スライス・ブリック外壁の窓の漏水メンテナンス

スライス・ブリック外壁の窓の漏水メンテナンス

以前レンガ・タイル(カルチャード・ブリック)を張った輸入住宅に取り付けられた輸入のアルミクラッド・サッシのまわりで長年漏水していたのが原因で、シロアリまで発生していたという記事を書きました。

その後、シロアリ及び黒アリを駆除した上で、窓の復旧が完了しましたので、お知らせします。写真で見て分かる通り、何事もなかったかのような窓の外観ですよね。

窓の木枠の腐れや虫食いは、結構なものでしたが、表面的に損傷しているのが分からないという状況でしたので、虫食いの補強や駆除をしっかりした上で、そのまま元の窓を使いました。

原因は、窓の周囲のレンガ・タイルにクラックは入っていたり、接着剤のモルタルから水が染み込んで中に入り込んだことです。

ですから、本来であればカルチャード・ブリックを全部剥がして防水施工をやり直すのが一番ですが、予算や大掛かりな工事となることを避けたいお客様の要望もあって、最低限今後窓に損傷が発生しないように一時しのぎの工事を行いました。

つまり、水が窓の上や横から入らないように水切りを入れたり、防水紙を回したりしてリスクを軽減し、腐らない人工木材で下地や化粧をすることで、万一水が入っても大丈夫なようにしてあります。

また、万一入った際でも水が抜けていくように、水抜きも作ってありますから、窓に関しては問題が発生しにくい状態に出来たと思います。ただ、これは本当に今やれる最低限のことですから、カルチャード・ブリックの外壁に問題が発生した際には、完璧にやり直すことが求められます。

関連記事: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い(2)

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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