お知らせ : ページ 152

窓ガラスに張られた古い目隠しフィルム

窓ガラスに張られた古い目隠しフィルム

今日は、桑名のお客様の処で、いくつかのメンテナンスを行いました。

キャラドン(Caradon)社の樹脂製掃出しサッシのロックケース(ロック金物)の交換と建て付け調整、ドアクローザーの採寸、網戸のメンテナンスの為の引上げ作業、そして窓ガラスに張られた目隠しフィルムの剥がしを行いました。

新築当初にお婆様がいつでも剥がせるタイプのシールだからと、キッチンやウォークインクローゼットの窓、和室の掃出しサッシ等に4ヶ所張ったということです。

でも、それを半年後に剥がそうとしたら、ピッタリくっついて全く剥がれなくなってしまい、その後20年近くそのままだったそうです。そんな古い目隠しシートですから、フィルムはヒビ割れ、接着剤は固まった状態。

これをお客様が何も材料や道具なしに剥がそうとしても、そりゃ無理というものです。私たちは、アメリカ製のプロ用のシール剥がし材を持っていますから、一度剥がしにトライしてみますと以前お約束しました。

そして、それをヒビ割れたシールの上に塗布して数分後、金属ヘラやナイフの刃などを駆使して剥がしに掛かりました。

シートの接着剤も既に固化していますから、剥がし材もなかなか浸透していきませんが、少しずつ剥がしながら再度塗布するというやり方で、何とか全ての古い目隠しフィルムを剥がすことに成功しました。

でも、シートが劣化していた為、殆ど粉のような状態で剥がれてきましたから、辺り一面雪が降ったように真っ白になりました。お客様にも片付けをお手伝い頂き、窓ガラスは以前のようにクリアな透明の状態に戻ってくれました。

やりにくい場所もありましたから、力が思うように入らず、腕や指がもう痛くて痛くて、明日はきっと筋肉痛です。日頃の輸入住宅らしい修理やメンテナンスの作業とは一味違った仕事ではありましたが、長年の悩みが解消して本当に喜んで頂きました。

そうそう、ペアガラスの全面にフィルムを張るのは、温度変化によるガラスの伸縮を妨げてしまいます。そうすると、ガラスに過度のストレスが掛かり、最悪割れてしまう恐れが生じますから、出来るだけペアガラスにはフィルムを張らないようにして下さいね。

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ハードの掃出しサッシ用ハンドル

ハード製スライディング・パティオドアのハンドル不具合

HPサーバーの変更などで、昨日の夜くらいからHPの表示が不安定になってきておりますが、もしクリックしてもページが出ないという場合は、お手数ですが少し時間をおいてから再度お試し下さい。

さて今回は、会津若松市のお客様からハード(Hurd)のスライディング・パティオドアに付いているハンドルセットについてお問い合わせを頂きました。

施工された時期は、1998~2000年くらいだそうですから20年くらい前のもののようです。こちらのドアハンドルは、ハード独特のものなのかあまり汎用品では見掛けないタイプです。

また、屋外側にはキーで開閉が出来る鍵穴が付けられていますから、高級なタイプのような気がします。

現在、お客様にはハンドルだけでなく、ドアに内蔵されているロックケース(金物)も必要かどうか確認しておりますので、必要な部品がはっきりした段階でメーカーに見積依頼する予定です。

ハードもシエラ・パシフィックという会社になって、いろいろ材料も変わったりしてきていますから、こういうものは早めに調達しておいた方がよさそうですね。

<関連記事>: 交換部品があるかなぁ? (2022年2月12日)
<関連記事>: こちらの破損は直せます (2023年2月3日)

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雨漏れの危険箇所

軒天の有孔ボードや妻飾り

静岡のお客様のところでハード(Hurd)のダブルハングの建具枠が腐ってきているという記事を書かせて頂きましたが、そのトラブルはそれだけでは終わりません。

サッシの下にある室内の壁に雨漏りが発生したとか、サッシ自体の不具合だけでなく、その周辺でもトラブルが発生しているようです。

こういう場合、サッシ自体の不具合によって、サッシ周辺にも問題が発生したと考える施工業者さんが多いと思いますが、サッシの不具合も何等かの問題が発生した結果であることが少なくありません。

つまり、サッシ自体を国産のものに交換したりしても、雨漏れが直らないというケースも見受けられるということです。勿論、サッシ自体の構造的な欠陥によって雨漏れが発生する場合もあるのですが、大元の原因が他にあるかも知れません。

写真をご覧下さい。こちらは、雨漏れしたサッシが施工されている外壁面を撮影して頂いたのですが、皆さんには問題点がお分かりになりますか?まずは、屋根の裏側である軒の天井、いわゆる軒天です。

鼻隠しの軒天であれば、水平で下を向いているかして、雨が横殴りであっても雨が当たらない状態になっているものです。ですから、ここに通気工法用の穴の明いた有孔ボードが張られていても問題はありません。

ただ、妻壁(三角屋根の壁)に張り出した屋根の軒天(ケラバの裏面)は、角度(傾斜)が付いていますから、軒天の正面から雨が吹き込むような時は、この軒天に雨が掛かってしまいます。こうしたことは、自然の摂理ですよね。

では、そこに有孔ボードと呼ばれる穴がたくさん明いたボード板が張ってあったら、如何でしょうか。少しでも上向きになったボードの穴には、強い雨風が吹き付けます。そうなると、そこから構造の中(家の中)に雨が大量に侵入します。

ただ、それがどういったルートを通るかによって、サッシの枠から水が漏れてきたり、部屋の天井や床から雨漏れしたりすることとなります。

そうやって表に雨漏れが出てくればまだ分かりますが、壁の中に滞留してそれが中で構造材を腐らせていたとしたら、外壁等が脱落したりサッシ周辺が腐ったりするまで問題が目に見えないということとなります。

また、破風の軒天(ケラバの裏面)の有孔ボード以外にも、棟に一番近い場所に取り付けられた換気ガラリ(換気用ルーバー)からも雨の侵入が発生します。

屋根裏空間の湿気や熱を外に逃がす目的で、換気ガラリを取り付ける建築屋さんがいるのですが、日本のように台風が吹き付けるような気候の場所には換気ガラリは弱点以外何ものでもありません。

私たちは、こういう場合、通気機能のない飾りのガラリを取り付けて、屋根の一番高い棟の部分に換気棟を取り付けます。勿論、強い風で換気棟から雨が絶対侵入しないという保障はありませんが、そのリスクは極端に少なくなります。

家の雨漏れは、知識と経験がないと分かりません。安易に決めつけて起こった不具合だけに対処すれば、一番の原因箇所を見逃すことになりますから、専門的な人間の力を借りた方が時間的にも費用的にも精神的にも得策かも知れませんよ。

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ここまで来たら建具交換

ガラスの隙間からの雨漏れと思われるハード社ダブルハングサッシ

静岡県のお客様からハード(Hurd)のダブルハングサッシについて、メンテナンスのご相談を頂きました。

新築されたのが平成4年ということですから、今年築28年を迎える輸入住宅になります。

随分いろいろな傷みがあるようで、特に建物の東面と南面のアルミクラッドサッシに木の腐りが多く発生しています。

そのうちの一つが、写真の窓。アッパーサッシュの木部に黒ずみがあって、下窓との召し合わせの木枠の上に水が乾いて付着したような汚れが見受けられます。

こういう場合、国産サッシであれば、冬場室内で加湿した暖かい空気が、外気で冷たくなった窓に接して結露を起すのが原因と考えますが、断熱性が高く調湿効果のある木製の輸入サッシでは冬場の結露はまずありません。

輸入サッシで一番リスクが高いのは、やはり屋外側のガラスと建具枠との接点から雨が建具の内部に侵入することだと思います。

たまに、アルミ枠同士のつなぎ目からの侵入もありますが、それはガラスとの接点からの雨漏れが拡大して派生的に発生したトラブルであることが多いかも知れません。

何れにしても、この状態になると、黒くなった木部を指で押すと柔らかくなっているのが分かりますし、召し合わせの部分などは建具の木枠の脱落が始まっている場合もあります。(黒ずみ程度なら、ガラスの防水だけで修理完了というケースもあります)

幸いハードのアフターメンテナンスは、会社を吸収合併したシエラ・パシフィック(Sierra Pacific)社が引き継いでくれています。ですから、サッシの製造時期や大きさ、品番などの特定が出来れば、交換用の建具の入手は比較的容易です。

但し、現在製造可能なダブルハングの建具は、古いものと若干形状が異なっていますから、上窓だけの不具合だとしても上下両方の建具と両袖のサイドジャムの交換が必要です。

ただ、今回のサッシの問題は、建具のトラブルだけで起きている訳ではないかも知れないので、家自体の根本的なメンテナンスをしないと単なる対処療法で終わってしまうかも知れません。

お金はを掛けて直すなら、ちゃんとその原因部分まで手を入れないといけませんね。その詳細は、またの機会にお話しします。

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こんなベタな雨漏れって?

ローウェン製引き違いサッシの下枠の腐り

昨日、関東方面のお客様からローウェン(Loewen)の引き違いサッシ(グライダー、スライダー)のレール枠が腐ってしまったというご相談を頂きました。

片引きの窓で一方の建具(障子)が開閉し、もう片方はハメ殺しという輸入サッシでは一般的な形式の引き違い窓です。

写真は、窓の下枠のレール付近をアップで撮影頂いたものですが、白いレールの上に可動建具が載っているのが分かります。その手前側がハメ殺し(FIX)の建具なんですが、レールとFIX建具との間に一段下がった空間があります。

その部分に水が溜まって、そこが腐って穴が明いたということらしいのですが、こんな構造的にベタなトラブルが起こるものかと不思議に思ってしまいました。

可動建具がレールの上を移動する為には、レール枠と建具との間には僅かな隙間がないとスムースにレールの上を滑ることが出来ません。

ということは、強い風や雨が可動建具に当たってしまう状況があれば、僅かな隙間を突いて雨が室内側に侵入するのは自明の理です。

もしそういう事態になるのであれば、水が外に排出されるように何か工夫があるはずですが、中が一段下がっていればそこに水が溜まるというのは子供でも分かりそうなものだと思います。

勿論、この部分だけしか写真に写っていませんから、どこかから水が排出されるような場所を作っていたり、雨の侵入を抑止する為に可動建具の屋外側に何らかのウェザーストリップが付いていたりしているのかも知れません。

こういう場所は、誰が見ても雨漏れしやすい弱点ですから、2重3重に対策を取っていてもよさそうです。ローウェンはカナダの高品質なサッシを作るメーカーですから、きっと構造的な何らかの対策をしているのだとは思いますが・・・。

それにしても、サッシの下枠を交換するのって相当大変なんですよ。でも、下枠の下地になっている構造材も腐っているかも知れませんから、窓の下枠を外してしっかり直さないと、アリや腐朽菌が繁殖する恐れがありますからね。

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ここが悪くても、開閉出来ません

輸入シングルハング・サッシの可動建具のトップガイド

京都のお客様から、シングルハングサッシの補修部品についてお問い合わせを頂きました。

シングルハングのメンテナンスと言えば、バランサー交換。

いくつかバランサーに種類はありますが、最も一般的なものはチャンネルバランサーと呼ばれる長い棒状の部材です。

今回もチャネルバランサーの調達をして欲しいというご相談だったのですが、それに加えて可動する建具(障子)に装着されている樹脂製のトップガイドという部品も購入したいというご希望でした。

実は大方の不具合は、バランサーの交換で直るのですが、たまにこのトップガイドも破損していることがあり、この部品を一緒に交換しないとちゃんと直らないこともあります。

このトップガイドという部品は、建具の側面の溝の中にバランサーを固定しておく為に必要なもので、これが壊れているとバランサーが建具の上から飛び出してきてしまいます。

トップガイドは、通常建具に隠れた状態でいますから、太陽の紫外線による劣化もなく、比較的長い間使うことが出来ますが、それでもプラスチックで出来ていますから、バランサーの強いバネの力に曝され続けていると、そのうち割れが入ってきたりしてしまいます。

そうなると、バランサーを固定する機能が失われてしまいますから、20年くらいしたら交換してあげたいものです。ただ、いつもは建具に隠れた存在ですから、あまり気付かないパーツです。

でも、シングルハングの開閉を陰で支える重要な部品ですので、窓の上げ下げが悪くなったと感じたら、バランサーと共にこちらもチェックして下さいね。

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こういうこともよくあります

異品出荷のチャネルバランサー

メーカー不明の輸入シングルハング樹脂サッシへ取り付ける為に、今回チャネルバランサーを16本カナダにオーダーしました。

写真はそのバランサーですが、注文したものとはちょっとだけ形状が違います。

それは、白いプラスチックで出来たトップパーツとボトムパーツにウィングと呼ばれる羽根のような形状のものが付いていないというものでした。

最近の輸入のシングルハング・サッシには、このウィングが付いていないものも多くなってきているのですが、古いタイプは殆ど全て羽根のようなものが付いたパーツでした。

勿論、私の方はそれを間違えないように、オーダーする際も慎重に確認していますし、部品メーカーから出された注文票にもウィング付きという記載があります。

出荷時に倉庫の人間は分かっていたように思いますが、たまたま在庫がなかったとか、数が足りなかったとか、どこにあるか探すのが面倒だったとかいった理由で、これなら使えるから問題ないということで発送してしまったというのが実際のところでしょう。

日本であれば、こういうことは殆どないと思いますが、アメリカやカナダからの出荷品の中にはたまにこういう異品のものが混じってきます。

でも、こんなことで頭に血が上ってしまうのは、普通の日本人。アメリカやカナダの人間の中にも、程度がそうでもない従業員が混じっていることがあるのです。

これは、アメリカやカナダの人だからということではなく、世界の国々で普通にいるんです。貧しくて高校や中学にも行ったことがないとかいうことは日本では殆どないですが、世界ではその方が普通かも知れません。

だから、そんなことでいちいち怒っていたら、輸入の仕事は出来ません。勿論、出荷したメーカーに対しては、異品出荷を報告して代替の商品を再度出荷頂くように依頼するのですが、そこには怒りはありません。

逆に新型コロナで大変な時に、注文を受けてくれて出荷まで手配してくれるだけで有難いことです。

異品の出荷だけでなく、数量不足や梱包前の破損、輸送途上での破損、欠品、出荷そのものが途中でどこかに行ってしまったなんてこともありますから、お客様にも納品遅延の場合のお許しを頂く必要があります。

日本の当たり前と世界の当たり前。これは、日本から出なければ知り得ないことかも知れませんね。

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数日、返信出来なくなります

お詫び

弊社HP改善に伴うサーバー移行手続きの為、5月12日(火)から数日の間、弊社HPの「お問い合わせ」及び「建築相談」フォームからのご連絡や私共のメールアドレスへの直接のメールが受信出来なくなります。

その間、手づくり輸入住宅のホームメイドから返信をさせて頂くことが難しくなりますので、その期間の前後でご連絡を頂きますようお願い致します。

また、その期間内にご連絡頂いた方への返信は、サーバー移行後にさせて頂きますので、その点ご容赦賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

移行手続き前に建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方は、お早めに!

お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ。(移行期間内でも電話はつながります)

追記:予定が少し変わりまして、15日(金)~17日(日)までHPやメールの調子が悪くなります。ご迷惑をお掛けします。(5月12日)

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敷居にドアが当たったら?

輸入玄関ドアの擦り減ったヒンジ

四日市の輸入住宅でマーヴィン(Marvin)のケースメントサッシのメンテナンスについて、先日記事を書かせて頂きましたが、今回は木製の玄関ドアのお話です。

輸入の木製玄関ドアは、室内ドアに比べて格段に厚みもあり、幅も900mmを超える大きなものですから、その重さも相当なものになります。

ですから、毎日何度も開け閉めしていると、その重さでどんどんドアがハンドル側に倒れ込んできたり、敷居にドアが当たってきたりします。

そんな時、簡易に修正するのであれば、一番下のヒンジとドア枠との間に薄い板のようなものを挟み込んで、傾いたドアを垂直になるように調整するという方法があります。

ただ、15年、20年経ったドアならば、ドアの下がりや倒れ込みも相当なものになってきているでしょうから、根本的な解決をする必要があります。

それの最も原因は、ドアヒンジ。蝶番同士の噛み合わせの部分が、長年の使用で擦り減ってしまいます。酷い時には、噛み合った左右の蝶番で高さが5mmも違ってくるなんてこともありました。

玄関ドアは、極力外気が侵入しないように作られていますから、ドアの周囲にはあまり余裕がありません。ですから、5mmもドアが下がってしまうと、ドアが敷居に当たってきても不思議ではありません。

ドアの下がりだけでなく、傾きによってもドアのハンドル側が垂れてきますから、それも修正しなければドアが適正な位置になりません。

5mmなんて大したことがないとお考えの方も多いと思いますが、家はミリ単位でバランスを考えて造られていますから、微妙な調整を都度行うことが家づくりでは大切です。

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四日市で輸入サッシの修理

マーヴィン製ケースメントの建具及びオペレーターの交換風景

昨日、三重県にある輸入住宅の修理・メンテナンスを行う為に出張修理へ行ってきました。

長らくメンテナンスをしていなかったということで、玄関ドアやサッシの大掛かりな修理を行いました。

ただ、ペアガラスの防水処理なども行った為、1日で全て完了することは難しく、全ての網戸を修理した上で再度お邪魔することとしました。

まずは、昨日行ったマーヴィン(Marvin)のケースメント・サッシの修理風景をお目に掛けましょう。こちらの窓の建具(障子)は、ガラス等からの雨漏れがひどく、木製の下枠が腐ってしまいましたので、建具交換となりました。

また、建具だけでなく、オペレーターも回転軸が折れていて、開閉出来ず空回りする状況となっていましたから、オペレーターの交換や金物の調整も行いました。

先日記事でもご紹介した通り、社内で建具の防水処理と木部塗装を行いましたから、それを現場へ持ち込んでの作業となります。ただ、ペアガラスの大きくて重い建具ですから、2階の窓の作業は慎重に行わなければなりません。

下手して建具を落下させたら大変なことになりますので、少し気合いが入りました。

また、オペレーターの交換には、窓枠の下枠部分を外さなければオペレーターを取り外すことが出来ませんから、薄い板の下枠を細心の注意を払って取り外しました。

ここで下枠を割ってしまったりしたら元も子もありませんから、経験のない方は道具と知識のある人にやってもらう方が無難です。

また、窓枠に付いているウェザーストリップが外れ掛かったりしていますから、そういったものを元の位置に戻したり、ビスの緩みを直したりして、出来るだけきれいに開閉が出来るようにしなければなりません。

単純に交換しさえすればそれで終わりというのは、経験のない職人のやることです。請け負った仕事プラスアルファの施工をしてこそ、本当の専門家と言えると考えています。

ただ、こういった修理の仕事では、イレギュラーな問題が隠れていることもありますから、そこで如何に元に近い状況まで修正出来るかが腕の見せどころかも知れません。

(材料や道具が足りない場合もしばしばありますが、それでも手持ちのもので工夫して最善の状況まで持っていくことが大切です)

<関連記事>: ただ交換すればいいというもんじゃない (2020年4月22日)
<関連記事>: 新品でもつなぎ目は気になります (2020年4月28日)

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