残すは、特殊な木部塗装

残すは、特殊な木部塗装

岐阜県のお客様の輸入住宅から修復の為預かってきたケースメントサッシの建具修理も佳境に入って参りました。

輸入窓は、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製サッシ。

写真は、修理の為に外してあった既存のペアガラスを、修復を終えた建具に再装着した様子です。

ガラスの脱着には、室内側の木製押縁材(ガラス押え)を外さないと出来ませんが、ガラスを割らないように、そして木の細い押縁材を折らないように、作業を進めないといけないので、緊張と慎重が要求されます。

その作業をうまくクリアした後、今度は屋外側のガラスの周囲等を防水処理するのですが、ガラスの周囲には黒いパッキン材が付けられているので、クリアの防水材ではなく防カビ剤入りの黒い防水材を使用しました。

ただ、白いアルミカバーのつなぎ目も防水処理をしないといけないので、そこまで黒い防水材を使ったのではデザインがおかしくなってしまいます。ですから、そこの部分は黒い防水材が乾いた翌日に、クリアの防水材を使って目地込めしました。

手間は余分に掛かりましたが、オリジナルの見た目を壊すことなく、黒い縁取りでガラスが引き締まったように見える美しい仕上がりとなりました。

最後は霜が降りたようなグレーのフロストカラーで木目防水塗装をしたら、サッシに装着する前の作業は完了です。その様子は、またご紹介させて頂きます。

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