お知らせ : ページ 287

リビングの吹き抜け

リビングの吹き抜け

敷地の狭い日本ですから、少しでも開放的な居住空間とすべく、2階の床をなくして吹き抜けにするのは、よくある手法です。

ただ、デザイナーや建築家の多くは、玄関ホールなどの然程広くないスペースを吹き抜けにすることはありますが、リビングのような大きな部屋を吹き抜けにすることには、躊躇するのかも知れません。

リビング全体を吹き抜けにするということは、それだけ2階のスペースが少なくなるということですから、2階の部屋が取りづらくなるのです。

先程も述べたように、狭い敷地に家を建てるということは、建ぺい率や容積率から考えても出来るだけ目いっぱいスペースを活用したいと思うのは人情です。でも、そうした考えが、プランを画一化したものにして、どこにでもありそうな間取りになってしまう原因だとも思います。

限られた敷地に如何に広々と感じさせる空間が作れるか、それが建築デザイナーの腕の見せ所ではないでしょうか。因みに、写真の吹き抜けは、半田市で建てさせて頂いたレンガ積み輸入住宅 K邸のリビングです。少し洋館っぽいですか?

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: プランニング | タグ: , , , , , , |

屋根裏に結露はありませんか?

断熱材が脱落した屋根裏

こちらは、今朝静岡県のお客様から頂いた屋根裏(小屋裏)の写真。

グラスウールの断熱材がその重さに耐えかねて、至る処屋根から脱落しています。(屋根組みを支える柱も、取って付けたようでいい加減な施工ですが・・)

お客様曰く、屋根に張ってある野地合板とグラスウールとの間に手を入れてみたら、合板が濡れて結露を起こしているそうです。当然、このまま放置すれば、合板はカビなどで黒く変色してそのうち腐ってくるでしょう。

また、ガラス繊維で出来たグラスウールは、水分や湿気が付くと断熱性能が極端に落ちてしまいますから、その周囲をビニールの防湿シートで完全に覆わなければなりませんが、カットされた断熱材がむき出しのまま施工された形です。

これでは、断熱材としての役割が十分果たせないばかりか、水分や湿気が表面に付着して重さが増してしまいます。その重量増に耐えかねて、グラスウールが下の床に落ちてしまったものと思われます。

こういう場合、断熱を屋根断熱から天井断熱にすれば直るという間違った提案をする業者もいるようですが、残念ながら、天井断熱にしても全く意味はありません。それは、断熱する位置が変わるだけで、原因を解決していないからです。

まずは、換気棟の設置をすることです。それで、居住空間から昇ってくるたくさんの温かい湿気を棟から逃がすことが可能となります。次に、野地板の内側に通気の為のスペーサーを付けることをお勧めします。

こうすることで、野地板と断熱材との間に通気層を確保し、ビニールの防湿シートと野地板とが直接触る状況を回避出来ます。(人間でも直接肌にビニールを張り付けると、中で汗をかいて気持ちが悪いですよね。そうなることをなくすのです)

勿論、グラスウールをそのまま使うのであれば、剥き出しになった断熱材をビニールの袋に入れるなどして密閉しなければなりません。

私としては、出来れば断熱材を無機系のグラスウールやロックウールから呼吸作用のある天然の羊毛やセルロースといった自然素材に変えると更に安心出来ると考えます。

湿気の多い梅雨の季節や室内を加湿する冬場に、皆さんも一度屋根裏の状態を点検しては如何でしょうか。屋根裏結露の問題を抱えている日本の住宅は、80%以上あると思いますよ(多くの皆さんは、点検していないので知らないだけです)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連資料>: 「断熱施工の見えないリスク」【PDF】 (2008年11月発刊 日経ホームビルダー)
<関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日)
<関連記事>: 冬場を前に屋根裏を点検しましょう! (2014年10月20日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 健康・安全 | タグ: , , , , , , , , |

エナメルのバスタブ

キャスティエ

エナメルの靴に代表されるように、表面に光沢があってツルッとしたなめらかな手触りを感じる素材って、高級感がありますよね。

今回は、エナメルでコーティングしたキャスト・アイアン(鋳物)のホーロー浴槽を紹介したいと思います。

今、日本のバスタブの主流は、強化プラスチック(FRP)製。ユニットバスの標準は、この素材と言っても過言ではありません。少し高級なものになると、ポリエステルやアクリルを主材とした人工大理石のバスタブもありますが、そのシェアは10%もあるかないかといった程度ではないでしょうか。

何れにしても、樹脂を材料としていますから、熱伝導が少ない分熱が逃げにくいという特性がある反面、経年劣化による表面のざらつきといった問題も起こってしまうかも知れません。

ホーロー製のバスタブは、鉄を鋳型に流し込んで成型したところで、硅石を溶かして表面にコーティングします。材料は鉄ですから、熱が伝わりやすく断熱性に劣るという特性がありますが、それを解決する為に浴槽の裏側に断熱材を張っているそうです。

また、樹脂製の浴槽は、お湯を張った部分しか温まらないのに対し、ホーロー製はお湯に浸かっていない部分やエプロンまで熱が伝わるので、輻射熱によって腕や背中をも温めてくれて、風呂上がりでも湯冷めしにくいらしいのです。(五右衛門風呂と同じ原理です)

また、硅石を溶かした表面のエナメルは、非常に硬度が高く傷も付きにくいようです。私の処に来た営業の方がテストしてくれましたが、銅製の10円玉でガリガリやっても10円玉の方が減ってしまうだけで、表面のエナメルには傷一つ付かない状態でした。

強くて美しい透明感のあるバスタブは、大阪のマリオット都ホテルや広島のシェラトンホテルでも使われているそうですから、泊まられたら是非一度お風呂を試して頂きたいものです。

ただ、このバスタブには大きな欠点もあるのです。それは、その重量。分厚い鉄の鋳物で出来ていますから、重さは約160kg。大人2名では運ぶのに少しきついかも知れません。

ましてや、2階などに設置しようなどと考えると、クレーンなしでは運搬しようがありません。施工上の問題ですから、お客様へのメリットを考えたら積極的に採用すべきと思いますが、果たしてそう思ってくれる建築屋さんはどのくらいいるでしょうか。

近頃は、面倒や時間が掛かる仕事は、敬遠されますからね。

こうした設備を施工したい、輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品 | タグ: , |

ペラ ウィンドウのガラス内の汚れ

ペラ ダブルハングのガラス内汚れ

1997年に岡山県のとある輸入住宅に取り付けられたダブルハング。

木のサッシ・フレームも細くて繊細で、なかなかお洒落なサッシですが、ペアガラスの中に白い斑点状の汚れが付着してきたという相談を頂きました。

ガラス内部に曇りもあるそうですから、これは明らかにペアガラスの内部結露によるトラブルです。本来密閉された空間でなければいけないガラスの中ですが、どこかに小さな隙間が空いて湿気った空気が流入してしまったのでしょう。

ペラ(Pella)のサッシの場合、こうなると木の建具(障子)毎交換しなくてはなりません。樹脂サッシのようにガラスだけを枠から外して、新しいペアガラスに交換出来ればいいのですが、木製枠はきれいに分解することが出来ないのです。

ガラス以外に、窓枠に取り付けられた樹脂製の気密ライナーも劣化して破れてきているようですし、掃き出しサッシのロック部分のプラスチック・カバーも割れてしまっているそうです。

20年近くそのまま使ってこられたのですから、そろそろメンテナンスをしてあげるタイミングかも知れません。サイズや品番を確認の上、現在メーカーに建具や部品の供給が可能かどうか問い合わせをしていますが、近いうちに代替品の見積が出てくると思います。

住宅メーカーでもサッシ・メーカーでも同じですが、製品を供給した後ちゃんと修理・メンテナンス・サービスまで面倒をみてくれるところが、ユーザーにとっては一番いいメーカーだと思います。

売る時だけいい顔して、売れたら何もしてくれないところって、住宅業界は意外と多いんですよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

防火・準防火地域では、素敵なサッシは使えない!

美しい円形サッシ

こちらは、アメリカ ハード(Hurd)社のサッシが使用された建物ですが、大きな円形窓を組み合わせたデザインは圧巻です。

輸入サッシの多くは、受注してから製作を始めるオーダーメイドですから、基本的にどんな形状・大きさの窓でも作ってくれます。

だから、自分の個性や好みのデザインで家を造りたいという人にとっては、理想的なパートナーとなり得る存在です。

でも、皆さんはご存知でしょうか。日本では、防火認定がされたサッシ以外は、防火・準防火地域では使えないということを。

当然、知っているという方もいらっしゃるでしょうが、防火認定は窓メーカー毎に取得する訳ではありません。また、窓のシリーズ毎に取得することも出来ないのです。

例えば、上げ下げ窓1枚で防火認定を受けても、これを2つ並べた2連の上げ下げ窓となると、個別に防火認定を受ける必要が生じます。ですから、オーダーで自分の好みの窓を作ってもらっても、防火地域では個別認定を受けない限り使えないのです。

認定を受ければいいじゃないかという人がいるかも知れませんが、その申請やテスト、審査には数百万円という単位の費用が掛かってきます。また、実験の結果次第では、不合格なんてこともあるのです。

数万円のサッシの為に、それも限られた需要しか見込めない窓の為に、高額な費用と多くの時間を使って高いハードルを越えるメーカーはまずいないですよね。だから、国産・輸入を問わず、どこのサッシ・メーカーでも、サークル・ウィンドウなどの特殊形状の窓の防火認定は取っていないのです。

つまり、こうした地域では、自分の個性や希望が制限されると言っても過言ではありません。いや~、ビックリしますよね。

こんな変な国は、世界中探してもどこにもありません。私個人としては建物はもっと自由であるべきだと思いますし、世界標準に合わない建築基準法は改善すべきだと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 防火サッシの2014年問題をご存じですか? (2013年10月2日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: デザイン | タグ: , , , |

もう7年も何もしてないです

PARA ティンバーケア 定点観測

パラペイントの屋外木部用防水塗料、ティンバーケアをヒノキの角材に塗って放置したのが、2009年7月。

普通だったら、形は留めているかも知れないが、劣化が進んで相当腐れも出てきているように思いますが、2012年に続いて定点観測を行ってみました。

まず、ティンバーケアを塗ったヒノキと比較する為に同時に放置したウリンと無塗装のヒノキから見てみましょう。

ウリンは言わずと知れた南洋材。細胞密度が高く、石のように固い木材です。当初シケンズという木部用塗料を塗ってあったのですが、それは見事に取れてしまったかも知れません。

でも、木の表面に出ていた紫色のアク(樹液?)が取れて、グレー色に変化したくらいで、割れも以前の状況と変わらないといった感じです。そういった意味では、ウリンの耐候性はすごいものがありますね。

ただ、南洋材は熱帯雨林の伐採規制から、将来的には手に入らなくなる素材であることから、交換が必要になった時の調達に難があるかも知れません。

次に、無塗装のヒノキですが、白かった木肌も既に苔むして、年輪の中心からの割れも相当な状況になっています。角材の角のところなどは、ボロボロと欠落する状態になりつつあります。

でも、単体で晒されていたせいか、雨が降らなければ常に乾燥する状況でしたから、7年間野ざらしの割にはよく頑張っている方です。

最後に、ティンバーケアを塗ったヒノキですが、当初の黄色い塗装の色は所々剥げてきていますが、劣化等による欠損は全く見られません。ただ、年輪の中心からの割れは、無塗装の程ではないにしろ、少しずつ入ってきている状態です。

それでも、腐朽菌やカビなどによる黒ずみや腐りはありませんね。多分、ティンバーケアの塗装は、一度しか塗っていないと思いますので、二度塗りすれば5年の耐久性があるというのは、まんざら嘘ではないようです。(勿論、今回はそれ以上の年月が経っていますが・・・)

木製のデッキやパーゴラを作られる方、木製サッシや玄関ドアを採用される方は、是非このティンバーケアを塗ってから施工してみては如何でしょうか。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: PARA ティンバーケアは、こんなに強い! (2009年09月11日)

<関連記事>: PARA ティンバーケア 定点観測 (2012年12月16日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品 | タグ: , , , , , , , , |

よくお分かりになりましたね

塗替え前の輸入住宅

昨日、18年ぶりくらいお会いしていないお客様が、来社されました。

家の塗替えなどを計画されていらしたそうですが、知り合いの塗装業者さんから提示された外壁の色がどうしても好みでないということでNETでいろいろ検索していたら、私のサイトを見付けたそうです。

そこで、私が手掛けた作品やパラペイントなどのブログ記事をご覧頂き、輸入住宅に特化したこんなビルダーが名古屋にいるんだということで、連絡を頂きました。

実は、このお客様には以前何度かお会いしていて、いろいろと輸入住宅の説明をさせて頂いたことがあったのです。勿論、私が当時どんなお話をさせて頂いたのかは、もう忘れてしまいましたが、その方のお名前等はよく覚えておりました。

電話を切った後、お客様の方でもどこかで聞いたことがある名前だと思われたみたいで、ご夫婦でその話をされた時、「あっ、あの人だ」ということになったそうです。いや~、ほんと奇遇ですねぇ。

当然、私も今までずっと輸入住宅を手掛けてきましたから、輸入資材や輸入塗料の色などについては、その当時よりも圧倒的に知識や知恵が付いております。外壁や屋根だけでなく、玄関ドアの色やサッシ・モール、将来のリノベーションについてもいろいろ提案や紹介をさせて頂けると思います。

ただ、新築は十数年も前のことなのに、その時のお客様の情熱は、全く失われていなかったのにはビックリしました。やはり愛着というものは、いつまで経っても変わらないものでなければいけません。

まだ、私共で施工するかどうかは分かりませんが、この再会がいいご縁になるといいですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 日常日記 | タグ: , , , |

こういう金物も格好いいです

階段のカーペット押さえ

この写真は、とある輸入住宅の階段に設置されたカーペット押さえの金物(通称:サル受)です。

カーペットは古くなって、色褪せとくたびれが来ていますが、金色だったであろう金物は錆付いてきて、古金色(アンティーク・ブラス色)になってきていますね。

骨董の世界では、「時代が付いている」というらしいのだが、私もいい味が出てきていると感じました。今の時代、フローリングが隆盛で、カーペットはカビや汚れの温床のように扱われ、日本の住まいでは姿を見ることも少なくなってきています。

でも、欧米ではカーペットの文化が根強く残り、多くの家の床材として使用されている現状を考えると、また日本でも見直される時代がやってくるような気がします。

そんな時、こうした金物が手に入るかどうかは分かりませんが、是非残していってもらいたいアイテムだと思います。でも、このカーペット押さえの金物って、新品で買うとすごく高いんです。アメリカの高級ホテルや邸宅の階段で、きっと皆さんも見かけますよね。

だから、いらなくなったら、もらいに行きますよ~(笑)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品 | タグ: , , , |

水漏れやお漏らしだと思っていませんか?

洋式トイレの床のシミ

最近は、新築で和式トイレは殆ど見かけなくなってきました。

イスに座るような感覚で、足腰に負担も少なく、お掃除もしやすいですから、洋式トイレが使われるのは必然かも知れません。

ただ、洋式トイレには、一つ問題があるのをご存知でしょうか。それは、写真のように便器と床とが接する部分に水ジミが出来ることです。

多くの人は、男性や男の子が立っておしっこをする際に便器からそれて下に垂れたのが原因と思われるかも知れません。または、トイレの排水から汚水が漏れて、床を汚してしまったと思っている方もいらっしゃるでしょう。

まあ、そういうことは全然ないとは言いませんが、排水管は割れたりしない限り汚水が漏れ出すような構造にはなっていません。

また、男性陣がおしっこをはみ出したにしても、便器の後ろの方までシミが出来てしまうなんてことは、量的に考えてもないことではないでしょうか。(少しはそういうこともありますが・・・)

では、この水漏れのようなシミはどうして出来たと思いますか?それは、夏場や梅雨時に湿気を多く含んだ温かい空気が、室内に充満していることが主な原因です。

地下の水道管からやってきた冷たい水が、トイレの水を流すことでいつも新しい水に入れ替わります。それが、いつも便器の中に溜まっている状態になる訳です。

その冷えた水に接する陶器の便器は、次第に熱伝導で同様に冷たくなってきますが、その周囲は湿気の多い温かな空気ですから、便器に水滴が付くこととなるのです。

つまり、便器の底や中側で結露が発生するんですねぇ。そうした冷たい水や湿気った空気は常に供給され続けますから、暑い夏の間結露の発生が止まりません。ですから、知らないうちに便器の周囲の床が雨漏れしたように黒く変色してくるというのが、このトラブルの実態です。

特にフローリングをトイレの床にも張っているような場合は、木が劣化を起こし腐ってしまいますから、クッション・フロアやタイルなどの床に張り替えることが必要です。

そうそう、最近では製品によって防露型の便器なども登場していますから、そうしたものに交換することもお忘れなく。

自然の摂理をしっかり理解して、正しい施工を提案出来るビルダーであれば、トイレにフローリングを勧めることはないのでしょうが、そういうことを知らない施工業者もいるんですよね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 座ってトイレは、当たり前? (2015年3月8日)
<関連記事>: トイレには防水性のある床材を (2015年8月25日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

INSPIRINGというテーマのインテリア

INSPIRING

INSPIRINGとは、「人を鼓舞する」とか「元気付ける」とかいう意味の言葉です。

そんなテーマでデザインされたインテリアが、こちらです。

カナダに於いてドライウォール用の塗料で絶大な人気を誇るパラペイントが提案する内装ですが、白い幅木(壁とカーペットとが接するラインに施工する内装枠材)と少し黄色がかったベージュの壁との相性が実に上品です。

また、テーブルやイスには、磨かれたダーク・チェリー材のものが使われていて、落ち着いたアンティークさを演出しています。そして、アクセントとしてテーブルと床に緑を配して、ベージュの壁の美しさを引き立たせています。

勿論、壁に塗られた塗料は、上品さを感じさせるツヤ消し。白い幅木は8分ツヤの塗料を使い、インテリアに高級感を与えています。色とツヤ、隣り合わせた色同士の相性、素材感を計算してこそ、美しいインテリアが作られることを感じてもらえましたでしょうか。

デザインは、センスと経験がなければ、いいものにはなり得ません。だから、建築に慣れていない皆さんの思いを形に出来るビルダーは、それ程多くないかも知れませんね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: デザイン | タグ: , , , , |