お知らせ : ページ 140

電動オープナーだけ交換しても意味はない

先日、お客様からガレージのオープナーが破損して、ドアが開けられなくなったというご相談を頂きました。

0.5馬力のリフトマスター製電動オープナーで、こういう場合内蔵された樹脂製のギアが摩耗して、噛み合わなくなったことが原因です。

モーターは動いていますが、空回りしてチェーン・ドライブが作動しない状況となりますが、こういう場合ギアを交換したり、オープナー自体を交換したりすれば直るというものではありません。

通常ギアが擦り減ってしまう程、ギアに負担が掛かってはいけないのです。案の定、ドアを持ち上げる為のトーションスプリングのバネが弱っていて、ドアを人力で開閉させることが出来ません。

また、ガレージドアの左右のバランスなども崩れているようで、こうしたことも部品を交換したり調整したりする必要があります。ガレージドアは、幅が5.5mもある大きな木製ドアですから、部品類だけでも結構な費用が掛かります。

ただ、定期的に点検・調整をしてこなかったということですから、この機会にちゃんと直しておいた方が不安なくお使い頂けるように思います。

特に、毎日車を使われるようなご家庭では、ガレージドアの開閉に支障があれば、どこにも出掛けられないなんてことにもなりかねませんから、ある意味死活問題かも知れません。

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ヴァイスロイの部品は特殊です

先日、ヴァイスロイ(Viceroy、バイスロイ)社の掃出しサッシのドアハンドルについて記事に書かせて頂きましたが、新しいハンドルを調達して昨日交換に伺ってきました。

破損したハンドルやロックレバーは既に取り外されていて、ドアに明いた取付け穴が露出した状態でした。

ドアに内蔵されたロックケースも破損している可能性があるということでしたので、ロックケースも新しいものを用意して伺いました。

幸いロックケースには不具合はないようでしたが、随分時間も経っているということで、念の為こちらも交換しておくこととしました。ただ、このロックケースは既に廃番になっているようで、部品メーカーにもこれと同じものはありません。

ですから、心臓部の部品だけを調達して、古いパーツで使えそうなものと組み合わせて取付けを行いました。組み合わせると言っても、これが結構大変で下手をすると部品自体を損傷してしまう恐れがありますから、細心の注意を払わなくてはいけません。

次に、ハンドルとロックレバーの交換ですが、これも新しいものと既存のものとでは若干規格に違いがあって、やはり取付けするには加工が必要となりました。こういうイレギュラーな問題はよくあることで、それに対応出来るように様々な工具を準備して現場に行くようにしています。

今回も試行錯誤をしながらの取付けとなりましたから、少々時間は掛かりましたが、無事取付けが完了しました。

ヴァイスロイのサッシは部品自体も特殊で、なかなか調達先を見付けることが難しいですが、その取付けにも苦労しますから普通の住宅メーカーやリフォーム屋さんでは太刀打ち出来ないかも知れませんね。

<関連記事>: ヴァイスロイ社製サッシのメンテナンス (2020年8月26日)
<関連記事>: どちらも特殊な金物です (2021年3月22日)

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開けっ放しでは心配です

本日、会社に来てメールをチェックしていた処、お客様から突然電話が掛かってきました。

この方は、以前からサミット(Summit)製サッシのメンテナンスについて問い合わせを頂いていたお客様で、元々割れたペアガラスの交換を希望されていらっしゃいました。

ところが今回、他のサッシのチェックをしていたら、シングルハングのサッシの一部が破損して、開いたまま閉まらなくなってしまったので、何とかして欲しいという内容でした。

このお客様のおうちは、名古屋からは少し遠い場所にあって、行くにしても一日掛かりとなってしまいます。また、ご相談を頂いているだけで、何ら工事のお約束もしていないという段階ですから、すぐに来て欲しいと言われてもなかなか伺える状況ではありません。

でも、どういう状況なのかを伺わないと、対処するにしても道具もアドバイスも何も準備することが出来ません。

ゆくゆく聞いてみると、昨日記事に書いたトップガイドという部品が外れたか破損したかして、チャンネルバランサーが上に飛び出してきたようです。当然、飛び出してきたバランサーは窓の片側だけですから、建具も傾いた状態になっています。

その為に建具の角が窓枠に引っ掛かって、建具にブレーキが掛かった状態になってしまい、建具がこれ以上降りなくなっていると推測されます。

ガラス交換の為の寸法調査の出張費を頂ければ、行く段取りをして復旧にお伺いしますが、まだお客様からは手配の連絡はありません。私からは状況説明を差し上げましたが、お客様はどうされるんでしょうねぇ。

でも、この不具合は今まで表に出なかっただけで、実際には既に不具合を起していたはずですから、私が伺うタイミングで発生したのは不幸中の幸いかも知れません。

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同じものは他では買えない?

こちらの部品は、シングルハング・サッシに付いているチャネル・バランサーを建具の両サイドに固定する為のトップガイドです。

これがないと、チャネル・バランサーが建具の両サイドから飛び出してきてしまいますから、バランサーと同時交換することをお勧めしています。

形状や大きさにはいろいろありますが、このトップガイドはミルガード(Milgard)のサッシに用いる為のパーツです。

ただ、ミルガードのトップガイドは、形状が他社のものと異なっていて部品メーカーから同じものを手に入れるのは難しいのが実情です。

そこで、私たち ホームメイドは、様々なトップガイドを実際のサッシに装着してみて、このパーツなら問題なく使えるというものを見付けました。こうしたテストが出来るのも、いくつもの現場で修理を長年してきたホームメイドだからだと思います。

プラスチックで出来ているトップガイドは、少しでも違うものを取り付けると建具とサッシ枠との間に隙間が生じてガタガタしたり、バランサーが飛び出してきたりしますから、適切なものを取り付けることが長持ちにつながりますよ。

<関連記事>: こうなると、バランサーが飛び出してきます (2020年9月3日)

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レバーが外れたり、回転カムが破損したり・・

今日、お客様からミルガード(Milgard)製の引き違いサッシ用のロック金物が欲しいというご相談がありました。

写真がそのロックですが、このデザインのものは微妙な寸法違いのものが多数存在します。

取付け穴の位置や距離が違ったり、全体が少し大きかったりと一見同じでも慌てて注文すると違うものだったりします。ですから、形状や詳細寸法の確認は、念には念を入れて行います。

このカムロックは、鋳物で出来ていますから、なかなか丈夫ではあるんですが、レバーが台座部分から外れてしまったり、回転してロックを掛ける部分が削れてしまって鍵が掛けづらくなったりします。

本当は、そうなる原因が他にあるんですが、そこまで深く見ないで金物だけを注文頂くケースが殆どかも知れません。とは言っても、引き違いサッシの場合は、調整出来る範囲が非常に少なかったりしますから、ある程度仕方ないとは思います。

ミルガードだけでなく、こういうサッシロックは多くの輸入サッシで使われているはずですから、壊れる前に早めに交換しておく方が、安全上の問題は少なくなると思います。勿論、国内で在庫を持っている処はありませんから、取り寄せとなると1ヶ月程度の時間が掛かりますから、注意して下さいね。

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これから木部の防水塗装です

先日、外装のアルミパネルを外して木製の建具枠を露出させ、古いペアガラスをも外した様子をご覧頂きました。

今回は、その枠に新しいガラスを装着して、アルミパネルを復旧させた状態の写真をご覧に入れましょう。

如何でしょうか、ガラスもピカピカですし、白いアルミの外装もきれいに納まっていますでしょ。

ペアガラスは、防水テープで固定されていますし、更に屋外側のガラスの周囲やアルミのつなぎ目には防水処理を施してあります。

リッチモンド(Richmond)のサッシの構造的な弱点なども、窓を分解することによって分かりましたから、そういった部分にも防水補強を施してあります。

アルミクラッドの木製サッシを分解修理することが出来るのは、広い日本でもそんなに多くはいないと思いますから、今まで悩んでいた方のお役に立てるのではないでしょうか。

ガラス交換だけでなく、飾り格子の固定ピンの交換や網戸の修理、建具の木部防水塗装なども今後順次行っていく予定ですから、そういう一連の作業が完了したら、またご覧に入れますね。

<関連記事>: 丸裸にしたところです (2020年9月25日)

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足場があるうちに

昨日、愛知県大治町の輸入住宅で、輸入サッシのガラス防水処理を行ってきました。

このおうちは、お客様が直接お願いされた外壁塗装の為に、周囲に足場が組んであります。

ただ、塗装は週半ばに完了していて、週明け早々に足場の撤去が始まる予定でした。

そこで、塗装と足場撤去の間を突いて、屋外側からペアガラスの防水処理を行ったという訳です。(シングルハングの上窓はFIXですから、外部足場がないと2階での外からの作業は出来ません)

全部が全部家中のガラスを防水するのは、少々時間がありませんので、足場が必要な2階以上のサッシを重点的に施工する形にしました。

写真は、2階にある樹脂サッシのガラスにマスキングテープを張った処の様子です。このように、建具枠から少し離した位置にテープを張ることで、枠とガラスを同時に防水することが可能になります。

ただ、ガラスにあまり幅広に防水コーキングを付け過ぎると、部屋から外を見た時にあまり美しくありませんから、その塩梅が肝心です。勿論、この作業の前にはガラスの周囲や枠といった部分を雑巾で拭いてきれいにしておくことも大切ですよ。(どうしても取れない汚れは仕方ないですが・・・)

それにしても、私は高所恐怖症ですから、高い場所での作業は本当に冷や汗ものです。(でも、だからと言って手抜きはしませんよ)

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丸裸にしたところです

昨日、トステム(トーヨーサッシ)が輸入・販売していたリッチモンド(Richmond)製ダブルハング・サッシのペアガラスを外しました。

古いペアガラスが内部結露を起して曇っていた為、交換する目的でガラスを外したのですが、ガラスは外装のアルミカバーで固定されていますから、アルミの板材を全て外さなければペアガラスは外せません。

これが相当厄介な作業で、適切な道具と力仕事の2つが必要でした。アルミの外装はしっかりと建具の木枠にくっついていますから、そう簡単に外れるものではありません。

無理に外そうとすれば、アルミの板が曲がって使いものにならなくなります。トステムでは現在この窓を扱っていませんから、部品の供給もありません。ですから、部品を壊してしまったら、一巻の終わり。

丁寧に時間を掛けてこの状態にするのに、1日掛かりました。ペアガラスを外した木枠の周囲には、防水テープの残骸がしぶとく残っています。

黒っぽい跡がそれですが、これも丁寧に剥がしてきれいにしないと、木枠と新しいペアガラスとの間に隙間が生じてしまいます。隙間があれば、湿気がある空気がペアガラスの周囲に入り込んでしまいますから、古い防水テープを残しておいてはいけません。

通常のアルミクラッド・輸入サッシは、このように建具を分解してガラスを交換するという離れ業は出来ません。

ですから、既に国内でのサービスが受けられないリッチモンドのサッシのガラス交換が出来るのは、お客様にとってはラッキーなことだと思います。(私たち施工者にとっては、相当厄介ですが・・・涙)因みに、この修理が出来る人は、日本に何人いるんでしょうねぇ?

<関連記事>: このサッシのガラス交換は大変です (2020年8月4日)
<関連記事>: これから木部の防水塗装です (2020年9月28日)

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サッシ調整が必要かも・・・

輸入サッシの技術使ってOEMで樹脂サッシを製造しているクレトイシ。

そのケースメントサッシに使われているクランクハンドルが破損したということでご相談を頂きました。

写真のようにオペレーターとの接続部分が、完全に破壊されています。鉄の鋳物で出来ていますから、余程の力を掛けないとこんなことにはなりません。

現状お客様からは、このハンドル部品だけが欲しいというご依頼ですが、ハンドルを交換した処でオペレーターのギアが回しにくいという状況は変わらないでしょうから、交換してもすぐに壊れてしまう可能性があります。

まあ、ここまでハンドルが壊れていると、オペレーターの方にも相当ストレスが加わっているでしょうから、そのうちオペレーターの方も交換することになるかも知れません。

こういう場合、その原因はサッシの掃除といった手入れが不足していることだろうと思われます。サッシの枠周辺に砂や油汚れが溜まっていると、建具を支えるウィンドウヒンジの動きが悪くなります。

特に建具の下側のヒンジの動きが悪くなりますから、上側のスムースな動きに追随出来なくなります。そうなると、建具の上下で動きに違いが生じますから、建具が斜めに傾いた状態でドア枠の方に向かって閉まります。

ただ、建具の上はきれいに納まっても、下側はまだ窓枠まで到達していません。ですから、窓が十分閉まり切っていない状態となり、ロックも掛けづらい状況となりますから、それを無理やり閉めようとしてオペレーターやハンドルを目一杯回そうとします。

これはオペレーターやハンドルの不具合で起きている訳ではありませんから、そんなことをしても窓が閉まることはありません。逆に、オペレーターやハンドルにストレスが掛かって、そちらに不具合が発生するというのがパターンです。

こういう時は、サッシの建て起こし(水平・垂直)や部品を調整する必要がありますから、専門家に相談して診てもらうことをお勧めします。

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バランサー・ブリックがボロボロです

今日、尾張旭市のお客様のおうちに伺って、マーヴィン(Marvin)製ダブルハングサッシ、2ヶ所のメンテナンスを行ってきました。

主な作業は、バランサーの交換とガラスの防水処理。そして、サッシの開閉具合の調整です。

長年使っていると、窓の開閉が重くて動かしづらいなんてことがよくありませんか?そういう調整作業をすると、見違えるように動きがスムースになります。

さて、写真は交換した新旧のバランサー。古いバランサーは、建具を支えるバランサー・ブリックの部分が劣化して割れています。これでは、建具がバランサーから外れて、下へ落ちてきてしまいますよね。新しいものが正しい形状ですから、その破損状況がよく分かります。

バランサーの不具合は、この部分の破損の他に、ヒモ切れやバネの劣化による吊りヒモの強度不足などがあります。何れの場合でもバランサーそのものを交換しないことには直りませんから、10~15年程度経ったら定期的に交換するようにして下さい。

また、バランサーの交換の際は上下の建具を全て外さないといけませんから、ペアガラスの内部結露を防ぐ為に、ガラスの周囲やアルミ枠のつなぎ目などを一緒に防水処理してやると、サッシのトラブルを減らすことが可能です。

手間を惜しまず、やれる時にやれることをしてこそ、家は長持ちするんです。そうそう、交換の時はガラスや窓枠の掃除も忘れずに!

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