お知らせ : ページ 161

化粧シートを張り替えました

アルミ玄関ドアのBefore・After

三協アルミ製玄関ドアですが、ご近所のお客様から相談を頂き、ドアパネルの化粧シートを張り替えました。

いろいろな業者さんに相談されたそうですが、張り替え出来ないのでドアを交換するといった提案しか頂けなかったそうで、私のブログ記事をご覧になってドアに木目塗装が出来ないかというご希望でした。

本物のような木目を塗装で実現出来るのは、輸入のファイバグラス製の玄関ドアだけで、国産のアルミドアの場合は木目シートを張り直す形で修理をします。

10年くらいの築年数だそうですが、ここまでシートが退色していて表面の保護膜まで剥がれている状況は、あまり例がないようです。雨風や紫外線の影響でしょうが、やはりここにも地球温暖化が影を落としているのかも知れません。

新築当初のデザインシートはありませんから、出来るだけ近いもので張り直してみましたが、如何でしょうか。ツートンカラーの木目となりましたが、なかなか納まりの方もよさそうです。

化粧シートは、塩化ビニールの素材の上に木目を印刷してあるもののようですから、意外と長持ちする素材のような気がしますが、やはり人工物ですので必ず寿命が来るものです。

そういう時に対処出来なければ、長くお使い頂くことが出来ませんから、施工した材料をどうやって補修していくかを新築する業者も考えなければいけませんね。

最後に、シートの周囲に防水処理を施して、ハンドルやロックの金物を取り付けたら完了です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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急に寒くなったからか?

ガラスにヒビが入ったプライジェム製シングルハング

こちらは、プライジェム(Ply Gem)製シングルハングを室内から撮った写真です。

6年前に当社で新築施工させて頂いた輸入住宅ですが、当時としては最新の遮熱・断熱の両方の機能を持ったトリプルガラスを採用しました。

ペアガラスの場合は、熱反射の問題がある為、どちらか一方のガラスにしかLOW-Eのコーティングを施すことが出来ません。ですから、夏に重点を置く東海地方では、外側のガラスに遮熱のLOW-Eを採用したペアガラスを用います。

でも、トリプルガラスの場合は、中央にガラスが1枚入って内側と外側にそれぞれ空気層を作ることが出来ることから、両面のガラスにLOW-Eコーティングをしても熱反射することがありません。

その為、ダブルLOW-Eを採用したトリプルガラスは、夏は太陽光の遮熱とエアコンの冷気の保存を、冬は外の冷気の遮断と暖房の持続の両方を実現出来るのです。

今回のガラスのクラックは、朝起きたら突然割れていたということですから、最近急に寒くなったことで、急激な温度変化によるガラスへのストレスが生じた為ではないかと考えています。自然現象による、いわゆる「熱割れ」が原因ということかも知れません。

プライジェムの樹脂サッシの場合、上窓(アッパーサッシュ)の不具合であれば、ハメ殺しとなりますからガラスの防水処理を施工する際は外部足場が必要ですが、今回は下窓(ボトムサッシュ)のガラスの不具合ですから、建具を外してガラスの交換や防水処理をすることが可能です。

そういった意味では、余分な費用を抑えることが出来て、不幸中の幸いと言えるかも知れませんね。ペアガラスは、何かものが当たった状況でなくても、温度変化によって破損することもありますから、注意して下さいね。これは、どんな複層ガラス・サッシでも避けることは不可能です。

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日本家屋でも塗り直し出来ますよ

ビルトインガレージのある和風住宅

< 日本家屋でも塗り直し出来ますよ >

以前ビルトインガレージのトーションスプリングや電動オープナーの交換メンテナンスをさせて頂いたお客様から、外壁等の塗り替えがしたいので、見積をしてくれないかとの相談を頂きました。

和風な建物ですが、ガレージ付きなんてなかなか素敵じゃないですか。勿論、木製ガレージドアですから、こちらもパラペイントで塗り直しをするつもりです。

外壁は、ALCの発泡コンクリートが使われていますから、厚みもあって断熱性は結構いいかも知れませんね。ALCは、材質がコンクリートですから、透水性・透湿性があります。

そういった点で、壁の中の木の構造体の水分量を調節する目的で、湿気を逃がせる100%アクリルの塗料 パラペイントは向いているのではないかと思います。

ピュアアクリルの塗料は、目には見えないミクロの穴が無数に空いている為木の呼吸を止めませんし、水のような分子の大きなものは通しませんから、防水性もあるんです。

ホームメイドは輸入住宅専門ビルダーですが、屋外にも木を多く使っている和風な家は、逆に施工は得意かも知れません。パラペイントの色も、落ち着いたバリエーションのものもありますから、洗練された和風の佇まいにデザインすることも可能です。

また、正式にご依頼を頂きましたら、工事の様子をお見せしたいと思います。

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遠くからでは分かりませんが・・・

防水工事後のサッシ

< 遠くからでは分かりませんが・・・ >

こちらの写真は、外壁塗装の足場を利用して輸入樹脂サッシのガラスの周囲を防水処理した時の様子です。

白い樹脂フレームとペアガラスとの境目に対して、クリア色の防水材を塗ったのが分かりますでしょうか。

その場所には、柔らかな塩化ビニールで出来たパッキン材も付いているのですが、完璧なものではない為強い雨風の際はフレームの中に入ってきてしまいます。

それをカバーする形で、パッキン材の上から一部ガラス面に掛けて防水材を施工していますから、ペアガラスの周囲は隙間がない状態になっています。

こうしておくと、雨だけでなく夏場の湿気も防げますから、室内エアコンの冷たい熱に触れて湿気が結露となっても、ガラスの中は大丈夫です。そういう点では、お風呂場のサッシは屋外側だけでなく浴室側も防水処理しておくといいんですよ。

防水材は、防カビ性能のある透明なものを使っていますから、近くで見ないとよく分かりませんし、見た目も非常にきれいです。下手な業者がやると、せっかくの輸入サッシが台無しですよね(笑)

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楕円のペアガラスは難しい?

Elliptical window

輸入住宅ではドアや窓の上に半円形の飾り窓(ハーフサークル・ウィンドウ)を取付けているおうちをよく見掛けます。

その中には、円を少し押し潰したような楕円のハーフサークル・ウィンドウ(Elliptical window、エリプティカル・ウィンドウ)というものもあります。

今回愛知県のお客様から、楕円のハーフサークルウィンドウのペアガラスの中に放射状に組み込まれた飾り格子が外れてしまい、困っているという相談を頂きました。

ペアガラスは分解することが出来ないものですから、ガラスごと交換しない限り元に戻すことは出来ません。ただ、この輸入サッシは、既に製造がされていないウェンコ(Wenco)社の窓ですから、このメーカーに依頼して同じガラスを作ってもらうことは不可能です。

こういう場合は、別の会社にお願いしてペアガラスを作ってもらわなければいけないのですが、楕円のガラスを同じように作ってくれるところはなかなか少ないというのが現状です。

それは、ガラスの周囲に取り付ける気密スペーサーを左右同じ形に曲げる仕事が難しいという問題があるからのようです。

勿論、既存の窓を製造したサッシ・メーカーであれば、同じ型があるでしょうからその型に合わせて同じものを作ることは可能なのでしょうが、違うメーカーでそれをやってくれるところはなかなか見つかりません。

もしガラスを作ってくれる会社が見つかったとしても、同じガラスを作ってもらう為には、窓枠の一部を外してガラスの正確な大きさや形状を確認する必要があります。

こうした様々なハードルをクリアしてペアガラスを交換しようという専門ビルダーは、ホームメイド以外殆どいないかも知れませんね。でも、ガラスが割れたり内部結露を起したりした時は、困りますよね。

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窓が下がってくるなら、バランサー交換

マーヴィン製ダブルハングのバランサー

マーヴィン製ダブルハング・サッシの建具(障子)が下がってくるというご相談を頂きました。

こちらの写真は、そのサッシの側枠(サイドジャム)の付近を撮ったものですが、中央部に銀色の金属で見えるのがバランサーです。

樹脂製のジャムに内蔵される形になっているので、あまり目立たぬ存在ですが、この金属の棒状のものの中にバネや吊り糸が仕込まれています。

そうしたものによって、ペアガラスの重い建具を吊っている為、あまり重さを感じずに窓を上げ下げ出来るのですが、バネが劣化して弱ってきたりすると、重さを支え切れなくなって建具が落ちてきてしまいます。

特にアッパーサッシュ(上窓)が落ちてくるようになると、最悪窓の下枠にまで勢いよく落ちてきますから、建具のペアガラスが割れる恐れが生じます。

通常は、両袖のバランサーの片方の調子が悪くなるだけですから、もう片方が支えになって建具が落ちないようにしてくれています。そういう状態の時にまだ大丈夫と思わずに、早めにバランサーを交換することが大ごとにならない秘訣です。

バランサーが両側共おかしくなったら、それこそえらいことです。Marvinのようなアルミクラッド木製サッシに限らず、上げ下げ窓なら樹脂サッシでも必ずバランサーは付いています。10~15年で寿命を迎える消耗品ですから、定期的に交換するようにしたいものですね。

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交換時の処理も大切です

マーヴィン製ダブルハングの木枠が劣化した建具

こちらの写真は、マーヴィン(Marvin)社製ダブルハング・サッシのボトムサッシュ(下窓)です。

室内側の木枠が白く塗装されていますが、建具の下枠は完全に腐ってしまい、脱落を止めようと下枠とガラスとを養生テープで接着しています。

こうなってしまうと、この建具を新しいものと交換する以外に修理する方法はありませんが、単に新しい建具を調達してサッシにはめ込めばOKというものではありません。

本来、アルミクラッドの新しい建具は、室内側の木枠は無塗装の状態で入荷してきます。そこに塗装をする訳ですが、木の呼吸作用を止めない木部専用の塗料を塗らなければなりませんし、それも屋外用の防水性能がなければなりません。

多くの住宅メーカーは、内装用の塗料を使って木枠を塗装するのですが、それでは何ら防水効果はありませんし、ウレタンのような塗装をすると呼吸作用を阻害します。ですから、何でもいいから塗ればいいというものではないのです。

また、建具の屋外側ですが、ガラスの周囲にコーキング材で防水処理がなされているのですが、アメリカ人の施工ですから結構いい加減にやってあることもしばしばです。また、アルミのカバーのつなぎ目に隙間が、空いていたりということもあるかも知れません。

そういう点で、建具の外側についても装着前に再度防水処理を行うことが、将来のトラブルを防ぐ最も効果的な仕事となります。

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バルコニー笠木・手摺の防水処理

バルコニー笠木手摺の防水処理

こちらの写真は、今日雨漏れのメンテナンスを行ったバルコニーの笠木と手摺。

岐阜県海津市にある輸入住宅なんですが、外壁の塗装をしてもバルコニーの手摺壁が内側から水が染みてくる状態でした。

当初は、バルコニーの床面やサッシの周囲からの雨漏れを疑ったのですが、どうしても原因が分かりませんでした。

でも、他のおうちでも同様のトラブルがあり、いろいろ調べた処アルミの笠木や手摺に使われている樹脂製のパーツが劣化して欠損してそこから中に侵入していることが分かりました。

そこでこのおうちも同様の原因ではないかということが分かり、樹脂製の台座カバーの破損や笠木のつなぎ目の樹脂製カバーが浮いている状況を確認しました。確かにアルミはあまり劣化しませんが、付属しているプラスチック部品は、20年もすればボロボロになります。

また、長い年月で防水処理した箇所も劣化が進んでいますから、まさかアルミの手摺から雨漏れするなんて思いも寄りませんでした。

こういうトラブルが将来起こるなんてことを手摺メーカーは告知していませんし、施工した建築業者も全く認識していないですから、お住まいの皆さんが注意するしかありません。きっとベランダからの雨漏れでずっと悩んでいるという人は多いと思いますので、ご心配な方はご相談下さい。

<関連記事>: ベランダは、雨漏れ注意 (2019年12月27日)

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雨の少ない時期に直したい

木部が腐ったマーヴィン製ケースメントサッシ

今日は、三重県四日市市にある輸入住宅で輸入サッシの不具合チェックを実施してきました。

建ってから30年近いおうちということで、いろいろとメンテナンスが必要だろうということでしたが、ある意味予想通りという状況でした。

このおうちに使われているのは、マーヴィン(Marvin)社のアルミクラッドサッシ(木製サッシの屋外側をアルミの薄板でカバーしている窓)。

アルミは腐食に強く、カバーしていれば雨によって木も腐らないという過信があるのですが、実際にはそういうことはありません。

勿論、そういうトラブルに対して、サッシ・メーカーも製品の改善を行っている訳ですが、古いサッシを改修することはありません。

施工した工務店も、30年も前ということなら、輸入資材に対して深い知識や経験もなく、不具合に対する予防策も用意していないのが普通でした。

お客様も建築業者も輸入資材に対しては素人同然という状況の中、輸入住宅ブームに乗ってどんどん家が造られたことで、100年の寿命があるはずの輸入住宅が10~15年でボロボロになったことは悲しいことです。

写真のサッシは、ペアガラスとアルミ枠との境目から雨が入り、それが内側から建具(障子)の木部を腐食させました。中から腐った木部は、開閉金物の動きに追随出来ず、木部の一部が金物と一緒に千切れてしまったのがこの写真です。

こうなってしまうと、マーヴィンの場合は建具を新しいものに交換するのが、最善の修理方法になりますが、木部が単に変色した程度であれば、ガラス等の周囲の防水処理や木部の防水塗装を行うことで、救えるかも知れません。

雨の少ない冬場ですから、梅雨の時期が来る前に不具合状況を確認の上、修理計画を立てることが大切です。

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Wifi接続のスマートロック Halo

クイックセットのハロ

以前、ブルートゥースでスマホと連動するクイックセット(Kwikset)社の「Kevo」をご紹介しましたが、今回はWifiでスマホと連動する「Halo」という製品をご紹介します。

Kevoは、主にブルートゥースでスマホと鍵を連動させることで、そのスマホを持っていれば、ロック本体にタッチするだけで鍵の開閉が可能となるというものでした。

今回のHaloは、Wifiを介して連動させますから、スマホのアプリで操作をしないと鍵の開閉は出来ません。ですから、たくさんの荷物を持って家に帰ってきた時などは、指のタッチだけで鍵を開けられるKevoの方が便利かも知れません。

ただ、Haloのいい処は、家の鍵の開閉状況をWifiでつながるスマホで確認が出来るということにあります。それは留守中であっても可能ですから、子供が学校から帰ってくるタイミングで鍵の開閉があったかも分かりますし、家族が旅行している最中に不審者が鍵を開けたということも分かります。

もし家族が玄関の鍵を開けられないという場合でも、遠隔操作でスマホから鍵を開けるということも可能です。また、Wifiでつながっているということですから、スマートスピーカーのAmazon Alexaを使えば、話しかけるだけでロックの開閉も可能です。

もし家だけでなく、会社のオフィスや倉庫、別荘などあらゆる場所にHaloを設置すれば、スマホだけで鍵の全ての管理も可能となります。当然、スマホやHaloの電池が切れたという場合は、従来のキーも使えます。

そのうち、監視カメラ付きの玄関ロックなんてものも発売されるかも知れませんね。

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