お知らせ : ページ 393

大きな吹き抜けのリビング

愛知県半田市のレンガ積みの家、K邸の内部をお見せします。もうすぐ引き渡しとなりますから、こうやってご覧頂けるのもあと僅かかも知れません。

以前、構造を組み上げる建方工事の際に、八角形に飛び出した大きな壁の様子を記事に書いたことがありますが、その壁の部分が仕上がった状態がこの写真です。

真っ白なツヤ消しのドライウォールの壁に、ブラウンカラーの木の窓枠がくっきり映えていますね。

中世ヨーロッパをイメージしたインテリアには、アイアンの大きなシャンデリアと薪ストーブが配されています。また、吹き抜けを上がる長い煙突パイプも、吹き抜けの高さを更に強く印象付けます。

さて、このリビングは、広く見えるでしょうか、それとも狭く見えるでしょうか。このマジックの答は、実際にご覧頂くと分かるかも知れませんよ。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: こんな柔らかな景色は、壁の角が丸いからだけ? (2014年4月12日)
<関連記事>: やっぱり寝室は、落ち着く雰囲気で (2014年4月5日)
<関連記事>: 薄明りのカーテンとインテリア (2013年11月5日)
<関連記事>: 独創的なインテリア・デザインを創る (2013年8月3日)
<関連記事>: インテリア・デザインに上質さや高級感を加えるには・・・ (2013年2月22日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: デザイン | タグ: , , , , |

久々にふわふわカーペット

ツヤ消し塗装のオレンジ・ベージュのドライウォールの壁に8分ツヤで白く塗装した木枠。それだけでも、お洒落な輸入住宅ですが、そこにカナダから輸入した毛足の長いカーペットがきたら、ゴージャスそのもの。

半田市のレンガの家、K邸のリビングなど大部分の床には、無垢のオーク・フローリングを施工しましたが、寝室とそこにつながるウォークイン・クローゼットだけは、カナダの輸入カーペットにしてみました。カーペット単体でも十分ふかふかですが、下地に厚手のカーペット・パッドを入れて更にふかふか感を上げています。

カナダのカーペットは、汚れやダニに強く、少々飲み物をこぼしても防水加工をしてあるので心配要りません。勿論、有害な化学物質など含んでいませんから、室内の空気を汚すこともありません。

最近、カビやダニの問題でカーペットを敷く家庭が少なくなってきましたが、国産のパンチ・カーペットとは全然ものが違います。

また、カーペットは、音を緩和する効果もありますから、2階の足音を気にしなくてもよかったり、ピアノの音の反響を減らしてくれる働きをしたりもします。

特に、ホームメイドの輸入住宅は、吸音効果の高いセルロースの断熱材を使っていますから、その効果も格段に上がります。

また、北米の住宅の80%以上はカーペット敷きですから、その快適性も想像出来ますね。こういうところにも、お客様の本物へのこだわりが見え隠れしています。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: デザイン | タグ: , , |

レンガの家が、ようやく完成してきましたぁ!

愛知県半田市で施工中のレンガ積み輸入住宅、K邸。足場も外れ、重厚で美しい赤レンガの外観が見えるようになりました。ドライウォールなどの内装もほぼ完成した感じです。

週末、細かな仕上げをしにスタッフが現場に行った時は、既に全館空調の試運転が行われ、暑かったのが嘘のように快適だったようです。

本物のレンガ積み外壁は、厚さが90mmもありますので、木造の構造体に入れたセルロースの断熱材と相まって、ダブル断熱構造となりますから、全館空調もよく効きますよ。ここが、レンガ・タイルと全然違うところですね。

現在、外構工事も同時並行で行われていますが、こちらの方もお施主様こだわりの門扉等が入りますので、こちらが完成してくると圧巻の洋館デザインとなるはずです。

半田は、100年前の赤レンガの建物が残っている街ですが、平成の現代に再び姿を現したといった感じでしょうか。JR東京駅や富岡製糸場のように古さを感じさせない伝統的なデザインと妥協を許さない本物の素材、究極の技術や設備で造られたホームメイドのレンガの家を見たいと思いませんか?

見学や建築のご希望については、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: レンガ積み外壁 | タグ: , , , , , , |

デザイン的には、素敵だが・・・。

先日、輸入のビニール・クロス(壁紙)のカタログが郵送されてきた。

輸入のクロスは、国産のものと比べて少々お高いのだが、そのデザイン性は格段に違う。

大柄の花をあしらったものや革のソファを思わせるようなもの、ビロードのドレープが描かれていて、まるでカーテンが壁一面に掛かっているように見えるものまで、今までのクロスのイメージを一新させるようなクロスも登場している。

ホームメイドでは、内装の全てをドライウォールにしているからビニール・クロスをインテリアに使うことは殆どないが、トイレや洗面などの限られた空間に使うなら、アクセントとしてはいいのかも知れない。

ただ、デザインが面白くなったとは言え、本質である素材そのものは、結局変わっていない訳だから、経年劣化やビニールの縮みによる壁紙接合部の割れ、化学物質による臭いなどの問題は解決されていないことだけは理解しておく必要がある。

頻繁に目先を変えたり、印象を強くしたりしなければいけない店舗などで、こうした素材を張るというのであればいいとは思うが、何十年も使い続けるおうちにおいては、これが一番素晴らしいとは思えない理由だ。

まあ、これは私の価値観でしかないかも知れませんが、その価値観は必ずホームメイドの家づくりにも反映されるはずです。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: デザイン | タグ: , , |

外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)

先日、建築関係の友人から、レンガ・タイル(スライス・ブリック、カルチャード・ブリック)を張ってある輸入住宅の外壁の内側がボロボロになっているのだが、どうしたらいいかという相談があった。

話を聞くと、構造体の構造用合板の上にラスカットと呼ばれるモルタル下地材が直接張られていて、そこに接着剤としてモルタルを塗ってからスライス・ブリックを上に張ってあるという。

下地や目地に使われるモルタルは、セメントと砂を混ぜて作られているから、雨が当たれば中に染み込んでしまう。それが長い期間繰り返されると、モルタルにクラックが入って水が侵入する経路が出来る。

ラスカット自体も薄いベニヤ板だから水に弱く、長年晒されるとカビたり腐ったりして、その内側にある構造用合板や柱材をも同様に腐敗・劣化させてしまうのだ。下の写真が、そのトラブルに見舞われた壁の様子だ。

その家は、湿潤となったその場所に、更に黒アリが侵入して巣まで作っていたというから驚きだ。

シロアリでなかったのは、まだましと言えるのだが、構造用合板の上に胴縁と呼ばれる桟木を打って通気層を作り、面倒だがその上にサイディングを張って、それからレンガ・タイルを張るべきだろう。

レンガ・タイルだけでなく、南欧風のコテ塗り仕上げのモルタル塗りやジョリパット塗りも同様に手間を掛けなければ、同じトラブルに見舞われるかも知れない。もしそうなったら、補修の費用は新築時の2~3倍掛かることになる。

見栄えが同じならコストダウンした業者を選ぶという考え方が、新築の契約では一般的だろうが、手を抜けば費用も削減出来ることを忘れてはいけません。また、その代償も自身で負担しなければいけないのです。

どういった仕事をする業者なのかは、一般の皆さんには分からないかも知れませんが、ホームページやブログでどれだけ情報公開しているか、どんな考え方で家づくりをしているかを見極めることは可能です。

家づくりにはお金が大切ですが、それよりも心や日々の努力や勉強が重要ですね。輸入住宅の新築や修理をお考えの方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (2)
<関連記事>: レンガ・タイルは、将来メンテナンスが必要になる
<関連記事>: 雨が入ると、こうなってしまう
<関連記事>: コンクリートの下地でも安心出来ない
<関連記事>: 壁体内結露は、静かに進行する
<関連記事>: ツヤが違います (2018年4月30日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: ご案内・注意情報 | タグ: , , , , , , , |

いい加減な手直しでは価値がない

この家では、輸入サッシに不具合があった為に、不具合のあったものを全て違うものに交換し、窓の周辺を補修するという工事が数年前に行われた。

この工事を施工したのは私が以前勤めていた工務店なんだが、建物中央部の2階窓上のサイディングの色が変色している。施工当初から色の違いがあったのだが、近年その色の違いがくっきりしてきた。

はっきりしたことは言えないが、当初の色番を確認せずにおおよその近い色を適当に塗ったとしか思えない。

私が在籍していた時に営業担当した初期の輸入住宅なので、せっかくお金を掛けるんだったら、もうちょっと気を遣ってあげて欲しかったと少し悲しい気持ちになりました。

お客さんと話をしたら、もうちょっとで手直しした時に組んだ住宅融資が完済するので、それが終わったら何とか外壁や屋根の塗り直しをしたいと考えているそうな。

既に釘の頭が浮いてきたり、サイディング自体にクラックが入ってきたりしているので、早めに対処しましょうねというお話だけはしてきました。

半年毎に全てのお客さんのところを回るという約束は、私だけしか果たしていないのだろうか。工務店というレベルでなく、住宅業界という大きな枠組みでアフター・サービスの問題があるような気がする。

定期的な訪問によって早い段階で問題点を見つけていかなければ、補修の範囲も大きくなるし、家への愛着もなくなってきてしまいます。

人の振り見て我が振り直せではありませんが、こういうトラブルは自身への鏡と捉え、気持ちを引き締めていかなければいけませんね。

そうそう、余談ですが、よく流しのリフォーム屋さんが「キャンペーン価格でやりますよ」って回ってきますよね。普通私たちなら、塗装する前には油などの汚れをしっかり洗い流します。塗装の汚れがひどい場合には、プライマーという下塗り1回して、それから上塗りを2回以上するんです。

でも、その工程を1つ、2つ省けば、早く安く出来ますよね。外壁で傷んだ部分があっても、補修などしてくれません。パッと見の外観は変わりませんが、耐久性は全然違います。これが、キャンペーンやモニター価格のからくりです。

輸入住宅の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

プランニング進行中!

あるお客様と、先日の火曜に久しぶりに当社の事務所で打合せを行いました。

いつもは、スタッフの松葉とメールでやりとりをさせて頂いていましたが、おおよそプランが煮詰まってきたということで、プランの最終提案をさせて頂く前に、直接会って意見を交わしましょうということとなった。

レンガ積み外壁、ドライウォールの内装、レッスンルーム、二世帯、薪ストーブ、ビルトイン・ガレージ、全館空調と内容も盛り沢山。ここまで来るのに結構長い時間が掛かりましたが、随分皆さんの想いが反映されたプランになってきたと思います。

敷地の形状やお客さんの想い、ご家族への配慮、そういうたくさんの要素がひとつの形になるのですから、そこに至るまでの時間が長く掛かるのは当たり前です。

その間に作ったプランは数知れず。(そこまでは言いませんが、細かな派生案を含めれば、相当な数となりました)だから、時期的に後からご相談頂いたお客様の話が、先に進んでしまったりしたのは、ご容赦下さいね。

お客様の想いをくみ取っていろいろ考えていく私たちの努力だけでなく、こうして気長にお付き合い頂けるお客様の根気がなければ、高い位置でバランスが取れたプランニングは難しいと思います。

来年4月に導入される消費増税の話もありますので、9月末までに契約しなければいけないというプレッシャーはありますが、そこがお客様にとっての優先順位第一ではありません。

それをちらつかせて契約してもらおうなどという姑息な手段を取るつもりもありません。日程のターゲットはターゲットとして頭に入れながら、どこまで頑張れるかはお互いの努力と熱意です。

でも、出来るだけ負担の少ないようにしてあげたいという人情だけは忘れてはいけません。家づくりって、やっぱり修行ですよね。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: プランニング | タグ: , , , , , |

昭和高校の同窓会は、頑張ってるなぁ

昨日、2013年度の同窓会 総会がありました。不肖私は、33回卒の代表理事として参加させて頂きました。

毎年来て頂けるのは、年長の皆さんばかり。勿論、卒業1年目の若い同窓生をメインで呼ぶので、そっちの方が大勢なんだけど、2年目、3年目となるとどんどん人数が減っていく。

若い人たちが年に1回集まれる場という感じに、もう少ししていかないといけないよねぇ。

そうは言いながら、写真に写っている藤村さん(私たちの時は体育研究室のバレー教師、後に校長に就任)や田島さん、あんしげさんや浜島さんなんかもいつも参加してくれています。

そして、いつも最後に歌うのは、校歌なんだよね。私らくらいのおっさんになると、校歌のメロディはグッとくるんだよ。やっぱり、ノスタルジーを感じるんだろうね。

皆さんもたまには出身校の同窓会や校舎に仲間を連れて遊びにいってみては如何でしょうか。青春の暑かった夏を思い出すかも知れませんよ。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 日常日記 | タグ: |

何でもありの便利さか?目的に特化した楽しさか?

家づくりをしたいとお考えの人に最初にお話しさせて頂くのは、家づくりのテーマについてです。それは、目的や目標、家のコンセプト、家を造ることによって何を得たいのかということと捉えて頂いてもいいと思います。

それは、きっと非常にシンプルな言葉で表現出来るものだと私は思います。

これを映画やドラマのタイトルと同じと考えるとより分かりやすいかも知れませんね。そう、皆さんのおうちにタイトルを付けるとしたら、どんなおうちでしょうか?一度考えてみて下さい。

それがはっきりしているご家族は、家づくりの過程において考え方が大きくぶれることはありません。

それが優先順位一番のはずですから、間取りやデザイン、資材や家具の選択をする時、どちらかを選ばなければいけないという場合でも、「テーマから考えれば、こっち」だという意識が自然と生まれてくるのです。そこには迷いはありません。

では、もしそういったテーマがないとしたら、どうなるでしょうか。つまり、建てるという行為自体が目的となってしまった場合を意味します。

そこには何でもありの考え方しかありません。例えば、素材にこだわりはありませんから、安ければ何でもいい、見栄えさえよければ何でもいい、流行りのソーラー発電も付けたい、個室以外にゲストルームもあるといい、将来子供が乗ることを考えて駐車場は4台欲しい、予算は2000万円以下にしたい、オーディオ・ルームや書斎、納戸なども必要、敷地は狭いけど庭も広く取ってバーベキューをしたい、という希望があるとします。

確かに限られた資金と敷地面積の中で、出来るだけ多くの希望を叶えたいというのは人情ですから、よく理解出来ます。

ただ、そこには多くの矛盾を含んでいることがよくあります。建売り並の予算で、希望は豪邸並。今トレンドのものを全て網羅したいが、それらを入れられるだけの容量がない。

そんな時、どう対処していくかと言えば、その希望をどんどん削っていくか、それとも希望に上がっていない部分をなくすかもしくは質を落とすかしか方法がありません。

どれも欲しいと思っている人には、削られたものへの悔いや不満が残りますし、目に見えない質の低下は家の寿命に影響してくるかも知れません。

全ての条件を兼ね備えて尚且つ安いというのは、大勢の人に受け入れられるでしょうが、特徴がなくそれが長く愛されるということもありません。

その状況は、昔の国産車、大衆車といったものだったかも知れません。その多くは、10年もすると殆どその姿を消してしまいます。

しかしながら、当時の技術者の熱い想いで造られたスポーツカーや個性的な外国車は、生産台数こそ少ないものの未だに語り継がれる名車として高い価値を維持しています。

例えば、トヨタ2000GTやオースティン・ミニ等はどうでしょう。家族全員が快適に乗れるなどという代物ではありませんが、他の製品にはない製作者のテーマや目的が存在します。

その製品のテーマに賛同する人にとっては、かけがえのない愛着を感じるものとなるはずですし、それが長年維持する原動力になるのです。

私は大衆向けの商品を否定するものではありません。ただ、多くの人の為に大量に安く供給するという発展途上の時代は既に過ぎ去り、生活の豊かさや後世に残るものづくりを追求すべき時代になってきていると、私は感じています。

多様で個性的な家づくりをする為には、多様で個性的なテーマが必要となってきます。そこには、テーマに沿わないものは思い切って削る、そしてテーマに合致したものだけを極限まで高めていくという覚悟が必要ですし、その選択には満足感を感じるはずです。

そういう皆さんの覚悟が国の財産を形成し、国や社会の価値を高めていくと私は信じます。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: プランニング | タグ: , |

防犯対策は、終わりがないのか?

先日定期点検を兼ねて、とあるお客様のおうちを別件で訪問させて頂いた折に、奥様からビックリするようなことがあったとお話頂いた。

一見何事もなかったかのような窓。ガラスも割れていないしロックも掛かっている。勿論、傷もない。何が変なのかを聞いたら、サッシの枠が湾曲しているのが分かりますか?という答えが返ってきた。

言われてみれば、シングルハング窓の中央部にある水平枠が若干変形しているではないか。実は、これは泥棒がやった仕業らしい。

サッシの下枠と建具に隙間がないのだが、そこに何らかバールのようなものを突っ込んで建具を持ち上げたらしい。(普通、こんなところには薄い板も入らないはずなので、警察もどうやってやったか分からないみたいだ)

窓はロックしてあったので、建具と一緒にこのサッシ枠が上に持ち上がってロックが外れ、そこから侵入したという。サッシ枠に柔軟性があったので、ガラスも割れず、それ以外の窓部材も特に異常がなかったのは幸いだったが、これくらい仕事がきれいで技術がある泥棒だったら、防ぎようがないというのが警察の言い分だった。(尚、プロの泥棒は、人間の出入りも全てチェックした上で、タイミングを窺っています)

こういうケースの場合、写真右の窓のように開閉する建具の上部に「つっかえ棒」を入れるのが一番いい方法だが、ダブルハング窓のように上側の建具も可動するようなサッシだとリスクが若干だが生じる。

輸入住宅に施工する輸入サッシは、国産よりも格段に防犯性が高いのだが、絶対安全ということはないというのが、この様子からもお分かり頂けるはずだ。

コストを抑える為に素材のアルミを極力薄くして作ったサッシや雨戸などは、きっと簡単に曲がってしまうでしょうね。そう言えば、カナダの窓メーカーには樹脂の枠の内部に金属の角材を入れて補強したサッシを作っていたところもあったよなぁ~。

後付けの鉄製面格子やセコムなどのセキュリティ会社と契約する等が、ある程度有効な対策でしょうが、全てのリスクを排除することも出来ません。コストも大事、防犯性も大事。勿論、断熱性や水密性などの性能も大切ですから、そのバランスは難しいですねぇ。

何れにしても、家づくりではご家族の命のことが一番大事ですので、少しでもそのリスクを減らす努力をするしかないですね。輸入住宅の防犯対策でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによっても、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、弊社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 健康・安全 | タグ: , , |