お知らせ : ページ 11

地下水は止められない

名古屋市のお客様から小さな門柱や塀を修理したいというご相談を頂きました。

写真はそのうちの門柱部分ですが、急な下り坂になった道路の脇に2つ並んで立っています。

中身はブロックかコンクリートで出来ていて、その表面をジョリパットと呼ばれる塗り壁材で仕上げてあります。

ご覧のように、門柱の最下部のジョリパットが剥がれてきているのが分かります。また、高い方の門柱もつなぎ目らしき部分に、石灰分(カルシウム)の染み出しが見受けられます。

ただ、この表面を剥がして単純にジョリパットを塗り直しても、また同様の不具合が起こる可能性が高いと思います。それは、この門柱があることで、上から流れてきた地下水が堰き止められ、門柱の中に水分が過度に入り込んでいることが原因だからです。

地下水と言っても殆どは浅い場所を流れる雨水なんですが、地面に染み込んだ水は徐々に低い方に移動していきます。

こういう場合は、門柱を一旦撤去して、そこを防水材で囲うなどして、流れてきた水が門柱に入り込まないようにしてやる必要があります。(行き場を失った水が、流れていける場所を作る必要があります)

ただそうなると、一旦敷地や階段に張られた石材を剥がさなければなりませんから、結構な工事となってしまいます。そこまでして完璧に直すか、それとも不具合が生じたら都度こまめに直すか、その判断はお客様に相談するしかありません。

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窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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一度腐朽菌が入ると、ダメですね

岐阜県のお客様の輸入住宅に伺って、輸入サッシの上窓建具を交換してきました。

輸入窓は、アンダーセン(Andersen)の木製ダブルハングサッシなんですが、随分前に雨漏れで腐った下窓建具を交換しています。

今回はそのサッシの上窓建具が腐ったということで、交換することになりました。

下窓建具を交換した際、実は上窓建具の屋外側のガラスの周囲をちゃんと防水処理しておいたのですが、今回それが腐ったということで少々ショックを受けました。

現場で腐った上窓建具(障子)を外してその状態を見たのですが、ガラスの防水処理自体は汚れこそあれ目立った損傷はありませんでした。

ただ、上窓建具の木製の下枠が脱落し掛っており、明らかに中が腐ってきてるという感じでした。恐らく、前回下窓建具を交換した際は、上窓建具の方は少し表面が黒っぽい感じだけだから、防水処理をして様子を見ましょうということにしたと思います。

でも、今回その仏心が仇になった気がします。既に下窓が腐っているということは、上窓にも強い雨が当たっており、雨漏れしている状況は同じと考えるべきでした。また、表面が黒くなっていたということは木枠の中が腐ってきている証拠だと思うべきでした。

お客様に余分な負担を掛けたくないということで、下窓建具だけの交換をした訳ですが、一旦腐朽菌が木の中に入ってしまうと、それがなくなることはありませんから、防水処理をした処でその進行を緩やかにするだけで、腐るのを完全に止めることは出来ないと考えるべきでした。

今回、下窓同様、上窓建具を新しいものに交換して、外はガラス防水、室内は木部専用外部防水塗料のティンバーケアで塗装しましたから、将来同じことが起こるリスクは少なくなったと思います。

年々輸入部材の値上がりが激しくなってきている昨今、ダメだと思ったらちゃんと交換しておく方が後々の心配や負担も減らせるかも知れません。

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張り替えだけでは直りません

愛知県のお客様の築30年近い輸入住宅で、窓周辺の補修と防水処理のメンテナンスを行ってきました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシ。

弓なりの形をしたボウウィンドウと呼ばれる4枚ケースメントサッシですが、ボウウィンドウが張り出している場所で外壁材のコンクリート・サイディングが塗装と共に薄っすら剥離しました。

こういうトラブルの場合、中から外の方に水がじわじわ染みてきて、その水がどうにか外に出ようとしてサイディング表面と塗装を剥がしたということだと考えられます。

張り替えを行う際に、一度サイディングを剥がしてみたのですが、やはり中の木材や構造用合板にも雨が染みておりました。

まだ交換する程ではありませんでしたが、このまま新しいサイディングでフタをするだけだと、また雨が浸入して中まで腐らせてしまうかも知れません。

では、この雨水はどこからサイディングの裏に回ってしまったのか?それは、サッシの窓枠のつなぎ目や隙間からだと判断出来ます。

一見サッシには何も問題がないように見えますが、それが正しい判断を出来なくする要因です。私たち ホームメイドは、こうした窓枠の弱点箇所を防水処理すると共に、窓の建具のガラスの周囲も念の為防水処理を行いました。

漏れに対処するのが本来の仕事ではありますが、将来必ず起こるであろう建具からの雨漏れによる木部の腐りやペアガラスの内部結露を未然に防いであげるのも大切な役目です。

お客様からはその分の費用を頂いてはおりませんが、それを知らぬ振りでやらずに帰ってしまうのは、私の良心に反します。

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足元に付いています

滋賀県のお客様から、輸入のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の部品が欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は窓メーカー不明ですが、まずはどんな部品か写真を送って頂きました。

掃出しサッシのロックは、通常ハンドル部分に付いているケースが多く、こちらのサッシもドアハンドルにロックレバーが付いていますが、それとは別にドア下の召し合わせ部分にこちらの補助ロックが付いています。

ドアレールの処に穴が明いていますが、そこにロックバーが差さってドアを動けなくするという仕組みです。こういった補助の鍵は、アメリカでも後付け用として販売がされていますが、製造時に付けられていることも珍しくありません。

輸入の掃出しサッシは、ペアガラスが強化ガラスで出来ていますし、ハンドルロックもモーティスロックと呼ばれる防犯性が高い鍵が付いていますから、空き巣が侵入するのは難しくなっています。

更にこうした補助ロックが目に入りづらい場所に付いていると、なかなか部屋への侵入は大変かも知れません。(但し、何でも壊されればそれを防ぐことは出来ませんから、過信は禁物です)

今回ご相談頂いたロック部品は、まだサイズや数量などの詳しい内容を伺っていませんので、調達可能かどうかは分かりませんが、汎用タイプの補助ロックのようですから、何とか手に入るように思います。

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どちらもそろそろ交換です

名古屋市のお客様から、輸入ドアのドアラッチが欲しいというご相談を頂きました。

ドアラッチは、クイックセット(Kwikset )のドアレバーに装着されている頭部分にフェースプレートが付いていないドライブイン・ラッチと呼ばれるものなどでした。

写真は、そのドライブイン・ラッチですが、鍵爪部分が僅かに飛び出しているだけで、完全には出切っていない状態です。また、ドアレバーも水平の位置になく、先が少し下がった状況ですので、内蔵されているバネが弱ってきている感じです。

丸い頭のドライブイン・ラッチからすると、このドアレバーは20年以上前に施工されたもののように思いますから、そろそろ全部を交換するタイミングかも知れません。

使用頻度や日頃の手入れにも拠りますが、基本的にドアレバー(ドアノブ)は20~25年程度で定期的に交換する消耗品です。ドアラッチも、15年程度で経年劣化してくるかも知れません。

取り敢えず、ドアレバーは少しバネが弱っている程度ですから、すぐに交換が必要という訳ではありませんが、ドアラッチはもう限界だと思います。私たちが古いタイプのドライブイン・ラッチを海外から調達することは、今でも可能です。

ただ、このデザインのドアレバー(コモンウェルス)は、既に廃番になっていますので、違う新しいデザインのものに順次交換していく必要があります。

<関連記事>: このタイプは、もう寿命です (2025年7月6日)

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枠が腐っていたとは思えないでしょ

昨日のブログ記事に引き続き、岐阜県のお客様からお預かりした輸入サッシの建具修理について書かせて頂きます。

輸入窓は、ローウェン(Loewen)製アルミクラッド木製サッシのケースメント。

昨日はアルミの外装側を防水処理した様子をお伝えしましたが、今日は室内側の木部を塗装した様子をお見せします。

木部は木目が薄っすら透き通ったようなグレーのフロストカラーで塗装をされていましたので、加工して新しくした白木の部分を如何に古い木部と馴染ませるように塗装するかが課題でした。

勿論、防水塗装にしないと意味がありませんから、白いティンバーケアに色の顔料を混ぜて、グレーの色を調色しました。写真が塗装を終えた様子ですが、塗装が美しく仕上がっているのが分かりますか。

分かりづらいですが、下地の木目も薄っすら見えて、ちゃんとフロストカラーになっています。

ただ、今回全面に防水塗装を施しましたので、薄汚れていた部分や塗装が剥げていた部分も全てきれいに塗り直せています。ですから、建具は新築時に匹敵するくらいに仕上がっていると思います。

お客様のおうちから引き揚げてきた時は、建具の下枠部分が中まで完全に腐っていましたから、こんなにちゃんと出来ているとお客様もビックリされると思います。将来同様のトラブルが起きないように、手間暇掛けて仕上げていますから再度窓枠にこれを装着するのが楽しみです。

<関連記事>: 残すは、特殊な木部塗装 (2025年6月21日)
<関連記事>: 装着完了! (2025年7月1日)

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残すは、特殊な木部塗装

岐阜県のお客様の輸入住宅から修復の為預かってきたケースメントサッシの建具修理も佳境に入って参りました。

輸入窓は、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製サッシ。

写真は、修理の為に外してあった既存のペアガラスを、修復を終えた建具に再装着した様子です。

ガラスの脱着には、室内側の木製押縁材(ガラス押え)を外さないと出来ませんが、ガラスを割らないように、そして木の細い押縁材を折らないように、作業を進めないといけないので、緊張と慎重が要求されます。

その作業をうまくクリアした後、今度は屋外側のガラスの周囲等を防水処理するのですが、ガラスの周囲には黒いパッキン材が付けられているので、クリアの防水材ではなく防カビ剤入りの黒い防水材を使用しました。

ただ、白いアルミカバーのつなぎ目も防水処理をしないといけないので、そこまで黒い防水材を使ったのではデザインがおかしくなってしまいます。ですから、そこの部分は黒い防水材が乾いた翌日に、クリアの防水材を使って目地込めしました。

手間は余分に掛かりましたが、オリジナルの見た目を壊すことなく、黒い縁取りでガラスが引き締まったように見える美しい仕上がりとなりました。

最後は霜が降りたようなグレーのフロストカラーで木目防水塗装をしたら、サッシに装着する前の作業は完了です。その様子は、またご紹介させて頂きます。

<関連記事>: ローウェンもきれいに直せます (2025年6月13日)
<関連記事>: 枠が腐っていたとは思えないでしょ (2025年6月22日)

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使えますが、気になります

先日、ガレージ・オープナーの非常用バッテリーを交換した名古屋市のお客様のおうちで、バッテリーを交換した際に壁付けのスイッチの画面表示も変なので見て欲しいというご相談を頂きました。

ガレージドアの電動オープナーは、施工から4~5年くらい経ったリフトマスター(LiftMaster)製ですが、この壁リモコンは結構壊れるリスクがありそうです。

写真は不具合を起こした壁スイッチですが、ガレージドアの開閉やライトの点灯といった基本的な機能には問題はないようです。

ただ、ご覧のようにスイッチの液晶パネルの文字(時間や温度表示)が裏返しになっていますし、画面の下半分が映っていません。操作には支障がありませんから、そのまま使い続けてもいいように思いますが、更に何か問題が出たりすると困りますよね。

ということで、お客様からは早めに交換をしておきたいというご要望を頂き、交換することになりました。こちらの部材の入手は比較的容易ですから、来週には交換に伺いたいと思っています。

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似てるけど、違います

三重県のお客様の輸入住宅で、様々なメンテナンスについてご相談頂いております。

そのうちの一つが、輸入ダブルハングサッシのバランサー交換。

バランサーは古くなると、窓の開け閉めが固くなったり、窓を開けてもすぐに下がってきたりしますから、15年程度で交換が必要です。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のインテグリティ(Integrity)というシリーズのファイバークラッド木製上げ下げ窓。写真は、その窓の側枠(サイドジャム)部分に入っているバランサーです。

上窓用と下窓用の2種類のバランサーが内蔵されていますが、当然長さもそれぞれ違います。バランサー表面の色は、内側の下窓用がベージュで、外側の上窓用が亜鉛メッキされた色になっていますが、現在入手出来るものは全て亜鉛メッキのタイプになっています。

どんな輸入の上げ下げ窓でも、必ずバランサーは装着されていますが、同じマーヴィンのダブルハングでも古いアルミクラッドのマーヴィンと比較的新しいマーヴィンのものではバランサーの形状は近いですが違います。

また、今回のインテグリティのバランサーも、上記2種類のアルミクラッドサッシのバランサーとも異なっています。

ですから、バランサーを調達する際は、どのメーカーのどのシリーズのものか、製造時期はいつかをはっきりさせないとトンチンカンな部材を注文してしまうことにもなりかねません。

また、バランサーには長さやバネ強度、製品等を表す刻印が付いています。サッシの大きさや重さ、上窓か下窓かによってこの刻印も変わってきますから、交換部材を調達する際は、必ずチェックすることが必要です。

メーカーも何も分からないという場合は、私共のような専門家に依頼して詳細をチェックしてもらってから、注文手配をして下さい。

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フレームはそのまま使えそうです

名古屋市のお客様が、私共の事務所に壊れた網戸を持ってやってきました。

輸入サッシはマーヴィン(Marvin)製のようですが、詳細はよく分かりません。

写真は、その際お持ち頂いた壊れた網戸です。

対角線上の2つのコーナー部品が、破損又は欠損した状態になっています。グラスファイバーの網も白化が進んできているという状態ですから、今回の修理の際に張替えをすることとなります。

網戸部品の全てはアメリカから輸入することが必要ですが、周囲のアルミフレームや補強の為のセンターフレームはそのまま流用することが出来そうです。

輸入材は3フィート(90cm)までの長さであれば、送料等の輸入経費も比較的安価なんですが、この網戸の長いフレームのように長さが1.2mもあるものは倍以上の費用が掛かってしまいます。

ですから、この網戸を1から全部作り直すとなると費用は何万と掛かるのですが、グラスファイバーの網や樹脂製のコーナー部品、網戸固定ピンなどの交換だけでしたら、費用を抑えることが可能です。

フレームも長く使い続けられて古くなっているでしょうから、多少歪みがあるかも知れませんが、その程度であればある程度修正すれば実用に問題ないくらい真っ直ぐにすることが出来るはずです。

これ以外にも網の張替えをしたい窓の網戸がいくつかあるようですし、網戸以外にも見て欲しいという箇所もあるようですから、一度現地調査に伺って修理計画を立ててみたいと思います。

全てではありませんが、輸入網戸はある程度汎用部材が使われています。ですから、窓メーカーが不明でも、部品の形状や大きさが分かれば作り直したり、部分的に補修して直したりすることは可能です。

もし網戸が壊れて窓も開けられないと困っていらっしゃるようなら、一度私共にご連絡をして下さい。

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