お知らせ : ページ 342

レンガ積み外壁のメンテナンス

レンガ自体は、100年でも200年でも持つ素材ですが、その周囲はちゃんと定期的に手入れをしてあげないと、錆びたり劣化したりしてくるものです。

例えば、窓周り。窓枠とレンガとが接する部分には、少し隙間が作ってあります。それは、レンガの重みで窓枠やガラスが変形したり歪んだりしないように、予め遊びのスペースを持たせてあるのです。その隙間を埋めないと、雨がレンガで囲まれた奥にある構造体にも入ってきますから、防水コーキングを入れていますが、こうしたものも10年くらいで劣化してきます。

また、窓の上に積んだレンガの重みを支える為に、窓の上には厚みのあるL字鉄筋が入れてあります。鉄筋ですから、そのうち塗装が劣化して錆も生じてくるものです。

また、ペアガラスの中に湿気や水分が入ってしまうというトラブルが、輸入・国産問わずにペアガラス・サッシには起こる可能性があります。

そこで、建具(サッシュ)とガラスとが接する部分にも、ガラス用のクリアの防水コーキングを打ってそのリスクを少しでも少なくするようにしてあげるのも、大切な仕事だと思っています。(手間が掛かりますから、あまりそういうことを考えてやっている住宅メーカーは少ないと思いますが・・・)

100年以上レンガ積みの家の美しさを保とうとすれば、こういう気遣いをすることが大切です。こうしたメンテナンスにはお金や時間も掛かりますが、20~30年で建て替えられる建物のコストを考えれば、私はやって損はないと思います。

だって、自分たちの子供たちには、大きな財産となるはずですから。

こうした私たちの考えや建築に共感され、輸入住宅の施工を希望される方は、ご相談下さい。

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外部ドアの飾り縁を塗り直そう!

輸入住宅の玄関ドアや勝手口ドアは、木製、グラスファイバー製、スチール製といろいろありますが、ドアの枠を飾るブリック・モールディング(飾り縁)も木やグラスファイバーのものがあるのをご存じですか?

20年前くらいの輸入住宅ブームの際は、殆ど全てが木製でしたから、何もメンテナンスしないで10年くらい経ってくると、木に雨が染みてこのように塗装が剥げて、木も劣化してきます。

こうなってくると、黒アリが侵入して中で巣くっているなんて状況にもなりますから、放っておいてはいけません。劣化がそれ程でもない場合は、割れた部分を木工パテで埋めて、その上から木部用防水塗料のパラペイント「ティンバー・ケア」を塗れば、美しく仕上がるはず。

でも、木を指で押すとフカフカするような感じの場合は、モールディングの交換が必要となります。今後の手間を考えれば、新しく交換するブリック・モールディングは、グラスファイバー製のものがいいかも知れません。

でも、永久的にメンテナンスが必要ないというものは存在しませんから、家の手入れや点検を怠らないで下さいね。私たち ホームメイドならこうした輸入資材も手に入りますので、輸入ドアのメンテナンスをご希望の方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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北米でトレンドのバスルーム

夜景を見ながら、広いバスルームでゆったりとお風呂タイム。

日本では1坪程のユニットバスの空間に浴槽も入れてしまいますから、こんなに開放的な気分は味わえないかも知れません。普通の日本人は、バスタブで体を洗う習慣がありませんから、なかなかこういうバスルームのデザインは出来ませんが、中には欧米の生活スタイルを受け入れられる海外組の方もいるでしょう。

そんなご家族でしたら、6帖くらいの洗面・バスルームを作ってシャワー・ブースとバスタブとヴァニティを同居させるのも楽しいですよね。特にお子さんがいらっしゃらないご夫婦や子供さんが大きくなったご家族でしたら、お湯が周囲に飛び散るなんてことも少ないですからタイルや石張りの床にすれば、まず大丈夫でしょう。

バスタブの壁を少しくり抜いて、可愛らしいロウソクを並べて火の揺らぎを眺めて入るお風呂は、最高でしょうね。

勿論、朝夕に汗を流すだけなら、隣のシャワーだけでも十分ですから、お湯を無駄に使うことも必要ありません。画一的なユニットバスから一歩踏み出して、素敵なバスタブのある輸入住宅を造ってみませんか?

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ドライウォールは、どうやって直す?

この家は、築13年の輸入住宅。子供が小さい頃にあばれて、寝室にある窓下の壁に穴を明けてしまった。

その時は、また子供があばれるかも知れないということで、補修をせずに放っておいたのだが、外壁の塗り直しのタイミングにこの穴を含めたドライウォールの補修をしようという話になった。

ビニールクロスの壁なら、クロスを全面張り替えるしか方法はないが、石膏ボードに塗装するドライウォールの壁なら、穴の明いた箇所を少し大きめに切り取って、そこにその大きさに合わせたボードをはめ込めば大丈夫。まあ、パッチを当てるようなものですね。

切り口のジョイント部分は、北米製の石膏パテをしっかり塗って、その上からオレンジピール仕上げとして、パテを水で少し溶いたブツブツを吹き付ければ下地作業が完了!オレンジピール仕上げは、ドライウォール下地の粗隠しの役割も果たしますから、ひと手間掛けるだけのことはありますよ。

そこまで仕上げた状態が、この写真です。どうです、石膏ボードをつないだ感じもなく、きれいに仕上がっていると思いませんか?

この上から下塗り用のプライマーを塗って、最後に上塗り用のパラペイントで色付けすれば、ドライウォールの修理は完成です。

カナダ製のパラペイントは、国産の塗料と違い、素人の人が部分塗りをしても色ムラにはなりません。普通だったら、塗ったところだけ色が変わってしまいますよね。そこが、パラペイントの優れた特徴なんです。

また、現状住んだ状況でこうした塗装をしても嫌な臭いが全くしないパラペイントであれば、施工中でも安心して生活出来るということも魅力です。塗り壁のドライウォールって、簡単で元通りにメンテナンス出来るところが、素晴らしいと思いませんか?

勿論、この際だから、違う色を塗って模様替えなんていうのもいいかも知れませんよ。新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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玄関ドアは、閉まりますか?

先日、とあるリフォーム会社の営業担当さんから、輸入の玄関ドアのハンドル・セットが破損している輸入住宅があるので、修理・交換が出来ないかとの相談を頂きました。

築28年という年季が入った古い家ですが、写真を見せて頂いてKwikset社のドアノブであることがすぐに分かりました。

このデザインのハンドルは、既に製造されていませんが、取付け穴の位置や大きさは現在のものとほぼ同じですから、それ程難しくなく交換出来ると思います。

(当初に取付けした大工さんが、数ミリでも寸法通りに施工していない場合には、結構大変な作業になることもありますが・・・)

恐らくこのドアのラッチは、内蔵されたバネが破損した為、ラッチの爪が出てこなかったり、逆に引っ込まなくてドアが開けられなくなったのでしょう。玄関ドアからラッチを外した状態で、長い間デッドロックだけでドアを使用していたと思われます。でも、いちいち鍵を内側で掛けなければいけないので面倒だったでしょうね。

お客さん曰く、クイックセットのラッチは長い間どこを探してもなかったので、もう半分諦めていたのですが、こんな近くに古い輸入住宅をメンテナンス出来るビルダーがいたなんて、とビックリされていました。

ドアのラッチもそうなんですが、輸入のハンドル・セットやドアノブの中にもバネ(スプリング)が内蔵してあるのが普通です。そういったものは、長い間に消耗してきますから、定期的に交換・修理することが必要です。そうしないと、セキュリティ上も不安になってしまいますからね。

ただ、ドアノブ・メーカーによって、その仕様やデザインが異なりますから、国産や他社のものを流用することは出来ません。今回は、ドアハンドルの交換だけでなく、ラッチを隠すドアのガードプレートも装着して万全の防犯対策をする予定です。

また、こういった機会を利用して、ドアノブだけでなく、玄関ドア自体の歪みや傾きなどの調整や塗り替えもお勧めします。そうすると、ドアが見違えるように美しくスムースに開閉するようになりますよ。

新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連資料>:北欧の輸入ドア レクサンドーレン(レクサンドドア)・スウェドア用ガードプレート
<関連資料>:屋外木部用塗料 パラペイント ティンバー・ケア

<施工後の記事>: こうすれば、装着出来ますよ (2015年1月17日)

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外壁の塗り直しと点検補修

現在外壁や屋根の塗り直し工事をさせて頂いている輸入住宅で、お客様から施工前に、ある要望を頂きました。

それは、玄関ポーチの上に子供部屋が載っているのだけれど、冬に子供部屋の床が寒くて結露することがあるので、何か対策はないかというものでした。

そこで私たちは、玄関ポーチの天井根太の間にセルロースの断熱材を空間いっぱいに吹き込むことを提案しました。実は、ここの子供部屋ですが、数年前に壁際から大量の羽アリが出たということで、シロアリの駆除をしたことがあったそうです。それも丁度、その玄関ポーチの辺りらしいのです。

その際は、駆除はしてもらったけど、壁を開けて中を見るなんてことをしなかったようで、今回ポーチの天井板を外す時に状況を確認しましょうという話になった。

写真はその様子だが、比較的柔らかい針葉樹の構造用合板がシロアリに食われていた。若干、SPFの構造材も食われた跡が見受けられるが、表面的なところで終わっている。また、食われた跡は見られるが、現状シロアリがこの中で繁殖しているという感じではなさそうでした。

あと、ここの天井には全く断熱材が入っていなかったので、そりゃ2階の床は冷えますよね。

取り敢えず、セルロースの断熱材を入れて天井を張り直す前に、再度シロアリ屋さんが食われた箇所に薬剤を塗布してくれるということになりました。まあ、念の為ですけどね。

そうそう私たちのセルロースの断熱材は、紙を粉砕した綿ボコリのような木の繊維ですので、吸放湿作用性がありますから冬場の結露にも威力を発揮します。

また、ホウ酸がセルロースに塗布されていますので、シロアリやゴキブリが食べると死んでしまうというのも、この状況には最も適切と言えるかも知れません。

外壁の塗り直しをペンキ屋さんに頼むだけという家もあるでしょうが、こういった不安要素を同時に解決していくという配慮をしてこそ、ビルダーとしての真骨頂だと思います。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 木の細胞繊維であるセルロース断熱材 (2006年12月25日)
<関連記事>: 薬剤でのシロアリ予防はあり得ない。最高の予防は目視! (2013年1月4日)

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モルタル外壁の雨漏り

室内の梁(ハリ)の上からの雨漏りが、何年も直らないので見てもらえないかとの相談を頂き、昨日現場を見てきました。

梁のある部分の上には丁度写真左の外壁があり、この塗り壁にあったクラックを補修したり、写真のようにS瓦と外壁がぶつかる部分を鈑金でボックス状にカバーをしたりして何とか雨漏りを直そうとした跡は確認出来た。

それでも雨漏りが直っていないということは、こうした施工があまり意味をなしていないということを物語っています。それは、全てが対症療法であって、原因療法ではないというのが問題解決に至らなかった大きな要因ではないかと思います。

それはどういうことかと言うと、補修の施工が雨漏りを全て上からカバーしていくことしか考えていないのです。つまり、表面的な部分を処理することしかしていないので、雨が外壁材の中に侵入した際、その内側の構造部分に到達しないようにしようという工夫が全くなされていなかったということなんです。

北米での外装材の考え方は、外壁材や屋根材というものは太陽の日射や何か物が当たった時に構造体へのダメージを最小限にする為のもので、雨がその中へ侵入することを当たり前のことと捉えています。

ですから、中に入った後に水が内側の構造体に入らないで、外側へ流れていくか、そこで乾いてしまうかするように工夫して造るのが普通です。日本でもそれに気付いてきているビルダーは、徐々に増えているとは思いますが、まだまだその数は多くありません。

だから、この輸入住宅のように外壁の表面の防水だけで絶対雨が入らないようにするんだという考え方で日本の住宅は造られているんです。これって、原発はどんな大きな地震が来ても大丈夫だという安全神話にも共通していると思いませんか?

そう、絶対安全、絶対大丈夫なんて、絶対ないんです。万一外壁の中に雨が入っても、雨が構造体などの基本部分に影響しないように仕掛けを作るということが大切なんですね。

だって、外壁に塗ったモルタルは防水性はありませんし、柔軟性がありませんから少し家が動けば割れが入ってしまうのです。この状況は、カルチャード・ブリックのようなレンガタイルやジョリパットのような塗り壁でも同じです。

費用が掛かる根本解決をせず、最後には問題や顧客との関係を放棄するようなビルダーが続出している現状をみると、悲しいものがありますね。早い、うまい、安いは吉野家だけ?これももう古いフレーズか?(笑)

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 表面を繕うだけでは、解決しません (2014年12月7日)

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Well-dressed Traditional Kitchen

アメリカのインテリア・サイトにHouzzというのがあるんですが、千葉で新築を検討中のお客様から、そのサイトに掲載されたこのキッチンのようなデザインのものが欲しいというご相談を頂きました。

よく見ないと分からないかも知れませんが、白いペイントの下に黒やブラウンの色を塗っていて、白いペイントを紙やすりのようなもので部分的に剥がすことで、薄っすら下地の色が見えるようにするアンティーク仕上げという手の掛かる仕事がしてあるキャビネットなんです。

また、ドア・ノブや飾りのモールディングなども豪華にデザインされていますよね。こういうクラシックなデザインは、輸入キッチンならではですが、如何にもお金が掛かっているなぁ~なんて感じですよね。

デザインは少し違うようですが、他社で見積もってもらったら全く予算に合わなかったそうです。確かに輸入キッチン・メーカーでこんなのを頼んだら、目が飛び出るような金額になるでしょうが、安かろう悪かろうでは意味がありません。

自社で直輸入している私たちなら、少しはお値打ちになるでしょうが、価格よりもクオリティの高さが私たちの真骨頂です。北米のフリースタンディング・タイプの電気オーブン・レンジや60cm幅のアメリカ製食洗機なんていうものも組み込んで本物のアメリカン・キッチンをプランしますよ。ただ、ちょっと時間は掛かりますが・・・。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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同じトラブルの人がいるんですねぇ

10月31日にMilgard社の輸入アルミサッシのロック・ハンドルが折れたという相談を頂いたと書きましたが、今回全く同じロック・レバーの調達依頼を頂きました。

先回の記事でも書きましたが、ミルガードという会社は北米で樹脂製の輸入サッシを製造・販売しているというのが一般に知られていて、現在アルミサッシについては殆どその存在を知られていない。

そんな状況ですから、非常に特殊な相談なのだろうと思っていたのですが、私の記事をNETで見て同じ相談を頂いたということは、NETの力の凄さを感じさせられる出来事でした。

さて、このレバーのことについてですが、素材はアルミ鋳物で出来ているようです。鋳物は固くて簡単に変形することはありません。でも、何か強い力が加わると、その固さが逆に災いしてポッキリ割れてしまうという脆さもある。どんなものでも柔軟性に欠けるものは、反って弱いのです。

22日夜に最大震度6弱の地震が襲った長野県白馬村で、木造住宅が倒壊しながら住人が全員救出されたというニュースは、柔軟性のある木造家屋が一気に倒壊せずに生存スペースをソフトに確保したのだと考えられます。こんなことでも、柔軟性の大切さが分かりますよね。

話は横にそれましたが、またレバーを調達しなきゃいけませんね。先回ご依頼頂いたレバーは、もう窓メーカーから出荷された頃かも知れませんが・・・。

メンテナンスして、輸入住宅を長く愛してあげて下さいね。部品の調達や修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>:アルミ製の輸入サッシ (2014年10月31日)
<関連記事>:ミルガードのオーニング窓用ロック・レバー (2015年1月31日)

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木製サッシは、手が掛かります

このサッシは、マーヴィン(マービン)社製の木製サッシ。

マーヴィン社と言えば、外側をアルミでカバーしたアルミクラッドの木製サッシが一般的ですが、ヨーロッパの片田舎を演出する為か、内外全てが木製のサッシをこの輸入住宅では採用されたようです。ただ、本物の木を使っていますから、この部分のメンテナンスは頻繁にやらなければいけなくなります。

でも、この家を造った工務店(住宅メーカー)は、そういったメンテナンスについてはお客様にちゃんと伝えていなかったのでしょう。恐らく工務店自体もメンテナンスの仕方や耐候性のある塗料について、何も知識がなかったように思います。

写真でも分かるように、ちょっとだけ覗いている内側の木の部分は、まだ白木の状態できれいなのに残念です。

釘を後から打ったような跡もありますから、何度か補修に来ているようですが、そうした対処が更に木割れの原因となって状態を悪化させたのは言うまでもありません。ここまでになるまでに、早く私たちに相談頂いていれば、もしかしたら木部用の塗料 パラペイントのティンバー・ケアだけで何とか劣化を遅らせることが出来たかも知れないですが・・・。

あと、このおうちは、外壁の仕上げにモルタルを用いています。モルタルというのは、セメントと砂を混ぜただけの塗り壁ですから、雨が中まで浸透してしまいます。

モルタル下地に水に強いと言われているシージングボードを施工したようですが、多少水が付いてすぐに乾くという程度なら大丈夫かも知れませんが、常に水分に曝されるような状態では、こちらにも雨が侵入するリスクも出てきます。

そういったことが、木製サッシの枠の劣化を促したのかも知れません。

こういう問題の解決には、時間を掛けた原因究明とどう復旧するかをしっかりと考えなければいけません。上からフタをすれば、中がどんなだって平気だなんてことで施工するようなリフォーム屋さんにお願いしてはダメですよ。

また、腐らないアルミサッシに交換しましょうなんて話にも注意して下さい。一軒の家で窓の性能が違う状態があると、必ず弱点の多いアルミサッシに結露等の問題が起きてしまいますから・・・。

手の掛かる木製サッシですが、ちゃんと手入れさえ間違わなければ長持ちすることを忘れないで下さいね。メンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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