お知らせ : ページ 318

錆び付いたケースメント窓の金具

クランク・ハンドルをクルクル回すと、横に開くのがケースメント(縦すべり出し窓)、下側が開くのがオーニング(横すべり出し窓)です。

こうしたサッシには、ギアやアームが付いたオペレーターと呼ばれる金物が取り付けられていますし、建具(サッシュ)の滑り出しをサポートする金属のヒンジやトラック・レールといった部品も必要です。

今回ご相談頂いたのは、輸入のケースメント(ケースマスター)の金物が経年劣化を起して、錆び付いたり脱落したりして開閉に支障をきたすようになったので交換したいというものでした。

写真は、サッシの下端に取り付けられているオペレーター類を写したものですが、随分錆が出ているのが分かりますね。建具の内側に緑色の藻のようなものも付着していますから、陽の当たらない室内の湿気が多い部屋の窓だったのかも知れません。

こういう場所は、出来るだけ窓を開けて通気を促し乾燥させることが大切です。そうすれば、もっと寿命も長くなると思います。

こうした部品は、どこの輸入サッシ・メーカーも共通したものを使っていますから、アメリカやカナダから窓用の部品を調達するのは比較的簡単です。

ただ、窓の大きさや種類によって、部品の大きさや形状もいろいろありますから、それらを特定する作業に時間が掛かります。面倒な作業ですが、それを怠っては正しい部品を手に入れられないですから、地道な努力と経験が必要です。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ペラの掃出しサッシ部品

防火対応のアルミクラッド木製サッシで有名なペラ・ウインドウ。

防火認定を受けたアルミクラッド・輸入サッシは、マーヴィン社のものもありますが、ペラ社はその先駆けと言えるかも知れません。写真は、Pellaの掃出しサッシのドアのロック部分。

穴の中にある金属のラッチが飛び出してきて、ドア枠側のストライクに引っ掛かって鍵が掛かるという仕掛けですが、穴をカバーするプラスチック部品が外れてしまうというトラブルがありました。

こうしてテープで仮に付けておけば使えますが、見栄えがどうも悪いですし、そのうちテープが外れてしまえば取れてしまうかも知れません。大した部品ではありませんが、おうちの愛着や寿命を考えれば早めに修理していつもきれいに保つことが大切です。

輸入するには少々時間を頂きますが、どこの窓メーカーの部品でもちゃんと調達出来ますからどうぞお問い合わせ下さいね。尚、生産中止などで調達不可の場合もありますから、その点予めご諒解下さい。

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輸入サッシ・メーカー不明の窓部品

滋賀県にお住まいのお客様から輸入窓のバランサーが手に入らないかといった相談を頂きました。

こちらのバランサーは、下の建具(サッシュ)だけが開閉するタイプの上げ下げ窓に使われるチャネル・バランサーと呼ばれるもので、私のところにもミルガードやインシュレート、ジェルド・ウェン、プライジェムといった樹脂(PVC)サッシ用に欲しいという問い合わせがございます。

部品のデザインとしてはほぼ同じようなものですが、細かな部分で違いがありますから、そうした点も写真で確認しながらの手配となります。

安易に同じだと思って取付け出来ない商品を調達してしまったら、大変なことになりますからね。でも、最近供給されている新しいバランサーが、古いバランサーとデザインが変わっていることもあるんです。

メーカー曰く互換性があるから大丈夫ということですが、それはこちらでは判断出来ませんから、北米にいちいち聞くしかありません。

この不具合のあるバランサーは、外見上の問題はないようですが、糸が伸びたまま元に戻らないといった感じのようですね。錆び付いたバネが長年の使用でバカになってしまったのか、糸を巻き取る為の滑車がうまく回らなくなってしまったのかも知れません。

何れにしてもこの状態では、バランサーの力を利用して窓を開けることは難しいので交換が必要です。私たちなら、どこのサッシ・メーカーか分からなくても部品の形状やバネ強度を確認出来れば、新しい部品は調達出来ます。

輸入住宅を建てた建築屋さんに聞いてもどこのメーカーのどういった品番のものか分からないということは、よくあることです。こうしたきめ細かなサービスがあるから、多くのお客様が私たちの処で家づくりをして下さるのだとも思います。

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エプロンフロントシンク

昨日、キッチン・シンクや水栓金具で有名なKohler社の方に来社頂いた。

コーラーと言えば、プレーリー・フラワー・デザインの花柄の洗面ボウルやベーカーズ・フィールドという名前のホーローのキッチン・シンクなんかが思い出されます。コーラーのこうした製品は、輸入住宅では一時期定番といった感じでしたね。

今回、来社頂いた際にカタログも頂き、その中から写真のキッチンシンクをご紹介したいと思います。

通常シンクは、カウンターの上から載せるオーバーカウンター型やカウンターに穴を明けて下から取り付けるアンダーシンクが一般的ですが、これはシンク・キャビネットのエプロン部分を切り取って、前面から差し込むというエプロンフロントシンクと呼ばれるタイプです。

昔の理科室的な感じもしますし、フレンチ・カントリーなクラシック・キッチンにもピッタリです。

シンクの開口に合せて、キッチン・カウンターを切り込まなければいけませんし、キャビネットにも細工を施さなければいけません。ですから、これをやるのは結構な手間が掛かりますが、国産のシステム・キッチンでは表現出来ないデザインが魅力です。

大きな鶴首の輸入のキッチン水栓も、実験室っぽくていいですね。こうした美しいデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

また、キッチン・シンクの下記プロモーション動画もご覧下さいね。

コーラー社キッチン・シンクの動画:

<関連記事>: コーラー社製エプロンフロントシンク (2017年11月10日)

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大理石デザインの壁仕上げ

写真では分かりにくいかも知れませんが、日進市のとあるお客様に大理石で出来たような壁の塗り替えがしたいので、同じ仕上げが出来るかという相談を頂きました。

ご覧のように、大理石のような斑なテクスチャー模様が描かれている上に、表面がプラスチックのようにツルッとした感じで固くなっています。(壁のコーナー部分が、光に反射して光沢が感じられるのが分かりますか?)

恐らくイタリア製の輸入の左官材を塗った上にワックスのようなものを塗り重ねてコーティングがなされた内壁仕上げと思われます。こうした仕上げは、国内のご家庭では滅多に見られないですが、結婚式場やホテルのような施設や店舗で若干施工してある所があるくらいだと思います。

このグラデーションにも似たデザインは、本物の大理石の粉を混ぜて作られているそうですから、凄いですよね。北米でもフォー・フィニッシュ(Faux Finish)と呼ばれるドライウォールの装飾壁を施工することがありますが、欧米の人たちは面白いことを考えますねぇ。

ビニール・クロス張りはやりたくないというあなた、お金は掛かりますが、こんなインテリアを1部屋だけでも施工してみませんか?こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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ラチス・フェンスのリフォーム

カントリーな雰囲気を出す為に、20年前には木製のラチスのフェンスがあちらこちらで採用されました。

これは、輸入住宅に限ったことでなく、多くの国産住宅でもそうだったように思います。

ラチスの多くは、レッド・シダー(米杉)で作られましたから、比較的劣化に強いと言われていましたが、何も手入れをせずに長持ちするなんてことはありません。

でも、日本では家をケアする文化が根付いている訳ではありませんから、築10年を過ぎる頃くらいから、劣化が気になり始めるのです。

このおうちの場合も同様で、既に塗装は剥げてしまい、ところどころ格子の脱落も始まっていたようです。本当は、ティンバー・ケアで塗装の塗り直しが出来るといいんですけど、ここまで悪くなってしまうと塗料ではどうしようもありません。

そこで今回ラチス・フェンスを木製から樹脂製に交換。

ツヤ消しのブラウン色のものにしましたから、従来のイメージを損わずに耐久性の向上を実現しました。

こんなちょっとしたことでも家の寿命というものは長くなると思います。それは、住み手の愛着が家の寿命そのものであるからです。

家のリフォームをご計画の方は、お問い合わせ下さい。

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よーく確認して下さいね

最近、輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)のロックが破損したという相談が増えています。

これが破損すると内鍵が掛けられなくなりますから、防犯上問題ですね。(尚、輸入の掃出しサッシのロックは、壊して侵入することが難しい為、国産サッシに比べて安全性は高いと言われています)

原因としては2つあるのですが、一番多いのが内側の鍵を掛けるロック・レバーが折れてロックを回せなくなるというもの。この場合は、ロック金物(モーティシー・ロック)に適合するロック・レバーを調達しなければいけません。

そしてもう1つは、ロック金物(モーティシー・ロック)自体が破損して、ロックする為のカギ型のラッチが飛び出さなくなったというものです。

この場合もロック金物(モーティシー・ロック)を交換すれば、問題は解決するのですが、北米ではどちらの部品も種類が数多く存在します。ですから、サッシ・メーカー名や窓の品番が不明で窓メーカーに交換部品を依頼出来ないケースでは、探す手間が大変です。

例えば、写真のように大きさやデザインが全く同じ部品もあるのですが、これらの違いはロック・レバーを差し込む穴の角度が垂直か斜め45度かという点なんですねぇ。これは現状付いているロック・レバーの形状によって違いますからお客様にどちらか判断頂く他ありません。

勿論、私共のお近くにお住まいでしたら、私たちが直接チェックしに行くことも可能ですが、遠くの場合メールでやりとりするか、出張費を頂いてまでお伺いするかどうかはお客様次第ということになります。

あと、カギ型のラッチが飛び出す位置も微妙に違っているようですが、飛び出し方やその位置をネジで調整出来たりもしますから、それを頼りに選択するというのは気を付けなければいけません。

掃出しサッシのロックと言えども、輸入住宅って奥が深いですよねぇ。ただ、こうした知識や経験さえあれば、比較的簡単に対処出来るのも輸入サッシです。だって、こうして部品を供給するメーカーが北米にはずっと存在しているんですから。

でも、お客様がご自身で探すのは、至難の業かも知れませんね。輸入住宅の新築をお考えの方やメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: よくあるロックに見えますが、微妙に違います (2020年7月24日)

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交換すれば、元通り

以前、マーヴィン社製アルミクラッド・サッシの木部が、黒ずんで腐ってきたという相談を頂いたという記事を書きましたが、今回それの交換を行いました。

問題のダブルハング・サッシは、上・下ある建具(サッシュ)の上側だったんですが、品番やサイズを確認して全く同じもので新しく作りました。

新しくなった上側の建具は、元々白木の無塗装でしたが、お客様自身でパラペイントのティンバー・ケアを施工前に塗っておいて頂きました。

少し黄色がかったナチュラルな木部塗装は、新品ですから既存の古い下側の建具と色が異なっていますが、徐々にですが色も濃くなっていくでしょうから、その時間を楽しんで頂きたいと思います。

因みに、ピンクの可愛らしい壁は、塗装壁のドライウォールだそうです。

既にメーカーがなくなってしまった窓は難しいかも知れませんが、アルミクラッドの輸入サッシでこうしたトラブルが発生しても、交換や補修で対処出来るケースも多いですから、お困りの方は是非ご相談下さい。

<関連記事>:木製輸入サッシの腐れ (2015年2月26日)

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集成材の柱

先日、他社建築で基礎の上に載せる土台の木、ダッカーウッドのお話を書きましたが、今回その上に集成材の柱が立ちました。

この他社の現場は在来工法ですので、私たちの2x4工法の輸入住宅のように土台の上に床組みを載せてから、柱や壁を立てるやり方ではありません。(2x4でも床高を抑える為に床組みをしないネタレス工法を使う場合もありますが・・・)

さて、ご覧のように5つの材木ピースを接着して、1つの柱にしているのが分かりますね。集成材は、違う材木を少しずつ貼り合わせて作りますから、木の目が別々の方向を向いているので、1つの木片が湿気等で曲がろうとした場合、それに接する木片がその曲りを抑えます。

そうしたことで、一定の強度アップや歪みが起りにくいという特性があるのが集成材です。

ただ、若くて痩せた安い間伐材を利用して作られますから、白太と呼ばれる柔らかな辺材が多く、木目も詰っていないのです。(材木の固い赤身の中心は、心材と呼ばれます)つまり、集成材は、シロアリにとっては食べやすいということでもあります。だから、薬剤を使った防蟻処理が必修となる訳です。

また、接着剤で1つの柱にしていますから、接着剤の強度が落ちてくれば、木片が剥がれるリスクが生じてしまいます。(実際に建ててすぐにそうした剥離が生じたケースもあるようです)確かに、無垢材でも木に割れが入るということが起りますが、自然な割れは全体の強度にあまり関係することはなく、部分的な割れに留まることが普通です。

他人はどうか分かりませんが、どうしても使わざるを得ない場合を除いては、人工的なものを極力使わずに建築出来ることが、私は理想だと思っています。私たちの考えに共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>:土台の木の違い (2015年6月2日)

<関連記事>:危険な防蟻処理剤は、使わない! (2007年4月30日)

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壁に絵を描きましょう

とあるお客様からドライウォールの塗り替えのご相談を頂きました。

15年以上前の輸入住宅ですが、丁寧にお使い頂いているようできれいな状態の内装ですが、よく使う場所で細かな傷や汚れがあるようです。

ドライウォールの仕事は、カナダの大工さんがやったということでしたが、何でもやれるマルチな人っているんですね。

この洋ナシの木の絵もお客様の依頼で描いたようですが、ストライプの壁が剥がれて、そこから木が延びているというデザインは、遊び心が感じられますよね。

塗装で仕上げるドライウォールは、何でも描けるキャンバスです。天井のように真っ白に仕上げれば、天井の高さや部屋の広さも実際より大きく感じられますし、様々な色を乗せることも可能です。

欧米の人たちは、こうして自身のおうちのインテリアに絵を描くということをよくやります。是非日本の住宅でも壁にペイントして、素敵な絵を描く文化が根付いて欲しいものですね。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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