よくあるロックに見えますが、微妙に違います

よくあるロックに見えますが、微妙に違います

埼玉のお客様から、ハード(Hurd)社製掃出しサッシに装着されているロック金物(モーティスロック)の調子がおかしいので交換したいというご相談を頂きました。

こちらがその金物ですが、内蔵されている小さなバネが弱くなって、ラッチフックの飛び出しが従来のようにアクションしなくなってきているのだと思います。

こうしたデザインのモーティスロックは、比較的多くの輸入サッシ・メーカーで使われているのですが、ほんの少し他とは違う箇所があります。

それは、ロックレバーの操作バーを差し込む為の穴の位置です。よく国内で見る輸入サッシの金物は、差し込む穴が45度の角度になっているのですが、こちらはフェースプレートと並行な形で穴が明いています。

これをうっかり見逃してしまうと、せっかく調達した金物が交換出来なかったなんてことにもなりますから、注意が必要です。

あと、この穴なんですが、今現在手に入るものは穴が少し狭くなっているようです。(昔のものは、穴が少し大きめでした)ということは、今まで使っていたロックレバーが穴に入らないなんてことにもなりますから、そりゃ大変です。

私たちは、そういう場合に備えて、電動のグラインダー(研磨機)を持っていますから、古いロックレバーの金属バーを微妙に削って穴にうまく入るように加工することも可能です。

そんなことまでやれる輸入住宅ビルダーは、国内にどれだけいるでしょうね?何れにしても、最近鍵の掛かりがおかしいと感じたら、防犯の為にも早めに交換するよう心掛けましょう。

<関連記事>: よーく確認して下さいね (2015年6月13日)

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