お知らせ : ページ 176

ガイドから外れた

ウィンテック社樹脂製オーニングサッシ

こちらの写真は、岐阜県山県市の輸入住宅に施工されたウィンテック(WinTech)社のオーニングサッシですが、建具(障子)に付いているパーツが外れ、窓枠から離れています。

建具の上の方にあるのがそのパーツで、スライド・シューと呼ばれる樹脂部品です。

通常これが、窓枠側に装着されたガイドレールの中を走ることで窓が開閉するという仕組みなんですが、こうなると建具が窓枠から浮いた状態になってしまいます。

スライド・シューはなかなか外れない構造になってはいますが、それでも樹脂が劣化してくれば、レールに引っ掛けてある部分が割れたりして外れることがあるかも知れません。

このスライド・シューやガイドレールは、ウィンドウヒンジと呼ばれる部品の一部ですから、ウィンドウヒンジを新しいものに交換してやれば元通りに開閉出来るようになります。

ウィンドウヒンジは、下側が開くオーニングサッシの開閉だけでなく、横に開くケースメントサッシにも使われていますが、サイズや形状も様々ありますから、適合するものを確認してから注文するようにしたいものです。

でないとせっかく購入しても、窓に全然合わないなんてことになってしまいますから、注意しましょう。

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大量に注文を頂きました

インシュレート社シングルハングのバランサー

こちらの写真は、インシュレート(Insulate)社のシングルハング・サッシに装着されている古いバランサーです。

先日交換してきたアンダーセンのバランサーと違い、窓枠の両サイドに内蔵される形で付いているのが、このバランサーです。

「19 3」という刻印が見えますが、これがこのバランサーが適合するサッシの大きさやバネ強度を表しています。

写真を見るとバランサーのお尻に付いている樹脂パーツが随分汚れて劣化しているようですが、普通はここまで汚れることはないので、周囲の環境に何か特別な状況があるのでしょうね。

今回、このバランサーの交換部材を26本ご注文頂きました。バランサーは両サイドに1本ずつ付きますから、窓の数としては13ヶ所ということになります。

通常は、窓の高さを1階と2階で変えるのが殆どですが、恐らくこのおうちは全て同じ大きさのサッシに統一されているのでしょうね。

でも、こうやって全てのシングルハングのバランサーを、定期的に交換するのって本当は大切なことなんです。1ヶ所が悪くなったということは、その家の全てのバランサーの寿命が来ていると考えてもいいでしょう。

皆さんの輸入住宅でも一度窓を開け閉めして、うまく上がらないようであれば、バランサーを交換するタイミングかも知れませんよ。(因みに、輸入の上げ下げ窓であれば、形が違えどバランサーは必ず付いています)

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傷んだフレームも防水塗装します

アンダーセン社ダブルハング 建具防水塗装風景

昨日に引き続き、アンダーセン(Andersen)のダブルハングのメンテナンスの様子をご案内します。

不具合のあるバランサーを交換する際、建具(障子)を窓から外します。

お住まいの皆さんでは、まず建具を外すなんてことは殆どやったことがないと思いますが、長年風雨に曝され輸入サッシの建具の多くは傷んだり防水処理が劣化したりしています。

この機会を利用して、ペアガラスの周囲の防水や建具の塗装の劣化についてもメンテナンスを行います。

アンダーセンのダブルハングの外部は、木製の建具フレームの上に塗装をして仕上げるという仕様になっています。(ですから、アンダーセンのダブルハングはアルミクラッド・サッシではありません)

また、木製の建具枠にペアガラスを装着していますが、装着する為の樹脂製のガラス押えの隙間から雨が木部へ侵入するといったトラブルも多く発生しています。

ですから、木枠同士のつなぎ目やガラス押えの隙間、ペアガラスの周囲をコーキング等で全て防水処理します。勿論、その前に建具の外装木部をパラペイントのティンバーケアを使って、念入りに防水塗装を施します。(以前キシラデコールやノンロット、シッケンズなどの防水塗料も使いましたが、すぐに効果が薄れ役目を果たしてくれませんでした)

こうしてやることで、15~20年以上経ったアンダーセンのサッシももう15年は雨による腐食や劣化に耐えることが出来るようになります。

こうやってバランサーを交換出来る人も少ないですが、窓の防水施工を一緒に出来るという人は、国内では殆どいないかも知れませんね。

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家中のバランサーを交換しました

アンダーセンのダブルハングのメンテナンス

こちらの写真は、アンダーセン(Andersen)のダブルハングに装着されているバランサーを交換している途中です。

どこの輸入サッシ・メーカーのダブルハングも同じですが、建具(障子)を窓から外さない限りバランサーを外すことは出来ません。

アンダーセンもご多分に漏れず、バランサーを外すまでに建具だけでなくサイドジャムやヘッドジャムも外さなければならないので、作業はなかなか大変です。

それでも、ルーティーンな作業であれば、慣れれば然程時間を掛けずに交換が出来るようになるのですが、いつもイレギュラーな問題が発生してそれを解決するのに更に時間を要します。

今回は、和室の窓上に鴨居が被っていて、それが邪魔してヘッドジャムが簡単に外れないという問題がありました。

また、バランサーに窓枠を組み上げた際の大きな釘が差さっていて、バランサーが外れないばかりか、釘が邪魔して新しいバランサーが装着出来ないという問題もありました。

そういうことに備えて特殊な工具をいろいろ用意していましたから、時間は掛かりましたが、問題をクリアして無事交換することが出来ました。いや~、世の中いろいろありますねぇ。

バランサーの交換を結構簡単に考えているお客様もいるようですが、適切な手順と道具を伴わないで作業をすると、薄い樹脂で出来たジャムを割ってしまったり、取付けビスを破損してしまったり、余分な費用と時間が掛かることもありますから、注意が必要です。

今回は、20個以上のバランサーを交換し、ペアガラスや建具枠の防水処理をするのに延べ3日を要しました。早い方だとは思いますが、人海戦術ですから本当に疲れます。

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ウェインダルトンの問い合わせも増えてますねぇ

ウェインダルトン製ガレージドア・モーター iDrive

こちらの写真は、ウェインダルトン(Wayne Dalton)社製ガレージドア・モーターのiDrive Pro。

通常のガレージ・オープナーの場合は、トーション・バーから離れた位置に設置するものなんですが、このiDrive Proはバーに直接セットする形で取り付けられています。

そういう点では、見た目もすっきりしていてスマートなんですが、内蔵されたギアに不具合があるのかモーターが空回りしてドアが上がりません。

このオープナーは、トルクマスター(Torque Master)と呼ばれるシリーズのものに取り付けられているのですが、重いドアを引き上げる為のバネ(トーションスプリング)がチューブの中に内蔵されている為見えません。

オープナー同様トーションスプリングもすっきりした見た目でスマートなんですが、バネが劣化して切れても分かりづらい為に不具合に気付かないケースも多いのです。(最近、ちょっと変だなとは思っているはずですが・・・)

そうなると、本来ドアを前後に移動させるだけの簡単な役目しかないオープナーに、重いドアを上げたり下げたりする役目を要求することになりますから、モーターやギアの部分に大きな負荷が掛かります。

恐らくそういったことで、このオープナーも不具合を起してしまったのだろうと思います。

不具合のあるオープナーを交換しなければなりませんが、この製品は現在国内では手に入りませんし、チューブスプリングも特殊です。(尚、ウェインダルトンを国内で販売している業者はありません)

ですから、私たちはこういうケースでは、通常のトーションスプリングとドライブ・レールの付いた電動オープナーへ変更・交換することをお勧めしています。

そうすれば、将来何かあった時でも調達がしやすくなりますし、時間や費用もセーブ出来るはずです。まあ、見た目のすっきりさはなくなるかも知れませんが、オーソドックスなものの方が長く使う上では安心感があるのではないでしょうか。

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ちゃんと開くようになりましたよ

バランサーを交換した輸入シングルハング・サッシ

こちらは、輸入のコンテナハウスに取り付けられたメーカー不明の樹脂製シングルハング・サッシ。

15年以上経っているおうちのようですが、窓を開閉する為のバランサーと呼ばれる金物が不具合を起してしまいました。

通常は吊っている糸が切れるという不具合が多いのですが、今回は内蔵されたバネが切れてしまいました。

恐らく室内の湿気が抜けにくい構造の家なんでしょうね。錆びが出なければ、バネは結構長持ちします。不思議なものでバランサーの調子が悪くなると、窓の開け閉めが極端に悪くなります。

だから、皆さん窓を開けなくなるんですけどね。今日、窓枠の左右に取り付けられた2本のバランサーを交換したんですが、ご覧の通りきれいに窓が開いています。

交換すると新築の時くらい軽く窓が開けられるようになりますから、多くのお客様がこんなに軽かったかしらとビックリされます。

この家には、他にもシングルハングがあるようですが、寿命は同じようにきていますから、早めに全部交換しておく方が無難です。

特にこちらのような賃貸物件だと、壊れた都度お邪魔していたら、お金も掛かるし入居者の方に迷惑がられますからね。

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気密パッキンは、消耗品

アンダーセン社グライダー副開閉側のウェザーストリップ

こちらは、アンダーセン(Andersen)社製グライダー(引き違いサッシ)副開閉側のウェザーストリップ。

コーナー部分にウレタンで出来た連結部材が入っているのですが、それが劣化して外れています。

また、建具(障子)の溝に差し込まれている部分が千切れて、ウェザーストリップが外れて浮いています。

こういう状態では、ウェザーストリップは気密材の役割を果たせなくなっていますから、交換しないといけません。こういう部材の多くは、塩化ビニール等の柔らかな樹脂で出来ていますから、10~15年程度で定期交換するのが普通です。

でも、日本のサッシではこうした気密材が使われていることが少ない為、交換するという習慣が日本人にはありません。ですから、古い輸入住宅ではこうした不具合がそのまま放置されて窓からぶら下がっているといった光景も見受けられます。

普通に暮らしている分には、気密や断熱性能が下がって省エネ性能が落ちるくらいのことですが、台風などの強い雨風の時は、少しの隙間から雨が室内に入ってくることがあるかも知れません。

家を長く使っていく為には、常に正常な状態に保っていくことが大切ですから、定期的にサッシのウェザーストリップも交換しておきたいものですね。

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外れてしまうアイアン門扉のレバーハンドル

外れてしまうアイアン門扉のレバーハンドル

こちらは、先日鍵の交換・修理を行った名古屋の輸入住宅のアイアン製門扉。

手づくりの門扉で重厚感もあり、なかなか美しいデザインです。

工場で修理した後、元の場所に取付けしたのですが、お客様からレバーハンドルの調子が悪いので見て欲しいと言われました。

確認してみると、ハンドルを鍵の心棒に固定する為のめくらネジがなくなっているではありませんか。小さなネジですから外れてなくなってしまったのかも知れません。

きっと長年使って錆びてくれば、ネジも穴から抜けなくなるのでしょうが、新しいうちは仕方ないのかも知れませんね。門扉の加工・修理をしてもらった私の知り合いにお願いして、めくらネジを再度入れて頂きました。

めくらネジは、門扉に限らず輸入住宅のドアノブ・ドアレバーにもよく使われますので、ドアレバーがガタついて緩いと感じたら六角レンチで締め直したり、めくらネジを新しいものと交換したりしたいものです。

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このロック金物は、販売されていません

破損した掃出しサッシ用ロック金物

こちらは、福岡のお客様からお問い合わせを頂いた掃出しサッシのロック金物です。

インデュアホームさんというビルダーさんが15年前に建てた輸入住宅だそうですが、今は輸入住宅をやっていない為対応出来ないとのこと。

そこで、何故か私たちをご紹介頂き、お客様から直接ご相談頂きました。この輸入サッシは、建てた際の記録がなく、サッシ・メーカーも分からないということで、部品メーカーに該当部品を当たるしか方法はありません。

写真を見た限りでは、以前ヴァイスロイ(Viceroy)社のスライディング・パティオドアのロック金物の不具合でご相談頂いたものに近い気もします。

ただ、これが例えヴァイスロイのものだとしても、ヴァイスロイ自体は既に会社はありませんから、そこから個々の部品を手に入れることは出来ません。

こちらのロック金物は、モーティスロックと呼ばれる防犯対策が強化されたタイプで、鍵爪のフック(ラッチ)が金属で覆われて奥まった場所にありますから、外からこの部分を壊してこじ開けることは不可能です。

また、フックの上にはカンヌキ(デッドロック・バー)が出てきますから、ドアをドア枠から外すことも出来ません。

逆に言えば、ロックしたままでこの鍵が壊れてしまえば、お客様自身でこの金物のロックを解除することはまず不可能となりますから、破損する前に新しいものに交換しておかなければなりません。

ただ、この四角い金属製フェースプレートが付いたロック金物は、現在北米のどこにも売っていません。ですから、この金物を更に分解して、内蔵された破損したパーツのみを取り出して、交換する必要があります。

勿論、新しく調達するロック金物にも外装パーツが装着されていますから、そちらも分解して必要な部分だけを入れ替えるという作業が余分に必要です。(似た部品ですが、全く同じではありませんから・・・)

ただ、私たちがヴァイスロイ用に調達したロック金物が、このサッシに適合するかどうかは、現物を照らし合わせなければはっきりしません。

そういうリスクを承知の上で、私たちから部材の調達をしてそれをご自身で加工・装着するというやり方を選ぶのか、遠く福岡まで私たちが出向いていって装着まで作業するのかは、お客様次第です。

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日頃の掃除は大切です

ベランダにあるアンダーセン社掃出しサッシの敷居

こちらは、2階のバルコニーに出る為のアンダーセン(Andersen)製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)。

写真は、その敷居(ボトムレール)部分を撮ったものですが、室内側の木部に雨が入り込んだ時に出来た雨染みが写っています。

台風のような雨風が強い時に、レール部分に水が溜まってそれが敷居部分を越えて入り込んでくるということがありますが、それで出来たものだと思います。

一時的に雨が入っただけで、木部自体が腐ってきた訳ではありませんが、こういうことが何度も起きると木が腐食してきますから注意が必要です。

気密性が国産サッシに比べて高い輸入サッシでは、隙間が少ない分注射器の針先のように水が小さな隙間目掛けて勢いよく入り込んできます。

ですから、そうした雨を外に逃がすような排水口がサッシ枠に設けられているものもあるのですが、雨が逃げていく部分が砂やゴミや油汚れで塞がれてしまっていると、水は室内側へ向かうしか方法はありません。

写真をご覧頂くと、枠内のレールにそうした汚れがあるのが分かります。こうなる前に、普段からサッシの下端をハケで掃いたり掃除機で吸ったりしてきれいにしておくことは重要です。

また、排水口の中にもゴミが溜まっていないか確認して、必要あればブロワーか高圧洗浄機で穴を明けてやることもいいでしょう。

それでも雨風が強い場合は、排水口では処理しきれない状況になるかも知れません。その時は、レールの外側に雑巾や長細い布を敷いて雨風の勢いを弱めてあげましょう。

建物は自然の摂理に基づいて造られています。それを常に意識して不具合を未然に防ぐ方法を常に考えるようにしたいものです。その第一歩が、掃除や家の整理であることは忘れるべきでありません。

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