お知らせ : ページ 322

ラチス・フェンスのリフォーム

カントリーな雰囲気を出す為に、20年前には木製のラチスのフェンスがあちらこちらで採用されました。

これは、輸入住宅に限ったことでなく、多くの国産住宅でもそうだったように思います。

ラチスの多くは、レッド・シダー(米杉)で作られましたから、比較的劣化に強いと言われていましたが、何も手入れをせずに長持ちするなんてことはありません。

でも、日本では家をケアする文化が根付いている訳ではありませんから、築10年を過ぎる頃くらいから、劣化が気になり始めるのです。

このおうちの場合も同様で、既に塗装は剥げてしまい、ところどころ格子の脱落も始まっていたようです。本当は、ティンバー・ケアで塗装の塗り直しが出来るといいんですけど、ここまで悪くなってしまうと塗料ではどうしようもありません。

そこで今回ラチス・フェンスを木製から樹脂製に交換。

ツヤ消しのブラウン色のものにしましたから、従来のイメージを損わずに耐久性の向上を実現しました。

こんなちょっとしたことでも家の寿命というものは長くなると思います。それは、住み手の愛着が家の寿命そのものであるからです。

家のリフォームをご計画の方は、お問い合わせ下さい。

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よーく確認して下さいね

最近、輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)のロックが破損したという相談が増えています。

これが破損すると内鍵が掛けられなくなりますから、防犯上問題ですね。(尚、輸入の掃出しサッシのロックは、壊して侵入することが難しい為、国産サッシに比べて安全性は高いと言われています)

原因としては2つあるのですが、一番多いのが内側の鍵を掛けるロック・レバーが折れてロックを回せなくなるというもの。この場合は、ロック金物(モーティシー・ロック)に適合するロック・レバーを調達しなければいけません。

そしてもう1つは、ロック金物(モーティシー・ロック)自体が破損して、ロックする為のカギ型のラッチが飛び出さなくなったというものです。

この場合もロック金物(モーティシー・ロック)を交換すれば、問題は解決するのですが、北米ではどちらの部品も種類が数多く存在します。ですから、サッシ・メーカー名や窓の品番が不明で窓メーカーに交換部品を依頼出来ないケースでは、探す手間が大変です。

例えば、写真のように大きさやデザインが全く同じ部品もあるのですが、これらの違いはロック・レバーを差し込む穴の角度が垂直か斜め45度かという点なんですねぇ。これは現状付いているロック・レバーの形状によって違いますからお客様にどちらか判断頂く他ありません。

勿論、私共のお近くにお住まいでしたら、私たちが直接チェックしに行くことも可能ですが、遠くの場合メールでやりとりするか、出張費を頂いてまでお伺いするかどうかはお客様次第ということになります。

あと、カギ型のラッチが飛び出す位置も微妙に違っているようですが、飛び出し方やその位置をネジで調整出来たりもしますから、それを頼りに選択するというのは気を付けなければいけません。

掃出しサッシのロックと言えども、輸入住宅って奥が深いですよねぇ。ただ、こうした知識や経験さえあれば、比較的簡単に対処出来るのも輸入サッシです。だって、こうして部品を供給するメーカーが北米にはずっと存在しているんですから。

でも、お客様がご自身で探すのは、至難の業かも知れませんね。輸入住宅の新築をお考えの方やメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: よくあるロックに見えますが、微妙に違います (2020年7月24日)

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交換すれば、元通り

以前、マーヴィン社製アルミクラッド・サッシの木部が、黒ずんで腐ってきたという相談を頂いたという記事を書きましたが、今回それの交換を行いました。

問題のダブルハング・サッシは、上・下ある建具(サッシュ)の上側だったんですが、品番やサイズを確認して全く同じもので新しく作りました。

新しくなった上側の建具は、元々白木の無塗装でしたが、お客様自身でパラペイントのティンバー・ケアを施工前に塗っておいて頂きました。

少し黄色がかったナチュラルな木部塗装は、新品ですから既存の古い下側の建具と色が異なっていますが、徐々にですが色も濃くなっていくでしょうから、その時間を楽しんで頂きたいと思います。

因みに、ピンクの可愛らしい壁は、塗装壁のドライウォールだそうです。

既にメーカーがなくなってしまった窓は難しいかも知れませんが、アルミクラッドの輸入サッシでこうしたトラブルが発生しても、交換や補修で対処出来るケースも多いですから、お困りの方は是非ご相談下さい。

<関連記事>:木製輸入サッシの腐れ (2015年2月26日)

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集成材の柱

先日、他社建築で基礎の上に載せる土台の木、ダッカーウッドのお話を書きましたが、今回その上に集成材の柱が立ちました。

この他社の現場は在来工法ですので、私たちの2x4工法の輸入住宅のように土台の上に床組みを載せてから、柱や壁を立てるやり方ではありません。(2x4でも床高を抑える為に床組みをしないネタレス工法を使う場合もありますが・・・)

さて、ご覧のように5つの材木ピースを接着して、1つの柱にしているのが分かりますね。集成材は、違う材木を少しずつ貼り合わせて作りますから、木の目が別々の方向を向いているので、1つの木片が湿気等で曲がろうとした場合、それに接する木片がその曲りを抑えます。

そうしたことで、一定の強度アップや歪みが起りにくいという特性があるのが集成材です。

ただ、若くて痩せた安い間伐材を利用して作られますから、白太と呼ばれる柔らかな辺材が多く、木目も詰っていないのです。(材木の固い赤身の中心は、心材と呼ばれます)つまり、集成材は、シロアリにとっては食べやすいということでもあります。だから、薬剤を使った防蟻処理が必修となる訳です。

また、接着剤で1つの柱にしていますから、接着剤の強度が落ちてくれば、木片が剥がれるリスクが生じてしまいます。(実際に建ててすぐにそうした剥離が生じたケースもあるようです)確かに、無垢材でも木に割れが入るということが起りますが、自然な割れは全体の強度にあまり関係することはなく、部分的な割れに留まることが普通です。

他人はどうか分かりませんが、どうしても使わざるを得ない場合を除いては、人工的なものを極力使わずに建築出来ることが、私は理想だと思っています。私たちの考えに共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>:土台の木の違い (2015年6月2日)

<関連記事>:危険な防蟻処理剤は、使わない! (2007年4月30日)

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壁に絵を描きましょう

とあるお客様からドライウォールの塗り替えのご相談を頂きました。

15年以上前の輸入住宅ですが、丁寧にお使い頂いているようできれいな状態の内装ですが、よく使う場所で細かな傷や汚れがあるようです。

ドライウォールの仕事は、カナダの大工さんがやったということでしたが、何でもやれるマルチな人っているんですね。

この洋ナシの木の絵もお客様の依頼で描いたようですが、ストライプの壁が剥がれて、そこから木が延びているというデザインは、遊び心が感じられますよね。

塗装で仕上げるドライウォールは、何でも描けるキャンバスです。天井のように真っ白に仕上げれば、天井の高さや部屋の広さも実際より大きく感じられますし、様々な色を乗せることも可能です。

欧米の人たちは、こうして自身のおうちのインテリアに絵を描くということをよくやります。是非日本の住宅でも壁にペイントして、素敵な絵を描く文化が根付いて欲しいものですね。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ダブル・シャンデリアのダイニング

8人掛けのイスとテーブルのあるダイニング。洗いざらしのオーガニック・コットンで作られたチェア・カバーが、クラシックな感じを感じさせます。

こちらの写真は、アメリカのインテリア・サイトに掲載されたものですが、素朴で然程飾り立てていないのに洗練された美しさがありますね。

全てをシンメトリーに配置した家具と間取りに、人は規則正しい美しさを感じるでしょう。また、色を薄い茶色と白に絞った演出もいいですね。シャンデリアは、ブロンズ・カラーを基本として、クリスタルガラスで装飾したものですが、少し両サイドに寄った感じになっています。

これは、恐らくイスを2脚増やした際に、バランスが取れるようにデザインされているのでしょうね。こんな大きなテーブルを、部屋の短辺方向に置けると残りのスペースが広く感じられていいかも知れません。

こうした輸入住宅のデザインをご希望の方は、ご相談下さい。

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マスキング・テープの外し方

幅木や廻り子などの枠材が付いた状態で、壁をパラペイントなどの水性塗料で塗装する際、枠材に塗料が付かないようにマスキング・テープで養生します。

面倒だからと言って養生を怠ると、塗料が枠材に付いて後から直すのに余計に手間が掛かります。

ただ、塗装が終わってマスキング・テープを取ろうとする時、マスキング・テープに付いた塗料と壁や天井の塗料とがくっついた状態になっていますから、勢いよくテープを剥がすとせっかくの壁や天井の塗装も一緒に剥がれてしまうなんてことがよくあります。

ですから、私たちは塗料が乾き切る少し手前の状態の時にテープを剥がすようにするのですが、なかなかそのタイミングが分からない場合もあるでしょう。そんな時は、幅木や廻り子と壁や天井とが接するラインにカッターナイフを入れて、乾いた塗料を切っていきます。

そうするとマスキング・テープがきれいに剥がれて、素人の皆さんでも美しいドライウォールが施工出来ますよ。ビニール・クロスの壁を塗装してドライウォールにする場合でも同じですから、試して下さいね。

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網戸の破損

仙台市のお客様からアルパイン/アルサイド(Alpine)社製の輸入樹脂サッシの不具合でご相談を頂きました。

以前も愛知県名古屋市の不動産屋さんからアパートの掃出しサッシの網戸の調達をして欲しいということで、北米のこのメーカーに問い合わせしたことがありました。

今回頂いた写真を見ると、粘着テープのようなもので網戸を固定しているらしく、網戸のフレームの破損が随分進んでいるように見受けられます。アルミの網戸フレームが劣化しているのか、網戸の四隅に入れてあるコーナー部品が劣化してこうなっているのかは分かりませんが、このままでは見栄えも含めてよくないですね。

見た目というものは、家の寿命にも関係するものですし、防犯上もきちっとしていた方が隙を作らないという意味で重要なことなんです。何れにしても、もう少し状況を詳しく教えて頂いてから網戸の調達を含めて検討したいと思います。

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ホームオフィスのススメ

私のような人間は、仕事をしていた方が落ち着く性格ですから、仕事を家に持ち込むとメリハリが全く利かない生活になってしまい、家族にとってもよくないと思っています。

でも、最近は、会社で仕事をしなくても、自分の好きな場所でそれも好きな時間に仕事をすればいいじゃないかというライフスタイルの人が出てきていますよね。例えば、デイトレーダーの皆さんやデザイナー・作家の方なんかもそういう仕事の仕方をしているかも知れません。

自由な反面、自分自身で自分をコントロールしなければいけないですから、きっと違ったストレスも多いと思います。

でも、ご主人だけでなく、仕事をお持ちの奥様も増えていますから、ホームオフィスはどこのおうちにも必要な時代です。北米でもホームオフィスというのが一般化してきて、家具やインテリアのカテゴリーの一つにもなっています。

写真は、私たちが購入するアメリカの家具サイトに掲載されたものですが、ストレスをなくし、自分が落ち着くインテリアにする為に気に入った机や書棚で統一するなんて素敵ですよね。

インテリアを選ぶ際は、昼間だけでなく、夜静かな時間に仕事に集中出来る雰囲気を考えることも大切です。新築で家づくりをする際にこうした家具類まで輸入することを私たちは提案していますが、リフォーム・リノベーションで書斎スペースをデザインすることも可能です。

輸入資材の美しさを皆さんのおうちにも取り入れてみませんか。こうしたデザインの家具や建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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輸入窓のパッキン材(ウェザーストリップ)

山梨県のお客様からAndersen社製ナローライン・シリーズのダブルハング窓についてご相談を頂きました。

今回は、上げ下げの上窓と下窓とが重なる部分(召し合わせ部分)の中空パッキンと上下の窓枠に接するスポンジ状のパッキン材が手に入らないかということでした。

アンダーセン社に限らず、マーヴィン、ハード、ペラなどのメジャーな輸入サッシ・メーカーの窓部品でも、国内での在庫は基本的にそれ程多くありません。

一昔前のように輸入サッシが大量に売れていた時ならまだしも、今はどこも体力温存の為に極力在庫をしない方向ですから、こうした消耗部品でも納期が2~4ヵ月は掛かります。そう、どこの窓メーカーもオーダーが入ったら北米から取り寄せているんです。(たまたま在庫がある場合もありますが・・・)

これから秋に掛けて、梅雨や台風など風雨の強いシーズンとなりますが、築10年を超えるような輸入住宅の皆さんは、そろそろ交換時期かも知れませんので、早めにチェックして下さいね。ウェザーストリップが傷むと、室内への雨の侵入や窓枠等の劣化・腐食を招く場合もありますよ。

輸入住宅の防水メンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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