お知らせ : ページ 265

防水塗装が剥げ落ちたモニエル瓦の屋根

防水塗装が剥げ落ちたモニエル瓦

カラーベスト・コロニアルと同じようにコンクリートで成型された主材に防水塗装を施して作られた屋根材のモニエル瓦。

昨日の記事で窓周りの下塗り塗装を施したと書かせて頂きましたが、その際足場に載って撮影したのがこの写真。高所恐怖症の私が、本当に屋根のところまで上がったことがお分かり頂けますよね(笑)

さて、話を元に戻しまして、20年近く屋根の塗替えをしていない現場ですが、黒かった塗装がこれだけ剥げてしまうんですね。もう完全に下地のコンクリートが露わになっていますでしょ。

カラーベストよりも材料が厚いモニエル瓦と云えども、これを放置しておけば水がコンクリートに染み込んで、割れや雨漏りの原因にもなりかねません。

屋根を洗浄して汚れやゴミを落としてから、下塗りのプライマーや上塗りの防水塗料(二度塗り)をしてあげれば、また長くお使い頂けると思います。次回は、20年ではなく10年くらいで塗り替えて下さいね。

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サッシ周りの下塗り塗装

サッシ周りの下塗り塗装

大府市のお客様の輸入住宅の外装を塗り替えることとなりました。

月曜にご近所の挨拶回りをして足場を組み、火曜に屋根や外壁を洗って汚れを落としました。

そして、昨日は私自ら、輸入サッシ マーヴィンの周囲の外壁に外部用のパラペイントを塗りに行きました。写真で白い塗装をしているのが分かると思いましが、何故こんなことをすると思いますか?

実は、お客様からのご要望で、窓の周囲に10~15cmくらいの幅で飾りのトリムを回すことになったのです。コンクリートのサイディングを長細い板状にして、それを窓の周囲に張るのですが、そのまま張ってしまうと下地は劣化した塗装のままになってしまいます。

ですから、トリム(モールとも呼ぶ)を施工する前に、ちゃんとした外装用水性塗料を使って下塗りを行ったという訳です。普通だったら、トリムを張れば見えなくなってしまうところですし、そんな手間を掛けなくてもいいじゃないかと思うかも知れませんが、それをするのがホームメイドのいいところです。

だって、これをするのとしないのとでは、下地の外壁の防水性が全然違ってくるはずですから・・・。

それにしても、高所恐怖症の私には、結構ストレスの掛かる仕事です。3階の屋根裏部屋の窓もありましたから、高さ約8~9mもある処までペンキ片手に登っていって塗装するなんてことをしなきゃいけません。

それも窓は全部で20ヶ所近くありました。手抜きは出来ませんから、3階までちゃんと行きましたが、やっぱり怖かったですぅ。ペンキ屋さんにやってもらえば簡単かも知れませんが、学びという点では自からやることも大切なんです。

また、この塗り替えリフォームの模様は、順次お伝えしますからね。

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<関連記事>: 窓トリムの防水処理 (2016年10月22日)

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ガラスが割れたフレンチドア

ガラスが割れたフレンチドア

とあるお客様から、輸入ドアのガラスが割れたが、近所のガラス屋さんでは対応出来ないと言われ困っているという相談を頂きました。

どういった経緯でこうなったのかは分かりませんが、ペアガラスの外側のガラスのみが割れて、内側の1枚は残っているようです。

ガラスに細かくヒビが入っているところからすると、強化ガラスが使われているようです。カナダの輸入フレンチドアらしいということですが、ガラス面が膝より下にある掃出しサッシやフレンチドア等は、人間の衝突でガラスが割れないように強化ガラスにすることが、北米では義務付けられています。

当然、残った内側のガラスも強化ガラスですから、現状では防雨や防犯といったことで心配することはありません。でも、早めに対処してあげないと、お客様としては不安ですよね。

ただ、サッシ(ドア)・メーカーが不明ということですから、代替品をメーカーから調達することは不可能です。ペアガラスだけなら何とかなるのですが、ガラスをドアに固定する為の押し縁(Glazing Bead)と呼ばれるパーツを壊さないように外すのが大変なんです。

割れたり折れたりすれば、新しいペアガラスを取り付けた後にドアに固定することが出来なくなってしまいますから・・・。

おうちは、すぐにお伺い出来るような距離の所ではありませんから、もう少し遠隔操作で情報収集させて頂いた上で、どう対応するかを慎重に検討しないといけません。

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Schlage社製ドアレバーの不具合

Schlageのドアレバー

こちらは、アメリカ シュラーゲ社の古いドアレバー。

室内用の空錠タイプですが、ドライブイン・ラッチがうまく機能しなくなったようです。

頭の部分に四角いフェースプレートが付いていない丸い頭のドライブイン・ラッチは、日本では殆ど出回っていませんし、Schelage自体も日本に販売代理店がないという状況で、困っておられたようです。

恐らく、この場合ドライブイン・ラッチだけを北米から調達して交換してあげるだけで直ると思いますが、古いドアレバーはその他の箇所もそのうち不具合が出てくるかも知れません。

また、ここ以外のドアにもシュラーゲのドアノブが付いているでしょうから、その度に輸入をしていたのでは送料等の費用だけでも相当掛かってしまうと思います。こういう時、私たちは国内で流通しているクイックセット社などのドアノブ・ドアレバーに交換してはどうかと提案しています。

こうしたものであれば、壊れた場合すぐに新しいものが手に入りますし、私たちならドライブイン・ラッチの在庫も用意しています。

勿論、今までお使い頂いていたものに愛着があって、どうしてもこれを使っていきたいというご希望の場合は、無理に違うメーカーのものをお勧めすることは致しません。価格(費用)や納期、デザイン、生活スタイルなどを総合的に考えて、どの方法がお客様に合うのかを一緒に考えるのがホームメイドです。

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面ではなく、点で支える

基礎パッキンの表面

コンクリート基礎と木の土台との間に噛ませて、床下の全面通気を可能にする基礎パッキン。

床下通気だけでなく、コンクリートと木が直接接する時に発生する結露(コンクリートからの水分)によって土台が腐ることを防ぐ役割も果たしているのですが、どうやって結露を防いでいるのかご覧に入れましょう。

まずは、基礎パッキンの表面に溝をいくつか切っておくことで、土台の下端にも通気させる道を作ります。そうすることで、万一水分や結露がここに滞留してもその溝のところに落ちるという工夫がしてあるんですね。

また、溝を切っていない平面部分もよくご覧下さい。タイヤのブロックのような模様が付いているのが、分かりますか?

こうすることで、土台の木が基礎パッキンにベタ置きされず、この細かな点で土台を支えることとなりますので、木と接する部分も乾燥するような工夫がしてあるのです。また、大きな穴が明いているところは、土台のアンカーボルトや耐震用のホールダウン・アンカーを通すように出来ています。

石の主成分を樹脂で固めた基礎パッキンですから、建物の重量によって潰れることはありませんし、床下ですから紫外線等によって将来劣化を起こすこともないのです。

ただ、メーカーによって形状や成分が異なることもあるでしょうから、材料選びは慎重に行うようにして下さい。また、基礎パッキンの表裏を逆さまに施工してしまうと、こうした機能は全く役に立ちませんから、注意して下さいね。

<関連記事>: 通気を促す基礎パッキン (2007年3月30日)

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窓枠側に付いているバランサー

UNIQUE バランサー

輸入サッシの上げ下げ窓には、いろいろなバランサーが付いているという記事を書かせて頂いておりますが、今回のものも初めてのバランサーです。

形状としては、よくあるシングルハング窓用のバランサーに似ているのですが、よくあるのは建具の両サイドに装着されるのに対して、こちらはサッシの側枠の上の方に固定します。

ですから、このバランサーは、枠の溝の中に入って露出した形となっているのです。Unique(ユニーク)バランサーというらしいのですが、基本的な機能は同じで、このバランサーに仕込まれたバネの力を利用して建具(障子)を持ち上げるという仕掛けです。

こちらのバランサーの調達のご相談を頂いたお客様は、もし部品が見つからなければ、国産サッシをカバー工法で上から被せることもお考えだったようですが、その必要はありません。

サイズとバネ強度を示す番号表記が分かれば、交換部品を調達出来ますから、また窓は新築時の状態に戻るはずです。

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水漏れした洗面水栓配管

曲がりくねった洗面水栓の配管

こちらは、輸入水栓のキャビネット内の配管です。

昨日、止水パッキン材のセラミック・カートリッジを交換しに伺ったのですが、その際下から水漏れするのを発見しました。

洗面キャビネットの中を覗いてみると、お湯と水の配管が長いばかりか、グニャグニャに曲がりくねっていますし、吐水本体の位置もボウルから離れていた為、ポップアップ・バーがピボット・バーに届かず、無理に曲げて付いている状態でした。

配管が長いのは仕方ないにしても、これだけ配管が曲がっていると袋ナットと配管との接続部分が歪んでしまい、水漏れを起してしまうかも知れません。また本体のT字の配管も本来横向きになっているはずですが、縦向きになっているので、ポップアップ・バーにも干渉しています。

今回、袋ナット内に仕込まれているリング状のゴム・パッキンを交換して、T字配管の向きを正しい位置にすることで、きれいに納まりました。

10年前に施工された洗面水栓ですが、水道屋さんにはうまい下手が結構あります。インチ規格の輸入の水栓金具に慣れていない人もいるでしょうから、そういったことをしっかり確認してから、施工をお願いしなければいけませんね。

是非皆さんのおうちのキッチン・洗面等の水道配管がどうなっているか、確認して下さい。

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古い輸入資材のメンテナンスには道具も必要

錆びたビスの取り外し

先日、輸入の掃出しサッシの網戸の修理したのですが、スクリーンが取っ手の後ろ側に張ってある為、一旦取っ手(把手)を外さないと網を外すことが出来ません。

当然、新しいスクリーンも取り付けることが出来ませんから、取っ手を取らなければならないのですが、ご覧の通りビスのねじ山が四角い穴になっています。

日本のビスは、プラスかマイナス。特殊なものだと六角のものがたまにあるのですが、四角というビスは存在していません。

この網戸に張ってある網は、国産のプラスチック製でしたが、取っ手が外せなかった為か、その部分だけ網が固定されていない状況でした。その四角い穴のビスも相当風雨に曝された為に、錆び付いているという最悪の状態。

ですから、錆びて脆くなっているねじ山を潰さないように、まずはビスを挟んで回すことが出来るネジザウルスという特殊ペンチを使って、固くなったビスを少しだけ緩めます。そうなったところで、四角い頭のドライバービッドを穴に差し込んでゆっくりとネジを外しました。

勿論、四角い頭のドライバービッドはアメリカから調達した輸入品。輸入の資材で古いものとなれば、それに適した工具を持っていなければ修理・メンテナンスをすることは出来ませんね。

<関連記事>: プラス・マイナスだけじゃない (2014年11月9日)

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修理するだけじゃ、つまらない

雨漏れで汚れたクロスを剥がした室内

サッシ、外壁から雨漏りした輸入住宅の修理・リフォームの記事を書かせて頂いていますが、昨日は室内の壁・天井の塗装を行いました。

写真のように雨漏りによって発生したカビや構造材のアクによって、張ってあったビニールクロスの表面までも黒ずんでしまいました。

そこで、汚れた部分のクロスを剥がし、極力似たデザインの新しいクロスを張ったのですが、そこで終わってしまったのでは普通のリフォーム工事となるでしょう。

私たち ホームメイドは、そのクロスの上に水性塗料「パラ」でミントグリーン色の塗装をしてみました。

クロスの上からパラで塗装

工事の終盤に撮った写真ですから、まだ壁のコーナー部分などが乾いておらず少し色が違ってみえるかも知れませんが、1時間もすると全て均一な色に仕上がります。だから、輸入塗料は後からタッチアップしても、塗りムラにならないんですよね。

それにしても、パラペイントドライウォールはきれいな色でしょ。薄汚れていた白いクロスの部屋も、真新しい爽やかなインテリアに1日で模様替えしました。勿論、カナダの塗料は、ペンキ塗りたてでも全く臭いません。

テーブルやエアコン、窓などに塗料が付かないように、移動したりシートを被せたり準備は結構大変ですが、変身したインテリアを見れば強烈な感動を味わって頂けるはずです。

昔の状態に戻すのは比較的簡単ですが、新たな提案によって感動をを付け加えてこそ、本当のリフォーム・リノベーションと言えるのではないでしょうか。

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クロスは何度も張り替え出来ない

ビニールクロスの裏紙

少し分かりにくいですが、こちらは部屋の梁(ハリ)のところのビニールクロスを剥がした様子です。

このおうちは、2階のサッシからの雨漏りがあって、その雨水が1階の天井や壁の部分まで染み出てきた為、雨漏りの防水工事を施した上で構造材のアクやカビが浮いてきたクロスを剥がし、新しいクロスを張り直します。

その上にパラペイントを塗装して、美しいミントグリーン色のドライウォールに仕上げる予定をしています。

さて、写真の状況に戻りますが、ベージュ色の紙が張られた石膏ボードの表面に、これまで2回クロスが張られていました。分かりにくいかも知れませんが、薄く白くなっている部分が、1回目のビニールクロスの裏紙が残っている場所です。そして、少し白が濃く見える部分が、2回目に張ったクロスの裏紙です。

ビニールクロスはビニールですから、そのままでは石膏ボードに張っても剥がれてしまいますから、接着しやすいようにクロスの裏に紙が付いています。張り替えをする際に、表面のビニールは剥がれますが、裏紙は全て剥がすことは出来ず、部分的に残ってしまうのです。

(やろうと思えば剥がせるかも知れませんが、その分相当な労力と費用が掛かりますから、現実的に全て剥がすことは出来ないのです)

それで、今回この上から3度目のクロスを張る訳ですが、石膏ボードが露出している箇所とそれぞれの裏紙が残った箇所とでは、微妙に表面に凸凹が出てしまいます。恐らく4度目の張り替えをする時には、あまりに凸凹が大きくなり過ぎて石膏ボード自体を新しいものに交換しなければ、きれいにクロスが張れなくなると思われます。

勿論、凸凹を気にしないというお客様ならいいでしょうが、実際にそうなると施工不良というクレームを言われるはずですので、リフォーム業者も躊躇するはずです。だから私たち ホームメイドは、張り替えではなく塗替えが出来るペンキ仕上げのドライウォールを提案しているのです。

クロスの上から塗れますし、カナダの水性塗料 パラペイントは臭いも殆どありません。また、模様替えの際には何度でも上から塗替えが可能なので、塗膜がどんどん強くなります。

ビニールクロスは、築30年で壊してしまうような家では何度も張り替えしないでしょうから有効な手段かも知れません。でも、50年、100年と住み続けたいというおうちでは、張り替えの問題が生じてきます。インテリアの塗装仕上げは、これからの家づくりには必修かも知れませんよ。

関連ページ: パラペイント

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