お知らせ : ページ 205

外せない樹脂サッシのオペレーター

錆び付いたオーニング・オペレーター

こちらの窓の開閉金物は、浴室にある樹脂サッシに施工されたオーニング用オペレーター(たまにケースメントのサッシに使われていることもあります)。

鉄で出来ている部分が、お風呂のお湯の水蒸気や結露によって錆び付いてしまっています。

今回、これを交換しようと交換部品を持ってお伺いしたのですが、樹脂サッシのフレームから外すことが出来ませんでした。

実は、このオペレーターは、ほぼ一体成型に近い状況で、組み付けてある部分もビスやナットではなくカシメてあって分解することが出来ません。本来であれば、邪魔をしている室内側のカバーの部分を外して、屋外側に引っ張ってやれば、フレームの取付け穴から抜けるのでしょうが、カバーも全く外れないのです。

じゃあ、このオペレーターって、窓フレームの中にどうやって差し込んだんでしょうねぇ???普通だったら、こんなの外せないと言って交換作業を請け負わないところなんでしょうが、それではお客様が困ってしまいます。

一度、部品メーカーに確認して、樹脂サッシへの取付け・取外しの仕方を教えてもらうようにします。もし施工方法に何も情報がない場合は、特殊な道具が必要ですが、1つだけやれる方法を考えています。

当然、サッシの枠をノコギリのようなもので切ったりするという手荒い仕事ではありません。じゃあ、どうするのか?それは、もう少ししっかり検討してからお話ししたいと思います。

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分厚いワッシャー入りのドアヒンジ

玄関ドア金物の交換途中

昨日、防犯対策を含めて輸入の玄関ドアの金物類を交換したという記事を書かせて頂きましたが、今日は交換途中の様子をお見せします。

手前側のドアヒンジは、真新しいゴールドのものとなっていますが、画面奥のドアヒンジは交換前の錆び付いた状態のままです。

また、ハンドルやデッドロックも交換前なので、真っ茶色。交換後の昨日の写真と見比べて頂けると、その違いは歴然ですね。
 
新しくしたドアヒンジは、以前のもののように心棒を引き抜くということは出来ません。ですから、泥棒がヒンジをばらしてドアを開けるということは不可能です。

そして、ヒンジの噛み合わせの部分には、分厚いワッシャーがいくつも入っているのが見えますね。ですから、ドア側のヒンジ・プレートと枠側のヒンジ・プレートとが直接擦れることがありませんから、寿命も長くなるという仕組みです。

勿論、硬いステンレスで出来ていますから、耐久性もバッチリです。今回はご依頼を頂きませんでしたが、あとは木製ドアの塗装をやってもらえれば完璧ですね。

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錆び付いた玄関ハンドルが蘇りました

交換した輸入玄関ドアの金物類

今日、静岡県浜松市のお客様からご依頼を頂き、ダブルの輸入玄関ドアの金物類を全て交換してきました。

主な目的は、玄関周りの防犯対策だったのですが、ハンドルなども茶色く錆び付いていて、新築当初の美しさはありませんでしたので、ハンドルやデッドロック、ドアヒンジやドアクローザー、ウェザーストリップといった気密パッキンも交換したのです。

写真をご覧頂くと分かりますが、室内レバーの上にあるのが今まで付いていた場所に取り付けた新品のデッドロック。

そして、一番下の場所に新たに取り付けたのが、追加のデッドロック。それらのデッドロック・バー(カンヌキ)を外からカバーして守っているのがガードプレートです。

金メッキされた肉厚のステンレスで出来ていますから、そう簡単にはこれをこじ開けることは出来ません。それもダブルロックときていますから、空き巣も玄関からの侵入を諦めざるを得ません。

ここには写っていませんが、ドアヒンジも心棒が抜けない構造になっていますから、ヒンジを分解してドアを開けるということも出来ない仕様です。

最後に、キーシリンダーもマイナスドライバーを無理やり差し込んで回そうとすると、内蔵されたシリンダー・ピストンが全て飛んで外からの鍵が空回りして、鍵が掛かったまま開けられなくなります。勿論、私たちならもっと防犯性を高くすることは可能ですが、ここまでやっていればまず玄関を突破されることはないでしょう。

そうそう、こうした金物類は高耐久のメッキが施されていますから、今までのようにすぐに錆びてしまうこともありませんよ。皆さんも古くなった輸入住宅の玄関周りを美しく蘇らせて、更には防犯性をアップグレードしては如何でしょうか。

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植物燃料で暖を取る

バイオエタノール暖炉

リビングルームのソファの前にあるコーヒーテーブル。

その一角には、ガラスで囲われた中に炎が立ち上がっています。

これは、とうもろこしなどの穀物などで抽出したバイオ燃料を使って部屋を暖かくする暖炉なんです。

何か昔の囲炉裏を思わせる感じというか、室内で焚火をしている感覚というか、ちょっと不思議な空間ですね。
 
燃料はバイオエタノールですから、臭いや煙も出ません。ですから、部屋が汚れたりすることがないのも石油ストーブと違うところです。薪式の暖炉だと薪をくべるのが大変という方や、電気暖炉だと本物の火は出ないしあまり温かくならないという方は、もってこいかも知れません。

テーブルに埋め込むタイプだけでなく、花瓶のように気軽に置けるタイプや床に置くタイプ、ガーデン・リビングで使うタイプなどいろいろあるようですから、冬の楽しみになりますね。ただ、火が燃えている訳ですから、定期的な換気はお忘れなく。

こういう暖炉が欲しいという方は、お気軽にご相談下さい。

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塗り壁の外壁クラック

塗り壁の外壁クラック

先日、現地調査を行ってきた輸入住宅の外壁です。

建物の東面に多く見受けられるのが、縦ラインで入った細長い割れ。

至る処に入っていましたから、お客様自身もコーキングなどを使って補修したようですが、見えないような小さなクラックもあるでしょうから、全て補修するのは無理だったと思います。

このおうちは、スペインの家を再現するというコンセプトだったらしく、屋根の軒は殆ど出ていないばかりか、新築当初雨樋も付けられていなかったということですから、外壁や窓は雨ざらし。
 
それはあまりに酷いということで、雨樋を付けて頂いたそうですが、竣工前から施工業者とはうまくいかず、結局今までメンテナンスらしいことはあまりやってこなかったとのことでした。

外壁の塗り壁材には、タナクリームという素材をモルタル下地の上に塗っているようですが、恐らく外壁の通気層も全く取っていない状態で、防水シートの上にラス網を無数のタッカーで留めてあるのだと思います。

そういう状況では、折角の防水紙が穴だらけですから、外壁の中に雨水が入る状態では、構造部分にも雨漏れをしてしまっていると思います。ですから、サッシの周囲に回している飾り枠のケーシング部分から、室内への雨漏れがダイニングやキッチンで発生しています。

実は、塗り壁材のタナクリームは、本来内装用として使うべき素材で外装に使うにしても雨には当てないように指示があるものなんです。それが、軒が殆どない家の外壁全体に塗ってある訳ですから、不具合が起こるのは必然的かも知れません。

当然漆喰に近い素材で伸び縮みに追随出来ないという特徴から、温度や湿度の変化や地震の揺れなどによってクラックが入りやすいものであることも施工業者は注意すべきでした。既にその住宅会社はありませんから、今更文句を言うことも出来ませんが、倒産すべくして倒産したのかも知れません。

何れにしても、下地が悪ければタナクリームでもスタッコフレックスでも割れるのです。外壁は一旦剥がすなどして、下地からちゃんとした施工をすることをお勧めしたいと思います。それにはある程度の費用が掛かってしまうかも知れませんが、長い目で見たら今費用を掛けたことが後々の維持につながっていくはずだと思います。

拘りやお金を相当掛けて新築したおうちは多いですが、間違った材料と間違った施工をしては、それを生かすことは出来ないのです。

<関連記事>: スタッコ・フレックスの外壁でも割れる (2014年8月29日)

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玄関ドアのメンテナンス

ヒンジとウェザーストリッップを交換した輸入ドア

先日、岐阜県可児市で玄関の輸入親子ドアの調整を行ってきました。もうドアヒンジが外れかかっていましたから、危ないところでした。

カナダから輸入したファイバーグラス製のドアですが、高さが2.4mもある大きなドアでしたので、ドアヒンジも縦に4つ並びます。

親子ドアですから、ヒンジの合計は8つもあり、尚且つヒンジの形状が私共のものと少し違っていましたから、ドアの木枠を加工してヒンジがうまく納まるように工夫もしました。

勿論、ヒンジの交換だけでなく、ドアの建て起こしや高さを見ながらヒンジを微妙に動かしましたから、その調整だけでも親子2枚で1時間以上掛かりました。
 
何故そんなに掛かるかと言えば、ドアハンドルやデッドロックのラッチがうまく受け側のストライクに入るようにもしなければなりませんし、ドアを前後にも動かしてドア枠との間に隙間が生じないようにもしなければなりません。

つまり、前後左右、垂直水平、ドアの高さ、親子の位置関係をも考えながら、ポジションを決めなければならない為、時間が掛かるということです。

そして、ドア枠の周囲や敷居に装着されているウェザーストリッップも新しいものに交換してきました。ウェザーストリッップは、気密パッキンですから時間が経つとどうしてもヘタってきます。

そうすると、徐々に隙間が生じたりしますから、玄関土間が寒かったり暑かったりするようになります。これを交換してあげることで、断熱性も随分変わると思いますよ。

最後に、ドアハンドルやロックの金物にも潤滑剤をスプレーしてあげて、全てが軽く動くようになったら完了です。勿論、最後の部分は、私からのサービスですけどね。

皆さんもこうしたメンテナンスを実施して、愛着のある輸入住宅を長持ちさせて下さい。あと、ドアの塗装もお忘れなく。

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リビング天井の雨染み

リビング天井の雨染み

今日、一宮のお客様の輸入住宅にお邪魔して、外装の塗り直しと雨漏れの調査をしてきました。

随分長い間塗り替えをしていなかったおうちですから、いろいろ傷みが出ているのは仕方ありません。

ただ、大雨や台風の時に滴り落ちる程の水が天井から出てきたとあって、単なる結露による水漏れではなさそうです。

写真をご覧頂くと分かりますが、雨染みが天井の中央辺りに出来ています(少し黒いのは、カビの一種ですね)
 
2階は、丁度この辺りまでバルコニーが載っていて、染みのところが2階の外壁ラインになっています。(専門用語では、これをセットバックと言います)ですから、最も疑われるのが、2階のバルコニーへ出る為の掃出しサッシ周辺です。

今日は、雨が入っていそうな部分にホースで水を掛けましたが、すぐには天井に出てきませんでした。少し時間が掛かるとのことでしたから、後日様子を伺って推測が正しかったかどうか検証しなければなりません。

こういう時は、思い込みで予断をしてしまうのが一番危険です。勿論、これだと直感出来る場合もありますが、自然は意外と手ごわいものです。思いもつかぬところから雨が侵入していたなんて話は、よくあることなんです。

また、室内の暖かな湿気がベランダの床下に入り込んで、それが冬の冷気で冷えたベランダの表面近くで結露するということもあり得ることです。ただ、それは冬の話であって、夏や秋の強い風雨の時ではありません。

あと、廻り子を回してある天井の周囲や壁のコーナー部分も温度が低く水を含んでいるような気配がありましたから、その点も原因を突き止めないといけません。もう少し水掛け試験を実施して、どこから入り込むかを慎重に探さなければいけないかも知れませんね。

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クイックセットの古い玄関ハンドル

クイックセットの古い玄関ハンドル

お客様から玄関ドアのハンドルセットについて、ご相談を頂きました。

こちらのハンドルセットは、バークレー(Barkley)という名前のクイックセット(Kwikset)社製デッドロック(鍵)一体型のハンドル(インターコネクト・モデル)です。

実は、このタイプのハンドルセットは、メーカーでは殆ど作っていないのが現状です。一部一体型のものも作ってはいるのですが、取付け穴の位置が古いタイプのものと全く違っています。
 
アメリカのメーカーのHPから、交換について直接問い合わせをしてみたのですが、もしこのハンドルセットが破損したら、ドアごと交換してもらうしかないという返事でした。いや~、それは困っちゃいますよねぇ。

お客様はこのハンドルセットを修理したいのか、消耗部品の交換をしたいのか、はたまた本体の交換をしたいのかが分かりませんが、選択肢は限られてしまいます。幸いロックシリンダーやラッチは、今の部品でも交換は可能ですから、ある程度のメンテナンスは可能です。

ただ、そのうち本体が壊れることも起きるでしょうから、その時は何か考えなくてはいけません。少し調べる時間を頂戴して、他社のもので取り付け位置が合うものを探してみるしかないですね。

でも、ドアノブ・メーカーももう少し長期的な視野に立って、製品の生産を考えて欲しいものです。使い捨ての時代に、こういうことを言うのは私だけでしょうか?何れにしても、大切にお使い下さいね。

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換気ガラリは、飾りだけ?

換気ガラリ

家の妻壁にカマボコ型や丸型デザインで取り付けられている換気ガラリ。英語で言えば、ゲーブル・ルーバー。

換気ガラリと言っても、私たち ホームメイドが使うのは換気機能がない単なる飾りのものを使います。

とんがった妻屋根の下にこうした飾りが付いていると、アメリカンな感じがしますよね。「赤毛のアン」のグリーン・ゲーブルズも、とんがった緑の屋根(切妻屋根)からその名が付いています。

本来の目的は換気ですから、家の屋根裏空間に籠った熱や湿気を逃がす役割があるのですが、鎧戸状になった形状では、強い雨風の際には逆にそこから雨が入り込む恐れが生じます。
 
そういうことを知っていればいいのですが、とある輸入住宅ビルダーの建築した建物では屋根裏の通気が出来るように、実際に換気が可能なガラリが付けられているのです。

多分、その建築屋さんの家の全てで、換気機能付きのものが付いているでしょうから、屋根裏からの雨漏れが発生しているように思います。写真の家とは違う建物で実際に屋根裏に上がって状況を見ましたが、壁の内側を濡らす程の量が入り込んでいたのです。

屋根裏は、通常では部屋として利用しないでしょうから、雨漏れに気付くことはすぐにはありません。相当雨が入り込んで、2階の壁や天井に雨染みが付くか、カビが出てくるかして、初めて雨漏れに気付くのです。

最初は屋根からの雨漏れを疑うのでしょうが、そうではない場合は妻飾りや屋根の軒裏からの漏水もチェックして下さい。ただ、屋根裏空間の換気を考えないでガラリだけを塞いでは、屋根裏結露といった別のトラブルが起こりますから、適切な別の仕掛けが必要です。

<関連記事>: 雨漏れは、やっぱりここから (2019年2月9日)
<関連記事>: サイディングの裏には入っていなかったようです (2019年4月11日)

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今日の交換作業は厄介でした

バイフォールド・ドアの上枠レール

今日、お昼頃に豊田市の現場で収納用の折れ戸、バイフォールド・ドアの修理をしてきました。

写真のように、扉の上枠に付いている金属のレールは、変形してしまい長いこと使いものにならない状態だったと思います。

恐らくドアを開こうとした際に、何かが引っ掛かるようなことがあって、それを無理に開けようとしてレールが曲がってしまったのでしょう。

勿論、それが一度だけであれば、これだけ変形することはないでしょうが、何度も引っ掛かるような状況があって、どんどん悪くなっていったと思います。
 
こちらのレールは、古いタイプのレールで立ち上がり部分が浅めで、変形しやすい形状であったことも不具合を大きくした原因です。これらの金物の他に、ドアの先っぽにはローラー・ピボットと呼ばれるものが付いていたと思いますが、それは既に失われていました。

今回、これを新しいタイプのものに交換したのですが、これが考えるよりも大変な作業でした。それは、開口部の高さが標準的な寸法よりも低く、普通のやり方ではドアに取り付けたピボット類が高い位置にき過ぎて、レールの中にピボットが入ってくれないというものでした。

また、ドア本体にピボットを取り付けるのですが、ドアに明いた穴が長年の使用で直径が大きくなっていたので、そのままではピボットがグラグラになってしまいます。仕方がないので、穴に補強材を入れてピボットを差し込み、グラつきを抑えることに成功しました。

また、レールにピボットが入らない問題は、何度かドアの左右の位置を調整しながら、ドアを斜めにするなどして何とか組み込むことが出来ました。それにしても、よくこんな寸法で最初にバイフォールド・ドアを入れたものです。まあ、こんな納まりだったから、破損したのかも知れませんね。

多分、他の人では、今後これを入れ替えたり修理したり出来ないでしょうね。いや~、勉強になりました。

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