お知らせ : ページ 170

放置してはいけません

塗装が劣化したピーチツリー玄関ドア

こちらの写真は、ピーチツリー(PeachTree)社のスチール製玄関ドア。

勝手口ドアを含めて、外部ドア用として輸入住宅ブームの際は多く採用されました。

20年前に施工されたそうですが、お客様自身が何年も前に塗り直しをされたそうですが、塗装面の劣化が激しく雨に濡れた訳でもないのに色にムラがある状態です。

また、ドアの周囲の枠材や木製のブリックモールディングなどもシロアリに食べられて床に近い部分は既にボロボロの状態になっています。

本来枠材等は全て交換すべき状態ですが、予算の関係もあるので木くずを樹脂で固めた枠材をカットして部分的に付け替えることをしたいと思います。でも、そういった枠材は無塗装のものですから、ドア共々塗装をしなければきれいに納まりません。

ドアハンドルもそろそろ交換時期に来ていますが、取り敢えず使える状況でしたから、交換せずにいきたいと思います。

それでも、数年後には必ず破損することは間違いないですから、本当は今回交換しておいた方が何度も作業にお伺いするよりは徳かも知れません。

何れにしても、20年近く専門家にメンテナンスのアドバイスや施工をお願いしてこなかったツケは回ってきます。

今回ケチれば、次回は元金にたくさんの金利が付きます。そういった点では出来るだけしっかりした補修をして頂くことが、家を長持ちさせる唯一の方法のような気がします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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怖くて開けられなかったそうです

木製建具が腐ったマーヴィン社ケースメントサッシ

こちらの写真は、三重県四日市市の輸入住宅に設置されたマーヴィン(Marvin)社製ケースメント・サッシ。

木製建具(障子)の下枠部分が黒くなって、腐食した木がボロボロと崩れてきている状態です。

そんな場所にビス止めされていた金物類も外れてしまい、オペレーターで建具を開閉しようとしても全く動いてくれません。

多くの皆さんは、窓枠に水が溜まって建具の下から木を腐らせたのではないかとお考えになりますが、そうではありません。こういう場合、雨水が侵入したのはガラスと外装アルミとが接する部分で、そこから水が中へと侵入して、内部から木を腐らせたのです。

ですから、黒くなっている部分の木枠は、中が空洞になっていてアルミの裏側が見える程になっています。このまま放置すれば、当然外装のアルミ板は脱落し、建具は傾き窓を閉めることが出来なくなります。

私たちは、そういう時の道具を準備していますから、開閉金物が機能しなくなっても窓を閉めたり開けたりすることは出来ますが、お客様自身でそうすることはちょっと大変かも知れません。

こういう状態になっても、上枠側に付いているもう片方のウィンドウヒンジが機能していますから、すぐに建具が落下することはありません。ただ、下枠が全てなくなりアルミも脱落した状態になると、ペアガラスが下へとずり落ちてきてしまいます。

そうなると、最後はガラスが建具から外れて落下することになりますから、建具の交換をすぐにでも行うべき状況です。(勿論、単に交換しただけではまた同じことになりますから、注意して下さい)

開かずの窓にして放置している人もいるでしょうが、台風などで建具が脱落してからでは遅すぎます。輸入サッシの交換部材は、注文から最低3ヶ月以上掛かることを覚えておいて下さいね。

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キッチン・ドアも塗装でリフォーム

傷や汚れが付いたオークの木製輸入キッチン

こちらの写真は、三重県四日市市にある輸入住宅の輸入キッチン。

2000年に新築されたということですから、19年くらい経ったおうちです。

9年程度住まわれて、その後どなたかに家を貸されていたそうですが、あまり掃除が得意ではなかったのか、あちらこちら汚れや破損が見受けられ、手入れが必要な状況となりました。

今回、私共は輸入サッシのマーヴィン(Marvin)の修理をメインに仕事をさせて頂く予定ですが、木製ドアのキッチンや洗面キャビネットも随分と汚れていますので、こちらも担当させて頂きます。借主の方はペットを飼っていたらしく、爪で引っ掻いた跡や油汚れなどが無垢の木製ドアに付いています。

こういう場合、普通であればキッチンごと交換してリフォームしましょうという業者さんが多いと思いますが、私たちは汚れをサンディングで落としてから、ツヤありのパラペイントで塗装することをお勧めしたいと思います。

パラペイントなら、塗料の嫌な臭いもありませんし、玄関や室内のドアや家具といった木製品に塗装することも可能です。アメリカ人なら、きっとこうしたキッチンを真っ白で塗装して、爽やかなイメージに一新するでしょうね。勿論、ブルーグレーやえび茶色で塗っても楽しいかも知れませんね。

日本人は塗装という文化に慣れていませんが、塗ってみればその楽しさをご理解頂けるはずです。また、もし色を失敗したとしても、また上から塗り直すことも出来ますから、それ程神経質になる必要もありません。

キッチンや洗面キャビネットを塗装でリノベーション。こんな楽しいことが出来るのは、輸入住宅以外はありませんよ。

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20年もするとボロボロです

サミット社ケースメントサッシのウェザーストリップ

こちらの写真は、サミット(Summit)社のケースメント樹脂サッシの建具の周囲に取り付けられたウェザーストリップ(気密パッキン材)です。

大手の三〇ホームさんで建てられた輸入住宅ということですが、サミットというメーカーが存在しないこともあって、対応不可と言われたそうです。

そこで、お客様からいろいろとサッシのメンテナンスについてご相談を頂いたのですが、そのうちの一つがこの部材です。

ウレタン材の周囲を塩ビの薄い膜で包んでいるような形状をしていますが、この材料はアメリカでもなかなか手に入らない部材です。以前似たような部材を調達した際には、大量に購入しないと販売出来ないと言われたことがありました。

調達ルートも限られていて、アメリカでも一般には全く出回っていない資材ですから、今回も入手するには手こずる可能性が高いと思います。

まあ、最悪代替が出来そうな素材も見付けましたから、いざとなればそれを調達するかも知れません。特殊な部材のお話は、マニアック過ぎて誰も付いてこられませんね。

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サミット社ダブルハングのバランサー

サミット社ダブルハングのバランサー

こちらは、先日横浜へ窓のメンテナンスにお伺いした際に建具やジャムライナーを外した時の写真です。

サミット(Summit)のダブルハングを新しい建具に交換する為に窓枠の寸法を正確に計測する為には、窓枠以外のものを全て外す必要が生じます。

その際、このサッシにはどんなバランサーが付いているかを向学の為にジャムライナーから外してみました。

こちらのバランサーは、元々装着されていたものではなく、途中新しいものに交換した際に付けられたもののようです。(元々は、先日記事に書かせて頂いたウェンコ社ダブルハングに装着されていたタイプと同じものが付けられていました)

構造的には非常に単純なものとなていますが、仕組みは他社のダブルハングと然程変わらないものとなっています。

ただ、ウェンコ社のもの同様、バランサー・スプリングが現在同じものが製造されておらず、将来メンテナンスの為に代替となるものを探す必要がある状況です。取り敢えず、バランサー・シューの部品だけは調達先を見付けました。探せば結構あるものですね。

<関連記事>: ウェンコ(Wenco)のダブルハングも交換出来る (2019年10月20日)

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パティオドアの下枠は、雨漏れ注意

ウェンコ社ハメ殺しパティオドアの雨漏れ

こちらの写真は、ウェンコ(Wenco)社のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)に追加されたハメ殺しのサイドライト。

外から見ると3枚ドアの掃出しサッシに見えますが、南側に面した日当たりのいいバルコニーに設置されています。

日当たりがいいということは、逆に言えば台風の雨風が最も強く当たる場所と言っても過言ではありません。

そんな場所に雨仕舞があまりよくないウェンコの窓が取り付けられている訳ですから、何も対策を取らなければ雨漏れするのは必至です。

案の定、窓ガラスとアルミの下枠との間から雨が木製フレームに侵入し、中から木を腐らせていきました。中から腐っていきますから、それが人の目に触れるような状態になるまでにはその腐り方は相当なものになっています。

お客様ご自身も何とかしなければと考えて、養生用のビニールテープを外側や室内側に張って防水や枠補強をしたようですが、不十分な仕事では中に入った水が外に出にくくなるだけで、反って腐るのを助長させるだけでした。

どうにか腐った下枠だけを交換する方法はないかとも考えましたが、構造的に雨仕舞が悪い状況を変えることは出来ませんし、建具部分の枠だけでなく本体側の枠にも損傷がある状況ではサッシ自体を交換する以外に抜本的な対策はありません。

バルコニーは、雨や風が滞留しやすい場所ですから、防水がしっかりしたサッシを取り付けることが大切ですが、定期的に防水メンテナンスを実施することはもっと大事だと思います。

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外してみると、よく分かります

ウェンコ社ダブルハングサッシの修理

昨日・一昨日と横浜の輸入住宅でサミット(Summit)のサッシのメンテナンス及び調査に行っておりましたので、記事の投稿をサボっておりましたが、本日また再開致します。

こちらの写真は、ウェンコ(Wenco)社ダブルハング・サッシの建具(障子)が雨漏れで劣化した為、他社製建具に交換する際の調査のひとコマ。

建具を窓枠から外すと共に、窓枠の両サイドにあった樹脂製のジャムライナーを一旦撤去した状態です。こうすることで、木で出来た窓枠本体が露出しますから、その寸法を測定することで、そこに入る新しい建具やジャムライナーの寸法が決まるのです。

この状態の時に正確にサイズを計測しないと、せっかくオーダーメイドした建具類が窓枠に装着出来ないということになりますから、念には念を入れて何度もチェックします。

既存の木枠のコーナーには、雨で出来た染みが見受けられます。また、その部分は数日前に降った雨のせいか乾いておらず、雨が侵入していることも確認出来ました。

本来ここのコーナー部分には、薄いウレタンで出来た防水部材が装着されていなければならないのですが、劣化した為か既に存在していませんでした。それに取って代わるように、細かな砂やホコリがジャムの中に入り込んで、更に水が溜まってしまう環境を作っていました。

折角全部外して採寸調査を行うのですから、そうしたものを掃除して更にこの状態で少し放置して木を乾かすようにしました。

よくジャムライナーの下端であるコーナー部分に防水コーキングを塗っているおうちがあるのですが、そうしてしまうと上からジャムライナーの中に雨が入り込んでしまうと、下に落ちてきた雨が外へ出られなくなって中で木を腐らせることになります。

私たちが装着する防水ガスケットは、下端から侵入する雨をシャットアウトすると共に、上からの雨は外へと抜けるようにしますから、将来木が腐るリスクは少なくなります。

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神戸へ行ったついでにちょっと観光

メタセコイアの断面

神戸市にあるスウェーデン系輸入住宅へドアの修理調査及び調整に伺ったついでに、六甲山の森林植物園へ立ち寄らせて頂きました。

森林という名の通り、木ばっかりで花は殆どなく、杉や松の大木が散歩コースの両側に広がっているだけという場所でした。

でも、輸入の木造住宅を造っている私としては、いろいろな木を見るのは楽しみでもありますから、結構堪能させて頂きました。

そんな中、施設の展示スペースにあったセコイアオスギの切株を見付けましたので、ご覧下さい。セコイアオスギは、セコイアの一種で直径は5m以上、樹齢は何と2000年。

杉の仲間だそうですが、生きた化石と言われ、柔らかな杉とは違いメチャ堅い木なんです。で、この木が育ち始めた頃は、何とあのキリストさんが生まれた時だったそうで、人間の小ささを感じざるを得ませんでした。

これだけ大きな切株を見られるのは、きっと日本ではここだけでしょうから、是非お好きな方は見に行ってみて下さいな。神戸から有馬温泉へと続く有馬道を北進した途中にありますよ。

明日はまた、横浜へ窓のメンテナンス調査及び防水工事に出張します。それにしても、全国各地からお呼びが掛かりますねぇ(笑)

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やはり、サミットとウェンコは同じバランサーですね

サミット社のサッシ・バランサー

先日、建具枠が腐ったウェンコ(Wenco)のダブルハングについて、詳細寸法を測りに行ったという記事を書かせて頂きましたが、今回はサミット(Summit)社のダブルハングサッシです。

建具の下に僅かに部品の一部が覗いている感じでバランサーは見えなければならないのですが、ご覧のように窓枠の溝の中にバランサー・シューが完全に見えてしまっています。

こういう場合、バランサー・シューに何らかの不具合があって、うまく溝の中を走らなくなってしまっている状態です。

ですから、建具は重くて上げられなくなりますし、無理に上げても建具が下へ落ちてきてしまうといった状況となります。先日寸法チェックへ伺ったおうちでも、そういう状況がいくつか見受けられました。

また、サミットのサッシに入っているバランサー・シューとウェンコのサッシのバランサー・シューは形状からして同じものが入っているようです。

サミットとウェンコは、兄弟会社とでも言うべき窓メーカーでしたから、仕様部材も共通のものが多いという気がします。バランサー・シューは、何とか調達ルートを見付けたのですが、これに接続するスプリング部品がなかなか見付かりません。

現状、スプリングはまだ使える状態だと思うので、交換する必要はないかも知れませんが、将来的には交換が必要となる時期が来るでしょうから、バネ部品も調達ルートを見付けておきたい処です。

特に網入りガラスで重くなった建具が装着されている場合などは、バネが弱ってくるのも早いでしょうから、その点では早々に交換すべきかも知れません。それにしても、こんな小さな部品まで調達しようというのですから、ほんとマニアックな私です。

<関連記事>: ウェンコ(Wenco)のダブルハングも交換出来る (2019年10月20日)

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カギの解除をしてきました

Haboのロック金物

今日は、神戸のお客様からのご依頼で、スウェーデンのミュレシェフェンスター(Myresjö Fönster)社製テラスドアのロック金物のカギを解除してきました。

Haboという金物メーカーのマルチロックが使われているのですが、このメーカーは既になく、類似の製品を作っているスウェーデンのメーカーのものを調達することになるのですが、鍵爪のラッチが出たままになってドアが閉められないという状態でした。

そこで、ドアから金物類を外した処の写真がこちらです。ラッチ部分の金物については正常に機能していましたが、肝心のロックケース部分に不具合があることを確認しました。

ロックケースは分解出来ない構造になっている為、原因を探るのはなかなか難しかったのですが、鍵とラッチが連動しない不具合を見付けることが出来ました。

また、鍵爪が出たままになる状況についても、部品の操作によって何とか解除することも出来ました。この仕事に伺う前は、金物を破壊することも覚悟をしていましたが、そうすることなく目的を達成出来たのは、嬉しい限りです。

これから、不具合のある金物を交換すべく、互換性のある部材を調達する訳ですが、ここまでやれる業者さんが日本にいないのは寂しいですねぇ。

<関連記事>: スウェーデンの金物は、しっかりしている分厄介です (2019年10月14日)
<関連記事>: ミスしてまじで凹みました (2020年4月6日)

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