お知らせ : ページ 282

インシュレートの開き窓(ケースメント)

インシュレート(Insulate)のケースメントサッシ

ケースメント(ケースマスター)と呼ばれる横に開いていく輸入サッシ。

こうしたサッシには、開閉する為の金属部品がいろいろと取付けられているのですが、窓メーカーや大きさによって違うパーツが付いています。その為、私たちも一様に同じ部品を在庫する訳にもいきません。

この写真に写っているのは、窓を動かす為のオペレーター・アームと窓を支える為のヒンジと呼ばれる部品です。

この輸入住宅は、19年前に新築された家ですが、建てた住宅メーカーは既に倒産していて、輸入サッシをメンテナンス出来る相談先が全くなかったという状況でした。

ですから、少し不具合があってもそのまま使い続けたのでしょう。いずれの取付けビスも少し緩んできている感じがしますし、中にはビスが既に脱落してしまっているところもあるようです。

インシュレート(Insulate)社のサッシは、樹脂製ですから、一旦ビス穴が広がってしまうとビスが緩くなって付け直すことが難しくなります。

また、こうした不具合が起こる原因は、サッシの建具(障子)が歪んだり、曲がったり、傾いたりして、サッシ枠の中にうまく納まらなくなった為に無理やり開閉しようと力を掛けたことだろうと思われます。

ですから、開閉に支障をきたしたからと言って、金具を新しくしただけでは同じトラブルが発生します。当然、このまま放置すれば、開かずの窓となるだけです。

建具の建て起こしを調整した上で、不具合のある金物を交換してあげることこそ、必要なメンテナンスと言えるのです。(最悪、新しい建具を輸入することも必要です)

でも、それが出来る専門家は、日本には非常に少ないかも知れません。多分、ご近所のサッシ屋さんやリフォーム屋さんはお手上げだと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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トーション・スプリングの断裂

トーションスプリングの断裂

名古屋市のお客様から、三和シャッター製ガレージドアのトーション・スプリングが切れてしまったので、修理出来ないかという相談を頂きました。

スチールかアルミかで出来たガレージドアで、天井とドア・レール(ガイド・レール)とのスペースも殆どありません。

また、電動オープナーも通常の輸入品とは違い、工場の機械に付いているような外観の旧式なチェーンドライブのものが設置されています。

トーション・スプリングもドアの重量の割には大きなものが付けられていますが、これは三和さんのオリジナルでしょうか。トーション・スプリングを交換するにしても、取り付け金物の形状が違いますし、私たちが持っている輸入のトーション・スプリングが取り付けられるかどうかは疑問です。

こういう場合、私たちとしてはガレージドアのシステム全体を新しい輸入のものに交換することをお勧めします。北米での実績もありますし、交換すべき部品類も国内在庫で賄えます。

今回、お客様は三和さんにも相談されたそうですが、古い形式故にシステム全体の交換しか出来ないと言われたそうです。国内の製品は、常にモデルチェンジがありますし、その度に部品も変化してしまいます。ですから、時間が経ったものについては部品交換での修理が出来ないということはよくあることです。

このように特殊な状況での設置をする場合、輸入のガレージの価格は高くはなりますが、後々のメンテナンス費用はお値打ちになるはずです。勿論、輸入のガレージドアは、見ため的にも格好いいですしね。

ここでも、急がば回れという言葉がピッタリくると思うのですが・・・。

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ペアガラスには向きがあります

マーヴィンのペアガラス

こちらは、先日窓の入れ替えを行った時に撮影したペアガラスの拡大写真です。

室内側から撮ったのですが、「TEMPERED(強化ガラス)」と書かれたアルファベットや数字の記載が読めますよね。

このマーヴィン(Marvin)の窓を含めて、輸入のサッシのペアガラスは、全て室内側から見た時に文字が読めるような向きで取付けられています。

そんなのどちらでもいいとお考えの方もいるでしょうが、実はそれは間違いなんですね。最近のペアガラスの多くは、断熱性や耐紫外線性能に優れたLOW-Eと呼ばれる断熱被膜を張ったガラスが用いられています。

断熱被膜は、夏向き(太陽の熱射を跳ね返す)か冬向き(室内の熱を逃がさない)かによって、外側のガラスに張るか、内側のガラスに張るかが異なるのです。因みに、両方のガラスにLOW-E被膜を張ることは出来ません。もし張った場合は、ガラスが熱割れを起こす危険性があるからです。

ペアガラスが割れたり、ガラスが内部結露で曇ってしまったりした時は、ガラスの交換等が必要になります。そんな時、こうしたことを知らない地元のサッシ屋さんやリフォーム屋さんが施工をすれば、間違った取付けをしてしまうかも知れません。

だからこそ、専門知識を持った輸入住宅のプロにお願いすることが大切なんですね。(輸入住宅の建築をする業者さんでも、ここまでのことは殆ど理解していないですが・・・)

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空き巣は、何度もやってくる

ピーチツリーのスチール玄関ドア

先週、お付き合いのある損害保険会社の方とお話する機会がありました。

その方曰く、最近クライアントのお客様のおうちに空き巣や泥棒がたくさん侵入するようになっているとのこと。

そして、空き巣たちは、一度味を占めた家には何度も侵入を繰り返しているらしいのです。

そうした泥棒に対して警察もなす術がないようで、現場検証と聞き取りをするだけで、犯人の検挙や盗品の回収はほぼ100%難しいと住人の方に対しておっしゃっていくそうです。

以前私のお客様のおうちにやってきた空き巣が、防犯カメラに写った写真をお見せしましたが、彼らは帽子や目出し帽を被っているから、人物の特定は出来ませんし、車もナンバーを変えたり盗難車だったりしているので、どこの誰かは全くつかめないのです。

そういう被害に遭った人たちの多くは、2つの選択肢の中から対応を選びます。まずは、セコムやアルソックのような警備会社に頼んでセキュリティ対策をするというもの。

ただ、これは前にも記事に書いたように、侵入後15~20分してからしか警備員は現場へは来ませんから、空き巣を捕まえるということを目指している訳ではありません。警備員が駆け付けるまでの間は、泥棒たちも安心して物色出来てしまうのです。

お金を掛けて警備会社を頼んでも、結局役には立たないというのが実際です。

もう1つの選択肢は、何もしないという対応です。1回入られたからもう入らないだろう、という根拠のない理屈や油断がそこにはあります。

空き巣たちは、一度入るとその家の間取りやどこに何があったかを覚えています。だから、仕事がしやすいのです。1回目の侵入では15分程度の時間しかその家には滞留しませんから、その時取り切れなかった物品やお金は次の機会に頂きにきます。

勿論、彼らも捕まりたくはないですから、対策を打つ前に再度来るか、対策状況を確認してそれが甘いと判断したら、安心しきった時期を見計らって再度侵入を試みます。

保険屋さん曰く、3度も入られたお宅もあったそうです。防犯対策では、絶対大丈夫というものはありません。でも、空き巣の侵入を遅らせたり、侵入に手間が掛かると思わせたりすることは可能です。

彼らは15~20分という限られた時間しか与えられていませんから、侵入に手間や面倒が掛かることを極端に嫌がります。一見簡単でオーソドックスな対策でも、意外と効果のあるものもありますし、複数の対策を取ることで侵入を諦めさせることも可能なのです。

皆さんのおうちで普段玄関ドアに鍵を掛けないなんて人はいないでしょうね?40年前の日本でしたらそれもOKだったかも知れませんが、今の日本で水と安全はただなんて考えている人は、あまりに呑気かも知れませんね。

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<関連記事>: iPhoneに送信された空き巣の動画 (2016年3月4日)

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まだスチール製があるんですね

THERMA CLASSIC

最近の輸入の玄関ドアは、オーソドックスな木製か、ファイバーグラス製のものが多く見受けられますが、ガレージ・ドアに於いてもその傾向が強いようです。

ただ、ガレージ・ドアに使われる素材は、まだまだスチール製のものがアメリカでは多く使われています。(尚、アルミ製のものも存在します)

このガレージ・ドアもその一つ。観音開きのダブルドアのように見えますが、ドアが上に巻き上がるオーバースライダー式のガレージ・ドアです。

表面に塗装したスチール・パネルを用いていて、その内部に断熱材を充填してありますから、ガレージの中は夏でも冬でも一定の室温で作業することが可能です。

勿論、夏の太陽も遮ってくれますから、日差しのある屋外の駐車場に車を放置しておくのに比べて、乗車時の快適性は格段に違います。

車内の居住性や防犯性、厳しい気象条件が与える車への影響、車のメンテナンス作業時の体への負担、降雨時の乗降等を考えると、ガレージがあるのとないのとでは相当な違いが生ずると思います。如何でしょうか、皆さんもガレージ付きの輸入住宅に住んでみては。

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窓交換時の防水下地処理

交換窓の下地防水処理

先日、輸入サッシからの雨漏りで構造用合板等が腐っていた様子をご覧に入れましたが、腐った部分を新しいものに入れ替えて、そこをどのように防水施工したのかをお見せします。

ここは、非常にノウハウが詰まった部分ですから、普通のビルダーさんなら秘密にしたいところだと思いますが、広く対処方法をお知らせする為に、敢えて公開しています。

一番先に特殊で高機能な防水シート、ウェザーメイト・プラスを窓及び外壁面に張ります。

窓に張るというのは、窓の周囲にも室内側へ巻き込んで張るという意味で、壁と窓とが接する内側部分にまでシートを張っていますから、万一窓から漏水しても構造体に雨が掛からず、防水シートの外側へと流れていきます。こうすることで、サッシの万一の漏水でも構造体にダメージを与えないように出来るのです。

また、このウェザーメイト・プラスは、構造体側からの湿気は外側に放出しますが、外壁側からの湿気(空気)や雨(水分)は通さないという不思議な機能を持っています。

だから、構造体に水分が入り込んで、それが湿気となった時には外へと放出されます。また、外からの湿気は入り込めませんから、防水シート内で湿気が水分に変化して内部結露を起こす危険性もありません。

また、窓下にはブチル・テープといった防水テープを張っていませんから、窓下が雨水で膿んでしまう(滞留してしまう)ことも防げます。

今回外壁はモルタルを20mm厚で塗り固めた塗り壁でした。それも通気層を取らずに構造用合板に直貼りする形でしたから、窓を交換する為に切り取った窓周囲のモルタルと新しく防水処理をした部分との境い目が一番のウィーク・ポイントとなります。

そこで、境い目ギリギリまで防水シートやブチル・テープを張り込んで、そこに防水コーキングをしっかりと打ちました。

(本当は、塗り壁を全部剥がして、通気層を施工した上でサイディング+塗り壁を施工したいところですが、費用対効果を考えて一番ベターな方法を取りました)

ここまでやれば、来週やってくる猛烈な台風でも、雨漏りは絶対しませんよ。(と言いながら、人智には限りがありますから絶対などということは、本当はあり得ません)

まだまだお見せしたい部分や書きたいノウハウはたくさんあるのですが、そこまで紙面を割けませんので、おおよそ肝になる部分をご紹介させて頂きました。

(やり方は、既存の建物の状態によって千差万別。これならどこの業者さんでも出来るなんて、安易に思わないで下さいね。失敗したら、また費用が掛かりますから・・・)

次は、この壁をどう仕上げたのか(ここも重要です)になってきますが、それはまたの機会に・・・。

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<関連記事>:アルミクラッド・サッシからの雨漏り (2016年8月24日)

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季節外れですが、またマンテル

The Hercules, Greco Roman Mantel

先日、フレンチ・デザインのマンテル(マントルピース)のデザイン図をお見せしましたが、同じメーカーのものでこんなデザインのものも見つけました。

何と名前は、「ヘラクレス、グレコ・ローマン」。グレコ・ローマンと言っても、レスリングではありません。グレコとはギリシャを、ローマンはローマを表しています。

つまり、ヘラクレスをデザインしたギリシャ・ローマ時代様式の暖炉飾りという意味です。大理石を砕いたものを固めて作ったものをヘラクレスの形にハンド・メイドしていますから、重厚感や彫りの深みは素晴らしいものがありますね。

でも、このマンテルは、先日紹介したフレンチ・デザインのマンテルの3倍くらいの値段がします。彫りもすごいが、値段もすごいですね。まさに、家宝です(笑)

ただ、北米でなくこれを日本で作ったら、それこそ何百万円になってしまうでしょうから、お値打ちと言えばお値打ちかも知れません。やっぱり、こうしたものを作る文化、買える文化、使う文化があるというのは素晴らしいことです。

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<関連記事>: フレンチ・デザインの石のマンテル (2016年8月23日)

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トイレには防水性のある床材を

便器を外したトイレ床

先日、便器が結露を起こして床材が黒ずんでしまったという記事を書きましたが、今回便器を外した様子を写真に撮りました。

ご覧のように洋便器の周囲に沿う形で染みが付いています。また、その内側も全体的に染みが広がっているのが分かります。

左隣に丸く染みがあるのは、シャワー便座の給水フレキ・ホースが水漏れしたことによるものです。

長い間、染みになった状態のまま使っていらしたようですが、その割には劣化による損傷は少ないようですが、合板フローリング自体の剥離が所々に見受けられ、きれいに剥がして平らにしてから新しいクッション・フロアを張りました。

やはり、水回りにはフローリングは不向きな気がしますね。

施工後のシャワートイレ

あと、便器の周囲に沿って出来た染みと全体的に広がった染みは、原因が違います。

周囲の染みは、おしっこを便器の外に飛ばして出来たものであり、広がった染みは給水配管からの漏れや便器自体の結露によるものだと考えられます。

その両方の問題を解決する為には、まず床を防水性のあるもの(クッション・フロアや大判のタイル)で施工して、その上で水漏れしにくい樹脂系の給水ホースが付いた防露便器に交換することをお勧めします。

家づくりでは、ちょっとした気遣いをすれば気持ちよく使えるものにすることが可能なんです。

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<関連記事>: 水漏れやお漏らしだと思っていませんか?
<関連記事>: 座ってトイレは、当たり前?

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アルミクラッド・サッシからの雨漏り

アルミクラッド・サッシからの雨漏れ

どんなに外壁の塗装や防水をやり直しても、どんなに屋根の塗装やコーキング処理をしても、雨漏りが止まらない輸入住宅がどれ程あるのでしょうか。

こうしたトラブルの多くは、輸入資材への知識不足だったり、英語の施工マニュアルを読まずに間違った施工をした為に起こるケースが後を絶ちません。

住宅メーカーの中には、施工した責任を放棄して補修工事をも投げ出してしまう処もあるようですから、お客様は自力で試行錯誤を繰り返すだけで、最後は泣き寝入りという状況です。

でも、雨漏りには必ず原因があり、その原因となるところを解決さえすれば、何事もなかったかのように問題は解消されますから、諦めないで下さいね。

ただ、その原因は一つではないかも知れません。資材そのものの問題の他に、施工不良が重なっていることもありますから、過信せずに慎重に調査をすべきだと思います。

この写真は、先日雨漏りの補修工事を開始した日進市の現場です。20年近く前に大手ゼネコンが手掛けた珍しい輸入住宅なんですが、アルミクラッド・サッシの選定に誤りがありました。

また、輸入サッシの木部やアルミのつなぎ目に対して、適切な塗装や十分な防水処理を施していなかったのが原因です。

アルミクラッド・サッシのアルミの隙間や木部が劣化したことによって発生した割れから雨水が侵入して、それが防水紙(シート)と構造用合板との間を通って下の階に落ちていったようです。

ですから、いくら外側の外壁や屋根をコーキングしても、いくら防水シートをきれいに施工しても、その内側を雨水が流れていったのですから、雨漏りが直るはずはありません。

(防水紙は、透湿性のないアスファルト・ルーフィングが使われていますから、本当なら外壁を全部剥がしてやり直ししたい処です)

ご覧のように、雨が伝った処の合板は黒ずんで腐っていました。ただ、合板の表面を流れていたようですから、その内側のグラスウールの断熱材は乾いた状態で無事でした。(尚、内部を確認する為に、合板の黒ずんだ部分は撤去しています)

多少2×4の柱材(スタッド)に損傷がありますので、その部分は取り外して交換します。

雨水がどこから来たのか、どこを通ったのかで損傷する箇所も違ってきます。当然、その復旧方法も変わります。(直し方は、都度状況によって異なるのです)想像や思い込みだけで全く違う場所を補修しても雨漏りが直らないということを施工者も自覚しなければいけません。

設計士やリフォーム業者をプロとして信用するのは、ある意味当然ですが、間違った施工をしてしまう業者が少なくありませんから、ご注意下さい。(大手ゼネコンは、そもそも畑違いですから、直せないのは至極当たり前ですが・・・)

この現場の工事の様子は、また順次記事にアップしていきますね。

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<関連記事>: 木製窓の建具の腐れ (2015年12月11日)
<関連記事>: いよいよ雨漏り直します (2016年3月28日)
<関連記事>: 窓交換時の防水下地処理 (2016年8月27日)

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フレンチ・デザインの石のマンテル

フレンチ・デザインの石のマンテル

以前マンテルをご購入頂いたお客様から、来春開業のフレンチレストラン兼結婚式場にW1,500mmくらいの大理石調のマントルピースを探しているというお問い合わせを頂きました。

以前お渡ししたものも素敵なデザインで、お客様のHPにも施工後の写真が載っていますが、それはそれは豪華です。

今回私共が提案させて頂いたものは、それより一回り大きめで幅が1,570mmと結構でかいマンテルです。デザインもなかなかエレガントで美しいでしょ。

北米で作られている石のマンテルは、本物の大理石を一旦細かな粉にして、それを再度固めて模様を削り出すという手法を取ります。恐らくそうした方が、石の中にあるかも知れない空洞を避けることが出来ることと、材質が均一化して割れや欠損のリスクが軽減されるからだと思います。

勿論、見た目や手触りは大理石そのものですから、結婚式場に設置頂いても全く遜色はないと思います。

普段輸入住宅の新築やリフォーム、メンテナンスを手掛ける私たちですが、こうやっていろいろな方面から資材の調達の相談を頂けるのは嬉しい限りです。勿論、新築等でこんなマンテルを採用したいという方でしたら、おうちのプランニング・施工をやりますよ。

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<関連記事>: 手彫りのマントルピース (2016年12月28日)
<関連記事>: まさに大理石のマントルピース Mondavi (2008年5月9日)
<関連記事>: 季節外れですが、またマンテル (2016年8月26日)

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