輸入サッシのペアガラスが割れてしまったということで、先日茨城県のお客様の輸入住宅にお邪魔してきました。
サッシは、クレストライン(Crestline)製の樹脂ダブルハングサッシ。
上げ下げ窓の下窓のガラスにクラックが入ってしまったということで50社以上コンタクトを取ったそうですが、どこに相談しても対応してもらえない状況だったそうです。
樹脂サッシの場合、ガラスの周囲の押縁を外さなければ、ガラスの実寸法も分かりませんし、交換自体も出来ません。
ただ、クレストラインの建具の押縁は、コーナー部分の納め方がイモではなく、留めという斜め45度でカットして納めてあるというやり方で、外す為には適切な道具と慎重な作業がないと、ガラスが更に割れたり押縁を損傷させたりしますから、普通のサッシ屋さんは手を出さないかも知れません。
クレストラインは国内では入手不可ですから、押縁を壊してしまえば特殊なルートで輸入をしなければならず、修理代金よりも高く付いたり手間も半端なものでなくなる可能性があります。
勿論、ペアガラスもインチ単位で出来ていますから、そういったものを作ってくれるメーカーも押えておく必要があります。
ましてや、内蔵された飾り格子等は、以前の輸入ガラスと同じものが希望という場合、そういうディテイルにも拘らなければなりません。
ということで、少々遠いですが、私共 ホームメイドが愛知県から茨城県まで出張して、ガラスの採寸調査を行ってきました。
写真は、私が丁度押縁を外している様子です。格子のデザインや配置を合わせる為に、下窓のガラスだけでなく上窓のガラスも押縁を外して採寸してきました。
勿論、採寸後は建具を元通りに戻して、窓にちゃんと装着してきましたよ。これから見積をご提示して、OKを頂きましたら手配の方を進めていきたいと思います。また修理の様子は、後日ブログ記事でご紹介します。
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