お知らせ : ページ 122

一般では分からない仕様の違い

このドアレバーは、どちらもクイックセット(Kwikset)社のドアレバー、コモンウェルス(Commonwealth)。

どちらも同じに見えますが、ゴールドの風合いが若干異なっているのが分かりますでしょうか。

写真左が通常の金メッキ仕様、右が錆の出にくい錆防止仕様の金メッキ。どちらも鍵が付いていない空錠と呼ばれるドアレバーなんですが、両方比べなければぱっと見仕様は分かりませんね。

ただ、こうしたドア金物を屋外に面したドアに取り付ける場合、通常の金メッキでは雨ですぐにドアノブ(ドアレバー)が茶色く錆び付いてきます。私たちは、通常錆の出にくい錆防止仕様の金メッキのドアレバーをお客様に供給しますが、購入先によっては通常の金メッキ仕様のものを提案してくる業者もいると思います。

輸入のものは、こうした仕様の違いだけでなく、純正品か互換品かの違いやメーカーによって僅かな形状の違いがあることがしばしばです。こういう時は適材適所の判断が素人では付きにくい場合もありますから、価格だけで購入先を決めずに、信頼がおける専門家から調達することを優先する方が失敗しないかも知れません。

そういった点でも輸入住宅を相談出来るプロとつながりを持つことは、家づくりにおいて大切なことだと思いませんか。

<関連記事>: どんな住宅会社もプロだということではない (2021年1月11日)

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地震だけでなく台風・竜巻が心配

先日、福島沖を震源とする震度6強の大きな地震がありました。

東北の震災の余震だそうですが、今日の毎日新聞のNETニュースで悪質な瓦業者に注意をというものがありました。

地震で日本家屋の瓦がずれたり、割れたりしているようで、それを狙って高い修理代金やいい加減な工事をしていく業者がいるという記事でした。大きな災害になると、1軒だけでなく非常に多くの家で被害が出るので、工事業者が足りず変な輩が営業に来ることも多いのです。

ただ、今のおうちは、日本瓦でも土を載せた湿式ではなく、瓦桟に瓦を釘等で打ち付けていく乾式が一般化していますから、地震による被害は昔よりは少なくなってきているかも知れません。ですから、うちは新築してから然程時間が経っていないので、地震が来ても大丈夫と考えている人が多くいると思います。

確かに今の家は地震には強くなっているのですが、近年巨大化している台風に対しては万全とは言えません。通常、乾式の瓦施工については風速38m前後までに耐えられるという性能があるのですが、50mを超えるような強風に耐えるだけの状況にはありません。

ましてや、スーパー台風と呼ばれる巨大台風となると、秒速70~100mなんていう風が吹きますから、輸入住宅を含めてどんな屋根材でも耐えられないというのが私たち建築業者の一般的な意見です。

日本の家屋の耐震性は、ほぼ十分と考えてもいいかと思いますが、台風や竜巻、浸水による被害はまだまだ人智を超えていると考えるべきだと思います。だからこそ、常に修理を意識した貯蓄や資金計画をしなければなりません。新築してお金を使い果たしたなんてことは、ダメですよ。

<関連記事>: スーパー台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)
<関連記事>: 台風が去って、雨漏れしてませんか? (2017年8月9日)

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これで長さ152mあります

春になるのに備えて、サッシの網戸の張り替えを考えていらっしゃる方もいるかも知れません。

コロナ対策としても換気は効果があるとのことですから、温かくなったら窓を開けたいですよね。

ただ、輸入サッシの網戸は、網が丈夫なグラスファイバー製ですし、網を固定する為の網押さえのゴムも国産のゴムと微妙に太さが違っていてすぐに網が外れてしまったり、逆に入らなかったりなんて人がいると思います。

私たち ホームメイドは、グラスファイバーの網や輸入の網押さえのゴムもアメリカから調達しているのですが、太さも0.1mm単位で種類がいろいろあるものですから、適合するものを選ぶのが結構大変です。

今回輸入した網押さえのゴムは、柔軟性・耐久性のあるポリウレタンで出来ています。国産のものだと直径が3.5mmですが、これは3.68mm(0.145インチ)。この0.1mm単位の違いが、網戸フレームの溝にピッタリ入るかどうかを左右します。

お客様からのご依頼で、家1軒分の網戸の張り替えも行う私たちですから、1巻152mなんて長さのものを調達しますが、一般の皆さんはそこまでのものは必要ないですよね。

ホームメイドでは、網戸のスクリーンと一緒にこうしたゴムもお客様にお分けしていますから、欲しいという方は既存のゴムの太さと共に必要な長さをお知らせ下さい。

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海辺のコテージ風に仕上がりますよ

今回は、おしゃれなフローリングについて書かせて頂こうと思います。

部屋の床材と言えば、白木っぽいナチュラル・クリアな色から黒っぽいダークブラウン色までバリエーションがありますが、それも木の地肌の色を意識した色遣いが一般的ですね。

でも、私たちは、こんなにカラフルでナチュラルなフローリングも提供することが可能です。

素材は、柔らかくて足触りが優しいパイン材で出来ていて、そこに木肌が分かる半透明な塗料を塗って仕上げています。そのカラーバリエーションは、12色。

こんな床材がリビングに張ってあったら、来る人も圧倒されるインパクトがあること請け合いです。マリンハウスをイメージしたいおうちやお店に敷くと、素敵ですよね。

当然柔らかいパイン材ですから、床に傷が付くと思いますが、逆にそれが格好いいですし、年数が経ってくると味にもなってきます。勿論、子供部屋に使ってあげると、きっと感性が豊かなお子さんになってくれると思いますよ。

施工や暮らし方によって変化する気密・断熱の数値に拘ることよりも、豊かな感性やセンスに拘ることの方が、家づくりでは大切な気がするんですよね。

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オペレーターも一緒に交換

今日は、マーヴィン(Marvin)社製ベイウィンドウ(台形出窓)の両サイドに付いている、ケースメントサッシのメンテナンス作業へ行ってきました。

このサッシは、以前ガラスの周囲の防水処理や防水塗装を行ったのですが、何故か建具の木部が腐ってきて交換しなければならなくなりました。

処理してからそれ程時間も経っていないので、どうしてかは分かりませんが、温度や湿度などの変化でガラスとアルミ枠との間に僅かに隙間が空いてきたのか、施工時点で既に内部が腐っていたのかも知れません。

そういう点では、防水処理をしたからと言って今後絶対雨漏れしないということはないという認識が必要ですし、日頃からサッシを開けて様子を見るといった習慣も大事です。

何れにしても、今回腐ってきた建具1枚を交換しなければなりませんが、マーヴィンのケースメントは最近古い仕様の交換建具は作らないという決定が、数年前になされました。但し、新しい仕様で古い窓枠に適合する建具は、特注で作ってくれるというサービスは残してくれました。

ただ、両サイドにあるケースメントサッシのうち、片側だけを新しい仕様のものにすると、ほんの僅かですが見た目が左右で違ってしまいます。それでは格好がよくないとのことで、悪くなっていないもう片方も交換することになりました。(新しい建具の防水処理等は、取付け前に念入りに行いましたよ)

また、開閉金物のオペレーターも古くなってきましたので、不具合までには至っていないですが、この際新しいものに交換しました。オペレーターはギアが徐々に摩耗してきますから、10年以上経っていれば交換しておいた方がいいと思います。

そうそう、最後に玄関ドアに隙間が出来てきたということで、隙間のメンテナンスもサービスでやって差し上げました。こういう余分な仕事もしてあげると、ちょっとしたことですが、お客様は来てもらってよかったと感じて頂けるのではないでしょうか。

<関連記事>: サッシの雨漏れは、ガラスからだけじゃない (2021年2月24日)

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劣化と調整不足が原因です

久しぶりにミルガード(Milgard)社の掃出しサッシのハンドルセットについて問い合わせを頂きました。

写真を見ると、ハンドルと一緒に外されたロックレバーが写っていますが、先端部分が欠けてなくなっている感じです。

恐らく徐々に鍵が掛けづらくなって、無理にレバーを下げたことである時ポキッと折れてしまったのだろうと思います。

こういう場合、ドアを閉める時にハンドルにも力を入れるでしょうから、ハンドルも少しグラついているかも知れませんね。

元々輸入の掃出しサッシは、軽く鍵を掛けられるように作られています。ただ、サッシを取り付けた後に、建物の重さがサッシに周囲にも掛かってきたりして、サッシの枠等が歪んできたりします。

そうすると、鍵のラッチフックが掛かる位置が変わってきて、鍵が思うように閉まらなくなるのです。そんな状態を修正しないで、ロックレバーばかりを無理に動かそうとするものですから、固い鋳物で出来た古いレバーの先が折れてしまうこととなります。

交換用の部材を供給するのは簡単ですが、それを取り付けた後にドアの建て起こしや鍵位置の調整をしなければ、ちゃんとした修理にはなりません。やっつけ仕事ならお客様にも出来ますが、輸入住宅のプロなら根本原因まで解決しなければ完璧に修理したと言えません。

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モダンな水栓でも構造は同じ

こちらは、最近アメリカでもメジャーになってきたピフィスター(Pfister)社のキッチン用水栓金具。

MoenやDelta、Kohlerといった有名どころと比べて少しお値打ちな感じなのに、デザインや機能はなかなかいいものを持っています。

こちらのキッチン水栓も私共のお客様のおうちに付けさせて頂いたのですが、最近蛇口の吐水口から水やお湯がポタポタと落ちてくるという状況になってきたそうです。

他からの水漏れがないようですので、内蔵されている止水パッキンのカートリッジバルブに不具合が起きているものと思われます。

国産のゴムパッキンとは違い、指1本で軽く閉めるだけで水が流れるのがピタッと止まるのがカートリッジバルブなんですが、道路の工事等の際に混じった小さな砂などが噛んでしまうと、バルブが欠けて漏れるようになります。

また、国産の古い水栓と同じ感覚で、ギュッとレバーを締め過ぎてしまうとバルブが割れて水漏れを起すということもあるようです。

単純にカートリッジバルブだけを交換してやれば、殆どのケースで不具合は解消するので問題はないのですが、環境や使い方次第でその寿命が左右されるところは今も昔も変わりません。こんなにオシャレに進化しても、構造的には全く変わっていないのが住宅設備です。

逆に吐水の切り換えスイッチが付いたり、浄水機能が付いたり、シャワーホースが延びるといった機能が付いたりした現代の水栓は、破損する箇所も増えていると言えますから、注意して使って下さいね。

<関連記事>: 水漏れ、止まりました (2021年2月28日)

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直すのにも限界が・・・

こちらは、私が20年以上前に新築工事をさせて頂いた輸入住宅。

まめなお客様で、ご自身で何度も手を入れて使い続けてこられたのですが、今後歳を取ってからも自分でやるのは大変だからと、腐らないような材料でデッキを作り替えたいという相談を頂きました。

今回、お隣の土地も購入されたそうで、境界ブロックを一部撤去してデッキの床を少しだけ広くしたいというご希望も頂きました。

それから、夏場の日除けに幅広のシェードも設けたいというご意向もありますので、いろいろな素材・仕様を検討しなければなりません。

それにしても、20年以上自分でメンテナンスしながら使って頂いたというのは本当に素晴らしいことです。輸入住宅ブームの際は、ウッドデッキはお決まりのアイテムでしたが、腐りにくいレッドシダーの木を使っても、導管から雨が入り込んでしまうとどうしても木が傷んできてしまいます。

それにもめげずに補修しながら使い続けることが出来る人は、ほんの僅かしかいらっしゃらないと思います。今回は樹脂で出来たデッキ材を使うか、それとも木材に樹脂を注入した特殊な材料を使うか、お客様のご希望の仕様に沿って考えるつもりです。

古いデッキが使えずに放置されているおうちでしたら、夏前に耐久性があって使えるウッドデッキに作り替えては如何でしょうか?

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化粧パネルが剥がれたアンダーセン製掃出しサッシ

こちらは、アンダーセン(Andersen)社製4枚引き分けの掃出しサッシですが、屋外側の化粧パネルが剥がれてきたので、辛うじてコーキングで接着して持たせている状況です。(コーキングもあまりきれいではないですね)

これは、ガラスとドア枠との境目から雨が侵入し、中に入り込んだ水が表面に張ってあった薄い化粧パネルを剥がしてしまったというトラブルです。

こうなると、剥がれてきた部分だけを接着しても、奥の方で接着していない部分はそのままになっていますから、そのうちまた別の処で剥がれてきます。

アンダーセンの古いスライディング・パティオドアではこうした不具合が起こりがちですが、防水処理の劣化が主な原因です。

外壁の塗り直しなどの際に、サッシ自体の防水もやり直せばいいのですが、塗装業者は外壁とサッシとの取り合い部分は防水処理しますが、サッシそのものの雨漏れに対しては全く知識がありません。

日本はペアガラスが採用された歴史も10年そこそこでしかなく、ガラスを防水するという文化はありません。だから、輸入サッシをメンテナンスするなんてことはあり得ないことという状況ですから、サッシの不具合は放置されているのが現状です。

今回、アンダーセンの建具ドアを4枚共新しいものに交換して修理する形になりますが、構造開口の高さ自体が1cm近く押し潰されているという現状に、規格通りのサイズのドアを入れ込むというのは至難の業です。(ドア上には、建物の巨大な重量が常に圧し掛かっています)

これらのドアをちゃんとサッシ枠に入れることが出来る専門家は、国内でもそれ程いないでしょうし、将来の雨漏れ対策を同時に実施してくれるという人間は更に少ないかも知れません。

<関連記事>: 傷や接着剤が付いているので、新品でも大変です (2021年9月24日)
<関連記事>: いや~、今日は重かったぁ (2021年10月7日)

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ダブルハングのロック金物

マーヴィン(Marvin)社の輸入サッシは、国内で広く使われています。

アルミクラッドの木製サッシですから、アルミの耐久性と木製の美しさを併せ持つ窓として、国産サッシにはない特徴が支持されたと思います。

ただ、アルミと木製の複合材であるが故、自然素材独特の動きや歪み、アルミのつなぎ目が開いてしまうといった不具合が起こることもある程度覚悟しなければなりません。

写真は、マーヴィンのダブルハングのロック金物ですが、湿度や気温の変化に対して建具が膨張するなどして、鍵が掛けにくくなることがあります。そんな時でも、防犯の観点からロックレバーを強く回してしまうということがしばしばあります。

それを続けていると、回転するラッチが徐々に削れてしまったり、レバーの取付けが緩くなったり、最悪の場合は金物が割れてしまうというトラブルも発生します。

ロック金物を新しいものに交換すればいいという場合もありますが、原因を解決しないとまた同じトラブルが起こってしまうかも知れません。

そういう場合は、潤滑剤のシリコンスプレーを塗布するだけでなく、ロック金物の下に薄い調整材を挿入するなどして、ロックの掛かりを直してやるといった対策をすることが重要です。

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