お知らせ : ページ 286

交換用サッシュの木部塗装完了!

Pella Replacement Sash

数ヶ月前にアメリカに注文した交換用の建具(障子)2本がようやく入荷しました。こちらの輸入サッシは、ペラ社製のアルミクラッド・サッシですから、室内側の木部は無塗装で送られてきます。

このケースメントの窓は、幅が65cm、高さが130cmもありますからガラスやウェザーストリップにマスキング・テープを張るのも一苦労。でも、ここで横着をして手を抜くと、塗料がはみ出した時に拭き取りが大変になりますから、時間を掛けてきれいにテーピング。

塗料は、カナダ パラペイントの木部防水塗料 ティンバー・ケアです。これは、雨や結露に強く、木の呼吸作用も阻害しませんから、塗装が木から剥がれることもありません。

建具を交換しなければいけなくなった元々の原因は、雨や湿気がアルミのカバーやガラスとの隙間から入り込んで腐ってしまったことにありますから、塗装は念入りにやる必要があります。だから、塗装は二度塗りします。また、窓に建具が装着された状態より建具単体の方が、細かな部分までしっかり塗装出来るんです。

ただ、揮発性の化学物質を含んでいませんから、乾燥するのに半日以上掛かります。つまり、塗装の完了までに2日必要なんです。やっぱり、手間・暇掛けないと丁寧な仕事は出来ませんね。

勿論、アルミとガラスとの接点や隙間にも防水コーキングをしておきますから、昔のペラ・サッシのように腐るリスクは最小限になるはずですよ。さあ、火曜に取付けですから、その様子は追ってご案内します。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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本当の原因は、他にある

脱落しそうな玄関レバー

こちらは、玄関のドアに取り付けられた室内側のレバー・ハンドル。台座の位置が少し下にずれているのが分かると思いますが、台座を固定するビスが中で折れてしまったというトラブルです。

輸入のドアノブ・メーカーは不明ということですが、ラッチの形状からしてワイザー(Weiser)かテイモア(Taymor)の製品ではないかと推測されます。

取付けビスは、結構長くて太いものですから、そう簡単には折れたりしないものなんですが、何か無理な力が掛かってしまったと思います。

お客様曰く、この玄関ドアは敷居に擦ることがあって何度かドアの下を削ってもらったことがあるそうです。つまり、重いドアが長年の使用で下がったり、傾いたりしているということですから、ラッチの爪が入るドア枠側の穴の位置も自ずとずれてきますので、ラッチがドア枠側のストライクという金物と干渉していたというのは、容易に想像が出来ます。

そうなると、レバーの開閉が固くなって無理に開けようとしますから、金物にも変な力が掛かってきます。私としては、ドアレバーなどの鍵金物の問題というより、ドア自体のメンテナンスを正しくしてこなかったことがこの破損につながったと考えています。

ドアの下を削るというような場当たり的な対応は止めて、すり減ったドア・ヒンジ(蝶番)を交換し、ドアの高さを元に戻すと同時にドアの水平・垂直を定期的に調整することをお勧めします。

でないと、また同じようなトラブルが発生して、今度は鍵が掛けられないといった防犯上深刻な事態にもなりかねません。だって、輸入材は代替えがすぐに手に入らないなんてことが多いですから・・・。

輸入製品のトラブルは、輸入住宅の専門家に相談して正しく対処することが、家を傷めず長い目で見て費用を抑えられるということも忘れてはいけません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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キッチン水栓の交換

グローエ製キッチン水栓の交換

ドイツの大手水栓金具メーカー、グローエ(GROHE)のシャワー水栓が取り付けられていたのですが、吐水の切り替えスイッチがゴムで出来ていたので、劣化して破れてきていました。

先日、ロジェールのオーブン・レンジの温度調節つまみを交換しに伺った際に、キッチン水栓の調子もよくないので交換したいという相談を頂きました。

そこで、今日水道屋さんを連れて、新しいシャワー水栓に交換することとなったのですが、グローエの水栓の取付け方法は北米や国産のものとは違って、結構大変でした。

普通は、シンクの裏側に水栓金具を固定するナットが付いていてそれを外せばいいのですが、グローエの水栓にはナットがありません。上からシャワー・ホースを引き抜くと、そこに固定の為のナットが仕込まれていました。

ヨーロッパの水栓金具って、みんなこのように独特な取付け方をするのでしょうか。いい勉強になりました。

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ワックスは、塗料ではありません

ブルースフローリング用ワックス

オイル仕上げのブルースやロビンス向けに製造されている無垢のフローリング専用のWAX、デュラ・シール(Dura Seal)。

国内、国外含めて、オイル仕上げの床材用のワックスは、私たちが販売しているこのデュラ・シールくらいしかありません。だから、古い輸入住宅にお住まいのお客様からは、どうしても欲しいというお問い合わせを今でもコンスタントに頂きます。

ただ、この製品は塗料ではなく、あくまでワックスですから一度塗れば元の色合いに戻るというものではありません。勿論、コーヒーブラウン(ダーク)色のデュラ・シールには着色剤が含まれていますが、それ程濃い色が付いていることはないですから、何度も塗り重ねをしていくうちに徐々に色が馴染んでくるという感じです。

ですから、オークのフローリングが激しく色落ちする前に、このワックスを丁寧に塗ってメンテナンスをすることが大切です。キッチンなどの水回りでワックスが剥げてしまったような処は、特に何度も塗り直しするようにして下さい。

そうしていくうちに、新築時のあの美しさが蘇ってくるはずです。尚、デュラ・シールは、ダーク色の他にニュートラル(ナチュラル)色もございます。

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<関連記事>: ブルース・フローリング用ワックス、入荷! (2015年2月26日)

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レトロ照明はいいですねぇ

和風レトロ照明

随分前に京都へ行った際に立ち寄った照明器具屋さん。

そこから、今年も封書が届きました。中には手づくりのチラシが入っているのですが、いつもながらいい味出しています。

京都には古い日本家屋がたくさん残っているのですが、そうした建物も解体されたり、リフォームしたりするものが多くなっているようです。そんな時、ここのお店では古い照明器具を外してきて、それを修理したり磨いたりして再生させます。

多くは、大正や昭和の時代に作られた照明器具ですが、日本独特のオリジナリティを感じさせるものばかりです。一見、洋風なモダン・インテリアには合わないようにも思いますが、コーディネート次第ではレトロな感じがお洒落さを引き立たせるデザインにも出来るんです。

輸入住宅を建てるビルダーの私ですが、こうした引き出しを多く持つことが皆さんの家づくりをもっと豊かに出来る糧だと思います。豊かな日本の文化を取り入れ、残していくことも、家づくりには大切なことではないでしょうか。

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粘着防水シートの施工

ベルックスの天窓の交換

これは、屋根でベルックス製トップライトの交換作業をしている写真です。

多くの国産サッシ・メーカーは、天窓の生産・施工から撤退し、Veluxの製品をOEMで販売しているのですが、古い国産の天窓でペアガラス内部で結露したり、雨漏れを起したりするトラブルが出てきています。

そこで、トラブルを起こしたトップライトをベルックス製のものに交換することとなるのですが、リフォーム・メンテナンスでやはり気になるのは、湿気や雨への対処ではないでしょうか。

写真を見てお分かりになると思いますが、天窓の周囲に幅広の防水シートが張られていますね。これは、幅が45cmもあり、また粘着性がある特殊シートですから、下地となっている既存のアスファルト・ルーフィング(屋根用下地防水シート)の上から張っても雨漏れすることはありません。

トップライトを交換する際、以前はこういった粘着型防水シートというものはありませんでしたが、最近ベルックスでは交換用キットとして供給をしているようです。

勿論、こういうキットなしでもちゃんと防水出来るように正しい施工をすることが大切ですが、念の為に更に張っておくことで安心感が生じます。天窓の修理・メンテナンスは、これからの梅雨シーズンの前にやっておきたいものですね。

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マーヴィン製サッシの網戸コーナー部品

マーヴィンの網戸コーナー

輸入サッシの網戸は、通常アルミの枠材で出来ているのですが、角になる部分はプラスチックのコーナー部品が入っています。

写真は、マーヴィン社の網戸の枠を外した状況ですが、四角い枠の中からこのような形のコーナー材が出てきました。20年以上前に施工された窓に付いていた網戸ですが、コーナー材はそれ程劣化もしていないようですので、まだまだ使えそうです。

ただ、どうしても風雨や太陽に曝される場所にありますから、そのうちこうした部材も交換が必要となるかも知れません。何れにしても、大切にお使い頂ければ、輸入サッシの網戸は長くお使い頂けると思います。

マーヴィン(Marvin)に限らず、ハードやミルガード、アンダーセンなどの輸入サッシの網戸は、メンテナンスすれば長持ちする製品ですから、都度必要な部材は交換するようにして下さい。

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洗練されたキッチン空間

洗練されたキッチンデザイン

この写真は、アメリカの照明メーカー、キチラー(Kichler)社が提唱しているキッチン・デザイン。

クラシックでありながらカジュアルさも合わせ持つ白い輸入のキッチン・キャビネット。カウンターの天板には薄いグレーの大理石を使って、明るさを強調していますね。

壁のコーナーを45度に切り取って、そこにフロント・エプロンの陶器製キッチン・シンクを用いたり、厨房を思わせる大きなオーブン・レンジを配していたりするところが、一層クラシックさを演出しています。

また、薄いグレー・ブルーのドライウォール仕上げの壁が、白いキッチン空間には素敵なアクセントとなっています。

照明器具は、シンク周りにミニペンダント・ライトを用い、アイランドの上には少し趣きを変えたシャンデリアを使っています。これは、アイランドのキャビネット・デザインを変えていることに由来しますが、同じ空間に違うデザインを共存させるという感覚は、日本人ではなかなか勇気のいることです。

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網戸の網とスクリーン・ピンの交換、完了!

網とスクリーンピンの交換

今日は、一昨日お客様から届いた古いマーヴィンの網戸7枚の網と固定用スクリーン・ピンの交換作業を行いました。

幅81cmx高さ130cmの大きな網戸を7枚も交換するのは久しぶりですから、結構時間が掛かりました。網は比較的破れも少ない状態でしたが、グラスファイバーの糸が白化してきていて、やはり交換が必要な感じでした。

スクリーン・ピンは、プラスチックの頭のキャップが既に殆どなくなっている状態で、シャフトの部分だけが残っていました。ですから、これも全て新しいものに交換です。

24年前に新築した時から交換していなかったということですから、張り替えた網戸を見たらきっときれいになったと喜んで頂けるように思います。

ただ、長年お使い頂いている間に、アルミの枠が随分歪んできていますし、プラスチックのコーナー材もそのうち劣化してくるでしょうから、次回は網戸ごと新しいものに交換することになるかも知れません。

何れにしても、こうやってメンテナンスして可愛がって頂ければきっとお客様の輸入住宅も長持ちしてくれるはずです。さあ、皆さんも網戸を張り替えて、窓を開けようじゃありませんか。

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春になったら、網戸のメンテナンス

網戸用スクリーンピンの劣化

昨日、輸入サッシの網戸のスクリーン(網)を交換して欲しいというご依頼を頂いたという記事を書きましたが、暖かくなるこれからの季節は、窓を開けて気持ちの良い風を楽しむ機会が増えると思います。

ですから、スクリーンの交換は勿論、網戸をサッシに固定する為の金具やピンといった部品もメンテナンスする必要があります。

写真のものは、マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)などの網戸に使われるスクリーン・ピン(固定部品)ですが、つまみの頭が取れてしまっています。頭の部分は太陽の日差しに曝されてどうしても劣化しますから、10年程度で交換しなければなりません。

固定部品が壊れて網戸が外れたままになっているご家庭も多いと思いますので、是非この機会に輸入サッシの網戸のメンテナンスをしてみては如何でしょうか。

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<関連記事>: 網戸の固定ピン、劣化していませんか? (2010年9月28日)

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