お知らせ : ページ 205

アンティーク仕上げにも見えますが・・・

塗装が剥がれた木製玄関ドア

新品のものを塗装の仕方で古いアンティークに見せることが、日本でもトレンドになりつつあります。

アンティークに価値を感じる世の中は、豊かな成熟した社会と言えるのですが、それはメンテナンスを怠って放置するということとは違います。

写真は、真っ白な塗装をした木製の玄関ドア。

ただ、その塗装も至る処塗装が剥げて、木の下地が露出しています。このままにしておけば、太陽の強い紫外線や風雨に曝され、木部は徐々に劣化が進み、割れや隙間を生じます。

塗装がペリペリめくれているように見えますが、これは表面の塗装が木の呼吸作用を阻害してしまい、それを木が何とかしようとして塗装を剥がしてしまった為に、蛇のウロコ状になっているのです。恐らくこの塗装は、木部用ではなく、油性やウレタンの塗料を塗ったのではないかと思います。

パラペイントのティンバーケアのように、木の呼吸作用を促し防水塗膜を長く保持出来る塗料でなければ、陽の当たる木製の玄関ドアは美しさを保てません。塗料なら何でもいいと、ホームセンターで安い塗料を買ってきて塗装してはいけませんよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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この状態は、危険です

塗装が剥げたウレタン製の円柱

先日、外壁の塗り直しの打合せの為にお客様のおうちに伺った際にこの写真を撮りました。

玄関ポーチの屋根を支えている大きな円柱(エンタシス又はコラム)の台座部分ですが、白い塗装が剥げて下地の黄色いウレタン材が露出しています。

ウレタンだけでは、屋根を支えるだけの強度が出せませんから、芯に太い塩ビのパイプや木材が入っていると思われますが、それを覆っているウレタンは塗装によって劣化を防いでいるのです。

この玄関ポーチは、建物の南面にありますから、常に強い陽射しや風雨に曝されています。太陽の強い紫外線や風雨によって、ウレタン素材は劣化のスピードを早めますから、このまま塗装が剥げた状態で放置するのは危険です。

外装の塗り直しをするタイミングを出来るだけ早くして、こうした屋外の飾り材を早めに塗り直ししたいものです。勿論、床面に接する部分には、防水材で処理をして柱材に水が染み込まないようにすべきだとも思います。

もしこのまま数年も放置を続ければ、ウレタンは細かな粉になってどんどん削れてきますから、皆さんのおうちも同じような状態の輸入住宅でしたら、すぐに対処して下さいね。

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リビングにハシゴ階段

ロフト用ハシゴ階段

名古屋市天白区で外装のリフォーム工事をさせて頂いた輸入住宅ですが、室内でもロフトに掛けるハシゴ階段を設置させて頂きました。

リビングの一角にある吹き抜け空間なんですが、ここにロフト用のハシゴが欲しいというものでした。

写真のように、2階の手摺が付いていない場所が予め設けてありました。つまり、何れかのタイミングでハシゴ階段を付けたいと思われていたのだろうと思います。

このハシゴは、デンマーク製の無垢のパイン材で出来ています。無塗装ですから、まだ真っ白な色ではありますが、何年かすれば室内の木部と同じように日焼けをして色も馴染んでくるはずです。ですから、このハシゴには敢えて塗装はしませんでした。

写真の状態は、吹き抜けに立て掛けてある感じになっていますが、これを70度の角度で固定出来るように固定フックが付いています。使う時と収納しておく時と、状況によって固定しておけるというのはなかなか便利でしょ。

これって、本棚の高い所の本を出し入れする際にも使えるかも知れません。ただ、落ちないように注意して下さいね(笑)

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夏期休暇のお知らせ

ホームメイド イラスト

2018年8月12日(日)~16日(木)の間、手づくり輸入住宅のホームメイドでは夏季休暇を頂きます。

休暇前に建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方は、お早めに!

お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ。(お休みの期間中は留守電になりますので、上記ご相談・お問い合わせリンクよりご連絡下さい。再開後にお返事させて頂きます。)

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ローウェン製ケースメント用ロック部品

ローウェン製ケースメント用ロック部品

関東の工務店さんから、ローウェン(Loewen)社製輸入サッシのロック部分が破損した旨お客様から連絡をもらったので、部品がないかとの問い合わせを頂きました。

ずっと部品がなくて壊れたままになっていたのか、ロック部品を5個程欲しいということでした。

写真の左に白いプラスチックのパーツが顔を出していますが、このパーツは本来ロック部品の中に隠れているものなんです。それが欠損したのか、外に飛び出してきています。

このロック部品は、このプラスチックの部分が経年劣化で割れるというトラブルが多く見受けられます。窓のロックを何度も外したり掛けたりしますから、10年以上使っていれば破損してしまうのは仕方ありません。

でも、こうした部品は未だに製造されていますから、部品がなくてどうしようもないという事態にはなりません。ただ、部品を調達してくれる取引先がないというお客様が多くいらっしゃるので、私共のような供給先を見つけた方はラッキーかも知れません。

そうそう、このロック部品を使って窓に鍵を掛けるには、ロック受けという受け金物も必要ですが、新しいものは受け金物の形状を少し変えています。ですから、このロック部品の新しいものを取り付ける際には、受け金物も同時に新しいものに交換することをお忘れなく。

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木部が劣化したマーヴィン社ダブルハング

木部が劣化したマーヴィン ダブルハング

私の友人から、あまり使っていなかった部屋の窓について、修理が必要かどうか見てもらえないかという相談を頂きました。

築20年の輸入住宅で、輸入サッシはマーヴィン(Marvin)社のものを使っているとのことでした。

送って頂いた写真を見ると、上げ下げ窓のダブルハングに著しい損傷が見受けられます。また、写真には写っていませんが、外装のアルミ板も外れていました。

あまり部屋に出入りしていなかったということなので、窓を開け閉めすることもなかったのだと思います。サッシを閉め切った状態にしていると、屋外側のガラスやアルミの外装のつなぎ目から雨が木部に侵入しても、窓枠に隠れた一番下の部分から黒く腐ってくるので気付くのが遅れます。

勿論、こんな上の方まで黒ずみが出ている状態ですから、窓枠で見えなかった部分よりも更に腐食が拡大していることは明白です。普通に家の誰かが窓を開けていれば、すぐに分かったでしょう。

この建具(障子)の下に付いているはずのウェザーストリップも脱落した状況になっていますから、建具の下の部分はほぼ全て腐ってしまっているように思います。

取り敢えず、建具だけに不具合が出ているだけで、窓枠にまで不具合が及んでいないはずですから、建具さえ新しいものに交換すれば、元通りになってくれるはずです。

ここだけでなく、他の部屋のサッシや玄関ドア及び室内ドアも修理・メンテナンスが必要のようですから、一度ここでちゃんと直しておいた方がいいですね。そうすれば、定期的なケアで長く住んで頂けるはずですから・・・。

輸入住宅に限らず、家は10年毎くらいで状況をチェックして、出来るだけ軽微な状態で不具合を直すようにして下さい。また、たまに天気のいい日は、輸入の木製窓を開けて乾かすようにしたいものです。

あと、木部塗装は、ちゃんと屋外に適した木部専用の防水塗料を使うようにして下さいね。殆どの家ではニスのような内装用の塗装しかされていないのも、こうした問題を大きくしています。

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いつものと、ちょっと違います

ユニーク バランサー

ミルガード(Milgard)などのシングルハング・樹脂サッシでは、Caldwellという部品メーカーのチャネル・バランサーが多く使われます。

そのバランサーには窓枠側に安定的に装着出来るように、両端の樹脂パーツにウイングと呼ばれる羽根のようなものが付いています。

今回、お客様から不具合部品をお送り頂いたのですが、そこにはウイングは付いていません。

また、いつものCaldwellのバランサーとは、サイズや強度の表示も異なっているようです。このバランサーのメーカーは、ユニーク(Unique)という名前の会社で、Caldwellほどではありませんが、アメリカではそこそこの知名度もあるようです。

何れにしても、ちゃんとアメリカから部品を調達出来ますので、このバランサーを欲しいという方はご連絡をお願いします。

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調子が悪くなった輸入ガレージドア

調子が悪くなったガレージドア

随分使い込まれたガレージドアのようですが、今回全体的にこちらのドアの調子が悪いということで、ご相談を頂きました。

ドアの材質は、恐らくスチールのような感じです。

スチールと言っても中には断熱材が入っていますから、熱くならずしっかりした感じがするはずです。

幅が5.4mもあるダブルサイズのガレージドアですから、トーションスプリングも大きいものが2本付いていますね。調子が悪いということですから、まずはドアのバランスが変になってきているのでしょう。

こういう場合、トーションスプリングだけでなく、両袖のドラムやケーブルワイヤーも交換すべきでしょう。また、バランスの崩れによって、電動オープナーにも負荷が掛かってしまっていると思いますから、オープナーも交換した方がよさそうです。

それ以外には、ドア下に付けられた気密パッキン材のボトムシルもこの機会に換えておくといいかも知れません。あとは、現場を見た都合になるかも知れませんが、ドアパネルをつなぐヒンジなどもチェックすべきでしょうか。

何れにしても、ガレージドアは5年に一度はバランス調整を行い、10年に一度は消耗部品を交換するようにしたいものです。でないと、突然ガレージがシャットダウンしてしまうなんてことになりかねませんから、ご注意を!

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いいサッシは、見えない所に気遣いが・・

シエラパシフィック樹脂サッシ

今日は、シエラパシフィック(Sierra Pacific)社の樹脂サッシについて、書かせて頂きます。

写真は、ディスプレー用の樹脂サッシのカット・サンプル。

シエラパシフィックが製造しているサッシの中でも、樹脂サッシは最もお値打ちで高い断熱性能を発揮する製品です。

でも、安いからと言って手を抜かないのが、この会社のいいところ。

写真の矢印の部分に、L字になったアルミ板が入っているのが分かりますか。最初私は、樹脂の建具(障子)が曲がったり歪んだりするので、それを防ぐ為に補強の金属を入れているのかと思いました。

ただ、このアルミ板は、縦方向の建具枠には入っていないので、どうしてだろうと疑問に思ったのです。そしたら何と、これはサッシを開閉する為の金物類をビス留めする為の下地材だと言うのです。

横方向に開いていくケースメントには、建具を窓枠に固定する為のウィンドウ・ヒンジやオペレーター・アームを滑らせるトラック・レールなどの金物を建具に取り付けなければなりません。

こうした金物はビスで留められるのですが、あまり強く締め過ぎると樹脂枠に明いたビス穴がバカになってしまいます。輸入の樹脂サッシのメンテナンスをしていると、こうした不具合を抱えた樹脂サッシって、結構あるんです。

だから直すのに一苦労だったりするのですが、柔らかい金属の下地材が入っていれば、ビスもしっかり留められますし、フレーム強度もアップします。

でも、カット・サンプルだからこんなことが分かりますが、普通の状態では全く見えない場所の金属板です。手間が掛かるのに、わざわざこんなことをやっている窓メーカーというだけで、信頼感がありますよね。

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台風・竜巻、空き巣に屈しない高耐久サッシ

シエラパシフィック社製耐スーパー台風サッシ、FeelSafe

台風12号は、勢力を弱めながらもまだ中国・九州地方を西進していますが、皆さんのおうちには被害はありませんでしたでしょうか。

先日、シエラパシフィック(Sierra Pacific)社のサッシの販売促進を私共がやっていくという記事を書きましたが、これから同社の特徴的な製品をいくつか紹介していきたいと思います。

以前書かせて頂いた記事で、「スーパー台風・突風対応型高強度の輸入サッシ」が存在すると書かせて頂きました。

アメリカの南部フロリダでも、毎年巨大なハリケーンが襲ってくるという時代になりました。その巨大さや強さは、日本の台風を凌ぐと考えてもいいかも知れません。

また、フロリダは、アメリカでもお金持ちが別荘を構えたり、移住したりする地域でもありますから、泥棒や空き巣といった犯罪者に対しても安全性が求められる地域です。そういった社会事情から生まれたのが、「フィールセーフ(FeelSafe)」。

厚みが1.3mmもあるアルミで屋外側をカバーしたアルミクラッド木製サッシです。ペアガラスにも違うアプローチでの独自の特徴を持っています。屋外側のガラスは、14.5mmもある分厚い合わせガラスになっていて、室内側のガラスは強化ガラスになっています。

ガラスは厚みを増せば、それだけ強度も上がります。また、特殊なフィルムを合わせガラスの間に挟み込むことで、割れにくくしています。(通常の窓ガラスは、3~4mm厚です)

そして、こちらの合わせガラスには、通常の強化ガラスを使わないで耐熱ガラスを使用しています。それは、火炎バーナー等でガラスが短時間で溶かされるのを防ぐ為だと思います。

また、強化ガラスは、野球のバットのような鈍器では割れませんが、釘の先のように尖ったものだと全体にヒビが入って割れる特性があります。その為、敢えて強化ガラスを使わずに、厚みを増して強い風圧でも割れにくくするという方法を選んでいるのです。

勿論、それが破られるという場合もあるでしょうから、室内側には屋外側とはタイプが異なる強化ガラスが入れられています。両方合わせガラスにしてはどうか、という意見もあるでしょうが、それをするとあまりにサッシが重くなり過ぎます。また、ペアガラスの2枚に性質の違うガラスが使われていると、これらを突破する側(強風や泥棒)も手こずるはずだということでしょうね。

開閉のスムースさや木製サッシの高級感、耐風・防雨性能、耐防犯性能を高いレベルで実現しているのが、このフィールセーフというサッシだと思います。

また、このサッシの木部は特殊な耐水処理である「CoreGuard」が実施されていますから、従来のように木が腐ることもありません。今の時代、こうした輸入サッシが日本でも求められているのかも知れませんね。

<関連記事>: スーパー台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)
<関連記事>: これはすごいでしょ! (2019年1月17日)
<関連記事>: 日本人よ、これからどうする? (2019年9月12日)

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