お知らせ : ページ 270

吹抜け天井の汚れ

吹抜け天井の汚れ

こちらは、以前ご相談頂いた輸入住宅の玄関ホールの天井です。

このおうちは2階建てですから、玄関の床から天井までは6m以上の高さになります。屋根勾配も結構急ですから、一番高い所では8mを越えてくるでしょう。

そんな空間ですから、ここは来客をお迎えするには絶好の見栄えのする玄関となっていたはずですが、ご覧の通りビニールクロスに染みやカビのような汚れが浮いてきています。

また、コーナーなどのつなぎ目などは、一部クロスが剥がれたりよじれてきたりして、クロスの張り替えや塗装での塗り替えをしなければならない状況となっています。

ただ、ここで単純にそういうリフォームを行っても同じような問題が近い将来発生するリスクがあることを忘れてはいけません。そう、これには何らかの原因がありますから、その原因を究明し問題となっている材料や施工を適正にやり直す必要があるのです。

まず考えられるのは、屋根の施工不良による雨漏り(漏水)です。このおうちは、屋根のメンテナンスを新築時以来殆どやってこなかったということで、カラーベスト・アーバニーの塗装は既に機能していない状況ですし、屋根材自体も割れたり剥がれたりしています。

次に考えられるのは、室内の湿気による内部結露です。通常は、屋根裏空間が暖かい湿気を一時保管する緩衝スペースとなるのですが、このように屋根天井にしてしまうと湿気が室内に滞留することとなります。

屋根天井にもビニールクロスが張られていますから、湿気は外に出ることも出来ず、屋根から伝わった冬の冷気によってクロスの上で水分に変化して結露を起すこととなります。

こういう状況になることに備えて、天井や壁をドライウォールにしたり木の板を張ったりして、その湿気をある程度吸収出来るように工夫することが必要となります。

また、屋根垂木が走っている部分に湿気を通せる通気層を設けたり、棟や軒に換気口を備えるなどして湿気を放出する仕掛けをすることも大切です。

そこまでの工夫が出来る知識と経験を持ったビルダーがどれだけ存在するかは分かりませんが、健康や安全を考えた家づくりは自然の理に適ったものでなくてはいけません。

<関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日)

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ロックが掛からなくなる前に!

ローウェン社のサッシュ・ロック

木目が美しいダグラスファー(米松)のフレームを持ったカナダ ローウェン(Loewen)社のアルミクラッド・サッシ。

そのケースメント・サッシ(横方向に開いていく窓)に付けられたサッシュ・ロックがこちらです。

鋳物で作られていて見た目も頑丈そのものなんですが、実はこれが結構壊れるようです。勿論、この金属部分が壊れるのではなく、建具側に取り付けられたロックの受け金物(ロック・キーパー)に引っ掛けて固定する部分が破損するのです。

そのパーツは、サッシュ・ロックの中に内蔵されていますから、覗き込まないと見えないのですが、大部分がプラスチックで出来ています。

樹脂ですから紫外線などに当たらなければ劣化はしないのですが、それでも外気に近い場所で長年使われていれば、そのうち悪くなるのは致し方ありません。

ただ、このサッシュ・ロックは、他の窓メーカーでも使われている汎用品ですから、北米からいつでも手に入れることは可能です。防犯対策・安全対策においてサッシュ・ロックは大切な役目を果たします。ですから、掛かりがおかしくなったら早めの交換を。

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黒く変色した木製サッシ

黒く変色した木製サッシ

九州の建築会社さんから、アルミクラッドの輸入木製サッシの不具合で窓が開けられないので修理が出来ないかという相談を頂きました。

写真を見る限り、建具(障子)のフレームが腐っているようですが、その影響で開閉する為の金物が脱落しているのかも知れません。

そのサッシは、ボウ・ウィンドウと呼ばれる弓形に張り出した5連窓の豪華なサッシですが、資料もなくてメーカーも特定するのが難しいというものでした。

外側にアルミが被覆された木製サッシは、通常木部が腐ってきても木部だけを新しい木に交換するということはありません。それは、木部だけに不具合の原因があるとは限らないからです。つまり、木部だけを交換しても他に原因があれば、すぐにまた木が腐ってくる恐れがあるのです。

輸入サッシ・メーカーでも不具合の原因を調査し、それを日々改善していますから、不具合のある建具(障子)を外して新しい建具に交換することが一番いい修理方法だと言えるのです。

ただ、メーカーが分からないような状況であれば、最悪木部のみの修理・交換をしなければなりません。だからこそ新築時の図面や仕様書、記録が大切なんですね。因みに、今回再度記録を探して頂いたら、マーヴィン(Marvin)のものであるかも知れないという情報を本日頂きました。

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アップグレード・キットで交換します

ハード社製ダブルハングサッシ

以前建具の木部の腐れがあったと記事に書かせて頂いた20年前のハード(Hurd)社製ダブルハング・サッシ。

その窓を外から見た写真がこちらですが、どちらも何事もなくきれいな状態に見えますよね。

でも、実際は上窓と下窓とが重なり合う場所などで腐食が進んで、ロックも出来ないような状況に陥ってしまいます。こういったケースでは、ハードの窓は建具を新しくするしか方法がありませんが、現在製造されている建具と若干形状が異なってきます。

そういう場合、普通のサッシ・メーカーであれば、窓の周囲の外壁や内壁を一部撤去して窓枠を含めた窓全体を交換することとなりますが、ハードのダブルハングは窓枠をそのままにして、枠に付属しているジャム・ライナーを新しい建具に対応するタイプに交換します。

そう、ジャム・ライナーの厚みを調整して、防水性もよくなった新しい建具に交換出来るのですから、交換費用もある程度に抑えることが出来るし、工事も大掛かりにならずに済みます。勿論、外からの見た目も以前のままになりますから、交換したということは外の誰にも分かりません。

でも、このアップグレード(リプレースメント)・キットがアメリカから入荷するまでは3~4ヶ月程度掛かりますから、同じような問題を抱えている皆さんは、セキュリティ対策を考えて早めに交換の手配をして欲しいものですね。

尚、サッシ枠の決められた場所の寸法が合えば、他社のダブルハングでもこのキットで建具の交換・修理が可能となります。アルミクラッドの輸入窓メーカーが廃業したり、メーカーが分からなくて交換用の建具を調達出来ないという方は、修理出来るかも知れませんよ。

<関連記事>: 下枠が腐ったダブルハングの建具 (2016年12月9日)
<関連記事>: 窓枠をそのままに、新しいサッシュに交換します (2017年5月17日)

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部品図があれば、何とかなる

水漏れしたデルタの洗面水栓

アメリカでもメジャーなデルタ(Delta)社の洗面水栓。日本でも多くの輸入住宅に採用されました。

この写真の水栓金具は、10年近く前に施工されたもののようですが、吐水口からポタポタ水が落ちる状況だそうです。

恐らく、レバー下に内蔵された止水バルブに不具合があるのだろうとアドバイスを差し上げて、新築時の資料などを確認して頂きました。

幸運にも商品と一緒に箱に入っていた部品図が残されていて、それをメールでお送り頂きました。

現在でも止水バルブは製造されているようで、何とかアメリカから調達出来そうです。このように少しの手掛かりがあれば、交換部品を探すことが可能ですので、どうぞ新築時の資料を大切に保管しておいて下さいね。

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愛着あるものは、長く使いたい

Baldwinのドア・ラッチ

こちらは、ボールドウィン(Baldwin)社製のドアラッチ。

ドアレバーは、ブロンズを油で磨き上げたようなアンティークな美しいデザインのものになっています。

お客様からラッチが壊れたので部品の取り寄せが出来ないか相談を頂いたのですが、新築時にオーダーした思い入れのあるドアレバーなので、これを何とか使い続けたいと伺いました。

ボールドウィンは、ドアノブ・メーカーでも高級な部類の製品を作っている処なんですが、国内には販売代理店もなく部品の供給も海外からの取り寄せとなります。

このドアレバーだけでなく、家にある他のものも順次壊れてくる恐れがありますから、その都度輸入していては経費だけでも結構な金額になってしまいます。ですから、今回調達するのであれば、少し多めに購入して将来の交換に備えることをお勧めしました。

勿論、国内でも部品調達が比較的簡単な輸入メーカーのものに取り換えることもご提案しましたが、この場合はお客様のお気持ちを優先すべきと思います。世の中には、手軽さや安さだけでは計れないものがありますね。

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久しぶりのご相談

天然スレートの屋根

大阪府のお客様から、屋根に天然スレートを使いたいというご相談を頂きました。

一度葺いたら100年以上の耐久性がある本物ですが、それなりのお値段になりますから、お客様にもそれなりの覚悟と資力が必要です。

写真は、お客様から頂いた屋根のイメージですが、ストレートな一文字葺きの天然スレートになっていて、軒先の一列だけを銅板を用いた鈑金屋根になっています。

腰葺きと呼ばれる手の込んだ施工ですが、平屋の贅沢なおうちにはよく合いますよね。

銅板ですから緑青が吹いてすぐに青く変色すると思われがちですが、最初は黒く変色して50年以上掛かって徐々に青くなってくるので、それまで私たちが生きていられれば見ることが出来るという代物です。

天然スレートの屋根も鉄分が染み出してきているようで、少し赤く変色してきている処はなかなか風情がありますねぇ。

今回、建築自体は大手住宅メーカーさんが施工して、屋根だけをお客様が直接発注されるという形のようですが、さてさてご契約はどうなることでしょうか。在庫や職人の状況を確認した上で見積をしますので、少々時間が掛かってしまいますが、どうぞお待ち下さいね。

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<関連記事>: 天然スレート(粘板岩)の屋根 (2011年1月18日)

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名古屋は、雪景色

雪景色 2017年1月15日

昨日たくさん雪が降るという予報だったけど、昨日の夜遅くから今日の未明に掛けての方がよく降りました。

お陰で夜中に車が通ることもなく、自宅の周辺はひっそりした静かな住宅街となりました。

夜が明けて、窓越しに外を見ると轍以外は真っ白の銀世界。車も殆ど通らない日曜日は、本当に落ち着いた感じでいいですねぇ。

でも、朝の9時過ぎにガス・ファンヒーターが突然暖房を止めてしまいました。キッチンのコンロも火が着きません。何らかの原因で、ガスのメーターに付いている安全装置が働いてガスがシャットダウンしてしまったようです。

ほぼ同じ位置にお隣のガスメーターも付いているのですが、そちらは特に問題がない様子。まあ、安全装置を解除して復旧すればそれで終わりの話なんですが、地震でもないのにどうしてそうなったのか分かりません。

寒い冬にガスが止まると給湯器のトラブルを思い浮かべますが、こういう時はガスの元の状況を確認すると共に、給湯器の電源を一度抜いてリセットさせると復旧することが多いですから、慌てず冷静に対処するようにして下さいね。

ただ、10年以上使っている給湯器は、寿命が来ている場合がありますから、最近変だなと感じたら早めに修理・交換をお考え下さい。でないと、寒い冬にお風呂も湯も使えないなんてことになりますから・・・。

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メーカーが違っても大丈夫

破損したシュラーゲのドアレバー

ドアノブやドアレバーは、バネの反動を利用して作動するので、長く使っているとどうしても悪くなってきます。

それは、国産だけでなく輸入のドアノブでも同じこと。

写真のものは、シュラーゲ(Schlage)社の美しいドアレバーですが、不具合の為かレバーが下がり気味になっています。20年近く経ってくれば、恐らくこのように家のどこかのドアで不具合が起きてくるように思います。

そんな時、予備を用意している人はいないでしょうから、輸入のドアノブをどうしたら早く手に入れることが出来るか不安に思うお客様もいらっしゃるかも知れません。

でも、安心して下さい。同じメーカーのものは手に入らなくても当社のように北米製のドアノブを国内在庫している処は存在します。

ドアノブの構造やデザインは、各社で違っているのですが、取付け穴の大きさや位置という基本的な点はどのメーカーでも同じで作っていますから、こだわりや好みが合えば違うメーカーの新しいドアノブに交換することが可能です。

輸入住宅は、意外とメンテナンスや交換が簡単に出来ますが、そういうことを相談出来るビルダーの確保が大切なんですね。

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Pella のボウウィンドウは注意が必要?

木が腐ったペラのボウウィンドウ

防火認定を受けている輸入木製サッシと言えば、ペラ社が有名ですが、古くに施工された窓の中には雨漏れを起すものも存在します。

勿論、全部が全部そうなるというものではありませんし、現在輸入されているサッシは改善がなされていると思います。

とは言え、14年近く前に施工されたこのペラのボウウィンドウでは、はめ殺し(FIX)の建具(障子)の木枠が腐ってしまい、補修が必要となっています。恐らく、外装に張られたアルミ板のコーナー部分やガラスとの取り合い付近の防水が切れて、建具の中に雨水が侵入したのでしょうね。

早めに発見して適切に対処すれば、大ごとにならずに済むのですが、建具の奥側から徐々に腐食が進行するようなケースでは、なかなか早く発見するのは難しいかも知れません。

今回のケースは、白い塗装がされていましたので、木の状態が分かりにくく更に不具合の発見が遅れてしまったということと、新築を担当した住宅メーカーが既に輸入住宅の扱いを止めてしまっていたということも問題に拍車を掛けたかも知れません。

今の状況であれば、ボウウィンドウそのもののフレームにまで、木部の腐食が進んでいないかも知れませんが、建具を外して中を開けてみないとしっかりしたことは言えません。病気と同じで、早めの発見、早めの対応こそが家の寿命を長く保つ秘訣ですので、どうぞご注意下さいね。

<関連記事>: ペラのボウウィンドウ交換 (2017年4月20日)

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