お知らせ : ページ 377

昨日は、レンガ職人を観光案内

カナダ・ノバスコシア州から船積みされた外壁用レンガの到着が遅れている為、カナダのレンガ職人の仕事が暇になってしまった。

豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸は、もうあと少しで外壁のレンガ積みが完成という状況なんだが、海の天候に左右される船での輸入では致し方ない。レンガは、石の塊のようなもんだから、航空便で輸入するなんてことは費用的にもあり得ない。だから、そういう問題が起きることを覚悟の上で、レンガを調達しているのだ。

まあ、そうは言っても、協力してくれる輸入手続き業者さんの努力もあって、木曜には現場にレンガが到着する予定なんですよ。

そんなこんなで、暇を持て余すカナダ人たちを連れて、昨日は八丁味噌の味噌蔵見学、岡崎城見学、日本酒の酒蔵見学に行きました。こういうアテンドをこなすのは、結構気を遣うし、時間も使う。特に日本語が出来ない人たち相手だと、私くらいしかこの仕事をやれる人がいないから仕様がない。

でもねぇ、こういう気遣いをちゃんとしてあげると、またお願いしなきゃいけない時に、気を良くして来てくれるのだから頑張らなきゃね。これ、すごく大切な仕事なんです。

味噌はちょっと苦手だったようだけど、岡崎城に連れて行ったら忍者はどこにいる?とか言ってはしゃいでいた。写真の彼は、無料武者体験をさせてもらえるとあって、メチャメチャ楽しそうでしょ。そりゃ、こんな経験、日本人でもそうそうないですから・・・。

最後は、お酒を試飲して、すっかりご機嫌。帰りの車の中はもう冗談の飛ばし合いといった状態でした。そうそう、彼らは奥さんへのお土産に途中浴衣を買いました。さすがに外人さんは、レディに優しいですよね。 あと、オカザエもんのマスコットも買ってたなぁ~(笑)

きっとまた、彼らはレンガ積みに来てくれますよ。

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髪の毛が溶けるような強い洗剤は、流さないで!

洗面に使う輸入の水栓金具は、デザインも素敵で輸入住宅では必修アイテムと言える。

でも、お客様から排水のポップアップのフタが最近動かなくなったとか、排水管から水が漏れるとかいったトラブルが発生したという連絡をもらうこともしばしばある。

水漏れと思って調べてみると、室内の暖かく湿った空気が冷たい水道管に触れて、結露を起していることが一番多い。こういう場合、洗面キャビネット内にあまりものを置かないようにして、定期的にドアを開けて風通しをよくしたり、給水管や排水管まわりを雑巾で拭いたりするといった手入れをして欲しい。

ただ、稀なケースではあるが、何年も使っていると排水管の部品に使われている金属やプラスチックが腐食して、そういった不具合を引き起こしている場合もある。

写真では、排水ドレン(ドレイン)内でフタ(フランジャー又はストッパーと呼ぶ)とピボット・ロッドが連動しなければならないのだが、ピボット・ロッドの先が腐食して欠落している。

そして、ドレン・ボディと一体になっているはずのテール・ピースも腐食によって脱落している。こうなったら、水漏れしてしまうのは当然だ。

日本では、髪の毛も溶かしてしまうクリーナーをPRする洗剤メーカーも存在するが、そんな強い洗剤を流したら排水管の金属はたまったもんじゃない。写真のようにならないうちに、もっと優しい石鹸や洗剤を使うように心掛けて欲しいものだ。

勿論、こうした排水ドレンの部品は交換可能ではあるが、多くの輸入住宅ビルダーでは余分な部品を在庫していないし、部品だけ購入することが困難なところもある。

ホームメイドではこうした部品をいくつかは持っているが、全国から一度に問い合わせを頂いてもすぐに対応することが出来ないのが現実だ。

どうか皆さん、いいものは大切に使って下さいね。但し、困ったら早めにお問い合わせ下さいませ。

<関連記事>: ここんとこ、メンテナンスの問い合わせが多いなぁ~ (2014年5月16日)
<関連記事>: 洗面水栓のポップアップ金物 (2021年3月13日)

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美しい下地のドライウォール工事

昨日、テーパーの石膏ボードを横長に張るのが、本物のドライウォールという記事を書きましたが、それがもっとよく分かる写真をお見せしましょう。

この写真も昨日の記事の写真と同じ現場、M邸です。壁も天井も、レンガを積んでいるかの如く、見事に横張りがされているのがご覧頂けます。

また、窓のような開口部分だけボードをくり抜いて、一枚もので張っているのも分かりますか?

石膏ボードを小さく切って、そつなくボードを使い切るという節約型の住宅メーカーは多いですが、それでは弱点となるつなぎ目がどんどん増えていってしまいます。そんなことをしたら、壁が割れてしまうリスクもどんどん大きくなっていきます。

割れにくい美しいインテリアとする為には、もったいないという気持ちは置いておいて、切れっぱしのボードを使わない勇気が必要です。後々のメンテナンスに掛かる材料や費用を考えれば、こちらの方が余程エコロジーであるはずですから・・・。

さあ、これからオレンジ・ピールを吹いて、パラペイントで仕上げますよぉ! こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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サンゲツ 防炎カーテン一部 性能基準満たない恐れ

サンゲツが販売した防炎カーテン2商品(限定した製造ロット分)で、消防法が定める性能基準を満たしていない恐れのあることが判明したため、該当商品を回収する。

該当商品は、総務省消防庁より2014/02/05に公表された製造会社から仕入れ及び顧客への販売を行っていた。(公財)日本防炎協会の調査の結果、該当製造ロットの商品が消防法の防炎基準を超えて燃え広がる危険性があったため、消防庁が製造会社に自主回収を指導している。(リコールプラス編集部)

・収録カタログ:2006-2009 アリア
製品番号:CK-11(廃番品)
製造ロット:7X113
試験番号:AO000006
製造年月日:2007/10

・収録カタログ:コントラクトカーテン vol.7
製品番号:PK-3497
製造ロット:2905
試験番号:A2100435
製造年月日:2012/09

当該告知: サンゲツ 「お詫びと自主回収のお知らせ」(平成26 年2月7日)

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下地の状態でも美しい

会社から程ない距離にある愛知県日進市で施工中の輸入住宅 M邸の内部。ドライウォールの下地工事が行われていましたので、写真に撮ってみました。

石膏ボードを基本に忠実に横張りしているのが分かりますね。そして、石膏ボードをレンガ張り(レンガのように千鳥に張る施工)をすることで、ボードとボードが接するジョイント部分が縦に一直線で揃わないようにしています。

勿論、壁のコーナー部分はそういうことは出来ませんから、入念に専用の紙テープを入れて、補強することも怠りません。

ジョイント部分やビスの頭を押える天然石膏の輸入パテは、塗りたての為少し黄なびた印象に見えますが、乾けば真っ白な美しい状態に変化します。

天然石膏は、国産の化学石膏のパテと比べて乾くのが遅いのです。それは、揮発性の化学物質を含まない水分だけで練られたパテだからです。それを薄く何度も塗り重ねます。そうすることで、中までしっかり乾いた強度と柔軟性を兼ね備えた下地が出来上がるのです。

開口部のアーチは、曲げ専用のブルノーズ・コーナー材を使って施工します。ブルノーズとは、通常のピン角コーナーでなく、優しい印象にする為に丸く角を仕上げる施工をそう言います。

ここにパラペイントを塗装して仕上げますが、この状態でも十分美しいと思いませんか?これぞ、本物の輸入住宅の仕事です。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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何日か前に撮ったレンガ積みの外壁

来日からほんの数日で積み上げたレンガの外壁。あの小さなレンガを、短い期間でこんなにたくさん積んでしまうんですねぇ。

壁の長さは、10m以上あるんですが、奥の方まで見事に一直線でしょ。そして、コーナーの部分もピン角で垂直に立ち上がっているのが分かりますね。

本物のレンガの家は、やっぱり美しいですねぇ。

彼らの作業は、2月20日過ぎくらいまで続きます。仕事をご覧になりたければ、愛知県豊川市の現場にご案内しますよ。是非、遊びにいらして下さい。

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玄関ポーチの上のアーチ壁も出来ました

愛知県豊川市のレンガ積み輸入住宅、N邸で外壁工事を施工するカナダ人の職人。

レンガの上に器用にモルタルを載せて、どんどん壁を積み上げていきます。先日、お客さんご一家が裏側にサインしたキーストーンをアーチ壁の中央に載せて、更に上へと積み上げていきます。

こういうアーチ状に積まれたレンガは、お互いに持ち合う形になりますから下に支えがなくても落ちてきません。(施工中は、レンガを載せる為に仮受けを設けますが・・・)

美しいアーチの壁は、レンガ積み外壁のシンボル的な仕事です。だから、私たちは家のどこか1ヵ所にこうしたアクセントを設けるようにしています。

勿論、そうしない方がデザイン的にくどくないという場合もありますから、そこの決定は全体のバランス・センスに依ります。

どうでしょうか、アトランティック・カナダから来たライト・ブラウンのレンガの雰囲気は? シンプルなデザインですが、大きな外壁面一杯に積まれるとやっぱり綺麗ですよね。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 外壁にレンガを積むということ (2014年3月9日)

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素敵なものは、古くなると価値が増す

先日東京出張した際に時間があったので、上野に行った。上野は、博物館や美術館が集まっていて、その上公園も広いので、散策するにはもってこいの場所だ。

2時間程度しか時間がなかったので、どこか拝観するにしても1ヶ所しか行けない。悩んだ結果、開館時間も早く化石も見られるということで、国立科学博物館へ行くことにした。

でも、やっぱり国立だけあって、展示物も多いですねぇ。時間内に半分も見られませんでした。特別展もやっていたのですが、そっちへ行ったら常設展なんて全く見られなかっただろうね。

それにしても建物も素晴らしいですねぇ。写真は館内の天井ですが、日本の左官職人が漆喰を使って西洋のデコレーションを真似たんでしょうね。よく出来ています。吊り下げ型の照明器具のデザインもいい!

欧米であれば、大理石を彫刻したり、プラスター(石膏)を固めてこういうデザインを造り上げたりするんでしょうが、何をどうしたらいいか分からなかった近代日本の人たちは、観察力と既存の技術で欧米に負けないものを造ったのだと思います。

こういうデザインを自分の家づくりでもやってみたいという人は、輸入住宅好きに多いと思いますが、今はアメリカでも硬質ウレタンで成形したいろいろなパーツを組み合わせてインテリアを装飾します。(部材は、Millworkと呼ばれます)

まあ、あまりやり過ぎると、反ってお洒落感がダウンしてしまいますが、部分的、局所的に部材を使えば、欧米の雰囲気を長く楽しむことが可能となります。

どれをどこに使うかは、私たちビルダーのセンスと知識次第。価値あるものを造るには、情熱が必要なんでしょうね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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いつもレンガ積みは、素晴らしい!

先週は東京出張等でなかなか現場を見に行けなかったが、久々に豊川のレンガ積み輸入住宅の現場に伺った。

相変わらずカナダのレンガ職人は、3人仲良く仕事をしていたが、施工が早い早い。もう外壁の4分の3積み上げてしまった。13,000個あったレンガも11,000個使い切っているから、ハリファックスを出発した次のレンガの出荷が早く来ないと遊んでしまう。

そんな彼らだが、仕事の精度はいつものように素晴らしい。写真は、窓下に取り付けられたライムストーンのボトムシル。本物の石だからこその風合いがありますよねぇ。

シルの下には、雨がここで落ちるようにと入れられたアンダーカット・ラインが入っているのがお分かりだろうか。

こうすることで、窓からの雨だれで壁が汚れないようになるという訳だ。窓の両サイドから下に汚れが付いている外壁って、みっともないですもんね。サイディングやブリック・タイルの外壁では、ウィンドウ・シルなんて芸当は出来ません。これぞレンガ積み外壁の真骨頂です。

また、レンガが積まれた目地を見て下さい。どこまでもストレート、どこまでも水平でしょ。これが、屋根の下の高さまで同じように続くんです。それも家全体、4つの壁全てがそうなんですから、素晴らしい。

せっかくの家づくりですから、素材も仕事も感動しなきゃ詰らないですよね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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輸入住宅のみならず、和風の家やお店でもいいよね

カナダ大使館のランチ・レセプションに伺う2日前。プリンス・エドワード島(PEI)の輸入コンソリデーターをしている方が、名古屋に立ち寄るというのでお会いすることとなった。

この方は、一昨年参加したバイヤーズ・ミッションの企画で中心的な役割をした人で、非常に物腰も柔らかく信頼出来る人柄なんだが、貿易の仕事では少し経験が浅いかも知れない。

でも、こういう人の方が、地元のローカルな人脈に長けていたり、面白い素材を知っていたりするから侮れない。

夕方のミーティングだったから、伏見の名古屋ヒルトンでビール片手にお話を聞いたのだが、ここで登場したのがこのフローリング。メープルやパインといった床材もあったのだが、一番面白いと感じたのが、写真のベイツガ(ヘムロック)。

ダーク・ブラウンに着色されているからか、木目が一層際立って見えて、まるで米松(ダグラス・ファー)のようなの力強い表情を持っている。普通、ヘムロックという木は、木目が少し薄く、メープル程ではないにしろ、女性的な優しい木目となることが多い。

勿論、木はカットする場所や方向によってその表情を変えるので、全てが全てこんな感じではないだろうが、なかなか格好いい床材でしょ。

購入する量や塗装の有無にも依りますが、19mm厚で幅133mmの無垢のワイド・フローリングで、何と平米3,000円程度で日本に送れるというから、素晴らしい。こんな床材は、日本だったら平米15,000円は下らないだろう。

輸入住宅以外に日本の古民家のイメージにもピッタリだし、フランク・ロイド・ライトが建てた西洋建築のダーク・トーンの内装にも十分合いそうだと思いませんか? オークの木目のような荒々しさは必要ないが、床に力強さが欲しいという人もいるだろう。

色もいくつか指定出来るみたいだし、知り合いの建築仲間と共同購入するというのもいいかも知れない。

どうですか、カナダにはこんな質のいい美しい建築資材はまだまだたくさんあるんですよ。中国製の安い床材を使わず、カナダの最高のフローリングを使ってみたいと思いませんか。これこそ資産ですね。

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