お知らせ : ページ 209

学び舎でお手伝いって、幸せですよね

昭和高校 文化祭屋台

昨日は、35年以上前に卒業させて頂いた昭和高校で文化祭がありました。

私がいた頃は、学校の中だけでやっていた行事でしたが、今は入学希望の中学生やその親御さん、他校の生徒さん、OB・OGの卒業生の皆さんにも開放され、俄然盛り上がるイベントになっています。

そんな文化祭ですが、OB・OGの同窓会でも何か貢献出来ないか、皆さんに存在をアピール出来ないか、ということで何年か前から焼きそばや唐揚げ、天むすを提供する屋台ブースを出しています。

1棟と2棟の間にある中庭の一角にテントを立てて、おやつ程度の食事を出す訳ですが、素人集団の我々には結構なハードルがあるのです。

今回は、先日行われた同窓会の総会で、同窓会の会長につかまってしまい、手伝いをしろと言われて仕方なく出動したのが本音です。

朝6時前に起きて、7時半には高校に到着。でも、既に生徒さんたちは相当数準備の為に校内をうろうろしているではありませんか。

自分たちも文化祭の時は、生徒会の名目で1日だけ学校に泊まって朝の静かな校内を楽しんだ記憶がありますが、そんな子供たちもいたんじゃないでしょうか。

で、朝早いからと余裕をかましていた私ですが、先輩方からすぐに唐揚げを揚げ始めろという指令を頂き、仕込みからいろいろ教えて頂きました。

開場となる午前9時には随分商品が机に並び、少し休もうなんて考えていましたら、あれよあれよという間に生徒さんが並び、10時過ぎには天むすと焼きそばが完売。唐揚げもすぐに底を付き、行列は25m以上。

教室の出し物も全く見れず、昼食も取れず、午後3時前の終了時間までただただ唐揚げを作り続けた私たち。でも、そのお陰で過去最高の売り上げになりました。そのお金は、材料代を引いて同窓会の費用に充てられます。

同窓会は、基本現役の生徒さんたちの支援や公費では賄えない学校の設備を充実させたりすることにそのお金を使います。70周年の時は、全教室にエアコンを設置する為に貯めた基金も取り崩してお金を使いました。

勿論、ブースの私たちも、ボランティアのお手伝い。そういう気持ちが、母校を支えているという自負もあります。今回の記事は、家づくりとは何ら関係がないお話でしたが、たまにはこういう奉仕活動もやるんですよ(笑)

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バランサーは、正常なものも同時交換がお勧め

アンダーセンのダブルハングの糸切れ

愛知県の輸入住宅にお住まいの方から、アンダーセン(Andersen)のダブルハング(上げ下げ窓)に付いているバランサーの吊り糸が切れたので交換したいというご相談を頂きました。

そのおうちは、新築から28年の月日が経っているとのことですが、一度もバランサーを交換したことがないそうです。

通常、10~15年程度で交換時期を迎えるバランサーですから、おおよそ倍の年月を使い続けたというのは驚異的かも知れません。

バランサーの糸が切れると、重い建具(障子)をバランサーが持ち上げてくれなくなりますから、上げるのに相当な力が必要ですし、上げてもすぐに落ちてきてしまうので、破損の危険が生じます。

ですから、糸切れを起こしたサッシについては、開かずの窓になってしまい、長年空気の入れ替えも出来なくなるというパターンが多いのです。

今回のご相談では4ヶ所程度のサッシで糸切れを起こしているようで、他にもダブルハングは10ヶ所もあるそうです。

ナローラインのバランサーについては、メーカーは未だに供給を続けていますから、交換不能に陥る心配はありませんが、交換作業は慣れていないと結構大変です。

同時期に製造された窓やバランサーは、メンテナンスのタイミングもほぼ同時期来ていると言っても過言ではありません。

今回悪くなった4ヶ所のバランサーを交換する案もありですが、近いうちに他も糸が切れて交換に伺うことが想定されますから、長い目で費用を抑えたいのであれば、全てのダブルハングのバランサーを交換しておいた方が安上がりな気がします。

また、何ヶ所か建具の木枠が腐ってきているという不具合もあるということですから、建具の交換と一緒にウェザーストリップの交換や外側のガラスや枠の防水処理をやっておくのが一番だとも思います。

ただ、長年蓄積されたたくさんの不具合を一気に全部直すというのは、費用も時間もそれなりに必要となりますから、予算とタイミングを考えながら優先順位を付けて修理することを行って欲しいと思います。

だからと言って、不具合を更に長いこと放置してしまうと、更に修理費用が上がってしまうことにもなりかねませんから、対処は出来る限り早めにすることを心掛けて下さいね。

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Delta社製キッチン水栓 Addison

Delta社製キッチン水栓 Addison

久々に輸入のキッチン水栓金具をご紹介しようと思います。

それは、北米では有名なデルタ(Delta)社のAddisonという製品です。

直線的なシンプル・モダン系のデザインとは一線を画して、流線形のスタイリッシュな形をしています。

こんなデザインは、やはり国産にはないものかも知れません。この水栓金具は、デザインだけではなく、機能・性能という点でも最新のものを導入しているようです。

まずは、タッチ・センサー。水栓金具に触れるだけで、水を出したり止めたり出来るというスグレモノ。この機能は、コンセントから電源を取るのではなく乾電池を使用しますから、停電の時でも大丈夫。電池の寿命も2年以上だそうですから、頻繁に交換する必要もありません。

次に止水バルブであるセラミック・カートリッジですが、セラミックで出来た止水弁にダイヤモンドを混合し、通常の輸入水栓の10倍以上の耐久性となっているそうです。

半永久的と言われるセラミック・カートリッジですが、長く使っていると時折水漏れすることがありますから、耐久性を向上させたバルブを使っているなら更に安心出来ますよね。

そして、長く使っていると気になるのが、吐水口の水垢。これも吐水口部分の特殊なゴムを指でなぞるだけで取れるように作られているのです。

最後に、シャワー・ヘッドですが、本体とは磁石の力でくっついていますから、シャワーホースを伸ばしてお使い頂いた後簡単に元の位置に戻すことが出来ますから、ホースが出たままになることはありません。

他にもいろいろな仕掛けがあるようですが、それは実際にお使い頂いて確かめて頂くのもいいかも知れません。

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業界向け新聞に載せて頂きました

建通新聞尾張版に掲載された記事

8月の半ばくらいに、建設業者向けの新聞社から取材をしたいというご依頼を頂きました。

名古屋市近郊の田舎にある小さな建築ビルダーの私たちですから、それ程話題性がある訳でもありませんし、大したお話も出来ません。

その新聞社は建通新聞社というところで、主に公共工事の動向やそれに係る建築業者や大型案件を紹介しているらしいのですが、私たちのような民間向けの事業をしている会社も紹介していきたいということでした。

記者の方とも結構話がはずんで2時間以上お話をしました。いつもホームページやブログで書かせて頂いていることばかりですが、輸入住宅というニッチな業界で仕事をする意味や戦略は理解して頂けたような気がします。

文字数も限られた中でインタビュー記事にして頂いて、皆さんにどれ程伝わるかは分かりませんが、たまにはこういうことも必要かも知れませんね。

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アスファルトシングル屋根の納まり

破風(ケラバ)と鼻隠し(軒先)の鈑金処理

先日、とある商業施設へ行ってきました。その建物には下屋があって、手の届きそうな場所に屋根が来ていました。

ふと見ていると、私たちもよく使う屋根材のアスファルトシングルが張っているではありませんか。

そこで撮った写真が、こちら。破風(はふ、ケラバとも言う)と呼ばれる屋根の端は、ガルバリウム鋼板の鈑金材で納められています。

破風の部分は、屋根材の横面が露出しますから、雨が屋根材の下に入り込むリスクが生じます。特に重ね張りをするアスファルトシングルやカラーベストのような薄い屋根材では、重なり部分に隙間が生じます。

そういう弱点をカバーする為に、こうした鈑金材で処理するというのは、極々普通のことではありますが、そうでない施工も見られます。(北米では、ここにシングル材を下張りするケースもあります)

次に、鼻隠しと呼ばれる軒先部分ですが、こちらは通常のアスファルトシングルが1枚張られているだけでした。一番下に見える鈑金材の上に、2枚薄い屋根材が張られているように見えますが、実はベースとなる薄い材料の上に化粧のものが接着した状態で1枚の屋根材という構成のものですから、屋根材は2枚ではなく1枚なんです。

アスファルトシングルの軒先の施工は、通常捨て貼り用のシングル材(スターター)を下地材として取り付けてから、通常のシングル材を重ね張りしなければなりません。こうすることで、強風による雨の吹き上げ(雨漏り)等から屋根を守ることが可能となります。

ただ、以前から申し上げているように、通常屋根材と言われている表面材は、防水を司る本来の屋根材ではありません。

その下に敷かれている下地材のアスファルトルーフィングが屋根材としての防水機能を果たしていますから、これを如何に太陽光や風雨からカバーしていくかが、アスファルトシングルの役目となっているのです。

<関連記事>: 絶対ダメじゃないけど、・・・ (2018年8月24日)

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木製サッシの腐りは、メンテナンスで防止出来る?

ドアが腐ったマーヴィン社製掃出しサッシ

こちらの写真は、アルミクラッド・サッシで有名なマーヴィン(Marvin)社の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)です。

可動するドア側の下枠が、漏水の為か腐ってきているので、相談に乗って欲しいという連絡を頂きました。

マーヴィンの場合、その多くは外装がアルミで覆われた木製サッシですから、対候性に優れ雨にも強いという過信によって、随分悪くなるまで問題が放置されることが多いかも知れません。

多くの人は、家というものは何もしなくても一生持つものだという理由のない思い込みから、輸入サッシに何も注意をしていないのです。それは施主だけでなく、施工した住宅メーカーや工務店であっても乏しい知識しか持ち合わせず、お客様への注意喚起や説明すら行っていないというのが現状です。

そんな状況ですから、お客様も木製サッシはもうこりごりと思って、国産サッシへの交換を希望される方がいらっしゃるようです。

でも、新築時にどうして輸入サッシを選んだのでしょうか?木の温かみや高級感、断熱ガラスを使ったペアガラス、掃出しサッシなんかは強化ガラスが入っている、冬場の結露がまったくないということに惚れ込んで導入された方も多かったと思います。

また、国産サッシにはメリットばかりでデメリットは何もないということが本当にあるでしょうか。外壁から窓枠ごと外して交換すれば、窓の周囲の外壁から雨漏れするという新たなリスクも生まれます。

国産に交換すれば何もかも全て解決するというのは、やはり幻想に過ぎません。

確かに、輸入サッシの中には構造的に雨が侵入しやすく、木部が腐りやすいものも存在しました。ただ、そうした輸入サッシ・メーカーの多くは、既に淘汰されて残っていないのです。今、新築で使われている輸入サッシでは、そういうトラブルは殆どないと言っても過言ではありません。

また、リスクがある輸入サッシでも、外装のアルミのつなぎ目やガラスの周囲に防水コーキング等を定期的に施工して、雨がサッシの内部に侵入しないように手入れをしたり、ティンバーケアのような屋外用の木部専用塗料を塗ったりすれば、そのリスクは最小限に低減されるはずです。

人は一度嫌な目に遭うと、それが頭から離れませんが、悪くなったドアを新しいものに交換して、専門家に防水処理をしっかりやってもらってみて下さい。勿論、その後のメンテナンスは必要ですが、再生した美しさを見れば、輸入サッシにしていてよかったと感じると思いますよ。

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今回もきれいに納まりました

建具交換後のハードのダブルハング

旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)社の新しい交換用建具(障子)を施工した処です。

チルトラッチが建具の両サイドに付いていたり、クレセントのロックのデザインが新しくなっていたりしていますが、以前のダブルハングとどう違うのか、一見しても見分けが付かないと思います。

ガラスの破損を相談頂いた際にお送り頂いた写真を参考にしながら、木部に少し着色をした上で防水塗装のパラペイント、ティンバーケアを塗りました。

ご依頼頂いたお客様も、その納まりのよさにビックリされたことと思います。建具を交換する際に、窓枠の両サイドに付いているサイド・ジャムも一緒に交換していますが、こちらも既存の窓枠に馴染んでいますでしょ。

木製格子も古いものとは形状が変わっていますが、こちらも違和感はありません。そうそう、外側の網戸も新しいものに付け替えました。

ただ、この窓はトイレの便器の後ろ側にあった為、交換作業を行うのに相当苦労しました。事前にそういう情報を頂ければ、何らかの用意は出来たかも知れませんが、伺った後ではどうしようもないですね。

まあ、きれいに納まりましたから、いいですけどね・・・。でも、便器の上に載らなければ作業は出来ませんでしたから、プラスチックの便座のフタを壊さないかと少々心配でした。

<関連記事>: 形状が変わっても、ハードなら交換可能 (2018年9月8日)
<関連記事>: 交換前のマスキング (2018年9月9日)

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交換前のマスキング

ハード社ダブルハング交換建具の防水処理

昨日、旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)社の新しい交換用建具(障子)を塗装したという記事を書きましたが、今日はサッシの防水処理です。

ペアガラスの周囲に薄紫色のマスキング・テープを張りました。

マスキング・テープも用途や価格も様々ですが、塗装やコーキングを施工する際には、このテープが一番いい感じです。

ペアガラスの内部結露や木製建具の腐りの原因は、ガラスの周囲からの雨の侵入が一番多いように思います。勿論、ガラスの外枠(白い部分)となっているアルミからの雨漏れもあるので、そういった部分も防水処理します。

(製造時にメーカーでも防水処理を施していますが、結構大雑把な仕事をしているケースもあるので、私たちは念の為に施工前に防水作業を行います。多分、どこの建築屋もやらないですが・・・)

ただ、コーキングや塗装は、比較的早く表面が乾いて固くなってきますから、施工したら丁度いいタイミングでマスキング・テープを外さなければなりません。

あまり早すぎるとせっかくマスキングした部分にまで材料が流れてきますし、遅すぎるとテープと一緒に材料が剥がれてきてしまうので、絶妙のタイミングを見計らうには経験が必要です。

何でも早くやってしまえば、時間もコストも省略出来ますが、いい仕事をするのであれば、逆に手間を惜しんではいけません。(尚、防水処理や塗装も劣化しますから、定期的に再施工することを忘れないで下さい)早くて安いというのは、建築には不適かも知れませんね。

<関連記事>: 形状が変わっても、ハードなら交換可能 (2018年9月8日)
<関連記事>: 今回もきれいに納まりました (2018年9月10日)

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形状が変わっても、ハードなら交換可能

ハード社ダブルハングの交換建具

旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)社の新しい交換用建具(障子)です。

ダブルハングの建具ですから、上下2枚ありますが、木製格子まで付いています。

今回は、三重県四日市市の輸入住宅で誤って窓ガラスを割ってしまったとのことで、建具を交換することとなりました。

樹脂サッシの場合、多くはペアガラスだけを外して交換することが可能なのですが、アルミクラッドの木製サッシでは木枠の付いた建具ごとでしか交換は出来ません。

また、20年近く前のハードのダブルハングは、現在生産されているものと形状が違います。ただ、シエラ・パシフィック社は、既に古いタイプの交換用建具を製造してくれないのです。それじゃあ困るじゃないとお思いのあなた、実は古い窓枠に新しい形状の建具を入れ込む方法があるのです。

シエラ・パシフィックは、窓枠側に組み込まれている古いサイド・ジャムを新しい建具に適合するものに交換するという交換キットを開発しました。建具が変わったのなら、窓枠側も合うように修正するアイデアを思いついたのです。

それって、すごいことですよね。だって、基本窓枠は外壁から外すことなくそのまま使える訳ですから。ただ、そうは言っても、新しい建具類の木部は無塗装で入荷しますので、こうやって取付けする前に防水塗装をしてやる必要があるのです。

でも、こうやって会社でじっくり塗装をしますから、細かな部分まで丁寧に塗装が出来る処がホームメイドのいい処です。

<関連記事>: 交換前のマスキング (2018年9月9日)
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鍵を解除するのが大変でした

セキュリティの高い掃出しサッシのロック

名古屋市にある輸入住宅に住んでいる古いお客様から、掃出しサッシの鍵が掛かったまま外れなくなったので、何とか解除して欲しいという相談がありました。

20年程前に新築したお客様でしたから、そろそろメンテナンスをした方がいいと何度かご案内させて頂いているのですが、なかなかすぐには出来ない状態とのこと。

何れにしても、何とかしなきゃいけないということで、急遽お伺いしてきました。確かにロックが固くて、うんともすんとも動きません。

輸入の掃出しサッシは、空き巣や泥棒さんに狙われることを想定して、ペアガラスは強化ガラス、ロックは通常モーティシー・ロックを採用していますから、そう簡単には突破出来ません。

泥棒が突破しにくいということは、私たちが鍵を解除しようとしても同じように難しいということなんです。ドアの高さを調整して下げてみたり、ロックセットをいじってみたりいろいろなことをやりましたが、全然言うことを聞いてくれません。

恐らくドア枠側のストライクとドア側の鈎錠(ラッチ)が噛んでしまって動かないのではないかということで、出来るだけドアをドア枠側に寄せるようにやってみた処、瞬間的に鍵が外れました。いや~、大変な作業でした。

こちらの掃出しサッシは、確かインシュレート(Insulate)社のものだったように思いますが、写真のようにラッチではなくロック用のバーが2本飛び出している形状でした。

こんなに強固なロックケースが内蔵されている掃出しサッシは初めてみました。(取付けした私ですら、気が付きませんでした)ただ、このロック自体は破損していた訳ではなく、部品の位置がずれていたのが原因でしたから、調整してちゃんと動くようになりました。

もしロックが外れなかったら、バルコニーに洗濯ものが干せないばかりか、エアコンの室外機もメンテナンスが出来ません。勿論、窓を開けて換気をすることも出来ないですから、鍵が明いてよかったです。

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