細かなところも気遣いしよう! - 日進市 I邸、屋根の葺き替え –

細かなところも気遣いしよう! - 日進市 I邸、屋根の葺き替え –

週末は、守山区C邸のオープンハウスでたくさんのお客さんに来て頂きました。有難うございました。今回のおうちも、相当インパクトのあるデザインでしたので、ご覧頂いた方はラッキーだったかも知れません。

さて、今日は、あいにくの雨模様ですが、先週はまずまずの天気でしたので、古いカラーベスト屋根材の撤去と新しいアスファル・トシングル屋根材の施工が順調に進みました。その模様を少しご紹介しましょう。

屋根は、家の形に合わせて、いろいろな方向を向いています。違う方向を向いた屋根同士がぶつかり合う場所に谷や寄棟というジョイント・ラインが生まれます。そこは、通常雨仕舞の弱点になりますので、Flashingと呼ばれる防水鈑金を施工します。

この写真の場合、谷となったところにカラーステンレスという焼付け塗装されたステンレスの板材を下地に入れています。古い屋根の時には、この部分がカラー鉄板という焼付け塗装された鉄板で鈑金処理されていたので、随分錆びてしまっていて、今回それを利用することが出来ませんでした。

6年前に屋根を再塗装したということですが、その鉄板には塗装が塗り直しされた形跡もありません。そこで今回、屋根屋さんとも相談して、将来に不安のないステンレスを使うことにしたのです。

勿論、費用は余分に掛かりますが、これは私たち施工者側の良心でやることですので、お客さんからは追加を頂かないつもりです。

このFlashingに対して、(1)十分に屋根材が被っていること、(2)Flashingと屋根材とが接する部分にアスファルト・コーキングと呼ばれる防水接着剤がちゃんと入っていること、この2点が
屋根の弱点をカバーする最大のポイントとなります。

カラーベストにしろ、30年保証のアスファルト・シングルにしろ、屋根材自体よりもこうした下地処理材(Flashingや防水シート)が、雨漏りを防ぐ最大の防御策なのです。

それにしても、私のブログはマニアックですから、こんなのを素人の人が読んだら、普通の建築屋では太刀打ち出来ないお客さんになってしまうでしょうね(笑)

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