愛知県のお客様から輸入のキッチン・コンロが直せないかというご相談を頂きました。
ガスコンロは、フランスのロジェール(Rosieres)製。
スイッチもコンロ面に付いていて、耐熱ガラスのフタがあるのもお洒落です。
ですから、ロジェールのファンは日本にたくさんいらっしゃるのですが、消防法の関係から自動消火装置のない輸入コンロは、10年近く前に販売出来ないようになりました。
以来、販売先からの修理部品の調達も出来なくなり、現在は部品交換を伴わない修理・メンテナンスのみを行うしかなくなりました。
今回のお客様のコンロは、スイッチを回してもカチカチ音がしないという箇所があるのと、カチカチ音がしてもスパークしないという箇所があるという状況でした。
音がしないという箇所については、点火プラグ又はレギュレーターの不具合か、その両方の不具合が考えられますので、修理が出来ない可能性があると思います。
また、カチカチ音がしてもスパークしないという箇所については、配線の不良の可能性がありますので、もしかしたら直せるかも知れません。ただ、そのどちらも現場をチェックさせて頂いて、実際に製品の状況を確認しなければ、修理の可否を判断することが出来ません。
勿論、修理不可というリスクがない訳ではありませんから、作業に係る費用が無駄になるかも知れません。やってみる価値があるかないかは、お客様次第ということになります。
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