お知らせ : ページ 307

オーニング・サッシのオペレーター

錆び付いたオーニング窓用オペレーター

この古びた金物は、輸入サッシを開閉させる為のオペレーター。

窓の下側が外へ開いていくオーニング(AWNING)と呼ばれるサッシですが、下から覗かない限り部屋の中が見えないので、プライバシー確保にはもってこいの窓だと思います。

こちらの輸入サッシは、どこのメーカーかは不明ですが、窓部品としてはそれ程特異なパーツではなく、北米の部品メーカーから調達可能なんですよ。

これ程錆びることはあまりありませんが、窓に目隠し機能が欲しい洗面やトイレ、浴室など湿気が多い場所に使われていたのかも知れません。

もう少しサッシを気にしていれば、窓を開けて乾燥させたり雑巾などで水分を拭き取ったりするなどすることが出来たと思いますが、普通のお客様はそこまで気付かないですよね。

こうした金物は、標準品が塗装したスチール製ですが、部品メーカーではステンレス製のものも作っているようです。

窓メーカーから出荷された当時からずっと使い続けていらっしゃる方は、是非一度ご自身の輸入住宅ではどういった状況なのかを確認して、必要あれば耐久性の高いタイプに交換することを考えてもいいかも知れませんね。

輸入住宅の修理や調整でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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アメリカでも見かけなくなりましたねぇ

Cherry Grove Pediment Rice Carved Poster Bed

新築時に多くの皆さんが新調するベッド。

アメリカやカナダの人たちもそういった機会に部屋に合ったベッドや家具を買い替えます。ですから、街には大きな家具屋さんが結構あるんですね。

さて、今回写真でお見せするのは、ベッドの四隅に天井まで届きそうな柱が付いているペンシル・ポスト・ベッド。昔はキャノピーと呼ばれる天蓋(屋根のような覆い)が柱の上に付いていたものが、徐々に省略されてこの形になったと思います。

勿論、お姫様チックなデザインが好みの方は、柱の上にレースのような薄い布を掛けて、ベッドを上から覆うようなことをする人もいます。

ベッドの頭の部分は、三角の妻壁に取り付けられるペディメントと呼ばれる伝統的な飾りが取り入れられています。このデザインは、ギリシャ・ローマの時代から欧米で受け継がれてきたものですから、お好きな方も多いでしょう。

でも、こうした装飾的な伝統デザインの家具は、最近北米でも見ることが少なくなってきました。シンプル・モダンなインテリアに合せて、家具も直線的なIKEAのようなデザインのものが増えてきています。

ただ、シンプル・モダンの内装に、こうしたクラシックなアイテムが1つ置いてあると結構アクセントとなって、面白いインテリアになるのですが、なかなか勇気がないんでしょうね。

さて、皆さんならご自身の家づくりでどんな家具でインテリアを飾るでしょうか。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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お湯が出ない輸入洗面水栓の交換

お湯が出ない輸入洗面水栓

メーカー不明の輸入の水栓金具。デザイン的には、北米でよくある感じのデザインですから、同じようなものを探すのは比較的簡単ですが、今回はデザインを一新してアメリカの有名メーカー Kohler(コーラー)社のものに交換しました。

今までのものの不具合は、お湯のレバーをひねっても殆ど出てこないといった状態で、給湯器に着火出来るだけの水量が確保出来ず、水が熱くならないまま出てくるという感じだったそうです。

こういう場合は、お湯の配管又は水栓金具のどこかに異物が詰っていることが考えられます。また、蛇口の吐水口からもポタポタ漏れるといった状況だったそうで、止水バルブ(セラミック・カートリッジ)の交換だけでは問題が解決出来ない可能性もありました。

(水栓金具が特定出来ませんから、適合する止水バルブを見つけることも不可能な状況ですので、何れにしても水栓ごと交換するしかなかったですが・・・)

交換後のコーラー社水栓

そして、交換後のコーラー社製水栓金具の写真をご覧下さい。新しい洋服に着替えたように、洗面空間もすっきり素敵になりました。また、コーラー社の陶器の洗面ボウルにもよく合います。

問題がある状態を放っておかず、早めに適切に対処すれば気持ちもいいし運気も上がります。家を長持ちさせるには、こうしたこまめなメンテナンスが必要だということを改めて感じました。

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玄関ホールも明るくなりました

北欧系玄関ドア交換

1983年にノルディスカヒュースという北欧系の輸入住宅メーカーで建てた家のトップライトを交換させて頂いたという記事を、以前書かせて頂いたことがありましたが、今回はそのおうちの玄関ドアの交換が完了しましたので、ご覧下さい。

今回このドアを交換させて頂いたきっかけは、セキュリティの問題でもあるドアノブ(ドアレバー)の破損でした。

内蔵されたバネが折れて、ラッチの爪の出し入れがうまく出来なくなったのですが、新築した際に何の案内もなくこの窓のない木製ドアが取付けられた為、玄関の上がり鼻がいつも暗くて気になっていたそうです。

そういった状況でしたので、ドアレバーが壊れたこの際にガラスの入った玄関ドアにしたいということになりました。

古いドアは、ベタ塗りのこげ茶の塗装がされていましたが、材質は良質のチーク材。ですから、今回も同じチークで出来た北欧系のレクサンドーレンを使いました。

古いドアと新しいドアとはサイズが微妙に違いましたから、ドアだけを入れ替えるという訳にはいかず、ドア枠を建物の構造体から外して交換するという手法を取りました。

玄関タイルに埋め込まれた敷居やドア枠の周囲の飾り枠(ケーシング)なども一旦撤去しなければいけなかったので、壁の中の防水対策などで結構手間・暇が掛かりましたが、こんなに美しく仕上がりました。

今後、木の色も変化して、アンティークな感じになっていくでしょうから、その色合いを楽しんでいってもらいたいですね。32年前の建物ですが、こうして手を入れていけば、今後50年、100年とこのデザインを楽しめるのが、本物の輸入住宅だと思います。

輸入住宅の新築やリフォームをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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<関連記事>: いい味、出てるでしょ (2015年7月6日)
<関連記事>: 新しいトップライトへ交換 (2015年7月31日)

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真っ白なキッチンって、いいですよね

White Kitchen

アメリカのサイトで見つけた真っ白なキッチン。

北米のキッチンは、料理するキッチンというよりは、見せるキッチンという意味合いが強かったりするので、換気扇のカバーもキッチン・メーカーのオプションでオーダー出来るんです。

オーブン・レンジも国産のものより随分大きいですよね。日本なら業務用と言ってもおかしくないくらいです。

アメリカやカナダの人たちは、友だちを呼んでしばしばパーティをしますから、奥様たちがレンジに複数立つということも珍しくありません。ですから、これだけ大きなレンジを設置したり、多くの人が行き来出来るように、通路の幅を広く取るというのがステータスなんですね。

レンジ側のキッチン・カウンターは、どうやら本物の大理石を使っているようです。石のカウンターは、食材を冷やすにはもってこいですから、ケーキなどを作る時にその役割を果たします。

また、アイランド側のカウンターは、木を張り合わせた集成材のようですが、こちらも食材や料理を並べたり、計量等の準備に使われるのでしょうね。これくらい広くて充実したキッチン・スペースでしたら、きっと食事を作るのも楽しいと思います。

皆さんもオーダーで、こんな輸入キッチンを造ってみませんか?大きなオーブン・レンジや冷蔵庫も私たちなら輸入出来ますし、洗面やリビングのキャビネットをお揃いにすることも可能です。

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古いタイプは、よく折れます

ロック・レバーの欠損

ミルガード社製掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)を室内側から撮った写真です。

北米の輸入窓、特に掃出しサッシと呼ばれるものは、ペアガラスが強化ガラスになっていて、ロック金物も防犯性の高いモーティシー・ロックになっていますから、泥棒さんもここから入ろうというのは少ないようです。

上記のようにセキュリティの高い窓ですが、10年近く前のMilgardの掃出しサッシは、ロックの為のレバーが折れて欠損するトラブルが少なからず発生するようです。

長く使っていると、モーティシー・ロックのラッチ(爪)の位置が微妙にずれて鍵が掛からなくなったりします。そんな時、無理に鍵を掛けようとレバーに強い力を掛けるということをすると、鋳物で出来たレバーはポッキリ折れてしまうのです。

そうなるとサッシに鍵が掛けられなくなってしまいますから、せっかくの防犯性が半分失われてしまいます。そういう場合の応急処置として、ドアのレールにつっかえ棒などを入れて、ドアが開かないようにすれば対処は可能ですが、いつまでもそんな状態では心許ないですよね。

ロックや網戸、気密パッキンなど、どんなサッシでも消耗品は必ずありますから、メンテナンスしてくれる建築業者や部品調達のルート確保をしておくことが大切ですね。

Milgard 掃出し窓用ロックレバー

因みに、このロックレバーの新しいタイプは、強度を上げた改良型になっていますから、動作が少し固めですが耐久性は向上していますよ。

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古い部品は、表示も違います

ミルガードの古いバランサー

ミルガード(Milgard)社のシングルハング・サッシに取り付けられた開閉用バランサーの交換について相談を頂きました。

この上げ下げ窓が施工されたのは22年前のようで、バランサーに刻印された表記は、「1440H」「2030S」といったものでした。ミルガードのバランサーでよくあるのは、「14 4」「20 3」なんですが、この古いバランサーには数字の最後に「0」が追加されています。

表記の末尾のアルファベットは、製造工場を表しているようですので新しいものを調達する際にはそれ程気にする必要はありません。

それにしても、北米の窓の多くは使用する部品の形や種類を変更することはなく、10年、20年経ってもメンテナンス用の新しい部品が手に入るのは嬉しい限りです。

勿論、そういった部品の製造メーカーは、素材の品質向上に努めたりインフレによる値上げをロスの低減によって極力抑えたりという企業努力を常にしていると思います。変わらないものと変わらなければならないもののバランスって、本当に大切ですね。

輸入住宅は、一度新築してしまえばその寿命は永遠ということはありません。10年毎に新築時の費用の10%程度を掛けて、家をメンテナンスしていくということが必要だということを忘れないで下さい。

(多分、多くの人は新築時にこんなことを聞いていないと思います。だから、いざという時に蓄えもなく困ってしまうのですが・・・)

平均築年数が26年余りの日本の住宅ですから、100年目にもう1軒新築したと考えれば、メンテナンスの費用がそれ程高くないのはお分かり頂けると思います。

美しい輸入住宅を維持していきたいとお考えの皆さんを、私たちは今後も長くサポートしていきたいものです。

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正規品の安心感

コーラー社水栓金具と保証書

今週末に豊明市にある輸入住宅のお客様の洗面水栓を交換しにお伺い致します。

お客様からご依頼を頂いたのが、コーラー(Kohler)社製の金色の水栓金具。昨日、それがメーカーの国内販売会社から入荷してきました。

箱のフタには開封検品済みというシールが貼られ、これを破かないと中身が確認出来ないようになっています。つまり、破れていれば出荷途中で誰かが中身を開けたことが分かってしまうという仕組みです。

欠品や不具合等がないか、取り敢えず箱を開けて確認しましたが、特に何も問題なく美しい洗面水栓の部品が並んでいました。

そこに添えられた保証書のシート。シートには黒いプラスチックで出来たカードが1枚挟んであります。何と、このカードが保証書なんです。

普通は紙切れ1枚なんでしょうが、コーラーのロゴがデザインされたきれいなカードです。そこには、今回の商品の取引きIDのようなものが裏書きされていて、これをたどれば出荷時期や品番、補修部品などの情報が分かるという仕組みなのかも知れません。

並行輸入品などを安く買う方法もありますが、正規輸入の純正品という安心感を与えてくれるちょっとした気遣いが嬉しいじゃないですか。但し、正規品だから壊れないとか、並行輸入品は品質が悪いとかいうことはありませんから、過度な期待は禁物です。

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庇のない場所に設置された木製輸入ドア

庇がない場所の木製輸入ドア

先日、勝手口として取り付けられた木製ドアの枠の木口が劣化して開いてきたというトラブルについて書きました。

そのドアと同じように、屋外用として庇(ひさし)がない状況の場所に設置された木製ドアがどうなるかをお見せしたいと思います。

この屋外用木製ドアは、アメリカのシンプソン(Simpson)社製。お庭に面した南側の外壁に取り付けられていましたから、台風や梅雨時の南東方向からの強い雨がまともに当たる状況でした。

この輸入住宅は、まだ築6年しか経っていませんが、ドアの周囲は黒ずんでいて、ドア下などは腐って脱落しています。

自然素材のものは、人間が生活する上ではこの上ない素材ですが、施工する場所や取付けする方法、塗装やケアの仕方を間違えてしまうとその劣化も自然に進んでしまうということを忘れてはいけません。

勿論、木製ドアを一概に外部で使ってはいけないということではありません。使うのであれば、設計や施工でそれなりの対応が欠かせないということです。

人間の間違いをこうして指摘して見せてくれる自然のものこそ、家づくりのあるべき姿を指し示してくれているのかも知れませんね。

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<関連記事>: 屋根や庇(ひさし)がなきゃねぇ・・・ (2015年10月28日)

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ケースメントの窓は、傾きます

サッシュの傾き

昨日お話が途中となった窓のトラブルについて書かせて頂きます。

それは、古い輸入サッシの調子が悪く、ケースメント(ケースマスター)の窓がちゃんと最後まで閉まらないということでした。仕方がないので、誰かが建具(サッシュ)を外から押して、中にいるもう1人の家族がロックレバーを下げて鍵を掛けなければいけないといった状況です。

こうなると窓のロックがいちいち面倒になりますから、普段は鍵を閉めないなんて人もいるかも知れません。でも、それって防犯上は危険ですよね。この場合問題となるのは、サッシュ(障子とも言う)の傾きです。

ケースメントは、片側が吊元となって開いていく窓ですから、もう片方の開いていく側が重さによって徐々に下がっていきます。(特に幅のある窓ほど、早く下がっていくように思います)

そうなると、サッシュが傾いていくことになりますから、下枠にサッシュが当たって窓が完全に閉まらなくなるということになるのです。

そうなったかどうかを判別するには、吊元側に出来た窓枠との隙間を確認することです。窓の下の方と上の方とでは、その隙間の量が違ってきます。そこで、サッシュが倒れ込んでいるかどうかが分かるんですね。

また、窓の下枠にサッシュが当たってきますから、下枠に擦れたような跡が見受けられるようになります。そうなると、空いた隙間から雨や風が侵入したり、断熱性能が下がったりしますから、窓の竪起し(たておこし)を調整しなければなりません。

簡単な構造ですから、慣れれば誰でも調整出来ますが、やったことがない皆さんでは少し戸惑うかも知れませんね。そんな時は、そのまま放っておかずに私たちのような専門家に調整を依頼するようにして下さい。

時間が経てば、窓自体が歪んできたり、開閉用の金物に負担が掛かって破損したりする恐れも生じます。

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