お知らせ : ページ 374

まだ、お雛様やってました

水曜のお休みの日に、名古屋市東区にある徳川美術館へ行ってきました。ここは、ご存知の通り、源氏物語絵巻の収蔵が有名ですね。

私は何度も訪れているのですが、岐阜出身の奥様は一度も来たことがなかったらしい。

丁度、お雛様の特別展がやってまして、徳川家にお輿入れしたお姫様のものや名古屋の大きな町家から寄贈されたものが所狭しと並んでました。

徳川園は、もう少しで桜が咲きそうな感じでしたが、梅がそろそろ終わりかなといった咲き方でした。きっと、今頃は桜も満開なんでしょうねぇ。写真は、展示を大方見終わってやってきた美術館の中庭。

和洋折衷の帝冠様式建築と呼ばれるデザインの建物には、名古屋らしくシャチホコも屋根に載ってます。何でも、この建物は文化財らしいですよ。この建築様式は、名古屋市役所や愛知県庁も採用していますから、名古屋人はお城みたいな感じが好きなんでしょうかねぇ。

奥に見える横長の建物は、宝善亭という和食の館内レストラン。この中庭を通って、食べに行くみたいです。徳川園の中にも高級レストランがありますが、そちらは創作フレンチが頂けます。

春の陽気のいい日に、皆さんも美術鑑賞など如何でしょうか。

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隣家への被害は、どう対処する?

自宅から出火してお隣の住宅が類焼してしまったり、台風や突風で自宅の屋根瓦が飛ばされて、お隣の家に被害を与えてしまったりした場合、皆さんはどう対処しますか?

良心のある多くの皆さんは、自分のところの火や物が落ち度のないお隣に被害を与えてしまったのだから、修理や建て替えの費用を何とかしなきゃいけないと思いますよね。そう、それが人情というものです。

でも、民法上では、自然によって引き起こされた被害や故意による火災でない場合は、実は損害賠償する責任はありません。でも、道義的責任やご近所付き合いの為に、補償をしなきゃいけないと考える人もたくさんいるんです。

特に、人間的な繋がりの強い地方や地域であったりすると余計にプレッシャーが掛かってくるものです。「あんたの家から飛んできた瓦が当たったんだから、・・・」なんて言われると自分の責任だと思っちゃいますよね。

ただ、普通の火災保険に加入しているだけだと、自宅の損害については補償の対象になるんですが、隣家の分まで保険が使えるかと言えば、そうではないのです。そう、民法上の責任がないですから、保険会社も支払いの義務を負うということはないんですね。

そんな時、最近の火災保険には、「類焼損害・見舞費用特約」というオプションが組み込めるものがあることを覚えておいて下さい。住宅ローンを組んだ際に金融機関から加入を勧められる火災保険では、こういう特約があるということをろくに説明もされませんから、見過ごされることがよくあります。

だから、こういうことでもプロのアドバイスが必要なんですね。

勿論、特約を付ければその分費用も発生しますから、プロの意見を聞きながら、地域の事情や自分たちの考え方、懐具合によって総合的にご判断頂くようにして下さいね。

因みに、私は建築屋であって、保険屋ではないですからね(笑) そうそう、私たちがよく使う輸入のアスファルト・シングルのような軽い屋根材や火に強いレンガ積みの外壁なんかは、お隣に迷惑を掛けるリスクが少なくなるかも知れません。

家に関する保険の加入や見直しについて詳しく知りたいという方は、ご相談下さい。

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輸入のドア・ラッチもいろいろある

先日、とある輸入住宅に施工されていたKwikset社のドアノブの不具合で、ドアのラッチを交換したという記事を書きました。その際、フェース・プレート(フロント)が付いていない丸い頭のドライブ・イン・ラッチというタイプもあるとお伝えしていました。

今回、私の記事をご覧頂いた別の方から、Taymor社製の玄関ドア・ハンドルに付いているドライブ・イン・ラッチがおかしくなったので、交換用のラッチを探しているという連絡がありました。

ラッチのサイズや取付け時の寸法が合っていれば、問題なく使えるだろうと思っていましたが、送って頂いた古いラッチの形状を見てあることに気が付きました。それは、ドアノブの心棒をラッチに差し込む為に明いている穴に違いがあるということでした。

Kwikset社のドアノブ用ラッチの場合、心棒の形状が特殊な為、それに合うように穴が「きのこの笠」のような形状をしています。

それに引き換え、Taymor社製の玄関ドア・ハンドル用ドライブ・イン・ラッチは、四角い心棒が差し込める形状をしていたのです。

Weiser社のドアノブも確か四角い心棒だったと記憶していますから、Kwikset社のドアノブの方が北米では一般的ではないかも知れません。いや~、勉強になりますねぇ。

因みに、Kwikset社もTaymor社もラッチの長さを60mm~70mmに変化させることが出来る調整ラッチというタイプが使われています。これは、ドアに明けられた穴の位置によって、ラッチの長さを変えられるように出来ているんですね。

さて、今回の問い合わせについてですが、以前輸入したドアノブにTaymor社のものが1つだけ在庫として残っていたものがありました。(何とそこには、Weiser社のラッチが使われていましたよ)

そして、そこからラッチを外して、そのお客さんにお渡しすることにしたんです。確かに新しいドアノブは使えなくなってしまいますが、玄関ドアの開閉に支障があるという困った事態ですから、うちの都合よりセキュリティを優先してあげないと気の毒ですよね。

だって、こんなラッチが在庫であるのは、日本広しと言えどもホームメイドくらいでしょうからね。お困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 丸い頭のラッチ(バックセット)

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その後、お客様から頂いた連絡:
頂いた新しいラッチに交換しようと思いましたが、玄関ハンドルの心棒が若干太くて新しいラッチに明いている穴に通りませんでした。同じTaymor社のものでも、玄関ハンドル用と室内ノブ用では形状が異なるようです。
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宅配便も大変らしい

昨日、輸入サッシの交換用バランサーについて書かせて頂きましたが、消費税の増税を前にして宅配便の仕事がすごいことになっているようです。

増税前に注文した商品の搬送費にも当然消費税が掛かる訳で、それを回避する為に急いで出荷したい荷物が山のようにあるらしい。

私たちもお客さん宛に新しいバランサーを昨日出荷したんですが、到着日時の指定は出来ませんと言われました。もし無理に指定するというなら、集荷は受けられないということだった。勿論、いつ届くかも答えてはもらえない。

ほんと、月末ギリギリになって、何とかお客さんへの負担が少ないように送ってあげたいというケースでは、お客さん、私たち、運送業者さん、それぞれが大変な思いをすることになる。それが、人情ってやつですからね。

まあ、一時的なことでしょうが、政府が借金で国を動かしているという状況を止めない限り、我々国民へのとばっちりはこれからもなくならないのでしょうねぇ。

今年の予算編成も半分借金で賄うなんて、変でしょう~!来年消費税は、10%に上がります・・・。

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バランサーを交換するだけで、輸入サッシは直ります

2014年1月17日に「バランサー切れで窓交換なんて、ナンセンス!」という記事を書かせて頂きましたが、その交換用バランサー(Balancer、Balance)がようやく入荷しました。(バランサーの長さが違うのは、窓の大きさによって部品が異なる為です)

2ヶ月ちょっとの時間が掛かりましたが、出来るだけ輸送コストを抑える為に船便で、それも他の商品の出荷がある時に同梱してもらえば、余分なお金は掛かりません。

急いで欲しいという方もいらっしゃるでしょうが、バランサー(バランス)が壊れてしまっても窓を開けられないというだけで閉められないという訳ではないですから、少しお時間を頂いてもお客様にはそれ程不便をお掛けしないと思います。

まあ、気の短い人には、手の掛かる子供のような輸入住宅は向かないかも知れませんね(笑) でも、今回のお客様は、どこにも相談出来なくて、窓ごと国産のものに交換することを業者さんに勧められていたのですから、この知らせを相当喜んで頂けると思います。

このバランサー(CALDWELL)は、アメリカのミルガード(Milgard)社という輸入サッシ・メーカーのシングル・ハング・サッシに取り付けられていたものですが、窓の開け閉めによっておおよそ10年くらいで、吊り糸やバネが劣化してきてしまいます。

だから、少し予備の部品を持つか、信頼出来る輸入住宅ビルダーとの関係を密にしておくかが必要ですが、その両方共チョイス出来なかったという方も多いと思います。

輸入住宅にお住まいの方で、こういったバランサー類が窓に付いている場合は、出来るだけ早いうちに予備の部品を調達しておいて下さいね。どの窓メーカーでもおおよそ同じ仕組みや部品で出来ています。だから、何とかなるはずです。

そういうことに対応出来るかどうかで、ビルダーの力量が分かりますね。お困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: バランサー切れで窓交換なんて、ナンセンス!
<関連記事>: バランサーだけかと思いきや、ここも注意! (2017年12月3日)

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<その後のお客様からのメール>(2014年3月30日)

村瀬 様

お世話になります。荷物を発送していただき、ありがとうございました。昨日、荷物を受け取りました。

早速、交換してみたところ、快適に上下できるようになりましたよ~♪ 本当に助かりました。
ありがとうございます。
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窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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クイックセット社製ドア・レバーのグラつき

輸入のドア・ノブで最も多く使われているのが、Kwikset。このメーカーのものは、輸入資材の商社の多くが代理店になっているから、殆どの輸入住宅ビルダーが使っていると言っても過言ではないと思う。

そんな状況の中、東京の方から玄関ドアのレバー・ハンドルがグラグラしてきて、自分で直そうとしたがどうしたらいいのか分からないという問い合わせを頂いた。

やっぱり、この方の家も建てた工務店が倒産してしまい、メンテナンスを頼る先がなくなってしまったらしいのだ。

幸い取付け方法を記した説明書を私たちは持っているので、それをお送りしてやってみて下さいとお話しした。その際、もしダメなら状況写真をメールで送ってくれるようにもお願いした。

その後、これらの写真と一緒にどうしても外れないとのメールがあった。よくよく写真を見ると、どうやらレバーの根元に仕込んであるメクラ・ネジのことを見落としているような感じだ。

そこで、そのネジの場所を矢印などで明示して、少し緩めるようにお話ししたら、レバーが外れて台座カバーの下になっている本体の固定ビスを締め付けることに成功したというお礼の連絡を頂いた。(レバーの製作時期によって、違う取付け方法の場合もあります)

いや~、遠く離れていても、写真も送れてコミュニケーションも出来て、今の世の中は便利になったもんですねぇ。

ただ、今回のケースは、非常に初歩的なトラブルだったからいいようなものの、破損などで鍵が掛からなくなるという事態になったら、この状況では防犯上大変なことになります。

勿論、私たちに助けを求めて頂くのはいいのですが、名古屋から東京まで取付け等に伺わなければいけないことを考えると、何とかお近くでいいビルダーさんを探して頂くことの方が、ベターな気がします。(そう都合がよくいくのであれば、うちに連絡は来ないのでしょうが・・・)

こういう皆さんは、日本全国にどのくらいいるんでしょうか。ちょっとしたことかも知れませんが、大変なことです。だって、そのまま放置していたら、ドアノブ部分だけでなく、バックセット等の他の部品の損傷等につながるかも知れないですから・・・。

私たち ホームメイドのこうした情報公開や地道な取り組みが、輸入住宅好きな皆さんのお役に立つことを願うばかりです。家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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色は、遠近感をも表現する

土曜にNHKを見ていたら、昔の白黒フィルムの記録映像にデジタルデータで色を載せて当時を再現するというプロジェクト番組をやっていた。

本当にその色だったかどうかは定かではないが、恐らくこんな色遣いであったろうという想定の下で色が付けられた8ミリ映画の映像は、数十年も前の大正・昭和初期の人や風景とは思えない親近感のある不思議な感じがした。そう、全てが生き生きとして見えるのです。

その際、番組で紹介されたゴッホの絵が1枚あった。この絵は、「麦の穂並み」というらしいが、ゴッホが知ってか知らずか、色で見事に遠近感を表現しているという。

そう、色には遠近感を感じさせる不思議な仕掛けがあるらしい。

一番近く感じるのは「赤」、そして「オレンジ」、次に「黄色」、それから「緑」、一番遠いのが「青」という具合に人は感じるというのである。

実際にこの絵をモノクロにしてみると、確かに遠近感は消えて、平面的な絵に見えてしまうから不思議でしょ。

色彩って、ほんと面白いですねぇ。家のインテリアにもこうした色彩の仕掛けを使えば、もっと面白いデザインに出来るかも知れません。

色のないモノトーンの服やシンプル・モダンのインテリアって、生活の楽しみを1つ減らしているのかも知れませんよ。さあ、パラペイントを使ったドライウォールで、住まいをもっとカラフルにしてみませんか?

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: デザインにこそ価値があります (2014年6月17日)
<関連記事>: 壁照明の光で遊ぶ (2014年5月9日)
<関連記事>: 色は、性能 (2014年1月9日)
<関連記事>: あふれる選択肢:あなたはどう選ぶか? (2013年8月19日)
<関連記事>: Margot Austin’s P.E.I. Cottage (2013年7月24日)

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外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い(2)

以前にも同様のリスクについて記事を書かせて頂いたが、窓の周囲の外壁にカルチャード・ブリック(人造レンガ・タイル)を張って仕上げた住宅のトラブルが発生した。

お客様からの連絡は、先日雨が降った際、窓の上の方から雨水が家の中に入ってきたというものだった。

うちの工務担当が伺ってみると、窓本体というよりもその周囲のブリック・タイルから雨水が侵入してきているようだという。

そこで、今回窓の周囲に回していた平板の白いモールディングを外し、アルミ・クラッドの輸入サッシをも一旦撤去してみた。

その状態が、この写真だ。木が腐食したり、食われたりしたところやたくさんの土が散乱しているのがお分かりか。

まずは、防水性のないコンクリート製のカルチャード・ブリックやその下地となっているモルタルを通して、少しずつ水分が窓周りに蓄えられたのではないかと考えられる。

その後、恐らくシロアリが湿潤で通気性のない環境を好んで住みつき、それを追う形で黒アリがシロアリを駆逐したのではないかと思う。何故なら、シロアリは蟻道を作る為に土を持ち込む。だが、現在の状況では、シロアリの姿は全く見えないのだ。

北側にある窓なので日当たりはあまりよくないが、それに追い打ちを掛けるように、スライス・ブリックの直貼りという不十分な施工が行われていたところが問題だと思う。

モルタル塗りやジョリパット仕上げといった塗り壁材でも同様だが、下地にサイディングを施工しないで構造に直接外装の材料を施工する仕上げ工法は、必ずその表面にひび割れを生じる。

そこから侵入した水は、中へ中へと入り込んでなかなか外には抜けなくなる。雨を完全にシャットアウトしようという考え方は、一旦水が侵入すると逆に働くというパラドックスを生んでしまう。

(日本の住宅メーカーは、あり得ない完全防水ばかりに気を取られて、万一侵入した時の対策を全く考えていないのだ。侵入することを前提に家づくりを考える、それが建築本来の在り方なのです)

常にジクジクした状態となる構造部分は、やがて劣化や腐食・腐敗を起し、最後には漏水や虫食いの被害に遭う。それは、内部で静かに進行するから、すぐには問題が分からない。

手を抜いた安上がりの仕事は、新築の際には分かりません。10年経った時、事の重大さが分かってきます。

あと、このような状況を防止する為には、シロアリの駆除剤を撒けばいいと考える方もいらっしゃるかと思いますが、いくら駆除剤を使っても、食べるものがなければそれをも食べてしまうのが、シロアリだということを忘れてはいけません。

施工と材料という根本の問題を解決してこそ、被害を最小限に出来るのです。勿論、予算等の都合もあるでしょうから、やれる範囲の最大限有効な手立てを考えることが重要です。ただ、付け焼刃の仕事は、お金を掛けるだけ無駄となります。

安くていい仕事をしますなんて言うビルダーを、これでもあなたは信用出来ますか?高くても技術が低い建築屋も多くいますが、ローコストには必ず訳があるのです。

復旧・改善する私たちの苦労や手間、そして皆さんの心労を考えたら、家づくりのパートナー選びが肝心だということが分かりますよね。

さて、私たちはどんな施工でこの問題を解決するのでしょうか。それは、またの記事をお待ち下さいね。

関連記事: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)
関連記事: スライス・ブリック外壁の窓の漏水メンテナンス

このような外壁のトラブルでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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美しさには訳がある -輸入住宅の玄関まわり-

輸入住宅の顔と言えば、やっぱりステンドグラス入りの玄関ドアですよね。通常、私たち ホームメイドでは、2種類の材質のものを使います。

1つは、オーソドクスな無垢の木製ドア。ベイツガ(Hemlock)や米松(Douglas Fir)、オーク(Oak)をよく使いますが、風雨に曝される南側や庇(ひさし)が十分に取れない奥行きしかないような場所には不向きです。だって、自然のものは劣化が早いですからね。

そこで、私たちはもう1つの選択肢、ファイバーグラス製のドアを使います。写真のものがそれですが、白く塗ったり、木目を描いたりすると、美しいデザインの輸入住宅に仕上がります。また、中身には硬質ウレタンの断熱材が入れられているんですね。

ファイバーグラスは、風雨による劣化もありませんし、湿気による歪みも生じません。私たちは、自然素材に拘っていますが、それも時と場合によって変化しなければいけないと思います。長く愛する為には、デザインと寿命、手入れのし易さのバランスを上手に考えることが大切です。

こうした輸入ドアに入っている洗練されたステンドグラスは、単体では衝撃に非常に弱いものです。ですから、このステンドグラスを外側・内側の両方からサンドするように強化ガラスが仕込まれています。

つまり、3重ガラスとなっていますから、断熱性と防犯性のUPや掃除のし易さが期待出来るという訳です。

そして、輸入ドアの周囲には、飾りのモールディングを取り付けたいという方も多いのではないでしょうか。モールディングの基本は、頭飾りのドア・ヘッダー、その中央部に入れるキーストーン、ドア・ヘッダーを支える柱のピラスターで構成されます。

勿論、これは基本中の基本ですから、遊ぼうと思えばもっと多くのデザインや組み合わせの中から選ぶことも可能です。そういう素材が欧米では溢れています。

ただ、欧米には伝統的な納まりや決まり事というものも存在します。これを外して適当な仕事をしてしまうと、ただ派手なだけの田舎くさいデザインになってしまいます。まあ、日本の伝統的なものも同じですね。

どんなことでも、勉強は大切です。だから、どこの輸入住宅ビルダーでもデザイン出来るということはないですし、そこには本物のプロの経験やセンスが必要となる訳です。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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木の温もり

小さな木のピースを組み合わせて作られる輸入の木製ドア。部分部分で使われる木が違いますから、木目の感じも微妙に違う。そうした本物の木を1つひとつ人間の手で組み上げたのが、この無垢の木のドア(ベイツガ製)。

北米でも1本100ドル以下の安物のハローコア・ドア(中の芯が空っぽのフラッシュ・ドア)は存在します。でも、そういったドアは長持ちしません。いや、長持ちしないのを分かって、彼らは使っているのです。

何故なら、こうしたドアはデザイン・寸法が何年経っても同じなんです。そして、それはどこのメーカーが作っても同じ。厳格な統一規格が存在するのです。

ですから、ドアが古ぼけたら、近くのホームセンターへ行って買ってくれば、いつでもすぐにドアの交換が出来るのです。そういう合理的なシステムが北米にはあるんですね。それはそれでひとつの考え方でしょう。私たちは、安く買って悪くなったら買い替えるファスト・ファッションのような考え方を否定はしません。

でも、北米の100年以上経った価値のある家では、こうした資材を使いません。そう、そこには本物だけが持っている長い歴史が必要だからです。

私たち ホームメイドで施工するものは、やはり本物でありたいと思います。自然な木肌の細かなざらつきや匂いが、そこに住む人の五感に訴えかけるのです。

安全(健康)、安心、デザイン、癒し、豊かさ、使い続ける喜び・・・。使えればいいというものではない、もっと他の何かが家には必要ではないでしょうか。

4月26日(土)・27日(日)に、このドアを施工した愛知県豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸を皆さんにご覧に入れます。家づくりをお考えの皆さんでご興味のある方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: Hem Fir (ベイツガ)

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