お知らせ : ページ 294

窓枠側が腐ったマーヴィン社輸入サッシ

窓枠側が腐った輸入サッシ

こちらのアルミクラッドの木製サッシは、マーヴィン社のものと思われますが、目視出来る部分がここまで腐るのは珍しいと思います。

オペレーターと呼ばれる開閉金物は、普通木製のカバーで覆われていますので、このように露出することはありません。

恐らく、そのカバーも腐って脱落し、窓の木枠も同様に腐ってきているのだと思いますが、どうしてここまで放置していたのでしょうか。ただ、その割に建具(障子)のフレームの傷みはそれ程でもないようにも見えますが、実際窓を開けたら大変なことになっていたなんてこともあり得ます。

ここまで窓枠が損傷していると、構造体の方まで雨や結露水が侵入していることも考えられますから、もしかしたら大掛かりな補修が必要かも知れません。

他にも問題のあるサッシが複数あるようですから、今週末にでも現地確認をしてくる予定です。いや~、梅雨前にこりゃ大変ですねぇ。

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クレトイシ社製ケースメント窓のクランクハンドル

クレトイシ窓のハンドルの破損

カナダ、サーティンティード(Certainteed)社から技術導入してOEMでサッシを製作していたクレトイシ。

今はその契約関係も切れて、独自でサッシを作っていますが、自社で販売したものについてはメンテナンス・サービスを続けてくれているというのは、有り難いことです。

とは言え、メンテナンス・サービスは時間も掛かるしクレームもあり、お金にならない事業ですからいつまでやってくれるかは、企業の良心次第でもあります。

さて、今回はそのケースメントと呼ばれる横に開いていく窓のハンドルが破損してしまったという問い合わせを頂きました。

ハンドルの裏側に固定用のめくらビス(イモネジ)が付いているのですが、そのビスの周囲の鋳物が割れてしまい、ハンドルが空回りしてしまうようです。やはり、硬い鋳物は少し無理な力が掛かるとダメなんですね。柔らかいものの方が、何かあっても柔軟に対応してくれるものです。

クレトイシに限らず、輸入サッシのこうした開閉用金物は汎用の部品を使っているものですから、最悪アメリカの部品メーカーへオーダーすれば手に入ります。輸入サッシの部品が破損してどうしたらいいか悩んでいる方は、どうぞ安心して下さい。

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ドライブイン・ラッチのタイタン(TITAN)製ドアレバー

ドライブインラッチのタイタン製ドアレバー

こちらのお客様も長い間、このドライブイン・ラッチを探していたそうですが、ようやく私共のサイトで情報を見つけ、連絡してこられました。

神戸にお住まいの方ですが、長く使っているうちにドアのラッチが動かなくなるものが出てきて、建築屋さんなどに相談もされたようですが、この頭が円筒形になったラッチを手に入れることは出来ないと断られていたそうです。

仕方がないので、あまり使っていない部屋のドアレバーに付いていたラッチを不具合のあるラッチと交換して、何とか凌いでいたとのこと。

それでも、もうどうしようもなくなってきて困っていた処、私たちが新しいドライブイン・ラッチの販売をしていることを知ってビックリしたそうです。この手のラッチは、古い輸入住宅では多く使われていましたが、今日本でこのラッチを見かけることは殆どありません。

私たちもNETでブログ記事を書くだけで、他に宣伝・告知をしていませんから、見つけた人は幸せかも知れません。

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建具(障子)のフレームがありません

木製の下枠が欠落したアルミクラッドサッシ

東海市の輸入住宅にあるメーカー不明のアルミクラッド・サッシ。建てた住宅メーカーは、賃貸建築大手の大東○託さん。

メーカーのロゴや名前など一切表記がありませんし、古い家なので建築業者さんにも当時の記録は全くないようです。

ですから、何かあってもメーカーのサポートは全くないという状況ですので、これをお客様が自分だけでメンテナンスをしていくのは、至難の業です。勿論、街のリフォーム屋や国産サッシ・メーカーでも全く対応してくれないでしょう。

さて、そんな厳しい状況の輸入サッシですが、木製の下枠が欠落しているのが分かりますでしょうか。サッシの外側をカバーしている白いアルミ板が、室内側からも確認出来るのですから、木部の劣化が相当酷いことになっています。

普通であれば、サッシ・メーカーに連絡して新しい建具を製作してもらい、古いものと入れ替えるということになりますが、今回はそういう訳にはいきません。勿論、サッシそのものを構造体から外して、違うメーカーのものに交換するという方法もありますが、それをするには結構大掛かりな仕事になってしまいます。

そこで、今回は悪くなった建具の木枠を外して、新しいフレームに作り直すということをしたいと思います。ただ、雨漏りや結露を起こした窓の構造的な欠点が解消される訳ではありませんから、新しいものにしたから将来問題が発生しないということは約束出来ません。

簡易に安くやる方法は、それなりにリスクを伴うのです。安くやると言っても、建具屋さんにオーダーメイドするのですから、北米の窓メーカーに新しい建具を作ってもらうのと然程値段は変わりません。ただ、窓自体を交換する工事よりは安いというだけです。

木が少し黒くなったくらいで発見していれば、こんな大変なことにはならなかったのでしょうが、仕方ないですね。皆さんも日頃の点検やメンテナンスは、怠りなく。

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京都 八つ橋の由来はここ

無量寿寺のカキツバタ

先日のお休みに愛知県知立市にある無量寿寺へ行ってきました。

このお寺は、カキツバタの群生で有名なところで、あの有名な平安歌人、在原業平(ありはらのなりひら)が「かきつばた」の文字を歌の頭に付けて詠んだという逸話が残っています。

写真は、そのカキツバタの群生の様子です。既に時期は終わり頃になってきていましたが、それでもこれくらいの花が付いていました。何か、琳派の巨匠、尾形光琳の国宝「燕子花図(かきつばたづ)屏風」を思い起こさせるような風景にも見えます。

恐らくあと数日で最後だと思いますから、見たいという方は是非行ってみて下さいね。但し、週末は混むかも知れません。(Googleで「知立市 無量寿寺」を検索すれば、MAPが出ます)

さて、話は変わって、このお寺では京都の銘菓、八つ橋が売られています。

ここの地名も八橋町なんですが、実は京都のお菓子屋さんの社長さんがここに伝わる八つ橋の物語に感銘を受けて八つ橋というお菓子を作ったらしいのです。そこで、知立のこのお寺でも京都の八つ橋が売られています。

いや~、京都にわざわざ行かなくても、知立で八つ橋が買えちゃうなんて知らなかったですよね。因みに、私のところは、変わり種のバナナクリーム味とソーダ味の八つ橋を買いました。

八つ橋の物語が詳しく知りたい方も、是非このお寺に行ってお参りしてきて下さいね。今日は、輸入住宅に関する記事ではありませんが、楽しんで頂けましたでしょうか。

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楽しんで頂けましたでしょうか?

打ち合わせに使用した輸入材のカタログ

今日は、知り合いの紹介で豊川からお客様が来社されました。

若い30台前半のご夫婦で、家づくりでは夢をお持ちの皆さんと感じられました。事前に私共のHPもご覧頂いているようで、レンガ積みの外壁ドライウォールのインテリアなど、熱心に私の話を聞いてくれました。

人間は不思議なもので、相手が一生懸命聞いてくれると、私の方も知らず知らずと熱が入ってしまいます。

午前中2時間程度の打ち合わせでしたが、インテリアの色は置かれた家具やカーテンの色、天気によって変化するというお話やカナダからレンガ職人が来て外壁を積む話、膨大な数の照明器具やキッチン・ノブの話、美しいジェットバスの話など、カタログを交えながら語らせて頂きました。

まだお会いしたばかりですが、家づくりはお互いの気持ちが大切です。これが合わないと、いい家づくりは出来ません。そういった意味では、お互いワクワクするものを感じた瞬間だったかも知れません。

皆さんに夢や理想を語れる仕事って、本当に幸せですよね。有難うございました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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スニッカルペールのドアクローザー

スニッカルペールのドアクローザー

北欧系輸入玄関ドアに取り付けられたドアクローザー。

北欧系と言えば、レクサンドーレンやスウェドアといったメーカーのものもありますが、ほぼ同じようなドアクローザーが付いてきます。こうした玄関ドアに取り付けられたドアクローザーは、国産のものが標準のようですが、写真のものも国産でした。

今回は、スニッカルペールの輸入・販売をしている建材商社さんからの相談で、名古屋近郊のお客様のドア・メンテナンスをやってもらえないかというご依頼でした。ドアクローザーの経年劣化で、油圧のシリンダー内のオイルが漏れ出したようで、ドアクローザーの交換が必要でした。

ただ、このドアクローザーは、種類が結構豊富な上に同じ品番のものでもドア枠に取り付ける為のブラケットがいろいろあったり、内開き用や外開き用などのオプション設定にも注意が必要です。

まあ、ちゃんと細かくチェック出来るお客様なら、間違えずにご自身で調達することも可能だと思いますが、素人故のミスがあることを考えると私たちのような専門家に依頼した方が無難で安心かも知れません。

勿論、お客様自身でまずトライしてみるということは、家づくりでは大切なことだと思います。

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5月30日(月):
無事、交換工事完了!ドアの閉まり調整もバッチリです。全く同じ部材が手配出来たので、元通りの状況となりました。
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ガラスが破損したハード社製オーニング窓

ガラスが割れたハード社オーニング窓

今日は、栃木県のお客様から、Hurd社サッシのガラスが割れたので交換にはいくら掛かるかというお問い合わせを頂きました。

この窓は、ハンドルをクルクル回すと、サッシュ(建具)の下側が開いていくAwningと呼ばれるサッシです。逆光で見にくいですが、ガラスの右下に細かなヒビが入っているのが分かりますでしょうか。

石か鳥が衝突したか、はたまた内側から何かを当てたか、ペアガラスの1枚だけにヒビが入っている感じだと思います。取り敢えず、もう1枚はきれいなまま残っているはずですから、防犯上すぐに復旧しなければ大変なことになるなんてことはありません。

ハードの場合、他の輸入アルミクラッド・サッシと同様、ガラスだけを交換することは出来ません。同じサイズのサッシュ(建具)をアメリカにオーダーして作ってもらいますから、3~4ヶ月程度納期が掛かります。

その間、不自由をお客様にはお掛けしますが、美しい木製サッシの姿がちゃんと蘇りますから、少々の我慢をお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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久しぶりに名駅

JR高島屋

ちょっと前になりますが、ゴールデンウィーク中に名駅に行きました。

義理の姉夫婦と一緒に名鉄屋上のビアガーデンで食事をする為に行ったのですが、全くの遊びで名駅に行くのは何年ぶりでしょうか。

開店まで少々時間があったので、最近オープンした大名古屋ビルヂングやミッドランド・スクエアといった高層ビルにも行きました。

でも、やっぱり田舎にいる私としては、場違いですねぇ。きらびやかで美しいですが、特に欲しいものはないし、買い物を楽しむというふうにはいきませんでした。

そして、ミッドランド・スクエアのエレベーターに乗ったのですが、足元からガラス張りでどんどん高い処に上がっていきます。高所恐怖症の私は、あんな高い処に急激に上がっていくのは、ちょっと勘弁して下さいって感じでした。

あまり人間が造ったものを全面的に信用することが出来ない私は、もし何か壊れたらと思うと乗っていられないですねぇ。それに、今この瞬間大地震が起きたら、それも長周期地震動が襲ってきたら、最新の高層ビルだって何らかの損傷を受けることは間違いありません。

勿論、低層の住宅が安全かと言えばそんなことはありませんが、高層ビルのように自分では何ともならない他力本願という状態にはならないはずです。やっぱり、地面が手の届くところにあるというのは、安心出来ますねぇ。

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北欧系ドアの塗装の劣化

塗装が劣化したスウェドア

北欧系ドアと言えば、スウェドアやレクサンドーレン、スニッカルペールといった木製ドアを思い浮かべる方も多いと思います。

今回ご相談を頂いたのは、スウェドア(Swedoor)の玄関ドア。高級なチーク材が表面に張られた重厚感のあるドアですが、長年太陽や風雨に晒されてきた結果、塗装が劣化してきました。

新潟にお住まいのこちらのお客様は、自分でも丹念に自然オイル系の木部用屋外塗料を塗っておられたそうですが、それでも数ヶ月おきに塗装するということは出来ません。

自然オイル系のものは、施工マニュアルにも年に数回塗装をするように指示が記載されているものが多いですが、DIYに慣れていない日本人ではそれ程頻繁に塗装する人は殆どいないと言っても過言ではありません。

また、このお客様はこの事態を何とかしようと、古い塗装を紙ヤスリのようなもので剥がそうとされたようです。その跡が、ドアの上部やガラスの周囲で少し薄めの茶色になっている部分ですが、あまりきれいにならなかった為か、途中で作業を中止された状態でした。

名古屋からは少し遠い場所ですが、木製ドアをメンテナンス出来る業者がまわりにはいらっしゃらないとのことで、もしかしたら伺わなければいけなくなるかも知れません。何せ、塗装業者の中には、室内用として用いるニスを屋外に塗るような業者さんもいますから、プロだからと言って安心は出来ません。

古い塗装を出来るだけきれいに剥がして、そこにパラペイントのティンバー・ケアを2度塗りすれば、5年は塗装が持つそうです。勿論、そこの環境や特性によって塗装の寿命も変化するでしょうが、年に何度も塗ることを考えたら、お客様も随分楽になりますよね。

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<関連記事>: 塗り直したスウェドア (2015年4月2日)

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