家づくりのタイミングは、消費税アップだけじゃない

家づくりのタイミングは、消費税アップだけじゃない

消費税が3%上昇する4月になるまで1ヶ月を切った。

ニュースでもそんな話題で持ち切りだし、消費税を5%据え置きにしたいと思っている皆さんは、3月末までに新築・増改築・リノベーションの施工が終わるかどうかやきもきしているでしょうね。

でも、そんな中、4月以降に適用されるであろう住宅ローン減税が、3月末完成の人に適用される減税措置より優遇されるかも知れないなんてことにもなっている。勿論、こういった税制を改正するかも知れないという話だけで実際にそうなるかどうかは、もう少し時間を要することである。

ただ、消費税や減税の話に加え、3月分から住宅融資の金利が低下するというニュースが2月末から現在に至るまで相次いで入ってきている。

フラット35は、0.05%ではあるが史上最低の金利を更新すると言うし、競争の激しい民間銀行の住宅融資も大幅な金利の引き下げをPRするところも出てきている。どのくらいの違いになるか、下記シミュレーションをしてみましょう。

<前提条件> 建築必要額:3000万円、自己資金:600万円、融資必要額:2400万円、借入期間:35年、比較金利:1%と0.9%

さあ、金利が0.1%違うとどのくらい返済金額が違うでしょうか? 全期間の支払い総額で467,355円の違いとなります。

3000万円の建築費だから消費税が3%上がれば、90万円支払いが増えるのだから、46万円ばかり仕方がないと考える人もいるでしょう。でも、これはあくまで0.1%の金利差ですから、更に0.1%下げる金融機関なら、差額は消費税アップ分以上になってきます。

そして、住宅ローン減税が、今まで以上に拡充されるとしたら、そのメリットは相当なものになるかも知れませんね。これから家づくりをしようと考えている人は、消費税の問題だけでなく、税制やローン金利の動向にも注意する必要があります。

でも、既に家づくりしてしまった人は、損をしたと思わないで頂きたい。人生にはご縁やタイミングというものがあります。

この時期にやらなければ出来なかったことがあるはずです。また、欲しかったデザインの資材や設備、家具がたまたまラッキーに手に入ったなんてことだってあったでしょ。

そういうよかった部分に光を当てれば、ポジティブな感情が生まれてきます。立派に家づくりが出来たことに感謝すれば、素晴らしい人生が送れるような気がします。

誰かと比べてとか、いつと比べてとかいった相対的な損得を考えると欲に際限がありません。自分や家族にとって家づくりしてよかったかどうかといった絶対的な損得を考えましょう。

これから家づくりをされる皆さんに於いては、税制や金利など環境的な要因も考慮して、今がその時かどうかを判断すればいいのです。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

金利関連のニュース:
大手銀2行、住宅ローン金利引き下げ 長期金利低下で(2014年2月27日 朝日新聞デジタル)

「フラット35」の金利、2ヶ月連続で過去最低更新(2014年3月4日 朝日新聞デジタル)

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