敷居にドアが当たったら?

敷居にドアが当たったら?

輸入玄関ドアの擦り減ったヒンジ

四日市の輸入住宅でマーヴィン(Marvin)のケースメントサッシのメンテナンスについて、先日記事を書かせて頂きましたが、今回は木製の玄関ドアのお話です。

輸入の木製玄関ドアは、室内ドアに比べて格段に厚みもあり、幅も900mmを超える大きなものですから、その重さも相当なものになります。

ですから、毎日何度も開け閉めしていると、その重さでどんどんドアがハンドル側に倒れ込んできたり、敷居にドアが当たってきたりします。

そんな時、簡易に修正するのであれば、一番下のヒンジとドア枠との間に薄い板のようなものを挟み込んで、傾いたドアを垂直になるように調整するという方法があります。

ただ、15年、20年経ったドアならば、ドアの下がりや倒れ込みも相当なものになってきているでしょうから、根本的な解決をする必要があります。

それの最も原因は、ドアヒンジ。蝶番同士の噛み合わせの部分が、長年の使用で擦り減ってしまいます。酷い時には、噛み合った左右の蝶番で高さが5mmも違ってくるなんてこともありました。

玄関ドアは、極力外気が侵入しないように作られていますから、ドアの周囲にはあまり余裕がありません。ですから、5mmもドアが下がってしまうと、ドアが敷居に当たってきても不思議ではありません。

ドアの下がりだけでなく、傾きによってもドアのハンドル側が垂れてきますから、それも修正しなければドアが適正な位置になりません。

5mmなんて大したことがないとお考えの方も多いと思いますが、家はミリ単位でバランスを考えて造られていますから、微妙な調整を都度行うことが家づくりでは大切です。

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