お知らせ : ページ 271

最後は、戻ってくるものですね

P0439 洗面用8インチ水栓

先日、NETを見たというお客様から、輸入の水栓金具が水漏れしているので、修理をして欲しいという留守電が入っていました。

状況を確認すると、ヤスダ・プロモーションのカリフォルニア・コレクションというシリーズの輸入水栓で、洗面の水栓金具の吐水口からポタポタと水が落ちるというトラブルでした。

また、排水口のフタがうまく閉まらず、洗面ボウルに水が溜められないという不具合もありました。

まず、水漏れですが、カートリッジ・バルブ(セラミック・カートリッジ)と呼ばれる止水パッキンが劣化している場合と、ゴミが付着して隙間が明いてしまっている場合の二通りの原因が考えられます。

まずは、レバー・ハンドルの台座に内蔵されているカートリッジ・バルブを取り外して、それを分解・清掃して様子をみます。今回のケースでは、水側(向かって右)は直りましたが、お湯側では完全に水漏れを止めることは出来ませんでした。ですから、お湯側のバルブは新しいものと交換が必要です。

そして、排水口のフタや排水口のリングを掃除して、再度取り付けをしてみましたが、ゴムのパッキン材が潰れているのか、ほんの僅かに漏れているようです。この場合、僅かな漏れですから、これをよしとして妥協するか、ポップアップのフタや排水のパイプセットを交換するしかありません。

何れにしても、原因は明確ですから、解決策は見えています。

そういう話をお客様に差し上げて一旦引き上げてきたのですが、実はこの方は11年前に私たちに相見積もりを掛けて、最後にはキャスケード・ホームという有名な輸入住宅会社を経営されていた設計士と契約されたお客様でした。

でも、施工をした工務店はあまり上手に建築することが出来ず、今いろいろなトラブルを抱えていらっしゃいますし、契約した設計士が経営していた会社も倒産してしまい、専門知識が必要な修理をお願いする先もない状況となっていました。

勿論、困って頼ってきている人を、昔のことで邪険にしたり、意地悪することは私には出来ません。だから、こうして親身になって修理・メンテナンスの相談に乗って差し上げようと思う訳ですが、家づくりにはお互いの心持ちや義理人情が肝心だということを改めて思い知らされました。

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ハンドルの空回り

ハンドルの不具合

こちらは、アメリカ インシュレート(Insulate)社のケースメントサッシのハンドルです。

窓の開閉をする為のオペレーターのギアを回す為に使うクランクハンドルなんですが、これが結構空回りするようです。

オペレーター側の金属の頭が、六角形をしているんですが、ハンドル側の穴が樹脂で出来ているせいか、黒い樹脂が金属で削れてしまって、穴がバカになるのです。

確かにオペレーターに無理な力を掛けて開閉する人もいますから、それを避ける為に空回りするように作られているのかも知れませんが、一旦穴が広がってしまえばハンドルが使えなくなってしまう気がします。

インシュレート社の開き窓が採用するこの開閉金物は、Roto Systemと呼ばれる部品群なんですが、無理な力に対して意外と強くない感じがしています。(尚、このようなトラブルは、アンダーセン等のメジャーなサッシでも起こり得ることですから、無理に開閉しないでサッシの位置調整をするように心掛けて下さい)

樹脂サッシは、断熱性や経済性に優れていますが、温度変化によるPVC樹脂の膨張や収縮、風などによる枠等の変形といった欠点も持ち合わせています。そういった長所と短所をうまく飲み込んで使うには、お客様自身やサポートするビルダーによるメンテナンスが欠かせません。

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台風が来ないといいなぁ

今日の稲穂

私の会社のある日進市は、新興住宅地でお洒落なカフェやお店もいろいろ増えてきていますが、少し幹線道路から離れると、田んぼや畑の広がる田園風景です。

こちらの景色は、自宅から自転車に乗って通勤する途中で撮影したものです。既に黄金色になった稲穂もありますが、ここのものはようやくモミが葉の間から顔を出して徐々に頭が重くなってきたところです。

こうなってくると、あたり一面はお米が炊き上がったようないい香りがするようになります。いや~、朝からお腹が空いちゃうじゃないですかぁ~!

でも、こういう風景は、ずっと近くにあって欲しいものですね。今日は、輸入住宅とは全然関係がないお話で申し訳ありませんが、たまにはご容赦下さいね。

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OAKRIDGE SUPERの長期保証

オークリッジスーパーの保証内容

輸入住宅でよく使われる屋根材、アスファルト・シングル。

最近は、国産住宅の屋根にも施工されるようになってきましたが、軽くて丈夫、そして長い耐久性能があるということで、従来のスレート瓦(カラーベスト・コロニアル等:コンクリートの板に防水・着色塗装をした屋根材)やガラス質の釉薬を表面に塗った陶器瓦に取って変わろうとしています。

つい何年もの間私たちが使ってきたのは、「オークリッジプロ30」と呼ばれるアメリカ オーウェンス・コーニング社のアスファルト・シングルでしたが、その保証は30年。

スレート瓦葺きは10~15年で塗り直しをしなければいけないですし、陶器瓦も耐用年数は25年と言われてきました。それに引き換え、「オークリッジプロ30」の保証は、塗替え不要で30年は持つということですから、すごい耐久性ですよね。

でも、最近そのオーウェンス・コーニング社から、「オークリッジスーパー」という新しい製品が登場してきました。

写真の補償内容をご覧頂くと分かりますが、何と保証期間には制限がありません。また、見た目的には、美しい「オークリッジプロ30」と全く見分けが付かない程のデザイン性もあります。勿論、保証する場合の条件や施工後の年数によって、保証内容は変化するのですが、何年後までしか保証しませんという規定がないのです。

「オークリッジプロ30」よりは価格も高くはなりますが、ライフタイム・ワランティー(一生涯保証)というおまけは、画期的ではないでしょうか。それも、アメリカだけでなく日本国内でも適用される保証です。

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<関連記事>: アスファルト・シングル屋根材 オークリッジプロ30 (2007年10月11日)

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お湯のかけ流しには、もってこいか?

Ashfield

アメリカの水栓金具メーカーが出している洗面用の水栓金具です。

ブラッシュド・ニッケルという色で、グレーがかった銀色を磨いたような感じがお洒落感を出していますね。

また、お湯とお水をワン・ハンドで調整するレバー・ハンドルの形が、まるで井戸の手漕ぎポンプのようなデザインになっていて、レトロ感も満載といったところでしょうか。

また、水道が出る吐水口のデザインもユニークでしょ。普通は、パイプ状の蛇口なんですが、竹を半分割ったような形をしていて、かけ流しの温泉が湧いて出てくるような感じがしますよね。

洗面ですから、手や顔を洗う訳ですが、天然のわき水が出てくるような気がして、楽しいかも知れません。こういう水栓金具が洗面に付いていたら、お客様や子供さんの友達が遊びに来ても、きっと喜んで頂けること間違いないです。

輸入の資材は、家への愛着というものを考えた商品が多いですから、金額以上の価値があるのではないでしょうか。

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バランサーの糸切れ

輸入サッシ バランサーの糸切れ

築30年の輸入住宅に住まわれている方からご相談を頂きました。

この方は、中古でこのおうちを購入されたそうですが、今までメンテナンスらしいことがなされていなかったのか、あちこちボロボロという感じのようです。

今回のご相談は、窓。購入された際に、図面や仕様書などを頂けなかったのか、サッシ・メーカーは不明とのこと。輸入サッシの両サイドで吊っている糸が切れて、窓の開け閉めが出来なくなってしまっているようです。

送って頂いた写真を見る限り、カウンター・バランスと呼ばれるタイプのサッシ・バランサーのようで、窓のデザインもクラシックで素敵です。

こうしたバランサーは、アンダーセン(Andersen)社のダブルハングにも使われている部材ですが、一般の皆さんがご自身で交換するには少々技術と経験が必要です。

勿論、慣れれば誰でもやれるとは思いますが、やったことのない人がやるにはハードルが高い作業ですね。当然、国産サッシを扱う街のサッシ屋では、全く歯が立ちません。

こうしたバランサーは、窓の大きさ・重さによって引っ張り上げる為の強度が違います。ですから、形状や寸法を正しく把握して、その窓に合ったバランサーを調達しなければなりません。

私たち ホームメイドなら十分対応出来ますから、安心して下さいね。因みに、こうしたバランサーは、10~15年の寿命ですから、こうなる前に早めに交換するようにして下さい。

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インシュレートの開き窓(ケースメント)

インシュレート(Insulate)のケースメントサッシ

ケースメント(ケースマスター)と呼ばれる横に開いていく輸入サッシ。

こうしたサッシには、開閉する為の金属部品がいろいろと取付けられているのですが、窓メーカーや大きさによって違うパーツが付いています。その為、私たちも一様に同じ部品を在庫する訳にもいきません。

この写真に写っているのは、窓を動かす為のオペレーター・アームと窓を支える為のヒンジと呼ばれる部品です。

この輸入住宅は、19年前に新築された家ですが、建てた住宅メーカーは既に倒産していて、輸入サッシをメンテナンス出来る相談先が全くなかったという状況でした。

ですから、少し不具合があってもそのまま使い続けたのでしょう。いずれの取付けビスも少し緩んできている感じがしますし、中にはビスが既に脱落してしまっているところもあるようです。

インシュレート(Insulate)社のサッシは、樹脂製ですから、一旦ビス穴が広がってしまうとビスが緩くなって付け直すことが難しくなります。

また、こうした不具合が起こる原因は、サッシの建具(障子)が歪んだり、曲がったり、傾いたりして、サッシ枠の中にうまく納まらなくなった為に無理やり開閉しようと力を掛けたことだろうと思われます。

ですから、開閉に支障をきたしたからと言って、金具を新しくしただけでは同じトラブルが発生します。当然、このまま放置すれば、開かずの窓となるだけです。

建具の建て起こしを調整した上で、不具合のある金物を交換してあげることこそ、必要なメンテナンスと言えるのです。(最悪、新しい建具を輸入することも必要です)

でも、それが出来る専門家は、日本には非常に少ないかも知れません。多分、ご近所のサッシ屋さんやリフォーム屋さんはお手上げだと思います。

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トーション・スプリングの断裂

トーションスプリングの断裂

名古屋市のお客様から、三和シャッター製ガレージドアのトーション・スプリングが切れてしまったので、修理出来ないかという相談を頂きました。

スチールかアルミかで出来たガレージドアで、天井とドア・レール(ガイド・レール)とのスペースも殆どありません。

また、電動オープナーも通常の輸入品とは違い、工場の機械に付いているような外観の旧式なチェーンドライブのものが設置されています。

トーション・スプリングもドアの重量の割には大きなものが付けられていますが、これは三和さんのオリジナルでしょうか。トーション・スプリングを交換するにしても、取り付け金物の形状が違いますし、私たちが持っている輸入のトーション・スプリングが取り付けられるかどうかは疑問です。

こういう場合、私たちとしてはガレージドアのシステム全体を新しい輸入のものに交換することをお勧めします。北米での実績もありますし、交換すべき部品類も国内在庫で賄えます。

今回、お客様は三和さんにも相談されたそうですが、古い形式故にシステム全体の交換しか出来ないと言われたそうです。国内の製品は、常にモデルチェンジがありますし、その度に部品も変化してしまいます。ですから、時間が経ったものについては部品交換での修理が出来ないということはよくあることです。

このように特殊な状況での設置をする場合、輸入のガレージの価格は高くはなりますが、後々のメンテナンス費用はお値打ちになるはずです。勿論、輸入のガレージドアは、見ため的にも格好いいですしね。

ここでも、急がば回れという言葉がピッタリくると思うのですが・・・。

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ペアガラスには向きがあります

マーヴィンのペアガラス

こちらは、先日窓の入れ替えを行った時に撮影したペアガラスの拡大写真です。

室内側から撮ったのですが、「TEMPERED(強化ガラス)」と書かれたアルファベットや数字の記載が読めますよね。

このマーヴィン(Marvin)の窓を含めて、輸入のサッシのペアガラスは、全て室内側から見た時に文字が読めるような向きで取付けられています。

そんなのどちらでもいいとお考えの方もいるでしょうが、実はそれは間違いなんですね。最近のペアガラスの多くは、断熱性や耐紫外線性能に優れたLOW-Eと呼ばれる断熱被膜を張ったガラスが用いられています。

断熱被膜は、夏向き(太陽の熱射を跳ね返す)か冬向き(室内の熱を逃がさない)かによって、外側のガラスに張るか、内側のガラスに張るかが異なるのです。因みに、両方のガラスにLOW-E被膜を張ることは出来ません。もし張った場合は、ガラスが熱割れを起こす危険性があるからです。

ペアガラスが割れたり、ガラスが内部結露で曇ってしまったりした時は、ガラスの交換等が必要になります。そんな時、こうしたことを知らない地元のサッシ屋さんやリフォーム屋さんが施工をすれば、間違った取付けをしてしまうかも知れません。

だからこそ、専門知識を持った輸入住宅のプロにお願いすることが大切なんですね。(輸入住宅の建築をする業者さんでも、ここまでのことは殆ど理解していないですが・・・)

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空き巣は、何度もやってくる

ピーチツリーのスチール玄関ドア

先週、お付き合いのある損害保険会社の方とお話する機会がありました。

その方曰く、最近クライアントのお客様のおうちに空き巣や泥棒がたくさん侵入するようになっているとのこと。

そして、空き巣たちは、一度味を占めた家には何度も侵入を繰り返しているらしいのです。

そうした泥棒に対して警察もなす術がないようで、現場検証と聞き取りをするだけで、犯人の検挙や盗品の回収はほぼ100%難しいと住人の方に対しておっしゃっていくそうです。

以前私のお客様のおうちにやってきた空き巣が、防犯カメラに写った写真をお見せしましたが、彼らは帽子や目出し帽を被っているから、人物の特定は出来ませんし、車もナンバーを変えたり盗難車だったりしているので、どこの誰かは全くつかめないのです。

そういう被害に遭った人たちの多くは、2つの選択肢の中から対応を選びます。まずは、セコムやアルソックのような警備会社に頼んでセキュリティ対策をするというもの。

ただ、これは前にも記事に書いたように、侵入後15~20分してからしか警備員は現場へは来ませんから、空き巣を捕まえるということを目指している訳ではありません。警備員が駆け付けるまでの間は、泥棒たちも安心して物色出来てしまうのです。

お金を掛けて警備会社を頼んでも、結局役には立たないというのが実際です。

もう1つの選択肢は、何もしないという対応です。1回入られたからもう入らないだろう、という根拠のない理屈や油断がそこにはあります。

空き巣たちは、一度入るとその家の間取りやどこに何があったかを覚えています。だから、仕事がしやすいのです。1回目の侵入では15分程度の時間しかその家には滞留しませんから、その時取り切れなかった物品やお金は次の機会に頂きにきます。

勿論、彼らも捕まりたくはないですから、対策を打つ前に再度来るか、対策状況を確認してそれが甘いと判断したら、安心しきった時期を見計らって再度侵入を試みます。

保険屋さん曰く、3度も入られたお宅もあったそうです。防犯対策では、絶対大丈夫というものはありません。でも、空き巣の侵入を遅らせたり、侵入に手間が掛かると思わせたりすることは可能です。

彼らは15~20分という限られた時間しか与えられていませんから、侵入に手間や面倒が掛かることを極端に嫌がります。一見簡単でオーソドックスな対策でも、意外と効果のあるものもありますし、複数の対策を取ることで侵入を諦めさせることも可能なのです。

皆さんのおうちで普段玄関ドアに鍵を掛けないなんて人はいないでしょうね?40年前の日本でしたらそれもOKだったかも知れませんが、今の日本で水と安全はただなんて考えている人は、あまりに呑気かも知れませんね。

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<関連記事>: iPhoneに送信された空き巣の動画 (2016年3月4日)

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