愛知県のお客様のおうちで、輸入のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の調整作業を行いました。
メーカーは不明ですが、一般的な片引きの大きなサッシです。
まずはロック金物であるモーティスロックを交換し、鍵爪の調子が悪かったのを修理しました
次に、ドアの開閉が引っ掛かったように重くなっていたので、戸車の高さ調整や潤滑剤の塗布を行いました。通常であれば、この段階でスムースにドアが開けられるようになるのですが、引っ掛かったようにブレーキが掛かります。
これはドアの建て起こしだけの問題ではないと思い、重いドアをサッシ枠から外して実際の戸車をチェックすることとしました。
写真は、ドアをひっくり返して戸車部品を外した様子です。車輪の部分に汚れが付着しているのが分かりますが、この汚れが車輪の中にも入り込んでいて、2つの車輪共全く動かなくなっていました。
おうちに猫も飼っていらっしゃるようでしたから、動物の毛の絡まりも不具合の要因かも知れません。
潤滑剤を何度も塗布して、複数の工具を使って車輪を少しずつ動かすように作業すること20分。ようやく徐々に車輪が動く状況にまで持って行くことが出来ました。
戸車を元に戻しドアをサッシ枠のレールの上に載せた処、スムースにドアが開閉するようになりました。ただ、車輪に組み込まれたベアリングも少し変形している感じでしたから、次に同じ状況となった時は戸車自体を交換する必要があります。
まあ、あれだけ重いドアを30年近く支えてきたのですから、戸車もよく頑張っていると感謝すべきだと思いますよね。
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