お知らせ : ページ 134

突然の変更も困りものです

先日、お客様からご依頼頂いたアルメトコ(Almetco)社掃出しサッシ用のドアハンドルがアメリカから届きました。

ただ、私共がオーダーしたものと若干違うハンドルセットが届きました。

私共が注文したのは、ハンドル部分とロック・ラッチが飛び出す台座の部分が一体となったものだったのですが、届いたものは写真のように台座部分が2つに分かれていて、それを1つに組み合わせて使うというものでした。

こういう場合、メーカーが違うものを発送してきたと思うのが普通ですよね。ですから、メーカーに写真を送って、オーダーしたものと違うので正品を送り直して欲しい旨伝えました。

その後、メーカーから返事があり、これは正しい製品で以前のものは既に製造されていないということでした。

いや、そういうことなら、出荷する前に事前にその旨を私たちに連絡して、新しいタイプのものを出荷してもいいかといったやりとりがあって然るべきと思い、クレームを言いました。

ただ、アメリカ人の担当者は、全然悪いことをしたと思っていないようで、製品は更新されたの一点張りでした。

まあ、アメリカではこういうことはよくあることかも知れませんが、私としてはお客様から注文を頂く前に製品の形状・寸法をお伝えしていますから、出荷後に言われても困ってしまいます。

とは言っても、担当者が無理やり嘘を付いているということでもなさそうですし、実際にこの部材が出回っているようですから、使用には問題ないと思われます。

恐らく、一体型だとドアの開き勝手が左右で違う時に、ハンドルを上下反転させなければならないので、ロック・ラッチも逆様になってしまいます。

それを解決する為に、ロック部分とハンドル部分とを別々にして、ロック部分を反転させられるようにしたのではないかと思います。

まあ、そのこと自体はいいことだと思いますが、もう少しちゃんと事前説明があるといいんですけどね・・・。お客様には発送する前にその旨説明をして、ご諒解を頂いてから出荷する段取りを取りました。

<関連記事>: 無理に引っ張ったのかなぁ? (2020年11月10日)

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交換したとは思えないくらいクラシックでしょ

一昨日、愛知県知立市の輸入住宅でハーフサークルの半円ガラスを交換したという記事を書かせて頂きましたが、今日もそのお宅の話題です。

2階にある2つ並んだウェンコ(Wenco)製ダブルハングサッシですが、ガラスからの雨漏れで木製の建具が腐ってしまい、外装のアルミカバーも脱落寸前という状態でした。

ウェンコ自体は、既に会社がありませんから、普通であれば窓を外壁から外して丸ごと交換となりますが、ウェンコの窓枠は外さずそのまま利用して、中に挿入されている上下の建具のみを交換するという施工を行いました。

この交換作業に使ったのは、シエラ・パシフィック(Sierra Pacific)社のアップグレード・キット。窓の寸法を正確に測って、それに基づいてメーカーがピッタリサイズの建具を製作してくれるというサービスです。

ただ、これが使えるのは、シエラ・パシフィックの仕様に適合する窓枠のものだけですし、ケースメントのようなサッシも対象外です。

ウェンコのサッシは、仕様に適合する形状の窓枠でしたし、今回のものはダブルハングサッシでしたから、寸法を間違って計測しない限りは交換することが可能でした。

新しい建具は、木部が無塗装ですし、ガラスの周囲もメーカーで防水処理がされただけですから、既存の窓枠の色に合わせてティンバーケアで防水塗装を行った上で、ガラスの周囲も私たちで再度防水処理を施しました。

また、シエラ・パシフィックのサッシは、木部に「コアガード」という仕様の防水木材を使用していますから、雨漏れで腐る心配はありません。手が掛かっている分少し費用は高いですが、雨漏れによる損傷リスクの心配を考えたら、安い買い物かも知れませんね。

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アルミクラッドサッシの半円ガラスの交換

昨日、愛知県知立市の輸入住宅でハーフサークルの半円ガラスの交換を行いました。

サッシは、ウェンコ(Wenco)のハーフサークルで、ペアガラスの周囲に回してあるスペーサーが経年劣化ではみ出してきていました。

多分ガラスの周囲から水が入ったか、長年の気温の変化によってスペーサーが変形したのが原因だと思われます。

写真は、不具合のあるペアガラスを外して、新しいガラスを装着する準備をしている処ですが、ガラスやその周囲がきれいに外れているのが分かりますね。

でも、これを外すのが相当大変な作業でした。周囲の木製ガラス押えに何ヶ所か隠しビスが打ち込まれており、それを切断しないとガラス押えが外せません。

当然、ガラスも外れませんから、太いビスを金ノコで切る訳ですが、殆ど隙間も空いていませんし、半円ですから大きな刃が付いたものも入りません。ほぼ手作業で金属を切らなければならず、今回ガラス交換をする半円窓は2ヶ所ありましたから、交換には5時間近く掛かりました。

ただ、幸いだったのは、事前に実寸法を計測したガラスのサイズが、ほぼ正確であった為、製作した新しいガラスをスムースに挿入することが出来ました。恐らく普通のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは、絶対無理と言って見積もしてくれないでしょうね。

<関連記事>: 気密スペーサーが機能していない (2020年1月24日)

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軸が折れたら、オペレーターを交換

築25年の輸入住宅にお住まいの方から、マーヴィン(Marvin)社のケースマスター(ケースメント)のハンドルカバーが破損しているので交換したいというご相談を頂きました。

まずは、状況を確認したいので写真を送って頂きたいとお願いして、お送り頂いた写真がこちらです。

確かにハンドルを挿入する為の穴が明いている部分に欠損が見受けられますが、カバーよりもハンドルと一緒に引っこ抜けたオペレーターの回転軸の方が問題です。

ハンドルの先に付いている軸パーツは元々オペレーターの一部で、これが折れてしまうとうまく開閉が出来なくなります。何か開閉に問題があって、力を入れてハンドルを思いっ切り回した結果、軸部分で折れてしまったということだと思います。

形状や詳細寸法が分かれば、オペレーターもハンドルカバーも調達することは可能ですが、オペレーターの取り換えとなると少々厄介です。オペレーターの上に被っている木製窓枠を外さないと、オペレーターは外せませんから、これを外す際に木を割ったりしてしまう恐れもあります。

一般の皆さんにも私たちと同じような道具があればいいのですが、そういったものをいくつも持っているという人はそうそういません。また、運よくそういったものを交換出来ても、その原因である開閉のしづらさを解消してあげないと、またオペレーターが壊れてしまうかも知れません。

一番いいのは、私たちのようなプロの仕事をまずは観察して、どういった技術や道具が必要かを勉強してから、ご自身でトライすることだと思います。

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元々高いのに、もっと高い

アンダーセン(Andersen)の販売代理店から、名古屋のお客様でドアパネルを交換して欲しいという相談があったので、私共で対応してもらえないかとのご依頼を頂きました。

昔からそこから輸入部材の購入をさせて頂いておりましたし、アンダーセンのサッシの修理はお手のものですから、快く引き受けさせて頂きました。

そのお客様からいくつかサッシの写真を頂きましたが、引き違いの掃出しサッシを2つつなぎ合わせて中央の2枚のドアを左右に開く感じの大きな4枚ドアでした。

幅は3mを大きく超え、高さも通常の2mのものを少し高くした特別サイズの引き分けフレンチドアでした。ドアパネルの交換をしたいということですから、恐らく雨がパネルに侵入して木製ドアを腐らせてしまったことが原因だと思われます。

適切なメンテナンスを行っていれば、こんなことになる前に対処出来たのかも知れませんが、一旦腐ってしまったら元に戻すことは出来ません。当時でも滅多に出ない特注サイズの高級品ですから、このドアを交換するにはそれなりの費用が掛かります。

ただでさえ、4枚引き分けの大きな掃出しサッシは値段がべらぼうに高いのに、更にサイズが特殊となると通常の倍近い費用が掛かってしまいます。

勿論、私たちは屋外側のガラスに防水処理を自分たちでもやりますし、無塗装の室内側の木部もティンバーケアで防水塗装を行った上で、交換作業を行います。

そういった点では、他のリフォーム会社と比べて材料も手間も拘った仕事になりますから、修理費用も高くなるのは当たり前です。でも、将来同じ不具合が起るかもという不安を感じなくてもいいのであれば、私たちの仕事は反ってお値打ちなものとなるはずです。

だって、このくらい大開口の窓となると、絶対マグサ(サッシ上で建物重量が窓に掛からないように支える構造材)は下がってきていますから、ドア枠を持ち上げてやるかドア自体を加工して高さを少し縮めてやらないとドアは窓枠内に入りません。

そんな手間の掛かる作業が必要なんて、普通のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは思ってもいませんし、現場で修整するのはまず不可能だと思います。

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適材適所

こちらの輸入木製ドアは、上にバルコニーがあるものの建物の東面に位置していて、周囲に雨や風を遮るようなものがない状況にありました。

塗装の知識がないお客様ですから、雨には油性の塗料が一番だろうと思いホームセンターで塗料を購入して、ご自身でメンテナンスしていたようです。

こちらのドアは、アメリカ シンプソン(Simpson)社の外部用木製ドアですが、塗装は至る処でめくれ、木肌はささくれて、室内から外の光が漏れるといった状態にまでなってしまいました。

木製ドアを屋外用として使う場合、上に屋根やヒサシがあることは必修ですが、それと同時に雨が当たりにくい北向き又は西向きの場所に設置することが大切です。

また、木製ドアの防水について、このお客様同様油性の塗料がいいと思われる方が多いと思いますが、油性塗料では木の呼吸作用を阻害してしまい、呼吸をしようと木が塗膜を剥がしてしまうという現象が起こります。

木に優しい自然オイル系の塗料を使ったり、キシラデコールのような防腐塗料を使ったりする人もいますが、こうしたものの防水性が維持される期間は、非常に短かかったりします。

私たちは、木の呼吸作用を阻害しないばかりか、2度塗りすれば耐久性・耐水性が5年以上となる100%アクリルで出来たパラペイント ティンバーケアをドアやウッドデッキ、木製サッシなどに塗るようにしています。

塗膜には無数のミクロの穴が明いていますから、分子の小さな空気は通しますが、分子の大きな水は通さないですし、混ぜ物がしてある安ものの国産アクリル塗料と違って、長くいい塗装の状態を維持出来ます。

こうなってからティンバーケアをいくら塗っても遅いですが、新築時やまだ木肌が悪くなっていない状態でしたら、その効果は絶大です。とは言っても、塗装が一生持つものではありませんから、環境によって塗装の劣化が早いようなら、適宜塗り直しをすることをお忘れなく。

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化粧合板のものは、注意が必要

先日、アンダーセン(Andersen)製の両開きフレンチドアをスライディング・パティオドアに交換してきたという記事を書かせて頂きました。

雨が当たって屋外側の化粧パネルが剥がれてきたことが、交換するきっかけでしたが、取り外してきたドアを廃棄する為に会社に持ち帰ってきたのですが、数週間程すると写真のようになりました。

何度か雨に当たって、ドアの木部が水を吸ったのでしょう。室内側の木目の化粧合板が、ご覧の通り剥がれてきました。

確かに大きな木製パネルですから、無垢材という訳にはいかないでしょうが、せめて無垢材を集めた集成材で作ってあって欲しいものだと思いました。

でも、単板としては厚めの板ですから、国産のプリント合板のようにすぐにあんこが見えてみすぼらしくなるということはありません。まあ、高級なドア製品ですから、木目も美しい仕上げにしたかったのだと思います。

ただ、屋外側のガラスの周囲から雨がドア内部に侵入するといったトラブルの場合、内部の木部が腐って、それが室内側の化粧合板にも影響してくるという不具合も少なくありません。

そういう時は、室内側も黒く黒ずんだり、木が腐ってきたりしますから、外の状態に十分留意する必要があります。それを予防する為には、サッシのガラスやその周囲の枠を定期的に防水処理することが必要です。

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どんどんこなします

現在、装着前の防水作業を行っているペラウィンドウ(Pella)のダブルハング用下窓(ボトムサッシュ)建具。

ティンバーケアで木部の防水塗装を行う前に、まずは屋外側のガラス面の防水処理を行いました。

とは言っても、ペアガラスの近くまで行かないと防水処理がどこにしてあるのか全く見当も付きませんね。でも、人が気付かないくらいにきれいに仕上がっていますから、ぱっと見分からないというのはいいことです。

ただ、アメリカ人が作っているものは造りが大雑把ですから、白いアルミカバーのつなぎ目や水抜きの様子などをよく観察して適切に処理しないと、将来サッシの雨漏りが発生するリスクを払拭出来ません。

そういうことは、サッシをたくさん見てメンテナンスをしてきた私共のような専門家しか分からないでしょうから、単に来たものを取り付けるだけという建築業者さんとは一味違います。

サッシの雨漏れによって木が腐ったり、ガラスの中が曇ったりしたという経験のある人なら分かると思いますが、この経験と技術がサッシの寿命を大きく左右するかも知れません。

それにしても、交換する新しい建具の入荷が毎週のように続いていますから、どんどんやらないと会社の中が一杯になってしまいそうです。

<関連記事>: 泥棒も侵入を諦めたようですが・・・ (2020年12月18日)

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塗り直しが終わりました

昨日、サーマトゥルー(Therma-Tru)社のファイバーグラスドアの塗り直し途中の記事を書かせて頂きましたが、今回完成しましたのでご覧に入れます。

ドア全体を写真に入れる為に少し引いて撮ったのと、ベタ塗りされた古い塗装の塗り直しだったので、あまり木目が出ていないように見えますが、実際は木目や木肌の色の変化のようなものもまあまあ表現された感じに仕上がっています。

新しいドアハンドルはボールドウィン(Baldwin)製。ゴールドのドアヒンジも新しいものに交換しました。

ステンドグラスの周囲のドア枠は、結構大きめの隙間が明いていましたので、念入りに防水処理を施しました。新築の際やリフォームの際でも、普通の住宅メーカーではこうした防水処理をすることはありません。

でも、これをやっておくと、ステンドグラスの中が曇ったり、内部結露を起したりするリスクが極端に減りますから、やっておいて損はありません。

それにしても、トランザム付きのダブルサイドライトドアは、本当に豪華ですよね。まるで、ドアメーカーのカタログ写真のようです。この玄関ドアを何十年に亘って使い続けたいなら、材料や施工に拘ってメンテナンスをしたいものです。

<関連記事>: 木目調グラスファイバー製ドアが蘇ります (2020年11月29日)

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木目調グラスファイバー製ドアが蘇ります

こちらは、サーマトゥルー(Therma-Tru)社のトランザム付きダブルサイドライト玄関ドア。

豪華な玄関ドアですが、表面のグラスファイバーのパネルに塗られた塗料が劣化して、黄色く変色しています。

通常10年毎くらいで塗り直しが必要ですが、随分と長く塗装をしていなかったようです。また、黄色く変色した塗料も美しい木目を出せる専用塗料ではなく、ベタ塗りの塗料だったらしく、木目を出す為の凹凸が消えて平面的な木目が薄い状態になっていました。

ここまで行くと、木目を出せる専用塗料を使っても、うまく木目が出ないかも知れないという話をペンキ屋さんとしていたのですが、取り敢えず表面の劣化した塗料を薄く剥がして、塗ってみようということになりました。

塗った塗料の色は、ナチュラル・オーク。茶色ではありますが、塗料の色の中では中間色という感じです。慎重に丁寧に着色の塗料を塗ってみましたが、やはり多少木目の凹凸がなくなっている関係で気持ち木目が薄い気もしますが、この状態としては復旧作業はまずまずの出来ではないかと思います。

やっぱり、グラスファイバーのドアに木目を演出する仕事は、材料と職人のセンスがないとうまく出来ませんねぇ~。この塗料は結構乾きが遅いので、着色しても次に塗るトップコート(クリア色の着色塗装保護材)の塗料は1日置いてからしか作業が出来ません。

多くのペンキ屋さんは、ここで仕事を終えてしまうとまた1日現場に来て作業をしなければなりませんから、半乾きでもトップコートを塗ってしまうと思います。

でも、そんなことをすると、表面の塗料は乾いても下地の着色塗料は乾きませんから、剥がれやすくなってしまうので危険です。木目を長く維持する為の塗装であれば、何日か掛かっても手順通りに作業を進める必要がありますよ。勿論、技術とセンスは必修です。

<関連記事>: 塗り直しが終わりました (2020年11月30日)

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