お知らせ

ハンドルが外れても交換する必要はありません

今日、名古屋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ドアハンドルのトラブルを直して頂きました。

ドアレバーは、クイックセット(Kwikset)製の室内用のもので、コモンウェルス(Commonwealth)というシリーズでした。

コモンウェルスは1年くらい前にデザインが廃番になった製品で、既に新しいものは手に入らなくなっています。

ですから、こちらのお客様も違うデザインになってもいいから、直して欲しいというご依頼でした。

お客様からは追加で何枚か別の写真をお送り頂き、レバーハンドルが外れた以外に何か不具合がないかを確認しましたが、特に別の問題はないとのご回答でした。

こういう場合は、単なる取付け不良でちゃんとドアレバーを組み直せばきれいに元通りにすることが可能です。

ただ、作業の際にインチ単位で作られた特殊工具が必要になってきます。そんな工具を持ち合わせていればいいのですが、殆どのお客様は手元にないというのが実情です。

こういう場合は、私共のような専門家に相談して、メンテナンス・修理をご依頼頂き、そのついでにドアレバーの調子などを調整してもらうことをお勧めします。

ですから、レバーハンドルが外れただけで他に不具合のないお客様は、ドアレバーごと交換する必要はありませんから、ご注意下さい。

尚、このお客様のおうちの玄関ドアの閉まり具合が悪いというご相談を修理の際に伺いましたので、その場で調整・修理をして差し上げました。その修理・調整費用は、今回無償サービスとさせて頂きました。

そういう点でも、専門家に依頼する方が反ってメリットが多いとなるかも知れませんね。(但し、新たに交換部品の手配が必要となるなどの場合もありますから、予め相談しておいた方が出張費や施工費を何度も掛けるよりお得なこともありますよ)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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ラッチフックが出なくなった?

以前部材を購入頂いた愛知県の方から、再度同じものが欲しいというご相談を頂きました。

欲しい部材は、コルビー&コルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)社製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)用ロック金物。

写真はドアから外したロック金物ですが、本来斜め45度になっているはずのロックレバーを差し込む穴が水平になっています。

お客様曰く、本当は45度だそうですが、内部構造が破損して穴が水平になってしまっているそうです。(尚、穴が水平になったタイプのロック金物もありますので、ご注意を!)

通常は、この穴にロックレバーを差し込んで回すと、ラッチフックが飛び出してロックが掛かるのですが、どうやらラッチが出て来ない感じです。こうなると掃出しサッシの鍵が掛かりませんから、防犯上早く交換をしたいといった状況でしょう。

ただ、ラッチフックがロック受けに引っ掛かったまま、外れなくなったというのに比べれば、鍵の解除の手間が必要ない分よかったかも知れません。

こうしたロック金物は毎日何度も操作しますから、そのストレスは蓄積されます。ですから、何も手入れをしてこなかったとしたら、不具合を起こす前に15年程度で交換してやることが大切です。

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建具の下枠は、ほぼなくなっていました

昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングを修理する為に、静岡県で建具(障子)の取外しとその開口部の封鎖養生を行ってきました。

サッシは比較的新しいアルティメット(Ultimate)シリーズのものなんですが、外した際上・下の建具の下枠がほぼ脱落してなくなっているという状態でした。

ですから、下枠の外装に張られているアルミカバーも、一緒に外れてしまうといった危機的な状況です。

先に上・下の建具と書かせて頂きましたが、実は建具が腐ったダブルハングは2ヶ所あって、1つは下窓建具、もう1つは上窓建具が不具合を起こしているという状況でした。

それでまだましな2ヶ所のそれぞれの上・下建具をそのうちの1ヶ所にまとめ、もう1ヶ所の窓開口だけを養生材で封鎖するという感じにして、養生材や施工箇所の費用をコストダウンしました。

これらの他に、大きなケースメントサッシも建具の下枠が腐ってきているという状況でしたので、こちらも外して会社に持ち帰りました。

写真は封鎖養生をした後ですが、窓開口にピッタリの大きさで養生しているのが分かりますね。2階の窓ですから、泥棒や空き巣に狙われることはありませんが、南向きの為台風などの強い雨風が吹き付けることが予想されます。

木の節などがたくさんあるので合板から雨漏りしないか心配される人もいらっしゃいますが、耐水性能のある構造用合板ですから、周囲からの若干の雨水の浸入があっても部屋の中まで雨が入ってくることはありません。

大幅な木枠の腐りがある建具の修復は、それなりに時間や手間が掛かりますが、何とか元通りに修理したいと思います。

それにしても、この猛暑の中屋外で大きな合板をカットしたり、養生材の準備をしたりするのはほんと大変でした。真夏の暑さの中、1日でこうした作業が出来るのは、窓3ヶ所が限界です。

<関連記事>: ここは雨当たりが強いのかも (2025年5月2日)

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主に外部ドア用です

こちらは、古い輸入ドアノブ(ドアレバー)に用いられるドライブイン・ラッチと呼ばれるドアラッチです。

鍵爪の周囲にはシルバーの頭の丸いキャップが付いていて、一般的な四角い板状のフェースプレートは付いていません。

また、ドアラッチは写真のように2つの種類が存在します。鍵爪の上に突起のようなものが付いているのが、キーを差す鍵穴付きのドアノブに使われるラッチで、突起がないものがそれ以外のドアノブ用です。

ですから、室内ドアに使われるドアラッチは、突起がないものと言っても過言ではありません。(セキュリティの観点から、室内ドアでも特別にキーを差さないと鍵が解除出来ないドアノブが使われている場合は、突起付きのドライブイン・ラッチを使います)

実は、この突起は少しでも引っ込む状態になると、鍵爪が固定されて動かなくなり、鍵を解除出来なくさせる機能を持っています。

ですから、ラッチ受けの穴の中に鍵爪だけが入り込んで、突起がその外で受けに引っ掛かって突起が少し押し込まれた状況になると、鍵爪を引っ込ませることが出来なくなります。

こうすることで、外部ドアのドアノブ(ドアレバー)はキーを鍵穴に入れてロックを解除しないと、ドアが開けられないということになる訳です。

キーで鍵を開閉するドアノブは限られていますが、それでもこの特殊なドアラッチがあるのとないのとでは防犯性が大きく違います。

でも、だからと言って、キー付き以外のドアノブにこの突起付きドアラッチを使っても意味はありません。その点を踏まえて、適切に部品交換をして頂くことが大切です。

因みに、写真のものはクイックセット又はタイタン(Kwikset、Titan)用のドライブイン・ラッチです。(フェースプレート付きドアラッチもあります)

話が少し複雑で理解が難しいという方は、私共のような専門家に指導を仰ぎながら交換・修理を行って頂くことをお勧めします。

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これで固定出来ないと、鍵が掛からないことも

石川県のお客様から国内でOEM製造された輸入サッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。

以前はIMSカナダやシュエット(Chouette、菊竹産業)といったサッシメーカーもOEMで輸入サッシを製造していましたが、今ではその数も少なくなってきました。

今回ご相談頂いたのは、クレトイシ製のケースメントサッシ。クレトイシも以前はサーティンティード(CertainTeed)のものをOEMで製造していましたが、その技術を利用して現在はモンタージュ(Montage)というシリーズの窓を製造しています。

ケースメントサッシにはマルチポイントロックと呼ばれる鍵が付いていて、1つのロックレバーで複数の位置で鍵が掛かるという防犯性の高いロックが装着されています。

ただ、ロックが掛かった状態で鍵の部品が破損した場合、その鍵を解除するのは至難の業で、防犯性が高いことが逆に問題を引き起こします。

今回の部品は、複数の鍵を同時に動かす為に使われるロックバーを窓枠に固定して外れないようにする為のパーツですが、樹脂で出来ているので経年劣化で破損してしまうことがあります。

破損するということは、通常とは違う向きに無理な力が掛かっているということでもありますので、その原因を取り除いてから部品交換をする必要がありますが、果たしてお客様自身でそういう調整が出来るかどうか?

取り敢えずは、部品のみを調達してお客様にお渡しする予定ですが、今後もし鍵が掛かったまま何かの部品が外れたり破損したりしたらと思うとちょっと心配になります。

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暑さの中、張替え中

昨日・今日とマーヴィン(Marvin)のダブルハングサッシに装着されていた古い網戸の張替えメンテナンスを行っています。

幸いアルミフレームや樹脂製のコーナー材は問題がありませんから、それらはそのまま利用して、グラスファイバーの網と網押さえのゴムや網戸固定ピンを交換しました。

流石に炎天下では作業が出来ませんから、太陽が建物の陰に隠れたタイミングで作業を開始。日が暮れる前に、ご依頼頂いた6枚の網戸を何とか全て張替え出来ました。

網押さえのゴムは、国産のものだと少し細くてどうしても緩めにしか網を固定出来ません。ですから、グラスファイバーで出来た網と共に、網押さえのゴムも少し太めのものを輸入します。

網がフレームにガッチリ入りますから、網もピンと張れるのがいいですね。ただ、その分作業には力が必要になりますので、それ程たくさんの張替え作業は出来ません。

グラスファイバーの網は、国産のプラスチックの網と違い、15年以上の耐久性がありますし、タバコの火を押し付けても破れません。張替えの手間や材料費は掛かりますが、15年のうち何度も張替え作業をすることを考えると、国産よりお値打ちかも知れませんね。

張替えが終わり、風がやさしい夕涼みの秋が待ち遠しいです(笑)

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ダブルハングを復活させます

昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングに装着されているバランサーを交換したというブログ記事を書かせて頂きました。

今日は、別のマーヴィンのダブルハングサッシで、建具の木枠が腐ってしまったものを別のメーカーで製作してもらった新しい建具に入れ替えを行ったという写真をお見せします。

壁に固定されている窓枠自体はマーヴィンのものなんですが、その窓枠の中にシエラパシフィック(Sierra Pacific)社にオーダーした建具を取付けました。新しい建具が、古いマーヴィンの窓枠にピッタリと入っているのが分かりますね。

勿論、マーヴィンとシエラパシフィックの窓の形状やサイズがピッタリ同じ規格という訳ではありません。事前にマーヴィンの窓枠の細かな寸法や形状を採寸調査して、それに合うようにシエラパシフィックに個別注文して作ってもらいました。

ですから、調査が少しでも間違っていると、建具が大き過ぎて窓枠内に入らないとか、逆に建具と窓枠との間に隙間が出来てブカブカしてしまうなんてことにもなります。

また、新しい建具は木部が無塗装ですから、古い窓枠の色と合うように木を専用塗料で防水塗装してやるということも大切です。

当然、新しい建具が将来雨漏れして木枠が腐ってしまうなんてトラブルも未然に防ぐ必要がありますから、屋外側のペアガラスの周囲等も防水処理を行います。

今回は、古い窓枠に別のメーカーの建具を挿入するという方法を取りましたが、状況によっては腐った木枠だけを取り除いて新しい木枠を加工・装着して直すというやり方を取る場合もあります。

それは窓のデザインや加工のしやすさ、メーカーのアフターサービスの体制や費用的・時間的制約といったことを加味しながら、お客様に提案していくこととなります。

ただ、シエラパシフィックの製品は、構造的な雨漏れリスクが考慮されている上に、建具の木枠がコアガードと呼ばれる特殊加工を施してある為、水に浸けっ放しでも腐らないという素材ですから、金額が多少違っていてもその分のメリットがあるかも知れません。

但し、シエラパシフィックの建具は、木製の飾り格子のオプション設定がないとか、ロック金物のデザインが変わるとか、開閉する為の取っ手が別途必要だとかいったことを注意して下さい。

勿論、外観的な見栄えは、建具を新しくしても殆ど変わりませんから、家のデザインを損ねることはないと思います。尚、こうした施工が可能なサッシとそうでないサッシがありますから、事前に可能かどうかチェックした上で、修理方法をご提案します。

<関連記事>: 取付け前の下準備 (2025年4月24日)

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マーヴィンのバランサー交換

愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのメンテナンスを行ってきました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)の古い上げ下げ窓のダブルハングサッシ。

写真は、上下の建具を窓から外してサッシの窓枠をきれいに掃除した処です。

窓については特に何もされていなかったのか、窓の下枠には砂ぼこりが固まった状態になっていました。こういうものを取り除くだけでも、輸入サッシの寿命を延ばすことが出来ますので、年に一度は掃除をして頂きたいと思います。

今日ご紹介するメンテナンスは、窓の両サイドにある側枠(サイド・ジャム)に装着されているバランサーの交換です。写真のように可動する建具を外すと、側枠内のバランサーが露出します。

既に新築から20年以上経ったおうちで、バランサーを一度も交換したことがないという状況で、中央のロック金物の鍵を解除すると上窓建具が下へズルズル落ちてきてしまいます。

この原因はバランサーに内蔵されている吊りバネが錆びて弱っている為、バネが伸び縮みしなくなったことに拠るものです。

また、両サイドのバランサーのうち片側だけが悪くなっている場合は、建具の開閉が非常に重く感じられたり、窓を開けても支えきれずに落ちてきてしまうなんてことにもなります。

バランサーは定期的に交換が必要な消耗部材ですが、そういうことを教えてもらっていないお客様は20年経っても交換していないことが多いと思います。

マーヴィンは日本から撤退してしまい、バランサーも国内では手に入りません。でも、私たち ホームメイドはアメリカから適合するバランサーを個別に調達して、交換作業を行います。

勿論、マーヴィン以外の輸入サッシについても、それぞれのバランサーを手配・交換することも致します。

また、その際サッシの周辺をきれいにしたり、劣化したウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換したり、窓の開閉がスムースになるように調整したりしますから、今までとは見違えるようなサッシになること請け合いです。

そして、建具のガラスの周囲等も防水処理を行いますから、雨漏れによる木の腐食やペアガラスの内部結露といったトラブルを未然に防ぐことが出来るというのも大きなメリットです。

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無理に回すと破損します

東京都のお客様から、輸入サッシのクランクハンドルが壊れたというご相談を頂きました。

輸入窓は、クレトイシがOEMで製造していたサーティンティード(CertainTeed)の樹脂製ケースメントサッシ。

写真は、そのクランクハンドルが破損している様子ですが、オペレーターの回転軸に差し込む為の穴の部分が4分の1程度欠けてしまっています。その為、ハンドルを回転軸に固定する為のメクラネジも外れてしまっています。

この不具合の原因は、何らかの原因でオペレーターが動かない状況の時、ハンドルを無理に回そうとして、ギザギザした回転軸によって差し込み部の樹脂が削れて欠けてしまったと考えられます。それは、黒い樹脂の粉がたくさん落ちていることからも分かります。

勿論、長年使い続けていると、樹脂の部分が経年劣化して弱くなっていることも考えられますから、慎重に使うことが大切です。

窓に鍵が掛かっている状況の時は、オペレーターのギアは絶対に動きません。また、建具が歪んでいるなどの何らかのトラブルがある場合も、オペレーターの力だけでは窓が開け閉め出来ないこともあります。

こちらのクランクハンドルは可倒式と呼ばれるタイプで、ハンドルをコンパクトに仕舞い込むことが可能ですが、その為に差し込み部分が樹脂で作られています。

もしこういうトラブルが起こらないようにしたいなら、可倒式ではなく鋳物製の固定式ハンドルにすれば破損のリスクが少なくなります。

ただ、無理に窓の開閉をすること自体は、サッシの破損に繋がる行為ですから絶対に避けなければなりません。そういう時は、必ず専門家に相談してサッシの調整をしてもらうようにして頂きたいと思います。

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一度に交換するのはいいことです

広島県のお客様から、ドアノブ(ドアレバー)のラッチが欲しいというお問い合わせを頂きました。

ドアノブは、タイタン(Titan)製の古いもので。ラッチもフェースプレートが付いていない丸い頭のドライブイン・ラッチでした

このドアラッチは国内ではなかなか手に入れることが出来ないので、探していらっしゃる人も多いように思います。

古い形状のドアラッチは既に製造がされていませんが、改良された新しいデザインのドアラッチでしたらアメリカから調達することが可能です。

今回お客様からは、予備を含めて12本のドアラッチを入手したいというご要望を頂き、2週間程で輸入することが出来ました。

欧米ではこの時期サマーホリデーのシーズンに入りますので、製造や物流が止まってしまうことも多いので、今回は早めに手配が出来てよかったです。

ドアノブに付けられたドアラッチは、メーカーによって形状が異なりますが、30年前のものでも手に入るのが輸入材のいいところ。

ドアノブやドアラッチは、おおよそ20年程度が製品寿命です。ですから、1ヶ所悪くなっただけでも、他の場所も交換時期に来ています。

このお客様のように、家中のドアラッチをまとめて調達すれば、その分海外送料も1回で済みます。また、一度に交換すれば、交換する手間も最小限となりますから、まだいいかと思わずに全て交換することをお勧めします。

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