものが販売出来なくなるのは、非関税障壁としか言いようがありません。

そんな状況の中、愛知県名古屋市のお客様からロジェールの四つ口ガスレンジ TDS-64 の修理が出来ないかという問い合わせを頂いた。こちらは、オーブンのないガスコンロだけのタイプです。

何でも点火の調子が悪く、火力にもバラつきが出てしまうとのこと。生産・販売が終わってから10年近く経ちますから、修理などは絶望的とお考えの方も多いと思いますが、修理や部品の交換さえすれば、これからも長くお使い頂けると思います。

ただ、輸入の住宅設備メーカーの多くは、修理部品の提供はするが、交換やメンテナンスはお客様自身でやって下さいと言うのです。素人の皆さんが、部品を取付けたり、調整したりするのってハードルが高いですよね。ですから、私たちは、部品の調達だけでなく、出来る限り施工もするようにしたいと考えています。

こうしたサービスがいつまでやれるかは分かりませんが、私共も出来るだけお力になれるように努力しますよ。修理や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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<メンテナンス後のお客様からのメール>

ホームメイド 村瀬様

ありがとうございました。またお世話になることもあるかと存じます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。とりいそぎのお礼のみにて失礼いたします。 (2014/12/15)
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<関連記事>: ちゃんと直りましたよ (2014年12月16日)
<関連記事>: ロジェール ガスレンジ 販売終了のお知らせ (2011年6月6日)

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ピーチツリーのシングルハング窓のロック破損

いろいろな部品の調達や修理のご依頼を頂く昨今ですが、今回はピーチツリー社のシングルハング・サッシについてご相談を頂きました。

ピーチツリー社と言えば、かつてはスチールの輸入ドアで知らない人はいないというくらい人気のあったメーカーでしたが、国内で取扱いをしている建材商社も殆どなくなってしまいました。

そのピーチツリーがサッシを、それも内部側が木製のクラッドサッシを作っていたんですねぇ。細くて繊細な建具(サッシュ)のデザインは、日本の障子にも近いものがありますから、意外と和風の家にも合うかも知れませんね、

お客様が撮影したこの写真の指先をご覧頂くと、左右の窓で部品の形状が違うのが分かりますか。右はロック用の軸が露出した状態で、左の窓のようなプラスチック製のレバー部品がありません。破損した為に外されてしまったんでしょうね。このままでは、防犯上も気になります。

また、バランサーも壊れてしまっているということですから、一緒に調達しないといけません。

古いサッシですから、全く同じロック・レバーがあるかどうかは分かりませんが、何とか見つけたいと思っています。輸入住宅の修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: ピーチツリーのアルミクラッド木製サッシ (2023年10月21日)

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ようやくお渡し出来ます

部品がなかなか見つからず、何度もお客様とやりとりをして、やっと手に入れたのがこの取っ手(Latch & Pull)。お問い合わせ頂いてから調達までに、数か月掛かりました。

小さな部品でも、ないと困ってしまいますから、せっかくの輸入住宅がみすぼらしくならない為にも、ちゃんと取付けしないといけません。(ちゃんとしていない家だと、防犯性にも影響しますよ)

ミルガード社の古い掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)の網戸を開閉する際に使うのですが、取付け穴の位置や大きさが丁度のものがなくて、探すのに苦労しました。こうした取っ手は、種類も豊富で窓メーカーによっても、また製造年代によっても部品の形状が変わったりします。

ですから、全く同じものか、それに代わるようなものを見つけるのは結構大変なんですね。

Milgardの輸入サッシは、今までに相当多く出回っているはずですが経年劣化で破損したり、なくなってしまったりした部品も少なからず存在していると思います。ミルガードのように、国内に販売代理店のない輸入資材は数多くあるはずですが、相談先のない方はどうぞお問い合わせ下さい。

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今年も有難うございました

またまた、年末にお客様のおうちを定期訪問させて頂く時期が参りました。

この輸入住宅の仕事をさせて頂いてから、お盆と年末の年2回のご挨拶は一度も欠かしたことがありませんが、今まで建てさせて頂いたおうちの全てを回るというのですから、えらいことです(笑)

さて、今回のご挨拶のお供は、この緊急脱出用ハンマー。最近は、水没するような災害も多く発生していることから、電気に頼る車だと窓が開けられないで生命の危険に曝されるなんてこともありますよね。そんな時これさえあれば、窓ガラスを簡単に割ることが出来、外へと脱出することが可能となります。

また、事故でシートベルトが外れなくなった時でも、ベルトをカットする機能も付いていますから、万一の時には安心です。このハンマーは、マジックテープで運転席付近に貼っておけますから、いざという時でもすぐにお使い頂けます。(ダッシュボードに入れていては、ダメですよ)

さあ、今年も私が皆さんのおうちに行くのを、楽しみにしていて下さい。家のメンテナンスやリフォームについて何かありましたら、その際ご相談頂くか、お問い合わせ下さいね。

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表面を繕うだけでは、解決しません

先日、S瓦の屋根材と塗り壁の外壁とが接する部分の雨仕舞がよくなかったという記事を書きましたが、それ以外にも外壁の防水に影響を与えているのが、塗り壁材のクラック(割れ)です。

写真をよく見て頂くと、矢印の先のところに屋根の軒先から左上へと続く割れが入っているのが分かるだろうか。これは、外壁か屋根のどちらか、又はその両方が何某かの原因で動いたことで、外壁の表面に塗った外装材のジョリパット(モルタル?)を押したことで発生したと思われる。

また、ジョリパット自身の熱膨張や収縮でもこのようなことが起り得るとも考えられる。それは、この材料の特性として柔軟性が少ないという理由からだ。こうした現象は、窓やドアの角(コーナー部分)などでも見受けられることが一般的。

ジョリパットの防水下地の設計や材料・施工が十分であれば、これくらいの割れはそれ程気にすることはないかも知れないが、そうでない場合は構造材の腐食や室内への雨漏りというトラブルへと発展してしまうから、注意が必要です。

こうした状況では、多くの場合もう一度ジョリパットを上から塗り増しして、割れを埋めてしまうという安易な方法が取られているような気がします。確かに、それが一番早くて簡単ですからね。

でも、防水下地がよくないという状況は、そうした表面的な補修では直りませんから、外装材や屋根材を一旦外して壁の中の見直しをやるべきだと思います。手間や時間は掛かりますが、急がば回れ、それが反って問題を早く解決することになるはずです。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: モルタル外壁の雨漏り (2014年11月28日)

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適材適所

防水する時に便利なのが、コーキング。

チューブに入っている時は、液体状だから凸凹した所や形が歪な場所などどんな状況でも対応出来るし、乾いてしまえば弾力性を持った固体となってしまうから、流れ出したり脱落したりすることもありません。

だから、雨風の当たる家の外回りや水を使う配管回りでは大変重宝するんです。ただ、コーキングという材料は、多くの種類が存在します。写真にある2つのコーキングも、実は用途が違います。

右のものは、ガラスやサッシ、水回りに使います。熱膨張が大きな場所でフレキシブルさが要求される時にその威力を発揮します。

左のものは、コンクリートのサイディングや屋根材、レンガ積み外壁の目地などのつなぎ目に使います。外部の厳しい環境下でも耐久性があって素材がそれ程動くことが少ないようなものに最適です。

防水するなら手軽なコーキングですが、用途によって種類を選ぶことが大切ですよ。また、便利なものでも劣化しない訳ではないので、外装のメンテナンスが必要となる10年後くらいには、打ち直しや打ち増しをすることを忘れずに。そういうことに気遣いをして、私たちも家づくりをしていきたいものです。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工・補修を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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メンテナンスしなければ、窓の建具は劣化します

アンダーセン社製ナローライン・シリーズの古いダブルハングサッシ。竣工から28年経っていますが、木製サッシの美しさはまだまだ健在。

ただ、アンダーセンのサッシは、窓枠は樹脂でカバーされた木製枠なんですが、建具(サッシュ)の方は塗装された木製であるが故に雨や紫外線などで外部が劣化してしまうこともあるようです。

こういう場合、割れたりした部分に木工パテを入れて、その上からパラペイントの防水塗料 ティンバー・ケアなどで早めに塗装してあげれば、ひどい損傷にならずに済むのですが、そういう情報のない一般のお客様は、そのまま放置するしかないという状況かも知れません。

この輸入住宅も新築時のビルダーさんは既になくなっているようで、最近ご自身で苦労してアメリカからバランサーを購入して交換した以外は、特段の手入れもしてこなかったそうです。その為、建具の外側が腐ってきてしまい、既に一部が脱落し始めているといった状況になってしまいました。

今回、私たちは、建具を交換する方向でお客様にお話を進めていますが、防犯性能の強化の為に、通常のガラスではなく強化ガラスの入った建具を調達して欲しいというご依頼を頂きました。せっかく窓を直すのですから、気になる問題を同時に解消して差し上げることも私たちの重要な仕事です。

今後は、私たち ホームメイドが、定期的にメンテナンスのアドバイスをさせて頂きますから、家への不安や心配が少しは和らぐと思います。寄り添っていける建築屋がいることって、本当に大切なことですよね。

新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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