先日から引き続き、曇ったペアガラスの交換を行っている愛知県の輸入住宅。
全部で大小6枚のガラス交換をしなければならなかったのですが、昨日残っていた4枚を無事に交換出来ました。
サッシは、ミルガード(Milgard)の輸入樹脂サッシ。
写真は、2連になった上げ下げ窓のシングルハングサッシですが、片方は上窓、もう片方は下窓建具のペアガラスに内部結露が発生していました。
ガラスの周囲のスペーサーにはたくさんのクラック(割れ)が入っており、そこから雨水や湿気がペアガラスの中に浸入してきたのが原因です。
今回も新しいペアガラスは遮熱型のLOW-E断熱ガラスを採用していますから、屋外からの熱をシャットアウトするだけでなく、太陽光の紫外線もカットします。
普通の国産サッシであれば、建具枠にガラスを入れるだけだと思いますが、輸入サッシのペアガラスは建具枠に専用の輸入防水テープで固定しなければなりません。
でなければ、建具の周囲からまた雨水が入ってしまい、せっかくのペアガラスが将来曇ってしまうリスクが発生します。
勿論、防水テープの張り方も雨が入らないようなやり方(手順)がありますので、張る順番を気にせず適当に作業をすることは問題です。
また、防水テープも経年劣化を起しますから、テープを保護しながらガラスを更に防水する為にガラスの周囲を防水処理しなければなりません。
そして、最後にガラス押え(押縁)を枠に装着するのですが、これも慎重に作業をしないとせっかくのガラスを割ってしまったり、押縁自体を折ってしまったりしますので、修理のハードルは結構高いかも知れません。
<関連記事>: 大きなガラスは破損に注意 (2025年9月2日)
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