お知らせ : ページ 90

今日は、盛りだくさんでした

建築・不動産業を営むお客様から、中古物件の輸入住宅をメンテナンスして欲しいので見てもらえないか、という相談を頂きました。

輸入サッシやドアのメーカーは、不明。一から全て調べて部材を探さないといけません。

また、20年も経っているおうちとあって、不具合箇所はきりがないくらいたくさんあります。

写真は、そのうちのシングルハングの樹脂サッシ。全てのペアガラスが内部結露を起こしているのか、ガラスの周囲にあるスペーサーの表面が剥離してきています。

こういう場合、ペアガラスの詳細寸法を確認して、輸入のガラス・メーカーに依頼をしなければなりませんが、上窓のFIXガラスは屋外側からしかガラスを外せません。ですから、2階のサッシは足場を立てなければ、採寸も交換も出来ないといった状況です。

次に、可動する下窓を窓枠に固定する為のラッチ部品が破損しています。建具の上部の両端に付いているのですが、爪が折れているものもあり、全てのシングルハングで交換する必要があります。

そして、両サイドの窓枠に装着されたコイルバランサー。これは、まだ切れてはいないようですから、窓を開けることは可能ですが、ギーッと音が鳴りますから、製品寿命はきているものと思います。(近い将来、バネが断裂するリスクがあります)

そして、下窓の周囲に付けられた気密パッキン材であるウェザーストリップも劣化したり潰れたりしていますから、交換時期だと思います。

ダブルハングだけでこれだけメンテナンス箇所がありますから、その他のサッシやドア類の修理を入れたら、相当な費用と時間が掛かると思います。

今まで何もメンテナンスしてこなかったという物件なんでしょうが、全部直して販売するとなると、結構な時間と費用を見越さないと割が合わないかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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微妙な違いで取付け出来ない

藤沢市のお客様の輸入住宅で、来月輸入サッシのガラス交換を実施する予定をしています。

サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen)製の樹脂サッシ。

ペアガラスが曇ってきているものが複数あって、それらの全てを交換するつもりです。

ただ、築年数が結構経っており、サッシのガラスを固定し、建具の中に雨が入らないようにするガラス押えと呼ばれる樹脂製の部品が少々弱ってきています。プラスチックは、可塑剤と呼ばれる物質で柔軟性(柔らかさ)を保っており、それがないと材料が割れてしまいます。

可塑剤は時間が経つと樹脂から徐々に抜けてしまいますから、そうなったら交換が必要になります。(言わば、消耗材と認識すべきです)古くなったガラス押えは、ガラスを交換する際に外したり付けたりして割れてしまうリスクが高まります。

今回それに備えて新しいガラス押えを2種類輸入したのですが、形状や厚みが若干異なっているようです。このデザインのガラス押えは、いろいろなメーカーが出しているのですが、しっかりした形状・寸法の記載がなく、調達してみるまで分からないことが多いのです。

特に差込みのファスナー部分は、ピッタリでないと窓枠に差し込めなかったり逆にブカブカして外れそうになったりしますから、注意が必要です。今回は、厚みが薄いものは適合しないような気がしますので、厚みのあるものを再度アメリカから入手しようと思います。

<関連記事>: ガラス交換前の調査です (2022年1月29日)
<関連記事>: 無事、交換及び防水工事が完了しました (2022年6月6日)

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小窓付きの網戸は結構面倒くさいです

清須市のお客様からお預かりした輸入サッシの網戸の交換をやっています。

サッシは、ミルガード(Milgard)製のアルミサッシ。

ケースメントと呼ばれる横に開いていく窓で、ロックレバーを操作する為の小窓が網戸に付いています。

ここの部分は、写真のように開くように網を張らないといけないので、なかなか作業が難しいです。

また、網戸のアルミフレームと違って、小窓のフレームはプラスチックで出来ていますから、破損させないように網戸を張るには細心の注意が必要です。写真は、樹脂製の小窓を新しいものに交換した上で、グラスファイバー製のスクリーンを張り終えた様子です。

なかなかきれいに網が張れたと思いますが、網押さえのゴム糸も微妙に太いものが必要ですし、普通の輸入網戸と比べて倍くらい手間が掛かります。まあ、そうは言いながら、お客様からたくさん引き受けてしまった以上、頑張って張替えをしようと思います。

網戸は10~15年くらいで張り替えやメンテナンスが必要ですが、特殊な輸入網戸の張り替えに困っていらっしゃる方は、ご相談下さいね。(但し、小さな会社ですから、ご依頼の状況次第で少々お時間を頂くかも知れませんので、その点はご容赦下さい)

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入荷に時間が掛かります

こちらは、先日アメリカから入荷してきたペラ(Pella)製の交換用テラスドア・パネルです。

現在、取付け前に屋外側を防水処理し、室内側の木部もティンバーケアで防水塗装を施している処で、今月中に取り付け・交換に行く予定です。

以前でしたら、輸入材は注文してから3ヶ月程度で入荷していたのですが、今はそうはいきません。

新型コロナの影響で、工場の従業員は休業補償で休んでいても満額給料がもらえます。ですから、製造現場は100%で稼働していない状況です。

製作が完了しても、今度は日本向けの船便の予約が取れません。景気がいいアメリカや中国が船を押えてしまい、日本に向けた船が出ない状態が続いています。

そして、ウッドショックの後遺症や昨今のウクライナ情勢が、納期を遅らせている、又は今後更に遅くなるという感じのようです。

ですから、私共でも多くのバックオーダー(注文済みですが、まだ入荷や施工が完了していないもの)を抱えていますが、何ヶ月か経ってもメーカーからは出荷予定がなかなか出てこないという状態です。

担当者曰く、「日程を案内することは難しいが、現在製作に5~6ヶ月掛かっている状態で、今後延びる可能性もある」とのことでした。

注文を頂いたお客様からも、いつになるかという問い合わせを頂きますが、こうした状況をご説明し、注文は通っているので辛抱強く待っていて欲しいとお伝えしています。

輸入資材だけでなく、国産材も海外から調達するのが殆どですから、自給自足が出来ない日本では納期も価格もどんどん変わってくると思います。

半導体不足など世界の変化が身近な問題になってきている昨今ですから、遠くで発生している事柄も必ず自身に影響があると理解していなければ、先読み出来ない時代かも知れません。

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似てるけど、付けられない

熊本のお客様から輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)に付いているロック金物が破損したので、調達したいというご相談を頂きました。

こちらのお客様は、お近くの業者さんから写真下のロック金物を購入されたそうですが、実際に取り付けてみるとドアには装着出来ないことが分かったとのこと。

何年か前にいくつか購入したとのことで、既に時間も経ってしまい、正品に交換してもらうことも難しいらしいのです。

確かに似た感じの形状ではありますが、鍵爪や本体の形状が違っていることが分かります。それ程大差はないから大丈夫だろうと考えて仕舞い込んでいたと思いますが、これだけ違うと装着の問題は発生するかも知れません。

私たちは、お客様から相談を頂く際は、必ずドアから金物を外した状態の写真や取付された窓の写真等を送って頂き、出来るだけ詳しい寸法も確認するようにします。

ですから、調達する際はほぼ同じものをお渡し出来るのですが、万一形状や寸法に違いがあるものしか手配出来ないという場合は、必ず何が違うのかを事前にご案内した上で、取付け可能かどうかをお客様にチェックして頂いてからメーカーに注文します。

(それだけ時間や手間を掛けていますから、大変恐縮ですが、その分のコストはどうしても必要となりますが、間違ったものを購入した場合の気持ちや費用を考えると、然程ではないかも知れません)

輸入住宅に使われているパーツは、似たようなものが様々存在します。違っていても納まるケースもありますが、その大きさや形状でなければいけないという理由が必ずあります。

それを見極めた上で、出来るだけ装着に無理のないものを見つけ出すのが、プロとしての眼力と経験かも知れません。因みに、不具合のあるモーティスロックの金物でしたら、問題なく同じ寸法・形状のものを調達出来ます。

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取付け時には調整を

大阪府のお客様からペラ(Pella)製ダブルハングサッシ(上げ下げ窓)のロック金物が破損したというご相談を頂きました。

カムが回転してロックが掛かるというオーソドックスな鍵ですが、鋳物のパーツが割れたり曲がったりして相当損傷しています。

こういう場合、ロックレバーを回すのが難しい程、鍵が固くなっている状況になります。

ロックが掛からないのを無理してロックしようとしますから、金物に大きなストレスが掛かり、各部が徐々に壊れていきます。

こうした現象は、窓自体に建物の重量が圧し掛かり、窓のフレームが上下方向に押し縮められてしまったことが原因かも知れません。

そうなると、上下の建具の噛み合わせ位置が微妙にずれて、ロックをしようにも回転するラッチが受け金物に引っ掛からなくなるか、引っ掛かっても途中までしか回せない状況に陥ります。

本来であれば、建物の荷が窓に影響しないように窓の上部を構造体に固定しないで、フリーにしておくことが大切ですが、日本の大工は四方の窓枠を全て釘で留めてしまうという間違った施工をすることが多いのです。

そういった施工を直すには外壁やその下地を剥がして対処しなければなりませんから、費用等の問題で現実的に難しいかも知れません。ですから、ロック金物の取付けの際に何らかの調整材を装着して、金物自体の高さ調整をしてあげることが必要です。

そうしないでロック金物だけを交換するというやり方では、鍵の固さは一向に改善されませんから、またすぐに破損してしまうリスクがあります。

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こんなに黒くなる

今日、近くのお客様の処へ伺って、キッチンの水栓金具をメンテナンスしてきました。

水栓金具は、カナダのアクアディス(Aquadis)社製。

既に会社はなくなっていますが、蛇口から水漏れした時に交換する止水バルブ(セラミックカートリッジ)は辛うじて手に入ります。

お湯のレバーの方がポタポタ落ちるということでしたが、劣化は同様に起きているという観点から、お湯・水両方のバルブを交換します。

写真は、そのうちのお湯の方の新旧バルブ。元々の新品は、写真の上の方のようにゴールド色に輝いていたはずですが、長年の汚れや錆が付着して真っ黒になってきています。

確かに水垢というものは相当なものではありますが、地中に埋まった水道管からの砂等の汚れが混入することは否めません。

勿論、10年程度の長い期間掛かってこのくらいですから、水道の水を飲む分には気にすることは全くありませんが、止水バルブもたまには外してクリーニングして頂きたいと思います。

そうすれば、不具合が起きるリスクも少なくなって、長く使い続けられるというのが輸入の水栓金具です。因みに、国産の水栓金具も殆どがこうした止水バルブが装着されるようになってきましたから、国産と言えども分解掃除は必要ですよ。

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網戸用と云えども高価です

焼津のお客様からローウェン(Loewen)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の網戸用戸車を調達したいというご相談を頂きました。

写真のものが古い戸車なんですが、スチール製のローラー部分が錆び付いていますから、うまく回らなくなっているのだと思います。

しっかりした鉄で出来ていますから、丈夫で長持ちなパーツなんですが、錆びてくるとどうしても動きが悪くなるようです。

現在メーカーが交換部品として提供しているものは、本体がステンレス製でローラー部分がナイロンで出来ています。ローラーは網戸のフレームに隠れた感じになりますから、太陽の紫外線にも直接的な影響はなく、窓枠のレールにもソフトに接する感じです。

ですから、網戸の開閉もスムースで静かになりますし、本体の耐久性もこちらのものより格段に上がると思います。こうした戸車は、網戸の上下に2個ずつ付いていますから、合計4個を交換することになりますが、さすがに品質がいいだけあって価格は1個数千円します。

もったいないから悪いものだけを交換しようと考えるかも知れませんが、経年劣化する部材ですから、ちゃんと全部交換するようにした方が断然調子は良くなるはずですよ。

ただ、交換したら後は何もしないというのではなく、定期的にレール付近を掃除したり、潤滑剤を塗布してやったりすることを心掛けて下さいね。

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コーキングや接着剤は使わないで

ヤスダプロモーションの洗面ボウルに取り付けられた同社の水栓金具が水漏れを起すようになったので、新しい水栓に交換した際の写真です。

ワンホール・タイプのモダンな洗面水栓ですが、以前の水栓とデザイン的に似たものでしたから、雰囲気を壊すことなく交換出来ました。

不具合のあった水栓金具は、カートリッジバルブが悪くなった為に吐水口から水がポタポタ落ちるようになったのですが、水栓の下から出ていた給水・給湯のステンレス製フレキ管の根元からも漏れていたようです。

ただ、水栓本体からフレキ管を外そうとしても、ビクともしない状態で、このままでは洗面ボウルに明けられた穴から2本の管を取り出せないということで、そのうちの1本を切断しました。

また、水栓とボウルとが接する部分から下へ水が落ちないように水栓の下にコーキングが入れられていました。

確かに心配する気持ちは分かりますが、そうした施工は反って隙間を作ってしまったり、交換に支障をきたしたりしますから、下手に防水しないことが大切です。

水栓金具の下には、防水用のパッキン材が付いていますから、しっかり取り付ければ、それだけで十分防水出来るようになっています。

恐らくフレキ管もコーキングのようなものも使われていて、外せなかったのではないかと思いますから、施工マニュアルにないことは極力やらないという姿勢でいて頂きたいと思います。でないと、交換作業は余分な時間と手間が必要となります。

<関連記事>: こりゃ、一度見に行かないと分からないかな (2022年2月1日)

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2階の結露は屋根が原因?

亀山市のお客様から板張りになった登り天井(勾配天井)や珪藻土を塗った壁やその部屋の床材に染みが出たので、どうしてか教えて欲しいというご相談を頂きました。

現在は、窓を開けたりして部屋の換気をしているようですが、所々に水染みが出来ているのを確認出来ました。

その部屋は普段たくさんの洗濯物を陰干ししている空間らしく、ハンガー類が置かれている状況でした。

部屋がある程度乾燥している状態でしたから、サーモカメラを使って水や湿気を可視化するということは難しいかもとは思いましたが、撮影してみた処溜まりやすい場所の温度が低くなっていることは確認出来ました。

2階にある部屋ですし、登り天井で屋根裏空間もあまりない状況でしたから、冬場冷たくなった屋根に室内で発生した暖かくて湿った空気が当たって屋根裏で水に変化したのではないかと考えられます。

また、屋根裏だけでなく、部屋空間でも飽和状態になった湿気を珪藻土の壁が貯め込んで、それが他に逃げられずに壁でも結露を起こしたのではないかと推測しました。(お客様はカビを心配していましたが、屋根裏以外は水染みだけがある状況でした)

勿論、実際に結露した状態を見た訳ではありませんから、本当はどうかがはっきりしませんが、その部屋だけ珪藻土で壁を仕上げて、他の部屋はビニールクロスの壁でしたから、家中の湿気が珪藻土の壁や板張りの天井の部屋に集中したというのは合理的な考えだと思います。

この状況を打開する為には、窓や第三種換気を使って室内の空気を戸外に放出することが大切ですが、何もしなくても自然に湿気が抜けていく棟換気材を取り付けるのが、最も効果的かも知れません。

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