お知らせ : ページ 370

石膏パテを塗ったばかりですが・・・

私共の輸入住宅では、壁のコーナーを丸く加工して優しい雰囲気のインテリアにするという工夫をしています。これをブルノーズ・コーナーと私たちは呼んでいます。

これは、昨日書いた記事でもお知らせした通りですが、角が四角くなっていないということは、床と壁との境に取り付ける幅木の納まりが悪くなります。

幅木とは、壁の一番下のところに回す高さ10cm程度の板材ですが、板ですからその形状は直線です。丸いコーナーに直線の板を取り付ければ、必ずそこには隙間が生じてしまうでしょ。

まあ、そういう場合、その隙間をそのままにしたり、パテやコーキングで埋めたりすることも可能ですが、写真のようにブル・アダプタという役物を使って、私たちは解決します。

ブル・アダプタは、上の部分が丸くなっていて、下の部分は四角い形状をした部材です。ですから、ブル・アダプタの上にくるブルノーズ・コーナー材とうまく接続出来ますし、ブル・アダプタの下の部分にくる幅木をうまく納めることが可能となります。

写真は、そのブル・アダプタを北米製の天然石膏のパテで取り付けた直後の状況です。ラフにパテが塗られた状態ですが、パテが完全に乾ききったら、専用のヤスリ(サンダー)で磨いてきれいに仕上げますよ。

こういう細かな気遣いが、完成度の高い素敵な輸入住宅を造り上げます。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: ドライウォール | タグ: , , |

角が丸いと、インテリアが優しくなります

ドライウォールの下地工事が完了した豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸。

昨日、外壁のレンガ積みが完了したという記事を書きましたが、それと同時進行で内装の工事の方も進んでおりました。写真は、階段の側壁に開いた室内窓(但し、ガラスや窓枠は付けません)。

塗装前の下地ですから、ドライウォールとしてはまだ完成ではありませんが、ブルノーズというコーナー材(役物)を使って開口部の角を全て丸くしていますから、光の当たり方が本当に柔らかですよね。

普通だったら、角の境い目がビシッとくっきりするのでしょうが、写真のように光がぼんやりグラデーションになって映ります。このボヤ~とした感じは、カメラの手ぶれのように見えるかも知れませんが、実際は丸くなった部分に光が当たっているからなんです。いや~、高級感ありますねぇ~(笑)

壁をパラペイントで塗装すると更に美しく仕上がりますが、そちらの方はまた次回お見せしましょう。尚、こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: ドライウォール | タグ: , , |

カナダのレンガ職人が帰国しました

レンガの入荷が遅れるなどして、1ヶ月弱掛かってしまった豊川市の輸入住宅、N邸の外壁レンガ積み工事。

でも、おおよそ先週の土曜日には全てを完了させてくれました。

そのレンガ職人たちも、昨日のお昼の便で成田経由トロントへと旅立っていきました。途中、彼らが暇な日には、お城や味噌蔵、酒蔵へも連れていきましたので、日本の文化も楽しんでくれたと思います。

写真のように無機質だった構造体の壁を、レンガが1つ1つ覆っていきました。その数、おおよそ15,000個。

カットしたり、割れてしまったりする分も含めて、18,000個のレンガを準備したのですが、ゴミになってしまうレンガも少なく本当にきれいな現場でした。

3人でチームを組んで仕事をしてくれたレンガ職人たちは、入荷遅れがなければ、3週間でやってのけたことでしょう。

4面ある外壁、それも2階まで全部積み上げたんですから、大したもんです。それも、この美しい垂直の壁を見て下さい。

ビシッとしていて、一切ガタガタした感じがないですよね。

これが、日本人では何ともならない職人技とスピードなんです。だから、私たちは面倒を承知でカナダからプロの職人に来てもらうのです。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: レンガ積み外壁 | タグ: , , |

いいものは、古くなっても味が出る

リフォーム及びメンテナンスの相談を頂いてお邪魔した春日井市にある輸入住宅 H邸。

こちらの輸入住宅を建てた住宅メーカーは、まだある会社なんですが、輸入住宅の事業そのものは今はやっていないといった状況だそうな。そこで、お客さんは、輸入住宅の専門知識や経験があるビルダーを探していたという。

また、この家を建てたのは別の方で、築年数が浅い状況でその方から譲り受けたそうな。そのおうちも10年以上が経過し、至るところ補修等が必要になってきたのだが、まともに輸入資材のメンテナンスが出来る住宅メーカーがいないというので、NETでうちを見つけて相談に来られた。

見ず知らずの小さな輸入住宅ビルダーですから、最初は半信半疑といったところだったでしょうが、私の輸入住宅に掛ける思いやメンテナンスの手法などをお話させて頂き、最後には心を許して頂けたのではないかと思います。

そうした中、実際のおうちの状態を見せて頂く機会を頂き、お邪魔しました。きれいにお使い頂いているし、自分たちでも出来るメンテナンスはしてきて頂いている状況で、全体的にいい状態です。

でも、アルミクラッドの窓だけは、ガラスと窓枠との防水処理が悪かったのか、交換や手直しを含めて対処する必要を感じました。ただ、北米の窓メーカーは、既に他社に吸収されたのか存在していないので、ちょっとだけ大変です。

さて、お邪魔した際に撮らせて頂いた写真のドアについて、少し解説してみましょう。

赤身が多い部分に少し白太が入った部分が見受けられますね。このドアの木は、何だか分かりますか? これは、日本では通称「米松」と呼ばれるダグラスファーという木で作られています。(でも、本当は松ではないんですよ)

10年以上経っているのにこの美しさがあるのは、やはり無垢材だからでしょうか。

私たちは、こうしたダグラス・ファーの室内ドアも使いますが、最近はヘム・ファー(ベイツガ)で作られたドアを使うことが多くなっています。ダグラスファーのような赤身はあまりありませんが、木目が優しく価格も比較的お値打ちになるということから、ヘムファーを標準的に採用しています。

でも、ダグラスファーも味がありますよね。このアメ色に変化してくるのがたまらないです。何れにしても、無垢の木製ドアは何年か経った時に本領を発揮します。

塩化ビニールのシートに木目を印刷した仕上げの国産ドア(フラッシュ・ドア)でも5万円以上はする時代です。もう数万円出して、本物の木製ドアを選んでもいいんじゃないでしょうかねぇ。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: Douglas Fir (ベイマツ)

追伸:輸入ドアは、無垢の木製ばかりではありません。国産ドアのように中身が空洞のものは、数多く存在します。こういったドアをハローコア・ドア(Hollow Core Door)と呼び、北米のホームセンターで1万円程度で売られています。ただ、どのメーカーのものでも規格サイズで作られている為、いつでも誰でも簡単に新しいものに交換出来るので、いつもきれいなインテリアを保てるのです。但し、使い捨ての感は、否めませんね。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品 | タグ: , , , , |

造形美を感じませんか?

昨日は、階段の踏み板等をご覧に入れましたが、今日は階段手摺に使われる栗棒(手摺用の柱)をお見せします。勿論、こちらも赤毛のアンの故郷 カナダのプリンス・エドワード島の階段屋さんに、無垢のパイン材を削り出しして作ってもらいました。

太い方は、親柱(ニューエル)と言って手摺のスタート位置や曲りの位置に取り付けられます。細いものは、子柱(バラスター)と呼ばれ、手摺全体を支える為に用いられます。

通常、階段の手摺というものは強度が要求されますので、堅い広葉樹のオークやメープルといった木で作られますが、今回は柔らかな針葉樹であるパイン(松)で作ることに意義があります。

ですから、こうした柱材は、広葉樹のものより若干太めにして強度を上げるという工夫がなされているんですね。

このパイン材のナチュラル感は、子供さんが小さな明るいご家庭のイメージには持って来いの気がします。また、このナチュラルさを表現するのに、クリアの自然オイル塗装をすることもありますが、今回はチェスナットというブラウン系のオイルを塗ることにしています。

そうすることで、軽快さのあるパインという素材に、落ち着きというエッセンスが足されるのです。また、このスピンドル・デザインの装飾には、ブラウン・カラーがよく似合うはずです。それは、伝統という言葉でも表現出来るかも知れません。

そして、スピンドルが刻まれた位置にもご注目下さい。親柱と子柱で揃っているでしょ。階段手摺を取り付けると、連続してリズミカルに見えるように作ってあるんです。

まあ、これを文字で表現しても、皆さんにはよく分からないですよね。そのうち、また写真を撮りますから、ご期待下さい。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 無垢のものって、美しいでしょ
<関連記事>: Knotty Pine (パイン材)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品 | タグ: , , , |

無垢のものって、美しいでしょ

愛知県豊川市で新築中のレンガ積み輸入住宅 N邸。

さて、その内部に使うフローリングは、無垢のパイン材(松)。柔らかくて傷も付きやすいのですが、何よりその柔らかい肌触りや豊かな香りが家族を癒してくれるはずです。

合板で作られた国産のフローリングとは、比べものになりませんね。同じように木で作られているとは言え、無垢材は製材された後も調温や吸放湿作用があって、生きていますからね。

そんなおうちですから、床と連続性のある階段の素材を別のものに変える訳にはいきません。ですから、レンガと一緒に出荷してもらえるように、赤毛のアンの故郷 カナダのプリンス・エドワード島の階段屋さんに頼んで、パインの美しい階段材を作ってもらいました。

写真は、その段板(踏み板)と蹴込み板たち。慎重に丁寧にカンナ掛けされた表面の質感は、細かな産毛が生えたような得も言われぬ素晴らしさでしょ。これ程美しいものは、この階段屋さんにしか作れないかも知れません。

きっと、これをご覧頂いた皆さんには、私たちが本物にこだわって輸入住宅を造っている理由をお分かり頂けたはずです。本物には、本物でしか描き出せない質やデザインがあるんですね。そこにはストーリーや感動が存在します。

<関連記事>: 造形美を感じませんか?
<関連記事>: Knotty Pine (パイン材)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品 | タグ: , , , , |

いよいよレンガも大詰めです

愛知県豊川市で外壁のレンガ積みをしている輸入住宅 N邸。

1月の終わりごろに来日したカナダのレンガ職人たちの仕事も、終盤を迎えました。残すところ、三角形になった東側の妻壁部分だけとなりました。素晴らしい早さと正確さでここまで漕ぎつけました。

レンガも現場にあるのは、あと1パレット半。丁度使い切ったという感じですが、レンガのゴミが殆ど出ない。

通常は、窓やドア、そして建物のコーナーといったところでレンガの長さが納まらなくて、レンガをカットすることが一般的ですが、彼らはレンガの目地幅をうまく調節して、カットしなくても済むように積んでいきます。

勿論、全てそういう訳にはいきませんが、それでも出来るだけレンガがゴミにならないように気遣いしながら積んでくれます。さすが、本場カナダのプロのレンガ職人ですねぇ。

最後の一山あるレンガを、ブリック・ハンガーを使って今日は屋根付近まで運びました。

明日、全て積み終わったらレンガの外壁は完了です。いよいよ月曜日にはレンガ職人たちもカナダに帰ってしまいます。ちょっと淋しい気がしますね。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: レンガ積み外壁 | タグ: , , , |

ドライウォールは、道具も大切

ドライウォール下地をしっかり造るには、専用の道具が不可欠です。道具がなければ、正確な施工が出来ないですから、自ずと間違った材料ややり方をしてしまい、「なんちゃってドライウォール」の輸入住宅が出来上がります。

写真中央にある黒くて長い棒が、バケツに立て掛けてありますが、何だか分かりますか?これは、オートマティック・テーパーと言う道具です。通称バズーカと呼ばれますが、筒状の下の方にロールになった紙のジョイント・テープを取り付けます。

そして、バズーカの右手に見える手押しポンプを使って、筒の中によく練った天然石膏のパテ(コンパウンド)を流し込みます。

それが完了するといよいよ石膏ボードのジョイント部分にテーピングをするのですが、この道具があれば、専用の紙テープと石膏パテが同時に出てきてテーピング処理を一度にやってしまうのです。

これを使わないでドライウォールをやってますというのは、モグリですね(笑)

写真のバックに写っている壁が、そのテーピングを施した状態のところです。でも、これで下地工事が完了する訳ではありません。その上から更に何度もパテを塗り込んで、ジョイント部分を更に美しく、更に強くしていくのです。

一度にたくさんのいパテを載せれば、もっと簡単に早く出来るとお思いになるでしょうが、そうしてしまうと石膏パテの中の方がしっかり乾燥せず、柔らかな状態のままになります。

薄く何度も塗ると強くなるというのは、実は塗料も同じです。外壁の塗り直しで、塗装を厚塗りして一度しか塗らないという塗装業者さんもいるようですが、実はそれは手抜き工事なんですよ。

ドライウォールも塗装も手間を掛けたら掛けただけ、丈夫で強い状態が生まれるということを覚えておいて下さいね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: ドライウォール | タグ: , , , , , |

昨日は、レンガ職人を観光案内

カナダ・ノバスコシア州から船積みされた外壁用レンガの到着が遅れている為、カナダのレンガ職人の仕事が暇になってしまった。

豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸は、もうあと少しで外壁のレンガ積みが完成という状況なんだが、海の天候に左右される船での輸入では致し方ない。レンガは、石の塊のようなもんだから、航空便で輸入するなんてことは費用的にもあり得ない。だから、そういう問題が起きることを覚悟の上で、レンガを調達しているのだ。

まあ、そうは言っても、協力してくれる輸入手続き業者さんの努力もあって、木曜には現場にレンガが到着する予定なんですよ。

そんなこんなで、暇を持て余すカナダ人たちを連れて、昨日は八丁味噌の味噌蔵見学、岡崎城見学、日本酒の酒蔵見学に行きました。こういうアテンドをこなすのは、結構気を遣うし、時間も使う。特に日本語が出来ない人たち相手だと、私くらいしかこの仕事をやれる人がいないから仕様がない。

でもねぇ、こういう気遣いをちゃんとしてあげると、またお願いしなきゃいけない時に、気を良くして来てくれるのだから頑張らなきゃね。これ、すごく大切な仕事なんです。

味噌はちょっと苦手だったようだけど、岡崎城に連れて行ったら忍者はどこにいる?とか言ってはしゃいでいた。写真の彼は、無料武者体験をさせてもらえるとあって、メチャメチャ楽しそうでしょ。そりゃ、こんな経験、日本人でもそうそうないですから・・・。

最後は、お酒を試飲して、すっかりご機嫌。帰りの車の中はもう冗談の飛ばし合いといった状態でした。そうそう、彼らは奥さんへのお土産に途中浴衣を買いました。さすがに外人さんは、レディに優しいですよね。 あと、オカザエもんのマスコットも買ってたなぁ~(笑)

きっとまた、彼らはレンガ積みに来てくれますよ。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: レンガ積み外壁 | タグ: , |

髪の毛が溶けるような強い洗剤は、流さないで!

洗面に使う輸入の水栓金具は、デザインも素敵で輸入住宅では必修アイテムと言える。

でも、お客様から排水のポップアップのフタが最近動かなくなったとか、排水管から水が漏れるとかいったトラブルが発生したという連絡をもらうこともしばしばある。

水漏れと思って調べてみると、室内の暖かく湿った空気が冷たい水道管に触れて、結露を起していることが一番多い。こういう場合、洗面キャビネット内にあまりものを置かないようにして、定期的にドアを開けて風通しをよくしたり、給水管や排水管まわりを雑巾で拭いたりするといった手入れをして欲しい。

ただ、稀なケースではあるが、何年も使っていると排水管の部品に使われている金属やプラスチックが腐食して、そういった不具合を引き起こしている場合もある。

写真では、排水ドレン(ドレイン)内でフタ(フランジャー又はストッパーと呼ぶ)とピボット・ロッドが連動しなければならないのだが、ピボット・ロッドの先が腐食して欠落している。

そして、ドレン・ボディと一体になっているはずのテール・ピースも腐食によって脱落している。こうなったら、水漏れしてしまうのは当然だ。

日本では、髪の毛も溶かしてしまうクリーナーをPRする洗剤メーカーも存在するが、そんな強い洗剤を流したら排水管の金属はたまったもんじゃない。写真のようにならないうちに、もっと優しい石鹸や洗剤を使うように心掛けて欲しいものだ。

勿論、こうした排水ドレンの部品は交換可能ではあるが、多くの輸入住宅ビルダーでは余分な部品を在庫していないし、部品だけ購入することが困難なところもある。

ホームメイドではこうした部品をいくつかは持っているが、全国から一度に問い合わせを頂いてもすぐに対応することが出来ないのが現実だ。

どうか皆さん、いいものは大切に使って下さいね。但し、困ったら早めにお問い合わせ下さいませ。

<関連記事>: ここんとこ、メンテナンスの問い合わせが多いなぁ~ (2014年5月16日)
<関連記事>: 洗面水栓のポップアップ金物 (2021年3月13日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |