お知らせ : ページ 324

水回りは、一緒でいかが?

日本の住宅の場合、浴室、洗面(脱衣室)、トイレの機能は、別々の空間で考えるのが一般的。そうした方が、それぞれの人がそれぞれの用途で使えるということでそうなったのでしょう。

だって、写真のように全てがオールインワンとなっていたら、ご主人がお風呂に入っている時に、娘さんがシャワーブースに入り、奥様が洗面でスキンケアをするなんてことが出来ないですもんね。

でも、アメリカでは日本のような空間分けを殆どしません。

それは水回りを集中させて配管を効率的に施工するという合理的な考え方の他に、こうした水回りはそれぞれのプライベートスペースに必ず1ヵ所ずつ設けられているという間取りの取り方が関係しています。

自分だけで占有出来るのであれば、一緒の方が楽ですし別に空間を分ける必要はないですもんね。

文化的な背景や国土の広さ、プライバシーに対する考え方などいろいろな要素で間取りのプランニングが変わってきます。

でも、日本だから日本式にしなければならないということもありませんから、8帖もあるようなバスルーム(北米では、一体化された水回り空間をこう呼びます)にしたいというアメリカンな方がいても、OKだと思います。(むしろ、そういう多様な人がいてこそ、成熟した豊かな社会な気がします)

こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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真下から見上げると、よく分かります

愛知県大口町で施工した赤いレンガ積み外壁の輸入住宅 B邸。

レンガの外壁を下から写真で撮ってみました。壁に歪みやうねりもなく、一枚の平らなパネルのように見えるのが最も技術的に優れたレンガ積みですが、如何でしょうか。

崩れないレンガ積みを作る為にも、こうした高い施工技術は欠かせないのですが、大きなレンガを1個1個積む訳ですから、水平・垂直を取りながら何千個も積むのは気が遠くなるような仕事です。

それにしても、カナダのプロのレンガ職人は、レベルが違いますよね。

あと、下から見上げると、レンガの厚み分窓に奥行きが出ているところもよく分かります。約10cm程度の厚さがあるレンガですから、その分外気の熱も伝わらないというのも納得できますよね。

この頃は、窓の下端にボトム・シルと呼ばれる窓カウンター材を入れないで、レンガを縦に細かく入れていましたが、窓下のレンガが突き出している様子も積みレンガならではのデザインです。

スライス・ブリックを張っただけのレンガタイル張りの外壁との違いは、こういう角度から見ても分かりますね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<作品紹介>:大人のブリティッシュトラッド ~B邸~

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風から屋根を守る耐風金物

現在施工している現場で撮った写真の中から、ハリケーン・タイ(Hurricane Tie)をご紹介します。

ハリケーン・タイという名前の通り、台風よりも強力なハリケーンが吹き荒れるアメリカの家に施工される金物です。屋根を載せる為の下地木材である垂木(たるき)と外壁とを緊結させる為に、金属板を90度折り曲げたような形をしています。

私たちが施工する2x4工法の輸入住宅では、おおよそ45cm間隔に並べられた垂木全てにこのハリケーン・タイを装着します。そうすることで、外壁に当たった強い風が上方向に巻き上がった際の軒裏への圧力に耐えることが可能となります。

ですから、ハリケーン・タイは、「あおり止め金具」と呼ばれます。

非常に強い台風のような瞬間風速70mの時に、金物1個当たりにかかる力は1.67kN。そして、この金物の1個当たりの許容耐力は、3.38kNと言われています。このことからも、ハリケーン・タイを装着していれば台風や竜巻で私共の輸入住宅の屋根が飛ばされることがないことが分かりますね。

こういう場所にも何気なく防災対策をしているのです。私たちの考えや建築に共感され施工を希望される方は、ご相談下さい。

(尚、屋根の上に張ってある屋根材等が吹き飛ばされることはあり得ると思いますので、ご注意下さい。私たちの建築は、あらゆる被害を最小限にして人命へのリスクを少なくすることを家づくりの大きなテーマとしています。でも、自然の力に人間が全て対抗出来るとは考えていません)

<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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微妙に違うセラミック・パッキン

輸入住宅の洗面水栓やキッチン蛇口には、セラミック・カートリッジ(カートリッジ・バルブ)と呼ばれる止水パッキンが装着されている。

ゴムパッキンのようにゴムの劣化による水漏れがなく、半永久的に使えるということらしいが、実際には水道に砂が入ってきたり、強く締め過ぎたりして、セラミックの部品が割れて水漏れを起こすことがある。

だから、輸入住宅にお住まいの皆さんは、セラミック・カートリッジの予備を交換用に少し持っていた方がいいと思います。

でも、この部品は、水栓メーカーによって使っているものが全然違うんです。また、同じ水栓メーカーのものでも4” Centerと8” Centerの洗面水栓でデザインや大きさが変わります。

また、写真にある2つのバルブですが、これらは同じAquadis(アクアディス)社製で、同じ8” Center(ワイド・スプレッド・タイプ)の洗面水栓用なんですが、製造年代の新旧で微妙に形が違うんです。

日本に流通しているだけでもMoen、Delta、Kohler、Pfister、Foremost、American Standard等のメーカーがあります。こうなるとどんだけいろんなセラミック・パッキンが世の中に存在することか?こうしたことから、輸入水栓メーカーが吸収合併や倒産してしまったりすると、水漏れしたパッキン部品と同じものを探すのは至難の業。

でも私たち ホームメイドには、こうした部品を探し出すノウハウがあります。(勿論、運悪く探せない場合もありますよ) きめ細かなメンテナンスや修理サービスを提供出来るビルダーが、新築後もバックアップしてくれるのが輸入住宅を維持していく上では一番の理想です。

まあ、最悪取付け可能な輸入水栓金具を新しく調達することも出来るのですから、諦めないでお問い合わせ下さいね。

<関連記事>: 人間の作ったものは、手入れが必要 (2012年12月29日)
<関連記事>: 輸入の水栓金具のバリエーションと注意点 (2013年10月12日)

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金色ガードプレート、一旦販売終了です!

北米製の輸入玄関ドアや勝手口ドア用に販売しておりましたゴールド色のガードプレートですが、メーカーの生産終了、弊社の在庫完売という状況になり、一旦販売を中止させて頂きます。

ただ、新たなメーカーに対して製作をお願いしておりますので、近日中には仕様や価格等の詳細をお知らせ出来ると思います。

注文をご希望の方は、取り敢えずお問い合わせ下さい。販売可能となり次第、ご案内を差し上げます。

尚、ブラック(黒、アンバー)色のガードプレートは、在庫がありますので今後共ご注文頂けます。ご迷惑をお掛けしますが、宜敷くお願いします。

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<追加情報>
2015年8月27日より、新しいメーカーのガードプレート(PDF)を販売します。

以前のものより価格はアップしますが、金属の厚みが大幅にアップしましたので防犯性も向上しております。どうぞこの機会にお問い合わせ下さい。

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リラックスするなら、バスタブです

いつもは家づくりの理想論や技術的なことを取り上げて記事にしておりますが、今回は少し趣向を変えて北米の資材メーカーの面白い商品をご紹介しましょう。

バスタブと言えば思い出すのが、ジャグジー社のジェットバス(北米ではワールプールと呼ばれます)ですね。

泡が出るお風呂は、誰もが憧れを持っているのではないでしょうか。こうしたジェットバスは、ジャグジー社だけでなく多くの浴槽メーカーで製造されていますので、ホームセンターでも売られている程アメリカでは一般的となっています。

ジェットバスをご紹介するなら、ただ単に大きいとかデザインが格好いいとかいったことになるのでしょうが、最近はもう少し違ったリラクゼーションを提供する商品が登場しています。

それは、手描きの洗面ボウルや美しい水栓金具でも有名なコーラー(Kohler)社のバスタブです。彼らが提供する商品には、バイブアコースティック・ハイドロセラピーという新しい機能が付いたバスタブがあるそうです。

こちらはジェットの気泡ではなく、振動によるマッサージ/スパ機能のついたバスタブです。スマホやタブレット、MP3プレーヤーに繋ぎ音楽を聴きながら、この水を振動させてリラックス効果を出すことも出来るそうです。たっぷりお湯が入ったバスタブの細かなバイブレーションを通して、音楽を楽しめるお風呂なんて画期的ですよね。

また、この機能の他にバブル・マッサージ・ハイドロセラピーという細かな泡での癒し機能も付けられるそうですから、音と振動による心の癒しとバブル・マッサージによる体の癒しが同時に実現出来るという訳です。その他には、クロマセラピー照明といって水中照明による視覚への癒し機能もオプション設定がされているようです。

お風呂は、日本の温泉が一番だと思いますが、ご家庭に毎日癒されるお風呂があると家に帰るのが待ち遠しくなりませんか。こんな楽しい輸入設備を使って、あなたの輸入住宅をパワーアップしてみるのもいいかも知れませんよ。

また、新しい輸入資材がありましたら、逐次ご紹介します。こうしたデザインの商品や建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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プリンスですが、王子様じゃない

輸入住宅の窓やドアなどの開口部には、装飾のある枠材がよく使われます。一般的には、これをケーシング(Casing)と呼ぶのですが、この飾り枠をもっと豪華にしたいということで、開口部のコーナーのところにプリンス・ブロックという飾りコーナーが使われます。

名前から想像すると、中世ヨーロッパのどこかの王子様にゆかりのある飾りなのかなとも思いますが、そうではありません。このプリンスは、英語で「Plinth」と書いて、柱を支える台座(柱脚)部分を表しています。

昔の建物は、開口部の強度を保つ為にその周囲に柱材を用いていて、その土台としてプリンス・ブロックを使っていたという訳です。それがいつしか柱の上部にも使われるようになっていったと考えられます。

輸入住宅でもよく使われるプリンス・ブロックですが、写真のようにケーシングのセンターに取り付けることが必要とされます。

でもケーシングの大きさを計算せずに、大きなプリンス・ブロックを調達したりすると、センターがずれてケーシングの外側に大きく張り出したプリンス・ブロックのデザインになってしまいます。

なんちゃって輸入住宅じゃもったいないですから、注意して下さいね。

こういう興ざめなデザインの飾りが付けられてしまうのは、ビルダーの勉強不足以外何ものでもありません。是非、知識や技術のある建築屋さんを見つけて建てて下さい。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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カーテンも大切な生活アイテムですよ

家づくりが完成に近づく頃、お客様がインテリアのイメージをおおよそ掴める状況になってきます。

フローリングが張られ、壁や天井にもテクスチャーや色が付き、ドアやモールディング、キッチン・キャビネットなども据え付けられてきますから、家づくりでは素人だったお客様にも全体的な雰囲気が分かってきます。

そんな時、最後の最後に決められるのが、カーテンです。インテリアの雰囲気に合せてどんなカーテンを選ぶかは、最後の大きな決断です。

以前記事にも書きましたが、室内の全てのものが相互に作用し合ってインテリアを形作ります。例えば、カーテンの色は壁の色に映り込んで、壁本来の色を変えてしまうなんてこともよくあることです。

また、カーテンの素材によっては、写真のように外の景色を部屋の一部にしてしまうことも可能です。厚手のカーテンなら重厚感や豪華さをその家に与えるかも知れません。薄いカーテンなら軽快さや風の爽やかさなどを連想させるものとなります。

また、選んだものによっては、住まい手の個性や考え方、趣味といった内面まで他人にイメージさせる効果もあるはずです。

まあ、こうやって書くとカーテン選びが難しいものに思えるかも知れませんが、直感こそがあなたのイメージするものであることが往々にしてあります。

もし選択を間違ったとしても、10年後にカーテンを新調してインテリアをガラッと変えればいいくらいの軽い気持ちで決断すると意外にうまくいくものです。

ただ、あなたのイメージをうまく引き出してくれるパートナーが必要かも知れませんが・・・。建築デザインの相談をご希望の方は、お問い合わせ下さい。

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新しいフレンチ・マンテル

ライム・ストーンを細かく砕いて固めた素材で出来ているキャスト・ストーンを、手彫りして作られている暖炉飾り。

今までいくつかご紹介してきましたが、こちらのマンテルもなかなか美しいデザインをしています。商品名は、「ルイ13世」。フランスのブルボン王朝が始まった頃の王様をモチーフにした、如何にもフレンチ・デザインに相応しい名前が付けられている。

このマントルピースの最大の特徴は、何と言っても優雅な曲線美と豊かな装飾だろう。薪やガスを使った暖炉にこんなマンテルを入れたら、さぞやゴージャスなリビングが出来ることでしょうね。

まさに、家宝です(笑) こうしたデザインの輸入資材や建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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どうされたのでしょう?

先日、突然1枚のお葉書が届きました。転居のお知らせです。

この方は、数年前に三重県からアルミクラッドの古い窓の防水修理とお部屋のリフォームを相談頂いたお客様なんですが、施工後も何度か名古屋から出掛けていって現状確認などをさせて頂き、親しくさせて頂いておりました。

結構、手入れをして頂いている輸入住宅で、長く住み続けたいというお気持ちを抱いていらしたので、転居されたと伺い少々ビックリしております。葉書1枚ですから、どういったご事情なのかも分かりませんが、今まで住んでこられたおうちも何とか維持していってもらいたいと感じております。

勿論、ご家族全員が転居したとは限りませんから、私が心配するような状況ではないかも知れません。また機会があれば、顔を出しに行かなければいけませんね。

それにしても、こうしてちゃんとご案内を頂けるということは、建築屋冥利に尽きます。本当に有り難いことですね。

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