8月13日(土)~17日(水)の期間、手づくり輸入住宅のホームメイドでは夏期休暇を頂きます。
お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ(お休みの期間中は、上記ご相談・お問い合わせよりご連絡下さい。再開後にお返事させて頂きます。)
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4月から輸入サッシなどの手配を始めて、材料や施工の段取りがようやく出来ました。
お盆前でもうすぐお休みになってしまうのですが、お盆明けすぐに仕事をスタートする為には、足場などをこの時期に手配しておく必要があります。
こちらの現場は、愛知県日進市にある輸入住宅ですので、会社からも15分程度という近さです。その点、素早い対応が可能ですから、何かと都合がいいと思います。
この家ではキャラドン(Caradon、CWD)というカナダの輸入サッシを使っているのですが、アルミの外装や窓枠の防水性があまりよくない状況で、一部木部が腐ったり、金物が錆び付いたりしています。
また、同時に外壁にもクラックがいくつか見つかり、屋根との取り合いも怪しそうで、室内には雨水が侵入してきている状況です。
こういうケースでは、窓だけとか外壁だけとかいう感じで調査するのではなく、複数原因があるかも知れないという考えで慎重に仕事を進めていかないと間違った判断をしかねません。
お盆明けから徹底的な雨漏り調査に入り、原因究明出来次第サッシの交換、防水施工のやり直しといった対処を進めていきますが、きっと納得出来る仕事が出来ると思います。
台風シーズン前には何とかメンテナンスが完了出来そうですが、フタを開けてみないと分からないのもリフォーム・メンテナンスの難しいところです。予算や工期を見据えながら、美しい姿を取り戻したいですね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
<関連記事>: いよいよ雨漏り直します (2016年3月28日)
<関連記事>: アルミクラッド・サッシからの雨漏り (2016年8月24日)
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チューダー様式についてなかなか分かりやすい記事を見付けましたので、ここでご紹介したいと思います。
イギリスの家に憧れをお持ちの方は、是非こちらの記事をご覧になって勉強されては如何でしょうか。お読みになりたい方は、上記タイトルをクリックしてみて下さい。
もしかしたら、あなたのおうちを造る際の参考になるかも知れませんよ。
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ヨーロッパのお城のようにアイアンの金物が付けられたガレージドア。
こうした飾りの金物が付いているだけで、クラシックなイメージになるから不思議です。
持ち手となる取っ手も付いていますから、両開きのドアのようにも見えますが、ドアが上へと持ち上がっていくオーバースライダーのガレージなんですよ。
幅は4.9m近くありますから、横並びで車2台分が駐車出来る大きさです。こんな大きなガレージドアでも、0.5馬力の非力なモーターで十分に開閉が可能です。
その為に、トーション・スプリングという大きなバネが車庫内に設置されているのです。
あと、この白の色がいいですね。真っ白じゃなく、少し黒や青い顔料が混ぜてある塗料で塗っていますから、ただの白よりも高級感が出ています。やっぱり、パラペイントのような輸入塗料の色は違いますよね。
ほんの少しの色の違いでありますが、こうしたことが重なるとデザインも質感も変わってくるから、輸入住宅は不思議です。
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スウェーデン製の輸入サッシが、うまく開閉出来ないという相談を頂きました。
お客様曰く、SP フェンスター(SP fönster)か、エリートフェンスター(Elitfönster)の何れかの木製サッシではないかとのことですが、定かではありません。
これらの輸入資材を調達したビルダーのノルディスカヒュースは、建築を計画している11年前に倒産してしまったそうですから、今となってはどこの窓メーカーのものかは知る由もありません。
(倒産後に輸入サッシを含めた資材だけをお客様が購入して、他社で建築されたそうです)
さて、今回の不具合は、サッシの両サイドに付けられた金物のうち、レール内を走る樹脂製のガイドが片方欠損して動きが悪くなったというものです。片方だけが、レールをすべらないという状態では、窓の開閉バランスが崩れますから、当然窓がうまく動きません。
メーカーが不明でも、この手のスウェーデン製サッシは多いようですから、金物を含めた部品の調達は可能なような気がします。それにしても、北米の資材だけでなく、北欧の輸入資材も取り扱えるなんて、うちは本当にストライク・ゾーンが広いですねぇ(笑)
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こちらの勝手口は、ピーチツリー社製のベント・ドア。ドアに上げ下げ窓が付いていて、換気も出来る便利なドアです。
19年前に施工されたドアですが、多少ドアの周囲の木枠が黒ずんでいるだけで特に問題がなさそうに見えます。でも、実際にはドアの下端が腐ってきていて、それ程長くはもたないかも知れません。
表面に張ってあるスチールの面材も錆びて少し欠損している状況ですが、お客様が白く塗装をして何とか体裁を保っている感じです。
こういう状況になったのは、ドアの上に庇がないという設計・施工上のミスだと思います。
また、周囲に張られた石やその目地の防水がなされていないので、外壁に当たった雨水がドアへと伝ってきてしまうという点も問題です。
(石と石との境い目には、モルタルやコーキングのような目地材が入っていないようですし、石が黒ずんでいることからも吸水性のある石のような気がします)
お客様のご都合次第ではありますが、ドアをファイバーグラス製のベント・ドアに交換する際に、小庇を取り付けてあげればきっと新築時の美しさが保たれると思います。
ドア枠も白い樹脂製のものに交換して、防犯用のガードプレートを装着すれば、ほぼ完璧です。あと、外壁の塗り直しの際には石の外壁も洗浄して、きれいになったところで防水のクリア塗装をしたいものです。
普通の建築・リフォーム会社さんでは、こうしたことまで考えてあげられないものでしょうかねぇ・・・。
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2016年3月に強化ペアガラスが割れたという記事を書かせて頂いたマーヴィン(Marvin)社の古い掃出しサッシ。
フレンチ・スライディング・パティオ・ドアというタイプで、尚且つ高さが通常よりも20cm程高いドアでした。
ガラスの交換だけであれば、国内でペアガラスを作ってもらってはめ込むという方法もありますが、ガラスを建具のフレームに固定する為のガラス押さえ(押し縁)が国内では調達出来ません。
それは、室内側に付いていますから、木製ですし、尚且つドアにしっかり固定出来るだけの寸法や厚みがなくては、ガラスが外れてしまいます。そんなこんなで、わざわざアメリカから押し縁共々ガラスを輸入した訳ですが、入荷まで結構時間が掛かってしまいました。
それにしても、掃き出し用サイズの強化されたペアガラスって、大きくて相当重いですねぇ。単体で60~70㎏はあるんじゃないでしょうか。
まあ、一人で持てないことはないかも知れませんが、強化ガラスはガラスに歪が出るとバラバラに割れてしまいます。ですから、一人で持ち上げてたわませたりすると、大変なことになってしまいます。
それに、粉々にヒビが入ったガラスを白っぽい粘着フィルムで固定していたんですが、これを建具のフレームから外すのが至難の業でした。
作業開始から炎天下で4時間。こんな大変な仕事は、どこのサッシ屋さんでも建築会社さんでも受けてくれないはずです。
でも、私たちは最後まで手を抜きません。ガラスを装着する際に建具のフレームに防水接着剤で留めてあるのですが、更に外側のガラスとサッシとの接点に防水コーキングを上から塗布しました。
こうしておけばガラスとフレームとの間には隙間が生じませんから、雨漏りでサッシの木部が腐るリスクも少なくなります。このひと手間を掛けるか掛けないかが、気遣いですし、将来のトラブル回避にもなるのです。
でも、こんなことまでやるところは、ないかも知れませんね。
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<後日頂いたお客様からのメッセージ>:
昨日は暑い中、遠路御足労頂きまして有難う御座いました。
外の景色が見えるって、こんなに気持ちがいいものなのかと改めて感動しました。白い壁となっていたんですねー。閉塞感が取れ、爽やかな朝を迎えています。
村瀬さんのお陰です。有難う御座いました。また御世話になると思いますが、宜しくお願い致します。
2016年8月5日
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<関連記事>: 割れた強化ペアガラス (2016年3月5日)
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アルミクラッドの木製輸入サッシ、マーヴィン(Marvin)。
比較的アフターサービスもしっかりしていて、私たちもメンテナンスへの対応がしやすい窓メーカーではあるのですが、それでも修理用の部品が手に入らない場合もあるのです。
今回のケースもその一つ。
生産終了後、4~5年前くらいにメンテナンス部品の供給もしないとアナウンスされたセーフティ・プラス・スライディング・パティオドア(Safe-T-Plus Sliding Patio Door)。
そのドア枠(窓枠)のコーナーのジョイント部分から雨が侵入したらしく、側枠のカバーを外した処このように木部がひどく腐っていました。既に下枠もフカフカした状態ですから、窓枠だけでなく構造部分にまで雨漏りが及んでいるかも知れません。
フローリングにも広く雨染みが付いていましたから、相当前から雨漏りには気付いていらしたと思いますが、あまり大ごととは思われていなかったのか、対処がされない状況でした。
恐らく10年単位で雨漏りが続いていたのでしょうが、すぐに不具合箇所を防水処理していれば、大幅な修理が必要な状況にはならなかったかも知れません。人間の病気でもそうですが、早期発見・早期治療こそが、費用も掛からず早く問題を解決する秘訣です。
今回のケースについて、マーヴィンに窓枠だけの供給が出来ないかお願いしてみるつもりですが、多分他のシリーズの掃き出しサッシに交換することになるかも知れません。
費用は掛かるとは思いますが、最新のもので雨仕舞のよくなったサッシを取り付けた方が、今後の心配もなくなり反ってベターな選択になる気がします。
木製サッシは、温かみがあって人の生活環境も快適にしてくれます。でも、自然素材故の手入れやメンテナンスを心掛けなければいけないことを、常に頭に入れておいて下さいね。
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梅雨前に植えたゴーヤの苗がすくすくと育って、居間の掃き出し窓全体をカバーするくらいになってきました。
ツルが這うように、縦2m 横3mくらいの目の粗い網が掛けてあるのですが、ほぼその全面を覆うくらいになっています。
7月の半ばまでは然程実っていなかったのですが、この暑さと突然の夕立で次々収穫出来るまでになりました。日よけと野菜の収穫、一度に二度美味しいとはこのことです。
きっと、これからもどんどんなってくれることでしょう。因みに、うちの家族は全員ゴーヤが大好きですから、毎日収穫してもどんどん食べちゃいますよ~ぉ。
窓ガラスを断熱LOW-Eガラスにしたり、断熱材を厚くしたり、気密性を上げたりするのもいいことですが、自然をうまく利用して温暖化対策をするのも楽しいですよ。
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アルミクラッドの木製輸入サッシでは、特別に高品質で美しいカナダ Loewen(ローウェン)社。
室内側の木部にはダグラスファー(米松)を使い、時間を経るごとに赤みを帯びて木目も際立ってくる様は、その価値を感じさせる日常となるでしょう。
ただ、このサッシ・メーカーは、日本に販売代理店を置いておらず、メンテナンスなどのアフターサービスは私たちのような特異なビルダーが細々と担っているに過ぎませんでした。
今回、お客様から網戸の調達についてご相談を頂いて、北米サイドのサプライヤーに調達の可否を確認した処、もうLoewenとの取引きをしなくなったから、部品を含めて注文は受けられないという返事がありました。ずっと頼りにしてきた現地の協力会社でしたから、突然の連絡でビックリしたのは言うまでもありません。
20年くらい前の輸入住宅ブームの際に、ローエンのサッシも数多く輸入されていますから、このままではメンテナンスでお困りになるお客様もどうしていいか分からない状況になってしまいます。
現地のサプライヤーに事情を確認して、何とかLoewenとの関係(多分、メーカーとは直接取引きしてはいなかったでしょうから、現地の代理店との関係)を修復してもらうように説得するか、別のサプライヤーを探すかしないといけません。
どんなものでも簡単に手に入る日本では考えられないことかも知れませんが、世界の人たちと商売をする時には、こういうこともしばしば起こるものです。少し時間が掛かるかも知れませんが、粘り強く調達ルートを探っていきたいと思います。それが、日本の輸入住宅文化を支えることにもなるはずですから・・・。
<関連記事>: ローウェンの窓も何とかなります (2016年8月17日)
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