お知らせ : ページ 322

ツートン・デザインのレンガ積み輸入住宅

私たち ホームメイドが手掛けるレンガ積み外壁の輸入住宅は、2階の屋根まで外壁全てをレンガで覆ってしまうデザインが多いのですが、このおうちは1階部分のみをレンガ積みにした数少ないレンガの家でした。

愛知県東海市にある N邸は、レンガの持つ重厚感とパラペイントで塗装されたクリーム・ベージュのサイディングとのコントラストが美しい輸入住宅です。

このおうちは、ホームメイドを興した2000年に着工し、2001年に竣工したのですが、当時は資材の調達、コーディネート施工やその手伝いなど、ほぼ建築全般に関与していましたので、このおうちを写真に撮る時間もありませんでした。

ですから、当時の写真はあまり残っていないので、HPでこの家を紹介することもありませんでした。でも、久しぶりにパソコンのデータを整理していたら、この写真が出てきましたので、ご覧に入れたいと思った次第です。

この輸入住宅にお住まいの方は、カナダ トロントにご家族で資材ツアーに出掛けました。そこで目にした街の雰囲気や材料を用いて、こんなおうちが出来上がりました。クラシックで上品なイメージは、勿論今も健在です。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ガレージ・ドア用の開閉モーター

輸入住宅だけでなく、車好きの方の家ならどうしても欲しいインナー・ガレージ(ビルトイン・ガレージ)。

そこに取り付けられるガレージ・ドアと言えば、何と言っても巻き上げ式のオーバースライダー・タイプのシャッターでしょう。

こうしたガレージ・ドアを開閉させる為のモーター(オープナー)が、この写真にあるものなんですが、ガレージ内の壁スイッチでも動くし、車に乗ったままリモコンで動かすことも可能です。

そんな時、写真のように照明も点灯するので、真っ暗な中帰宅した時なんか、便利ですよね。

さて、この電動モーターをよくご覧下さい。何か数字が書いてありますよね。「1/2 HP」とありますが、これは、0.5馬力(Horse Power)を意味します。ダブルサイズ(車が横並びで2台分)のガレージ・ドアなら、100kgをはるかに超える重さがあるのに、たった0.5馬力しかないんですね。

こんな非力で大丈夫かと思いますが、前にもお話ししたようにこのモーターはドアを前後に移動させることに使われていて、引っ張り上げたり、吊り下ろしたりするのは、トーション・スプリングと呼ばれる大きなバネの力を利用します。

このバネが機能していると、指1本でドアを動かすなんてことも可能なんですね。

あと、このモーターはスイッチを入れない限りは、ドアの可動をロックしてしまいます。ですから、外から無理やりガレージ・ドアを開けようとしても、ドアを壊さない限り絶対に開閉出来ません。そういった意味では、車庫のセキュリティも万全です。

ただ、モーターも機械ですから、調子が悪くなってきたと思ったら出来るだけ早く交換するように心掛けて下さい。そうしないと、ガレージの開閉に支障をきたすことにもなりますし、壊れてからではモーターの調達にも時間が掛かりますから。

そして、このガレージ・モーターが壊れる原因の多くは、ガレージ・ドアの左右バランスの崩れやバネの劣化によって、モーターに強い負荷が掛かることと考えられます。

ですから、モーターの調子が悪い場合は、モーターだけでなくトーション・スプリングや吊りケーブルの交換、ドアのバランス調整を同時に行うことをお勧めします。

新築をご計画の方や輸入ガレージのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: オーバースライド・ガレージドアの基本構造 (2012年10月15日)

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マーヴィン・サッシの古いグライダー

グライダーというのは、引違いサッシのこと。

輸入サッシでもアルミクラッドだと室内側が木製なので、和室にもよく使われる窓でした。この窓もそういった意図で施工されたのでしょう。1996年施工ですから、丁度輸入住宅ブームも真っ只中。

ただ、この時代のマービンの窓は、雨仕舞があまりいいとは言えませんでした。また、グライダーは開閉が結構固くて、家自体が沈み込んだりすると余計に開かなくなってきます。

だから、私が施工する輸入住宅では、殆どグライダーを使わなくなっています。そうは言っても、Marvinの引違い窓が施工されたおうちは、相当あるでしょうから、修理やメンテナンスの依頼はこれから増えていくかも知れません。

まあ、マーヴィンは補修用の部品供給がしっかりしていますし、雨仕舞が悪い場合の追加の対処方法もありますから、悪くなる前に相談してもらえれば、今後も長く使ってもらえるように補修することは可能です。

ただ、雨の次の日は、窓を開けて木製サッシを乾かすようにすることは常に忘れないで下さいね。

輸入サッシのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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マントルピースの煙突、お掃除のすすめ

長かった冬も終わり、ようやく本格的な春がやってきました。

寒い冬の間、お世話になった薪ストーブですが、10年に一度くらいは煙突掃除をしていらっしゃいますか?殆どの皆さんは、何年もの長い間使っていても一度も掃除をしたことがないというお宅もあるんじゃないでしょうか。

ススやヤニが煙突内部に付いたり、チムニー・トップの穴を塞いだりすると、煙が室内に逆流したり、不完全燃焼で一酸化炭素中毒なんてことにもなりかねませんから、定期的な掃除メンテナンスが必要です。

来冬また安全に使う為にも、この春以降に掃除をして下さい。冬になって薪ストーブが使えないなんてことにならない為にも、使い終わったこの時期にしっかりきれいにしておくことが大切ですよ。

マントルピースや輸入住宅の点検・メンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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バルコニーの雨漏り

アルミの手摺の台座(笠木と言います)部分を養生用ビニールで覆っているこのおうち。一体何があったのでしょうか。

実は、このベランダの床下である軒裏のつなぎ目から、雨水がポタポタ漏れるというのだ。それで、この笠木があやしいのではないかということで、他の建築業者さんが仮にビニールを巻いたということらしい。

実は、この笠木のすぐ下に内装用のモール材を飾りとして取り付けてあるらしい。だから、用途外のモール材が日差しや風雨で劣化してそこから漏れたのではないかと推測したようだが、本当にそこが原因かどうかはもう少ししっかり調べてみないといけないかも知れない。

図面を見ると、レンガ・タイルの下地にはサイディングを施してあるらしいから、外壁からの漏水はないように思うが、バルコニーの水抜き用の雨樋が外壁から出ているところを見ると、その接続部分は疑うべき場所のひとつだろう。

雨樋というのは、長年使っているとゴミや葉っぱで流れが阻害された状況になることはよくあることだ。

完全に詰まった状態でないにしても、大雨で流量が多くなった時、排水処理出来る量を上回って、オーバーフローすることがある。そんな時だけに漏水すると、気付くのが遅くなるのだ。

あとは、バルコニーの床を防水する為のFRP(グラスファイバーで強化された一体成型の樹脂防水)。これが劣化して割れるとやはり漏水の原因となるから、15年程度でFRPを上塗りする必要がある。

何れにしても、決めつけることなくあらゆる選択肢から判断することが大切なことは間違いない。

家の修理・メンテナンスでお困りの方は、ご相談下さい。

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昨今は、ダーク系ばかりじゃない

シンプル・モダンのトレンドにおいて、床や家具をダークな色にするのが流行っていますが、それとは逆行するようにホワイト系のインテリアも多くみられるようになりました。

濃い色の床って、結構ホコリが目立つので、いつも掃除をしなきゃいけないんですよね。そういう点で、真っ白な内装だと、清潔感はあるしホコリもそんなに気にならない。

逆に言えば、家が汚くなっても気が付かないという欠点もあるんですが・・・(笑)

アメリカでは、サッシも白、ドアも白、床も白で塗装するなんてことはよくあります。インテリアを塗装するという文化がない日本では、考えられないことかも知れませんが、体にやさしい安全な水性塗料しか使わない欧米ではペンキ仕上げは当たり前なんですね。

ご覧のようにカーテンもベッドも白にして、アクセントとして緑を配したり、色彩のあるクッションを置いたりすると部屋の白さが際立つのです。

ベタなやり方かも知れませんが、朝日の入るベッドルームなら明るくてすがすがしい白いお部屋もいいものですよ。どこでも同じというインテリアにしたくないという方は、全部白いインテリアに挑戦しては如何でしょうか。

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ウィルマーのメンテナンスは、どうなるの?

カナダの輸入サッシ Willmar Windows。以前、アルミクラッド(アルミで外装された木製サッシ)のダブルハングの窓に不具合があって、窓の開閉がスムースに出来なくなったという話を書いたが、メンテナンスのサービスで暗礁に乗り上げた。

ウィルマーを吸収したジェルド・ウェン(Jeld-Wen)という会社が、メンテナンス・ガイドもないし、部品も一部しか供給出来ないと言い始めたのだ。ここ1ヶ月くらい交渉をしてきたのだが、メーカーの担当者も古いサッシの修理といったお金にならない案件はやりたくないみたいだから、常に後回しにされて回答も来ない。やつらとやりとりするのって、ほんと大変だ。

ウィルマーのサッシは、日本でも結構施工されているはずだから、部品の供給や補修の仕方などがはっきりしないと、多くの輸入住宅にお住まいの方が不安になることは間違いない。取り敢えず、別のルートを使ってメンテナンスに関する情報を手に入れようと思うが、さてさてどうなることやら?

まあ、最後は現物確認しながら、破損箇所や部品の特定を自力でやるしかないかもね。こんなことをやる輸入住宅ビルダーは、暇人なんでしょうね。

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<関連記事>: 輸入サッシの開閉不良 (2015年3月15日)

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レンガの厚みが分かりますか?

本物のレンガ積みとフェイクのレンガ・タイル(スライス・ブリック)張り。

外壁に施工されるとあまり違いが分からないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方でもこの写真を見れば、本物のレンガかどうかは一目瞭然。

カナダのレンガの厚みは約90mmもありますから、窓よりも外側に出っ張ってきます。そう、窓がレンガよりも奥まって見えるという訳です。厚みがある壁は重厚感もすごいですが、それより断熱性が格段に上がるという点の方がもっとすごいかも知れません。

2x4の木造の構造体自体が113mmあって、そこには自然素材であるセルロースの断熱材が入っています。その外側に20mm程度の断熱通気層を取った上で先程の90mmのレンガの外壁を積んでいくのですから、室内までの厚さは何と223mmに達します。この全部が、断熱層となる訳です。

これって、500ccのペットボトルのサイズより大きい寸法ですから、その厚みのすごさはお分かり頂けると思います。更に、2x6で構造を造るなんてことをすれば、その厚さは25cmを越えることとなるんです。

堅牢さ、断熱性、100年以上の耐久性、いずれをとっても他の外装材では全く追随出来ない性能やデザインを持っているのが、レンガ積みの外壁材なんですねぇ。

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掃出しサッシのウェザーストリップ交換

Pella社製スライディング・パティオ・ドア、いわゆる掃出しサッシですが、このドアに付いている黒いウェザーストリップが経年劣化で破れた為、交換して欲しいという依頼を受けた。

国内ではこういうメンテナンス部品を在庫している処がないので、アメリカのメーカーに依頼して取り寄せることとなる。

ウェザーストリップは、気密を保つ為のパッキン材なのでそれ程緊急性はないと言えるが、鍵などの破損でロックが出来ないなんてトラブルの場合は、防犯上の不安もあるから多少の部品を国内にストックしておいて欲しいものです。

何れにしても、ペラの本社から部品が到着したのは、3ヶ月後。アメリカの港湾ストなどの影響で余分に納期が掛かってしまった。

この写真は、その新しいウェザーストリップを取付けしている様子だが、ドアが元通りに美しくなると気持ちがいいものです。メンテナンスにはお金や時間が掛かりますが、破損したままにしておくよりは、余程精神的にも前向きになる気がします。

生活に支障がないからといって壊れたままにしておくと、運もどこかに行ってしまうかも知れません(笑) マーヴィン社の掃出しサッシのウェザーストリップは、窓枠側に付けられているのですが、ちぎれたライナーをセロテープで留めて使っていたなんて人もいました。これでは、幸運の神様も逃げていってしまいますね。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 掃出しサッシのウェザーストリップの破損 (2015年3月19日)

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70年代的なシャンデリア

麻布のようなファブリック・シェード。それもシフォンケーキを思わせる形状が何ともレトロじゃないですか。

本体のフレーム・ワークも角ばった金属の線材をまるでイカが腕を伸ばすように自由に曲げて、その先端や囲いの中にクリスタル・ガラスを吊り下げている。

シンプルだけれど、どことなく洗練されたデザインで、フォークソング・ブームだった70年代の感覚を思い起こすのは、私だけではないはずだ。こんなシャンデリアなら、シンプル・モダンなダイニングテーブルの上にあると、きっと素敵な気がするね。

あなたなら、この輸入の照明器具をどんなシチュエーションで設置するだろうか。私が考えたイメージに囚われないで、もっと想像力のあるコーディネーションが思い浮かぶのであれば、あなたはもしかしたら素敵なデザイナーになれるかも知れませんよ。

建築は、常に創造することであり、今までのデザインを如何に新しいものとして世の中に提供出来るかであると考えます。

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