愛知県にある輸入住宅ですが、お客様からビルトイン・ガレージのドアに取り付けてある大きなバネが切れてしまったというご相談を頂きました。
写真がそのバネですが、ドア上にあってこれが巻き戻る力を利用して、重いドアを持ち上げる機能を果たします。
このバネをトーションスプリングと呼ぶのですが、木製のガレージドアと比べてスチール製のドアは比較的軽いのか、電動オープナーの力でも何とかドアが持ち上がるといった状態です。
ですから、ドアを開閉するには問題がないように見えますが、オープナーはオーバースライダーのドアを前後に移動させるという役目を果たすだけで、重いドアを引き上げるという機能は想定されておりません。
つまり、この状態は電動オープナーにとっては、オーバースペックという状況で、オープナーへの負担は非常に大きなものとなっております。
この状態を長く続けていると、そのうちオープナーにも不具合が発生し、トーションスプリングだけでなく電動オープナーも交換しなければならなくなりますから、その費用負担は結構な額になるはずです。
ですから、もしこうした状態でガレージドアをお使いの方がいらしたら、出来るだけ早くトーションスプリングを新しいものに交換して、オープナーに負荷を掛けないような状況に戻してやることが大切です。
勿論、そういった一連の作業の際は、ドアのバランス調整や他の関連部材の調子をチェックすることも忘れないで下さい。
ガレージドアは5年程度で定期的に点検し、15年程度でトーションスプリングや電動オープナーを交換していくことで、長く快適にお使い頂けます。
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