お知らせ : ページ 247

日本ではほんとに起こらない?

ロンドン マンション火災

イギリス ロンドンでタワーマンションの大規模火災が、大きなニュースになっています。(写真:ANNニュース)

非常にたくさんの人たちが住んでいて、逃げ遅れた人もたくさんいるということは痛ましい限りです。

4階にあった冷蔵庫が爆発したのが原因の一因という報道もありましたが、外壁に燃えやすい発泡系の断熱材が外断熱として入れてあったのも問題だったようです。

こうした断熱材については、以前中国のTV局(TVCC)のビル火災でも問題になったのが記憶に新しいですね。高層建築に詳しい識者の方は、日本の高層マンションでは防火区画や防火設備がしっかりしており、このような火災は起こらないと言っているようです。

ただ、日本のマンションやビルでも発泡系の外断熱が施工されているという現実は、やはり気になるところでしょう。また、あれだけ安全だと言っていた原発でも、自然災害では全く安全対策が機能しなかったということを考えると、やはり人間の知恵には限界があると考えて行動すべきかも知れません。

災害の多くは、人間の過信にあることがいろいろな事象からもはっきりしています。何かあった時に逃げられないような環境があるというのは、何とも恐ろしいことだと思います。(私は高所恐怖症ですから、尚更かも知れませんが・・・)

生理的・本能的に不安に感じるようなものや場所は、やっぱり避けるべきと思うのは私だけでしょうか。

<関連記事>: 外張り断熱工法は火に弱い? (2010年12月5日)

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来週にでもバネの交換に伺います

上げ下げ窓の Chouette

大阪の方から、国産の樹脂サッシのメンテナンスについてご依頼を頂きました。

そのサッシは、菊竹産業という窓メーカーが製造していたシュエット(Chouette)のシングルハング(上げ下げ窓の下窓だけが開閉する窓)。

写真のように下窓を持ち上げているコイル・バランサーのバネが切れて、丸まってしまいました。

こうなると、窓を開けようとしても下へ落ちてきてしまい、開いた状態で固定しておくことは出来ません。ですから、こういう場合は切れたバネを新しいものに交換して、建具(障子)がバネの力で上がるようにしてやらなければいけません。

ただ、シュエットというサッシは、既に生産がされていない窓ですから、部品を手に入れるのも大変ですし交換にも特殊な道具や作業手順を用いなければなりません。

そんな状況ですから、なかなかこのサッシを修理出来る業者さんが見付からなかったのでしょう。はるばる大阪から愛知県の私たちにご依頼を頂きました。今週末か来週にはバランサーの部品が入荷しますから、その後お客様の都合に合わせて交換作業に伺う予定です。

たった1つのサッシの不具合の為に、遠くホームメイドに依頼するのは非効率とお考えになるかも知れませんが、どうしても直したい、誰にも直せない、という状況を解決してくれるなら、それはお金や時間には代えがたいものがあるのです。

浴室の換気扇があっても浴室の窓が開かなかったら、皆さんも喉の奥に骨が挟まった感じになりますよね。そういうことを解決すれば、生活する上で精神衛生上もポジティブになれるはずです。

<関連記事>: コイル・バランサーが破損した樹脂サッシ (2015年10月25日)
<関連記事>: Chouetteのシングルハング用バランサー (2017年6月19日)

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アルミクラッド・サッシの防水箇所

アルミクラッドサッシの防水手入れ

梅雨の話題続きで、今回は輸入の木製サッシ。

それも外部がアルミ板で覆われたアルミクラッド・サッシについて、主な防水箇所をお知らせします。

写真が防水箇所を示したものですが、気を付けたい場所は結構あるもんでしょ。これらは主なものですから、もっと細かく見れば更に防水のメンテナンス作業をしたい場所は増えると思います。

基本的には、雨水が付きそうなつなぎ目や雨が溜まってしまいそうな窓枠と建具(障子)との接点(隙間)です。アルミクラッド・サッシは、表面が金属で覆われているから雨に強いと考えられがちですが、その内側には木が隠れているということを忘れてはいけません。

この木の部分に雨や結露が付いてしまえば、サッシの内側(奥)から徐々に木部を腐らせ、窓からの雨漏りの原因となります。特に雨の多くなるこの梅雨の時期には、多量の水が入り込むリスクが高まります。だから、その前に防水処理をしておくのです。

何年も経った輸入サッシだけでなく、新築時においてもアルミクラッドの窓に防水施工をしておくことは非常に効果的だと思います。場所に応じたコーキングやティンバーケアのような木部用の外部塗料も用意して、それぞれの箇所に適切な材料を使って作業を進めるようにして下さい。

どこをどうやっていいか分からない人は、私たちのような輸入サッシの専門家にメンテナンス作業を任せるのも一つの手段です。だって、2階の窓等は足場がないと出来ないですからね。

こうした処理は、それ以上のサッシの劣化を抑えることが出来ますし、真新しい窓の劣化予防ともなるはずです。いいものは、何もしなくても長持ちする訳ではありません。手入れをしっかりやってこそ、長くいい状態や性能が保たれるのです。

皆さんは、輸入住宅の手入れをしっかりやっていますでしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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そもそも屋根材は、雨漏りとは関係ない

屋根材の剥がれ

ここ名古屋でも梅雨の季節になり、曇り空の天気も多くなりました。(でも、今週は晴れ続きのようですが・・・)

雨が多い季節になって気になるのは、やっぱり雨漏り。屋根や外壁、サッシ周りなどから侵入して、室内の天井や壁、床を濡らしていきます。

そこで今回は、屋根からの雨漏りについて考えていきたいと思います。最近よくあるのが、写真のような屋根材の剥がれ(脱落)。

新築時にはお金を掛けて家づくりをするのですが、資金的な事情や家づくりへの情熱が冷めてしまい、その後のメンテナンスがなおざりになっている家を多く見掛けます。

このコンクリート製スレート屋根も築20年近い状況ですが、一度も塗装の塗り替えをしていない為か表面に苔のようなものも見受けられます。コンクリートの素材の上に防水塗装を施してあるのですが、こうなってしまうとコンクリートに水が染みてしまい、コンクリート自体を劣化させてしまいます。

ただ、こういう状況をみて、多くの方は雨漏りの心配をされるようですが、屋根材の剥がれや割れ程度ですぐに雨漏りになる訳ではありません。実は、この屋根材と言われる部分は、家を雨から守る防水材ではないのです。だって、この屋根材の一枚一枚は、独立していてその間には隙間が空いているのです。

また、その周囲には隙間を埋める接着剤や気密材も入っていません。ですから、強い風が吹いた雨の日には、下から吹き上げる風で雨が屋根材の下にも入り込んでしまいます。

じゃあ、どうやって屋根からの雨漏りを防いでいるのか?それは、屋根材の下に敷いてあるアスファルト・ルーフィングと呼ばれる防水シートがその役目を果たしているのです。

つまり、屋根材そのものは、このアスファルト・ルーフィングをカバーして、直接日光や雨風が当たらないようにしているだけなんですね。アスファルト・ルーフィングは、非常に薄いシートですから、強い風では吹き飛んでしまいます。

また、直射日光や風雨に長く曝されれば、素材が硬化・劣化して破れてしまったりして、防水性能が失われてしまうかも知れません。ですから、屋根材が脱落しても雨漏りをしないからといって、そのまま放置するのは危険と言えます。

雨漏り防止の最後の砦である防水シートを守る為に、10年毎の屋根材の塗り直しや脱落部分の復旧は早めに行うことが重要です。これは、輸入住宅で使われるアスファルトシングル葺きや瓦葺きでも変わりませんよ。

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これって、ペアガラス以上?

窓に張った遮熱ネット

毎年恒例梅雨の時期になると、事務所の窓に遮熱ネットを張っています。

写真のように、黒いポリエチレンのような素材で出来ていて、風は通すが上からの太陽光は遮ってくれます。

室内は多少暗くなりますが、間接光が入ってきますから然程仕事に支障を感じません。

これは、5年以上前に買ってきた農業用のネットなんですが、毎年使っても全然悪くなりませんし、ほんとコストパフォーマンスが高いと思います。

うちの事務所は、倉庫兼用の賃貸建物ですから、窓ガラスも全く断熱性のない1枚ガラス。でも、このネットを張るだけで、太陽の相当の熱を室内に入れなくて済むはずです。

もしかしたら、下手なペアガラスよりも遮熱性はいいかも知れませんね。まあ、見た目の問題もあるでしょうが、そこに目を瞑れば知恵と工夫で快適な職場を実現出来ると感じます。

ゴーヤのグリーン・カーテンなど、皆さんの家でも簡単で合理的な夏ライフを考えては如何でしょうか。勿論、本格的に窓の断熱リフォームをお考えでしたら、いつでもご相談下さいね。

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マーヴィンのダブルハング・バランサー

バランサーのクラッチ

マーヴィン(Marvin)社製ダブルハング・サッシには、建具の開閉を軽くする為のバランサーが窓枠に内蔵されています。

写真は、建具に引っ掛かる部品のクラッチというものですが、これがバランサーの糸とつながっているのです。

ただ、このバランサーは、他の輸入サッシと同じく、経年劣化で糸やバネが切れてしまい、機能しなくなりました。

高品質な有名メーカーのサッシであっても、バランサーは基本消耗品。10年程度で交換することが推奨されているのです。

最近上げ下げ窓を開いても、下に落ちてきたリ左右が水平にならず傾いてきたと感じたら、バランサーの不具合を疑うべきです。朝の爽やかな空気を部屋に入れたいとお考えでしたら、是非この機会にバランサーの交換をしてみて下さいね。

交換するだけで、元のスムースな開閉が蘇りますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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まだ、日本では販売されていないけれど・・

昨日、アメリカのクイックセット(Kwikset)社から新商品に関するニュースレターが届きました。何だろうかと開けてみると、スマート・ロックの商品を今後増やしていくというものでした。

スマート・ロックは、自動車では一般的になってきましたが、日本の住宅ではまだまだ普及が進んでおらず、未だ鍵を差してロックを開閉するといったものが主流です。

クイックセットの製品では、以前Kevoというスマート・ロックの商品をご紹介したことがありますが、これはデッドロックそのものをKevoに交換するというものでした。

今回、You Tubeの動画でお見せするのは、デッドロックそのものは既存のものを使い、室内側のサムターン部分を「Kevo Convert」(キーヴォ・コンバート)と呼ばれる部品に交換するというものです。これだと外側のデザインも変わらず、お客さんもスマート・ロックだとは分かりません。

勿論、スマート・ロックですから、iPhoneなどのスマホで鍵の開閉をすることが出来るようになります。ですから、キーを持ち歩いたり、どこかにキーを隠して置いておいたりする必要もありません。

通常のKevoのように指でタッチして開閉をコントロールするタイプではありませんが、キーの紛失によるトラブルも避けられますから、Kwiksetの玄関ドアハンドルを施工した輸入住宅なら、お勧めかも知れませんね。「Kevo Convert」が欲しいという方は、アメリカから調達しますよ!

<関連記事>: 鍵を差さないスマート・玄関ロック 「Kevo」 (2013年11月10日)

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ようやく原因らしきものが分かりました

外壁タイルからの漏水

先日より外装リフォームの現場でトイレのタイル床が湿気っているというトラブルの記事を書かせて頂いておりますが、ようやくその原因と思われるところが判明しました。

写真がその箇所ですが、タイルの周囲に防水コーキングが入れてあります。ただ、これが施工されたのは新築時と思われますから、既に30年近くが経っているかも知れません。

実は、RC造(コンクリート造)の建物については、周囲の足場等を固定する為に所々アンカーと呼ばれる引っ張り金物が打ち込まれます。そして、足場等を外す際に、そこだけタイルが張っていない状況ですから、足場屋さんがそこにタイルをコーキングで張っていくということがよくあります。

こういう場合、タイルが少しずれていたり、傾いていたりしますから、結構分かりやすいのですが、ここだけはタイルがきれいに張ってあったので、気が付きませんでした。でも、よ~く見返してみると、床が湿気っているトイレの真上にこのような箇所を発見しました。

地面からの湿気が床にまで上がってきているのかとも考えましたが、床下に乾いた感じがあったのでどうしても合点がいきませんでした。でも、ここなら2階や3階の室内には雨漏れがしていないことも理屈に合いますし、トイレの隣の外部収納スペースにも雨漏れがない状況も理解出来ます。

また、10年以上前に私たちが内装をリフォームした際に、ここのトイレを和便器から洋便器のトイレにリノベーションしたのですが、その時から少し床が湿気っていたというお客様の証言も全て謎が解けたと言えます。

このタイルを一旦撤去して、そこにある割れや穴を目地材でしっかり埋めた上で、防水処理を施せば恐らく問題は解決するはずです。ずっとしっくりこなかったことが、一度にスッと肚に落ちました。

問題をいい加減にせずに、原因究明まで粘り強く取り組めば、必ず道は開かれるといういい例かも知れません。どうぞ皆さんも家に問題があれば、放置せずに早めに原因を突き止め、しっかり対処するように心掛けて下さいね。

<関連記事>: 防水塗装をすると雨漏れする? (2017年5月8日)
<関連記事>: コンクリートの下地でも安心出来ない (2014年6月16日)

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レールが潰れたら、大ごとです

ローウェン社製掃出しサッシ

ローウェン(Loewen)の輸入サッシをお使いのお客様からのご相談です。

幅が2.4mもある大きな掃出しサッシなんですが、ドアの開閉が固くなって開けづらいそうです。

お客様は当初ドアの下側に付いている戸車が悪くなって開け閉めがしづらくなってきたのかと考えられたようですが、100kg近い重さのドアを外してもらって戸車を確認して頂くと、戸車には異常がなかったようです。

で、下側のドア枠にあるレールを見た処、ドアの中央部のレールが上から押しつぶされたような感じで凹んでいたそうです。私共では、あまりレール自体が歪んだり凹んだりしたというトラブルを聞いたことはありませんが、何らかの原因があると思います。

私たちがまず疑ったのは、構造体自体の問題です。窓の両サイドには、「まぐさ受け」と呼ばれる柱材が入っていて、これが上から来る建物の重量を支えて、サッシに上からの無理な力が掛からないようにしています。

ただ、その力が大きいと「まぐさ受け」の下になっている構造を押し潰し、ドアの中央部よりも両サイドが下がった感じになることがあります。つまり、窓の下枠が緩やかにカーブすることがあるんです。これを私たちは「太鼓になる」と呼びます。

また、大開口のところでは、窓上のまぐさがサッシを押し潰すなんてこともよくあります。こうした状況が見受けられる場合、ドアに内蔵されている戸車の高さ調整機能を使って、ドアの高さ位置を変えたりします。

今回お客様はそうした機能を知っていて、今まで何度か調整したことがあるとおっしゃっておられましたので、恐らく高さ調整で解決する問題ではなさそうです。

もしかしたら、レール自体の強度不足で長年の間にレールが潰れてしまったのかも知れません。でも、もしそうならレールが付いているサッシの下枠ごと交換なんてことになりますから、結構大ごとになりますよ。

取り敢えず、もう少し状況を詳しく確認頂いて、もしご近所の業者さんで何とかなるならそこで対処頂いて、ダメなら私共で解決方法を探ってみるつもりです。

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これがなければ、網戸を外せない?

輸入網戸の取っ手

ミルガード(Milgard)の輸入樹脂サッシをお使いのお客様から、シングルハングの上げ下げ窓の交換用バランサーについてご相談を頂いたのですが、その際に網戸の部品についても調達可能かどうかご質問を頂きました。

ご相談頂いたのは、網戸をサッシから外す際に網戸自体を一旦少し持ち上げる必要があるのですが、その時に指を掛ける為の持ち手となるパーツです。

ご覧のように網戸のスクリーンも随分古くなって白化しています。5年で悪くなる国産のプラスチック製の網と違い、グラスファイバーの網は丈夫で長持ちなんですが、20年近く風雨に曝されれば、いくら丈夫でもこうなってしまいます。

この取っ手部品は、写真のような塩化ビニール製の他に、アルミの薄板で出来た製品もありますが、価格や大きさといったものは然程違いはないようです。

ですから、多少耐久性を重視されるならアルミ製のものがいいかも知れませんが、ブリキ板のような見栄えですから、写真のようにスマートなデザインにはなりません。

塩化ビニール製の部品は経年劣化して千切れてしまうこともありますが、一番多いトラブルは網戸から部品が外れてしまいどこかにいってしまったというものかも知れません。

網戸の取っ手の詳細

実は、こうした部品の多くは、スクリーンをアルミ枠に固定する網押さえの糸ゴムで網と一緒に枠に固定されます。ですから、網が枠から外れてしまったり、糸ゴムが劣化して網を押える機能が失われてしまったりすると、自然と網戸から落ちてしまうのです。

もしこうした部品を庭に落とさないようにしたいなら、スクリーンや固定用ゴムの定期的な交換をして下さい。最悪失くしてしまっても輸入をすれば何とかなりますが、アメリカからの輸入ですから、それなりの時間と送料等が掛かります。

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