お知らせ : ページ 306

外装のアルミや木部が脱落したダブルハング

劣化したペラのダブルハング・サッシ

こちらは、ペラ(Pella)社製のダブルハング・サッシです。

三重県亀山市で13年前に新築施工されたものですが、上側の建具(障子)本体の下枠部分のアルミ被覆材が、内部の木部腐食により脱落してきてしまったそうです。一番下のアルミ板だけでなく、建具の木製下枠も側枠から外れている状態ですから、ここまでなるには相当な時間が掛かっていると思われます。

この部分以外は新品のように傷みがない状況のようですから、もう少し早めにご相談頂いていれば、修理も簡単なもので済んでいたかも知れません。

ペラの古い窓は、比較的雨や結露に弱かったように思いますから、防水塗装や外部のコーキング処理をしっかりやらないと、こういうトラブルは避けられないと思います。

ただ、アルミクラッドの輸入木製サッシで防火認定を取得した先駆けはPellaでした。ですから、防火・準防火の都市部の輸入住宅では今でもよく使われています。

最近のペラの窓については、雨仕舞が悪いという噂をあまり耳にしませんから改善されたようにも思いますが、10年以上前のものについては注意が必要です。

先程述べたように、塗装やコーキングをやり直したり、雨の次の日にはサッシを開けて木部を乾かすようにして下さい。まだ雨が付いているようなら、雑巾で軽く拭き取ることも大切です。

今回のものは、建具を新しいものに交換すれば元に戻るはずですが、そうならないように皆さんもメンテナンスを心掛けて下さいね。自然のものは手間・暇が掛かりますが、その分室内環境を整えたり、結露を防止したりする役目を果たしてくれるのです。

いいものは、大切に使えば長持ちもしますからね。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: サッシ、もうすぐ直りますよ (2016年3月13日)

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フリースタンディングのバスタブ

VAPORA F1

ヴァニティ兼用のバスルームの床に据え付けられた大きなバスタブ。福岡のお客様から、欲しいというお問い合わせを頂きました。

全長は1.8m、幅は一番広いところで90cmもあります。長さが少し短いものもラインナップにありますが、せっかくですから大きなものの方がいいですよね。

モダンなインテリアの場所に設置しても似合いますが、クラシックな家具や照明のあるところに置くと更にインパクトがあるバスルームに仕上がります。排水管や給水管は、エプロンの中に隠れてしまいますから、雰囲気を損なうことはありません。

日本人だと洗い場がないと不安でしょうが、カナダやアメリカの人たちは、インテリアとして見せることに重きを置きます。ですから、彼らは自分たちが優越感にひたれる場所にわざわざ設置するのです。

この輸入のバスタブは、ジェットバスやマッサージバスといったオプションも加えることが出来ますから、更にゴージャスなバスタイムを味わうことが可能です。

写真のバス水栓にはシャワー・ヘッドも付いていますから、この中でシャワーを浴びるだけでもいいですね。

なかなか日本の浴槽にはないデザインですが、夢のあるバスルームにしたいという方は、ご相談下さいね。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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ウレタンフォーム入り気密パッキン

粘着シール付きウェザーストリップ

またもやメーカー不明の輸入サッシのご相談を頂きました。

それにしても多いですねぇ。新築時の設計図面や仕様書に記載するなりお客様に伝えておくなり、何か記録しておく方法があると思うのですが、日本の住宅メーカーは情報の把握に問題がありますね。

今回は、窓のサッシュ(建具、障子)の周囲に取り付けてあったウェザーストリップ(気密パッキン材)の調達です。何でも樹脂製の窓を塗装した際に、サッシュもウェザーストリップも窓枠も全部一辺に塗ってしまったらしいのです。

その塗料が接着剤のようになって、サッシュに張り付けてあったウェザーストリップと窓枠とをくっつけてしまい、窓を開けたらウェザーストリップが引きちぎれてしまったらしいのです。

ウェザーストリップは、サッシュと窓枠との隙間をなくして気密や防水性を高める役割を果たしますから、これが破れたり劣化したりしてしまえば、雨や風が室内に侵入するばかりか、断熱性も落ちてしまうことになります。

ちぎれたウェザーストリップの写真をメールしてもらったのですが、破損した状態では元の形状が全く分かりませんでした。そこで、部品を絵にしてもらい、そこにおおよその大きさを書き込んで頂いて、ようやくウェザーストリップを特定することが出来ました。

こんな小さなパーツでも機能しないとなれば気になりますし、探すとなればそれなりの時間や人手も掛かります。そういう苦労を是非ご理解下さいね。

輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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輸入サッシ、網戸の戸車

戸車の調子が悪いマービン網戸

大阪にお住まいのお客様から20年程前に施工した輸入住宅でマーヴィン(Marvin)社の輸入アルミクラッド・サッシの調子が悪いというご相談を頂きました。

それは、スライディング・パティオ・ドアと呼ばれる掃出しサッシなんですが、それの網戸(Screen Door)の下に付いている戸車の動きが悪くなってきたそうです。

通常、戸車は金属かプラスチック製のローラー(滑車)が付いていて、それが経年劣化で破損したり歪んだりするのが原因のようです。

現在、お客様には他の不具合がないかもご確認頂くようにお願いしておりますが、それが出来次第メーカーに部品供給が可能かどうか連絡をしてみるつもりです。

でも、この戸車だけの不具合であれば、それ程問題なく部品が手に入るような気がします。それくらい北米の窓メーカーは、古い部品の供給体制がしっかりしていると言っても過言ではありません。

ただ、特殊な部品や会社自体がなくなってしまった窓メーカーのものなどは、手に入らなくなることもありますから、注意が必要ですよ。

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消費税10%の時代、住宅はどうなる?

先進国の消費税

再来年の4月に消費税が8%から10%に上がるということで、生鮮食料品を中心に軽減税率を導入しようという動きが出ています。

財務省としては、国民に不公平感がないように広く全般的に消費税を取りたいところですが、選挙が絡む問題でもありますから与野党共軽減税率導入を自分たちの手柄にしたいところでしょう。

でも、消費税で最も影響が大きいのが、住宅建築です。それは、資金の単位が数千万円という高額であり、その10%となると数百万円が住宅の費用とは別に必要となるからです。

まあ、今まででも消費税UPの時に、毎度住宅減税が制度化されてきたのですが、その効果も一時的でしたし、増税後の景気の落ち込みを考えると住宅建築にも軽減税率を導入した方がいいのかも知れません。

そんな状況の日本ですが、欧米の諸外国はどんな状況でしょうか。図をご覧頂くと分かるのですが、住宅の税率をゼロにしたり、軽減税率を導入したりしているところが殆どといった状況です。

それ程、住宅建設が景気や社会に及ぼす影響が大きいということの表れだと思います。

但し、食料品や住宅を除いたものに対する消費税は、各国共20%近い税率を課しているという状況で、日本の10%という税率はまだまだ少ないと言わざるを得ないのでしょうね。

そういう観点からすれば、住宅も10%という税率を受け入れてちゃんと費用を捻出出来る人たちから税金を出してもらい、ロー・コスト、ロー・クオリティで早く建て替えを誘導するという仕組みを我々住宅メーカーが取れないようにしていくことも、日本の資産価値を増やす為には大切なことだと思います。

これからの時代、日本のモノづくりは価値に見合ったコストを掛けていいものを造るという姿勢に変わっていかなければいけません。

私たちのような建築業者にとっては、容認するには厳しいお話ですが、自分たちの利益だけを考えてちゃダメなんでしょうね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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調整が必要なガレージ・シャッター

幅5mを越えるガレージドア

今回は、岐阜のお客様からの相談です。ご覧のように幅5mを越える圧巻のビルトイン・ガレージですが、木造構造がむき出しというのもアメリカンでいいですねぇ。

輸入ガレージ・ドアのメーカーは、クロペイ(Clopay)社。電動オープナーは、ジニー(Genie)社のものを使っています。元々18フィートあったドアのようですが、あまりに大きかった為に両サイドを少しカットして施工したそうです。

ご相談頂いたのは、このドアの開閉が最近重くなってきたということでした。こういう場合、原因となることはいくつも考えられるのですが、単独ではなく複合的な要因によって不具合が起ることも考えられます。

ただ、施工してまだ5年程度ということですから、トーション・スプリングの劣化やモーターの不調といった消耗が原因という感じではないような気がします。

実際のものを見てみないとはっきりしたことは言えませんが、ガレージ・ドアの左右バランスの崩れやドラム・ワイヤーの延び、トラックレールの歪みといったことで、今回の問題が発生したのではないかとも思います。

車検と同じように、ガレージ・ドアも5年に1回程度は私共のような輸入住宅ビルダーに点検・調整をご依頼頂けると、突然ドアが開かなくなるという緊急事態は避けられるはずです。

このお客様のように少し様子が変だなと感じたら、すぐに手を打たれることをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。

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<関連記事>: 取り敢えず、調整が完了しました (2015年12月2日)

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きれいに直ったでしょ

修理したキャラドンの掃出しサッシ

輸入住宅にお住まいのお客様からキャラドン(Caradon、CWD)社の掃出しサッシが腐ってきたという相談を受け、修理の為に本体を引き上げたという記事を先日書きましたが、昨日無事元の状態に修復することが出来ました。

どうでしょうか、何の変哲もないアルミクラッドのパティオ・ドアになっていますよね。木のフレームがあれだけ腐っていて、元通りになるなんて誰も想像していなかったんじゃないでしょうか。

ただ、アルミのフレーム・カバーを見て頂くと分かるのですが、2つ穴が明いていますから、ここから雨がまた侵入しないか心配です。この穴はサッシ(ドア)の下に付いている戸車の高さを調整する為、そこにドライバーが差し込めるようにしてあるんですが、普通は室内側に明いているものなんです。

でも、キャラドンの掃出しサッシは、屋外側に調整穴が付いています。

この穴は新築当時からだったそうで、ここに何もキャップがされていなかったというのが、今回の腐りの原因かも知れません。(施工当時、フタか何か付属していたはずですが、何か分からず捨ててしまったのでしょうか)

防水コーキングでこの穴を塞ぐことも考えましたが、今後の調整メンテナンスに支障が出るのも困りますので、お客様に何か穴を塞ぐカバーをして頂くようにお願いしました。

輸入サッシの修理・メンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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<関連記事>: ドアの下部が腐ったアルミクラッド掃出しサッシ(2015年11月12日)

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レバーハンドルがへたってきました

ローウェンのフレンチドア・レバー

カナダの有名サッシ・メーカー、ローウェン(Loewen)社製アウトスウィング・フレンチ・ドア。写真には写っていませんが、両開きのダブルドアです。

10年前後前に群馬県で施工された輸入サッシですが、そのレバーハンドルが思うように動かなくなってきたそうです。ご覧のように、レバーが水平よりも少し下がった位置にあるのがお分かりでしょうか。

恐らく、ロックセットのケースに内蔵されたスプリングが劣化して延びてしまったか、折れてしまったかしたのではないかと思います。

こうなるとロックケースの金物ごと交換するしかないと思いますし、ドア自体も経年で下がってきているようですから、蝶番(ヒンジ)の交換やドアの建て起しの調整も必要だと思います。

また、このドアの相手となるドアには、フランス落しと呼ばれるドアの固定部品が取り付けられているのですが、そちらも操作が固くなってきているようですので、部品の交換や調整が同様に必要な気がします。

素材は一流のものを使っていますので、メンテナンスさえすればまた長く使うことが可能なフレンチ・ドア。ですから、何とか部品を調達して差し上げたいと思います。

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玄関・勝手口の木製ドアをリフレッシュ!

WaterBarrier technology

輸入住宅の玄関・勝手口の多くには、無垢の木で出来た木製ドアが使われています。

国産のアルミドアと違って、重厚感や温かみがあって素敵ですよね。でも、玄関のポーチ屋根が十分でなかったり、庇(ひさし)が短かったりして、風雨に曝され木が黒ずんだり腐ってきてしまったり、劣化に困っている方も少なくないと思います。

そんな状況の中、風雨に強く耐候性に優れた木製の玄関ドアがないかと探していらっしゃる皆さんに朗報をお届けしましょう。その名も「ウォーター・バリア・テクノロジー」。

アンダーセンのクラッド・サッシやマーヴィンのインテグリティ・シリーズのように、室内側が木で屋外側が耐候性・防水性のある樹脂で覆う(被覆する)というオプションがシンプソン(Simpson)社の木製ドアには存在します。

シンプソンと言えば、北米製の玄関ドアでは一流メーカーですが、リクエストすればこんなサービスにも応えてくれるのです。(ドアによっては、このサービスを受けられないものもあります)

外側が樹脂ですから、写真のように真っ赤なペイントで塗ることも可能ですし、家やサッシのデザインに合せて落ち着いた色にすることもOKです。勿論、本物の木製ドアですから、インテリアは木の温かみを十分に感じられるものとなっており、交換しても全く違和感はありません。

気になる保証ですが、庇(ひさし)がない場所でもシンプソンはこの製品に5年保証をしています。これは製品への自信の表れなんでしょうね。

新築でこうした木製ドアを施工したい方、古くなった木製ドアを防水性の高い木製ドアに交換したい方、是非私たち ホームメイドにご相談下さい。

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ドアの下部が腐ったアルミクラッド掃出しサッシ

キャラドン社の掃出しサッシ

修理の為にドアを外して、ワンボックス車に積み込んだ様子です。

このサッシは、キャラドン(Caradon、CWD)社製のアルミクラッド木製掃出し窓の可動ドアで、それを戸車のある下から撮りました。表になっているのがドアの室内側、下になっているのが屋外側ですが、屋外側は木部の傷みが激しく一部脱落している状態です。これでは、いつドアが外れても不思議ではありません。

以前にも記事に書いた通り、CWD社は既にプライジェム社に吸収されていて、会社が存在しない状況です。一応、プライジェム社が後のメンテナンスを引き受けるサービスを継続するとは言っていますが、実際には難しい部分も多いと感じています。

今回も本来なら建具(ドア)そのものを新しいものに交換するのが一番だと思いますが、古いデザインのものを新しく製作してくれるだけの製造設備も情報も残っていないですから、国内で腐った部分を取外して、そこに新しい木部を装着するという方法を取ることにしました。

このように腐ってしまうのは、単純に水が木部に入ってしまったということだけではなく、窓そのものの構造的な原因であることが大きいような気がします。

ただ、製品の構造を私たちが修正するということは不可能ですから、まずはドアを修復してそれに防水塗装を施したり、水や湿気が侵入しそうな場所をコーキングで防水したりすることで対処します。

対処療法となりますが、窓自体を他社のものに交換するよりは大掛かりにならず、ある程度の寿命や効果が期待出来るやり方ではないかと考えています。

それにしても、最近キャラドンの輸入サッシの修理依頼が多いなぁ。輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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<関連記事>: 輸入の掃出しサッシの腐り (2015年9月28日)
<関連記事>: きれいに直ったでしょ (2015年11月15日)

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